たとえばのはなしです。全部空想です。





たとえば冷静に、わざわざ気持ちをおもえば、
24時間年中無休ファンタスティックメンヘラインや、精神的金銭的依存の対象を私から私の数少ない大切な友人やファンに移行することにより周りを固められても無視し続けたこと、満たされない承認欲求、そもそも存在しないクリエーター陣の『輪』から除外されたような感覚、金のなさ、ノーフューチャー感によって徐々に攻撃的になり続けた結末だったわけで。

たとえば。
そういったことが根源になり犯罪を犯すときの、加害者の気のふれるトリガーって、その逆の被害者意識ってことが多くありますよね。



傷ついてるんですよね。実際に何かされている場合もあれば、とても勝手な拡大解釈で傷つく人もたくさんいるんですよ。


誰にだってあることです。たとえば、ある女の子の『嫌なことあったー』という発言に対して、全然関係ない人が『私のせいかな…』と言っているのをみかけます。

それがものすごーーーく歪んで、ものすごーーーく大きくなったバージョン。

なんなら、火のないところにも煙が立つように、なーーーんにもしてなくても勝手に傷つかれることだってありますよ。
『美人が生きてる、むかつく。』っていう人もいるんですから。




私自身も精神的にダメなとき、それやりがちです。
20歳ぐらいの時なんか、『玄関から外に出たら生きとし生ける人間全員が自分を殺そうとしている』と本気で思い込んで全身黒ずくめで生活していたようなゴミですよ私は。

その場合、もう生きているだけで加虐されているんです。わからないでしょうけど、ここはわかったことにしてください。
メンヘラ!と言われるのは、音楽活動において、なんつーか営業妨害なんですが、
その本気のハイパーメンヘラモードになったときの、私自身の対処法ならあります。






●ハイパーメンヘラモードになったとき


妄想だろうがなんだろうが、受けた傷に敏感になると、壊れるんですよ。
でも不感症になって生きるのは嫌だ。そのぶん歓びも減るから。

なので、そのときに、私を壊したのは誰か?と考えることは絶対にダメです。

どうしても何かのせいにしたいなら、実体のあるものなら『気圧』、実体のないものなら『季節』のせいにするのが一番です。
5月だから鬱だ。5月死ね。それでいいんです。
そして外を遮断してしまっているその時にしかできない、自分の心体の内部構造と向き合うことを徹底的にします。
そんな状態で誰かとの関係性を保つことなんて諦めて、寝る、食う、オナニーに徹底します。
それに加え私は何日間寝ないでいられるか、何日間ピザポテトだけで生活できるか、などクソくだらない記録更新に努めていました。






●誰かのせいでハイパーメンヘラモードになったとき


わかりやすく敵認定しやすい対象がいる場合。これが危険。

自分の傷だけに敏感になってしまったら、逆に加害者になってしまうのは誰しもがそうです。きっと私もそう。だから『許せないやつ全員許す!』の精神を身につけて先に進まなきゃならんです。今の私にも言えることですね。折角人間には『覚えていることを覚えているまま忘れる』機能が備わっているのだから。忘れましょう。
じゃないと、自分が潰されるか、人を殺してしまうか、関係のない人を巻き込むかになってしまいます。なんにせよ消耗するので、忘れる方が得策です。
飛行機ぶつけられたから爆弾落とせは短絡的ですね、やめます。家族殺されたら無理かもですが、ひとまずはそうでもない限り、忘れることにします。




で、これです

●逆にハイパーメンヘラモードの人に敵認定されてしまった場合。

これは命の危険です。
『相手が自分を傷つけてきたのだから、何をやってもいい』という精神構造なわけですから。


私は何度もこれあるんですが。
どう対処すればよかったのか、未だにわかりません。
そのうち殺されるかもな、でもそのぶん人を救えればいいやと思いながら表に立って生きてます。


煽りたくないから無視しても逆効果。
話をしようにも、こちらの話なんて、日々自分の悲劇のストーリーに添って記憶が改竄されゆく人に通じようもありません。
助けようと手をのばすと、羽交い締めにされ一緒に堕とされます。


今のところ私のなかでみつかっているやり方は、
『命懸けで逃げる』これしかないです。






私は、歌なら私の身から剥がせるので、私の歌が誰かと一緒に堕ちられるような存在になれれば、そのあとそのまま、一緒に浮上することができれば、救える命もあるんじゃないかと本気で信じてきたし、みるからにギリギリな人のDMに返信したり、そういうのならできるのでしています。

私自身が堕ちてしまったら、誰にもなんにもできなくなるので、そうなるわけにはいかなくて。でもよく、それもしてしまいます。



ある女性を何度も刺した事件の犯人は私の歌詞をよくツイートしていました。いろんな人に気にするなと言われましたが、そのことが、やはり忘れられないです。
もっと私の曲に力があれば。報われない全てを抱きしめることができたなら。

でも、できなかった。




なんつーか音楽にそんな無駄な負荷を負わせるのは間違っているのかな、とも考えてしまいます。でも仕方ないから。自分は本気で音楽やアイドルに救われた人だから、そこに恩返しをしていくしかないから。




余談ですが、

10年前に私に男を寝取られたと思い込んでいる女性から、未だに定期的に連絡がきます。
『おまえのせいで人生狂った死ね』と。
無視して自分のやるべきこの生の使命を果たせばよいと、私が仕事を頑張れば頑張るほど、私の活動が目につき目に余るようです。
でもこの女の人は、なんつーかたぶん、強いので、連絡がきたら『あー私今ちゃんとこの人に活動が届くぐらい頑張れてるんだなあ…』と実感し、『こいつ毎度死ぬ死ぬ言ってるけど、まだ生きてたんだーよかったなー』と思います。





皆様今日もなるべくかわいく元気にがんばりましょ。