【レビュー】

RYZEN 7 1800X徹底検証 - ついに登場した新世代CPUは「AMD反撃の狼煙」となるか

15 ベンチマークテスト「Grand Theft Auto V」

 

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Grand Theft Auto V(グラフ62~66)

Rockstar Games
http://www.rockstargames.com/V/ja_jp

同じくDirectX 11のGrand Theft Auto V。平均フレームレート(グラフ62)を見ると、Single Thread性能がそのまま結果に反映している感が強い。ただ、このテストの場合、設定を一番キツくしているせいか、どのみちFull HD以上だとフレームレートの落ち方が激しくなっているので、どの環境でもPlayableなのはFull HDのみという言い方もできるし、その範囲であればRYZEN 7 1800Xも十分Playableだとも言えるのだが……。

面白いのは最大フレームレート(グラフ63)のぶれ方で、ほかでは見ない結果である。逆に最小フレームレート(グラフ64)はもう単に暴れているだけという感じで、ここからは何か読み取るのは難しい。

興味深いのは30fps達成率(グラフ65)と60fps達成率(グラフ66)で、特に60fps達成率の方がFull HDですらRYZEN 7 1800Xは70%弱と低いこと。恐らくは描画オプションの何かが非常にCPU負荷(それもSingle Threadの負荷)が高く、これが影響しているためと思われる。このあたりは、RYZENにもう一頑張りして欲しいところだ。

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インデックス

目次
(1) RYZEN 7に続いてRYZEN 5やRYZEN 3も2017年に投入予定
(2) 新たに明らかになった内部構成
(3) 検証環境の紹介
(4) ベンチマークテスト「Sandra 2016 SP3」
(5) ベンチマークテスト「RightMark Multi-Thread Memory Test 1.1」
(6) ベンチマークテスト「PCMark 8 v2.7.613」
(7) ベンチマークテスト「CineBench R15」(グラフ30~31)
(8) ベンチマークテスト「POV-RAY 3.7.0」
(9) ベンチマークテスト「TMPGEnc Video Mastering Works 6 V6.1.5.26」(グラフ33)
(10) ベンチマークテスト「3DMark v2.2.3509」
(11) ベンチマークテスト「BioShock Infinite」
(12) ベンチマークテスト「Deus Ex:Mankind Divided」
(13) ベンチマークテスト「F1 2016」
(14) ベンチマークテスト「Far Cry Primal」
(15) ベンチマークテスト「Grand Theft Auto V」
(16) ベンチマークテスト「Hitman 2016」
(17) ベンチマークテスト「Metro redux」
(18) ベンチマークテスト「Rise of the Tomb Raider」
(19) ベンチマークテスト「Thief」
(20) ベンチマークテスト「Tom Clancy's The Division」
(21) ベンチマークテスト「消費電力」
(22) RMMAによる内部解析 - Decode Bandwidth
(23) RMMAによる内部解析 - Decode Efficiency
(24) RMMAによる内部解析 - I-ROB
(25) RMMAによる内部解析 - I-TLB Size
(26) RMMAによる内部解析 - I-TLB Assosiativity
(27) RMMAによる内部解析 - D-TLB Size
(28) RMMAによる内部解析 - D-TLB Assosiativity
(29) RMMAによる内部解析 - Cache/RAM Bandwidth
(30) RMMAによる内部解析 - Cache/RAM Latency
(31) RMMAによる内部解析 - Minimal D-Cache Latency
(32) RMMAによる内部解析 - RAM Latency
(33) RMMAによる内部解析 - STREAM
(34) RMMAによる内部解析 - RAM Performance(
(35) まとめと考察

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