2017年3月2日20時03分
持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと」を展開するプレナス(本社・福岡市)が、下請け会社への支払代金を不当に減額するなどしたとして、公正取引委員会は2日、下請法違反(減額、返品の禁止)で同社に減額分計3411万円の返還と、再発防止を求める勧告をした。
公取委によると、プレナスは弁当の具材となる加工肉や調味用ダレの製造を下請け6社に委託。2014~16年にかけ、値引き商品の広告料や売れ残り商品の返品代などを名目にして、発注時に定めた支払代金から減額した。
「ほっともっと」は全国に2661店舗(2月末時点)を展開し、チェーン全体の年間売上高が1118億円(16年11月末時点)の業界最大手。プレナスは「下請け会社と合意していたので違法行為の認識はなかったが、勧告内容を真摯(しんし)に受け止めて再発防止に努める」としている。
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