東京大学 医学部 健康総合科学科

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研究室/教員紹介

臨床情報工学教室(臨床情報工学分野)

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教授 小山 博史
助教 斎藤 季

 

主な研究テーマ

どんな学問か?

 人体の正常機能や病態の立体的可視化を基にした臨床における予測医学の実現を目指し、医用画像(CT,MRI,PETなど)や医学知識など複数の医学情報を融合した3次元計算モデルの作成、医用シミュレーションへの応用とその人体への影響に関する研究を行う学問。

何を行っているのか?
1) 生体の融合3次元可視化情報学: 生体の正常構造や病態の3次元可視化については、CTやMRI,PET画像データなど複数の医用画像データを融合させた融合3次元画像処理技術を用いた超高精細の生体モデル(特に中枢神経系)の開発に関する研究を行っている。
2) 医用シミュレーション学: 医用シミュレーションとしては、大脳や脳血管、脳神経などの正常構造と脳動脈瘤のような病態に関する形状モデルを作成し、立体視及び触った感覚(触覚)が提示可能な医用シミュレーションシステムを開発し、手術手技の熟達度評価など学習や認知への影響、臨床における有用性、病態の進行予測に関する研究を行っている。

卒論と進路は?

卒論・修論のテーマは、CTやMRIなどの医用画像データやコンピュータグラフィックス(CG)技術を用いた融合3次元可視化モデルの新しい作成手法、タブレット端末やスマートフォンなどの医用アプリへの応用と臨床評価、医用シミュレーションの開発及び生体への影響や臨床評価を主とする。進路は、高等教育研究機関、医療機器やCG関連企業、官公庁などが考えられる。