福島県内で1日、液体とタイマーのようなものが入った袋が結びつけられた不審なバルーンが4個見つかった。県警が明らかにした。同県川俣町では農業三浦斉さん(42)が空を漂う様子を目撃、スマートフォンで撮影した。
昨年9月以降、韓国から北朝鮮に向けて飛ばしたとみられるバルーンが秋田、山形両県など各地で見つかっており、県警は同様のバルーンとみて調べている。
三浦さんによると、目撃したのは散歩中だった午前8時ごろ。「最初は飛行機雲に見えた。気付いてから少なくとも30分は飛んでいたと思う。ぐんぐん近づいてきて、民家に落ちそうだったので慌てて警察に連絡した」と話した。
県警によると、バルーンは他に二本松、伊達、田村の各市で見つかった。いずれも円柱に近い形状で、縦約9メートル、横約1メートル。簡易検査の結果、液体に危険性はなく、けが人はいない。
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