2017-03

空地道草 スイセン - 2017.02.05 Sun

いやはや、広告出ちゃいました...。ポリポリ...。


畑の敷地内の壁沿いにたくさん咲いているスイセン。
(これともう一枚、畑での写真は1月2日のもの)


     N7918-1.jpg



園主さんが切って持って行っていいよー、ということで数日前にいただいてきた。


家に飾って香りを楽しんで2、3日後、ふとオシベが気になってカメラで接写してみた。



N8002-2.jpg



図鑑で調べてみるとオシベは6本あって、3本は奥に隠れているそうだ。

接写してみて初めて判った。見えるでしょ?



     N8004-3.jpg




畑にはスイセンが2種類咲いていて、もう一種類はこんな花。




       1080840-7.jpg





N8016-4.jpg



やはりオシベは手前に3本、奥に3本。



N8012-5.jpg



スイセンの周りの6枚は、3枚が花びらで3枚がガク。

お椀のように突き出た部分は花びらで副花冠というそうだ。



     N8014-6.jpg




1〜3枚の写真、副花冠が黄色いのは、

ニホンズイセン(日本水仙)とも呼ばれる。

スイセンはるか昔に、地中海沿岸から中国経由で日本に入ってきたそうで、
2種類目、ちょっと控えめな感じの副花冠の色が薄い花の方は、原種に近い種類みたい。
園芸品種がたくさんある。




この際なので、今までに何気なく写していたスイセンをいくつか引っぱり出してきた。



C06628-8.jpg
 2013.2.2(3枚)


ここまでは1本の茎から房状に何本か花が咲くタイプ。 ↑

この後は1本の茎の先に花がひとつ咲くタイプ。 ↓



C06626-9.jpg





     C06619-10.jpg







     1010996-11.jpg
      2011.3.14







     1020309-12.jpg
      2011.3.28







--単子葉類 ヒガンバナ科 スイセン属--



トリバガ 2016 - 2017.01.04 Wed

この奇妙キテレツな姿のガ。

初めて見たときまさか「蛾」だとは思わなかったガ。



     N7840.jpg
      2016.11.12


ちょっと見、何が何だか判らないこのガ、トリバガ(鳥羽蛾)の仲間だ。

過去2回の記事とは異なる写真が撮れたので、載せることにした。 (→ 過去記事 12

この個性的な形故に、最近ではかえって見つけ易くなった気がする。



N7844.jpg


調べてみたら

ブドウトリバ(葡萄鳥羽)のようだ。

開いた翅の左右幅が20mm弱くらい。
成虫はヴドウ類の植物(ブドウ、ノブドウ、ヤブガラシ等々)の花などを食べる。
幼虫はブドウの茎の中で育つらしく、農家にとっては害虫である。

この時止まっていたのは、昆虫たちに人気が高いツワブキの花。

それにしても脚のトゲトゲは邪魔じゃないのだろうか。





--チョウ目 トリバガ科--  分布:本州以南
ABH



初荷 - 2017.01.02 Mon



 明けましておめでとうございます。

  サボってばかりですが

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。









2017年の初収穫。

直径17センチ、厚さ14センチ。でっかいぞー。

                    - Yaryqi -  N7530.jpg





カメムシ2016 今頃その4 - 2016.12.31 Sat

前回のセアカツノカメムシと同じウドの花にいたカメムシ。

セアカ・・が2匹しかいなかったのと対照的に、
こちらはうじゃうじゃといた。


N7535-1b.jpg
 2016.10.8

球状の花の集まり1つに数匹ずついたので、
X 何十個として・・・イコールうじゃうじゃ。
上の写真のように交尾しているペアも所々にいた。
(前回のセアカ・・の写真にも何匹か写り込んでいる)


N7541-2b.jpg


背中の黒っぽい部分の形と、尻先の左右に赤いトゲ状の突起があることから

アオモンツノカメムシ(青紋角亀虫)と思われる。

体長7〜8mm。
好みの植物にウドもあったのでなるほどである。


結構動きまわるので正面から撮れなかった。
下の写真にやっと横顔がちょっと写っていた。

N7540-3b.jpg


前回と同じツノカメムシの仲間で、
わたしの持つ図鑑に並んで載っていた。
これってちょっぴりうれしい。



ここまで書いて思い出した!
以前同じウドで、このカメムシの子供を写してブログに載せていた〜。
可愛らしいからぜひ(絶対)見ておくれ。

 → アオモンツノカメムシの子供 12





--カメムシ目 ツノカメムシ科--  分布:本州以南
TN



カメムシ2016 今頃その3 - 2016.12.29 Thu

大好きなカメムシ達を、今年はまだ2種類しか載せていなかった。

季節はまちまちだけれど今年の分、見てねー。



畑のすみにウドの株が1つあり、毎年秋に花が咲くと
蜜を目当てにハチ、アブ、ハエ、そしてカメムシ達が沢山やってくる。


     N7536-1.jpg
      2016.10.8



大体いつも同じ種類のカメムシばかり来て(産まれて)いたが、
6年目にしてお初に2種類も出合った。



N7531-2.jpg



今日紹介するのは大きくて派手なヤツ。
とても目立つから去年まで見逃していたとは思えない。
2匹しか見なかったから、どこかから飛んで来ていたのかもしれない。



N7543-3.jpg

ピントが甘く見辛いけれど横から見たところ。

頭の下から身体に沿って、細い針のようなものがある。
これを突き立てて植物から汁を吸う。




N7536b-4.jpg


なぜか笑える顔を最後に。
ちょうど針を刺しているのが写っていた。

調べると、セアカツノカメムシ(背赤角亀虫)のようだ。

体長は触角抜きで15mm超。
ここでいう「ツノ」とは左右の肩先の尖った部分。
ツノの尖り具合は種類によってさまざまだ。(→過去記事 エサキモンキツノカメムシ


久しぶりの大物でうれしかったなぁ。







--カメムシ目 ツノカメムシ科--  分布:ほほ全国
TN



どどあっぷ No.48 - 2016.12.27 Tue





N7447dd.jpg



友だち同士。















どんびきは・・・












N7447db.jpg
地面いっぱいの苔




前向き騙し・・? - 2016.12.23 Fri

一カ月サボってしまいました・・・いえ写真はあるんですが。
のぞきに来てくださった方ありがとうございます & ごめんなさい。


さて今日の虫は前にもアップしてんだけど写真が悪くて
また会いたいなーと思い続けていた虫。


1460517-1.jpg
 2016.12.21

ほんの5〜6mm程の綺麗な虫。
ヤツデの葉裏で発見。


1460520-2.jpg


数匹いてすばしこいので葉の表に回り込んだり、
ぴょん、と横の棒に飛び移ったり。


     1460518-3.jpg



さて、ここまで見てくれたそこのあなた!
上の写真、下が頭だと思っていませんか?



     1460522-4.jpg



そこで拡大してみました。

下の先端にある2つの黒点、目ではなく翅の模様なんです。
上の尖った先の少し下に白っぽい目があります。



頭の方を更に拡大してみると・・・。

     1460519-5.jpg


ちょっと意地悪そうな目つきのこの虫は、

クロスジホソサジヨコバイ(黒条細匙横這)のメス。

またの名をマエムキダマシ
初めて見る人は皆だまされるってことですね。
オスは背中の黒い線の左右に赤色がほぼ無い。(従って過去記事はオスだった)


昆虫愛好家のベテランの方は、冬になると虫が少ないので
落葉しない木の葉をめくって見るそうで、ヤツデなどはその代表格。
冷たい風を避けて冬越しする小さな虫がいるんです。

そこで私も「葉めくり」をしてみました。
数日前ベテランさんのブログに、
このクロスジホソサジヨコバイが、載っていたんです!

うれしい・・・。

 

 ※ヨコバイの仲間は面白いよ、過去記事をみてね。

オビヒメヨコバイ
オサヨコバイ
ツマグロオオヨコバイ 1234
クロスジホソサジヨコバイ 1
キウイヒメヨコバイ






--カメムシ目 ヨコバイ科 ホソサジヨコバイ亜科--  分布:本州以南
HK



天幕を張るクモ - 2016.11.24 Thu

公園の木漏れ日の下、木の葉の上に陽光をあび白く輝くもの発見。




    
      2016.11.4

わりとよく見かける ネコハグモ(猫葉蜘蛛) の巣だ。

大きさは長手で10mm程。
以前にもブログにアップしているけれど、その時は巣は留守だったっけ。



N7785.jpg



運良くこの時は白い膜状の網の下に
小さなクモが脚をたたんでじっと隠れていた。

周囲に張った糸に獲物が掛かると
飛び出していって確保するらしい。



     N7787.jpg



ちょっと葉に触れてしまったら
警戒したのか天幕のすぐ裏に移動してしまった。

飛び出して来ないところをみると
獲物が掛かったときの振動ではないのが分かったんだ。

よく判るなあ、
なんて言ったらこの道のプロに失礼だな。

作りたてなのか天幕の形がくっきりと美しかった。






--節足動物門 クモ網 クモ目 ハグモ科--  分布:ほぼ全国
HK



陽当たりに、おかしなハエ - 2016.11.22 Tue

この季節、午後3時過ぎれば西日の時間。

一日の終わりの日向ぼっこをする妙なハエを発見。


N7833.jpg
 2016.11.13



枯葉と見分けがつかないような色で見辛いですが。



N7835.jpg



よく見ると全身のそこここの色や形がメチャ面白い。



     N7834.jpg



つい数日前に、昆虫写真のブログで見たばかりのハエだ。


ミスジミバエ(三条果実蠅)。

7〜8mm位のミバエの仲間だ。
腐った果実などを食べる。



     N7836.jpg



腰のくびれの上にあるボタンみたいなのが特に不思議だ。
どんな役割があるのだろうか・・・。





--ハエ目 ミバエ科--  分布:本州以南
ABH



ゴミで目眩まし! - 2016.11.14 Mon

草はらや木陰でこんなのを見たことはない?



     N7830b.jpg
      2016.11.12(2枚)

これはゴミグモの仲間の網だ。


N3758b.jpg
 2015.7.7(2枚)


自分の脱皮した殻や、食べた(吸った)後の虫の死骸などを

網に一列に並べておいてその先や途中に、じっとしているクモ。

どれがゴミでどれがクモか分からない。


N3760b.jpg


ゴミグモの仲間はたくさんいるが、今日のこれは

マルゴミグモ(丸塵蜘蛛)のようだ。

背中の模様がすばらしい。


     N7831b.jpg


色やその濃さ、模様の具合が個体により差があるがこれは凄いよね。

脚を畳んでいるこの状態で5mm程。
ゴミのほうが大きいよね。
こんな網を見かけたらクモを探してみて。






--クモ目 コガネグモ科 ゴミグモ属--  分布:南の地域のクモ
HK

 ※過去記事、ギンメッキゴミグモ




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プロフィール

Yaruqi

Author:Yaruqi
Zubolaの奥、Yaruqi です。

カメラで
昆虫採集、植物採集しています。
東京都市部の住宅地で
どれだけ採集できるかな?

過去記事もぜひ見て下さいね!

なお、動植物の同定は
正確ではありません。
 
 

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