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 米国の有力な消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート」が公表した2017年版自動車ブランドの総合ランキングで、日本メーカーの4ブランドがトップ10に入った。一方、ビッグスリーと呼ばれる米大手は、ゼネラル・モーターズ(GM)の「ビュイック」(10位)だけ。トランプ米大統領は米国製品の購入を呼びかけるが、米国ブランドの苦戦が目立っている。

 日本メーカーでは、4位に入ったトヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」が最高で、「スバル」「マツダ」「ホンダ」が、前年に続いてトップ10入りを果たした。

 米国ブランドは、フォード・モーターの「リンカーン」が15位、「フォード」が21位で、「クライスラー」も19位にとどまった。米国ブランドでは、電気自動車の「テスラ」の8位が最高だった。トランプ氏は米製造業を復活させようと「バイ・アメリカン(米国製品を買おう)」と訴えるが、米国の消費者は自国のブランドに高い評価を与えていない。

 1~3位は、2年連続で1位を獲得した独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級ブランド「アウディ」などドイツブランドが占めた。

 同誌は、自動車や家電製品の安…

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