2017年。東京の桜開花予想は3月23日(木)。満開は31日頃と見られています。単刀直入に「青空なら」「ライトアップなら」「穴場なら」とジャンル分けして、もっともオススメNo.1の名所をズバリお答えします。東京には数多くの桜の名所が紹介されていますが、その数は全部回っていると桜が散ってしまうほどです。だからこそ、具体的に「ここがおすすめです」とハッキリ・ズバリ言うことにしました。
<もくじ>
- 桜開花の定義
- 青空に映える桜No.1 千鳥ヶ淵公園
- ライトアップが楽しい桜No.1 中目黒・目黒川
- 穴場No.1 地味に好きな外濠公園
- ベタすぎる定番スポット 安定の上野恩賜公園
- ちょっと変わったお花見 港区白金台のあそこ...
- 桜とボートと言えば 井の頭公園こそが代名詞
- 桜は儚いから美しいのでお花見は計画的に
桜開花の定義
まずは基本知識です。これを基にお出かけの予定を組んではいかがでしょうか。
さくらの開花とは、標本木のつぼみのうち、5~6輪の花が咲いた状態をいいます。 満開は、全体の花芽の80%以上の花が咲いた状態をいいます。 桜の花が開花してから満開になるまでは、数日から1週間程度かかります。
引用:金沢地方気象台
東海から西では低温の影響でやや遅め。北陸と関東では平年並み。北日本では2月以降の気温が高かったため早めの開花となる見込みです。桜は始まると終わりが早いので、計画的に楽しみましょう。
青空に映える桜No.1 千鳥ヶ淵公園
5年以上、東京の桜の名所を回っていて「感動」レベルだった唯一の場所がこちら。千代田区・千鳥ヶ淵公園です。感動とは、つまり期待値と実物の満足度とのギャップのことです。
能書きはいい、見ればわかる。のレベルです。
総合No.1 2017年、1カ所しか行けないなら千鳥ヶ淵に行け
桜とは、見上げるものだと決めつけていませんか?
千鳥ヶ淵の桜は圧倒的表面積で「面」でぶつかってきます。それはお堀による高低差が理由です。
皇居西側に位置し、ソメイヨシノやヤマザクラ約170本が花開きます。
オススメは東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から都営新宿線「九段下」駅に流すコース
半蔵門線・半蔵門からは3番出口を使って徒歩3分です。公園まではなんの変哲もない街道ですが、公園入り口からはいわゆる普通の見上げる桜が続きます。
しばらく進むとお堀に到達するのですが、ここには見たことがない景色が広がっています。
青い空、桜を映す水面、圧倒的ピンクの表面積です。写真がすべてを物語っているので、特に解説はいりませんね。
このお堀沿いに歩いて行くことができます。
どうだ〜っ!!って感じです。
千鳥ヶ淵公園は、レジャーシートを敷いてみんなで集合するタイプのお花見はできません。立ったまんま歩いて通り過ぎる形です。酔っ払いがガチャガチャしていませんし、スマートでデートには最適です。
とにかく色のコントラストが最高なのでハイセンスなあなたを演出できます。
千鳥ヶ淵公園 アクセス
東京メトロ半蔵門線「半蔵門」・徒歩3分 / 都営新宿線「九段下」・徒歩5分
ライトアップが楽しい桜No.1 中目黒・目黒川
仕事帰りなどにふらっと寄るならライトアップが素敵な中目黒です。東急東横線/東京メトロ日比谷線「中目黒」駅から徒歩1分です。飲食店にも事欠きません。
総合的に “遊べる” 桜の名所です。テレビドラマの美男美女が出てきそうな舞台設定です。
昼間に来てももちろん綺麗 でも実はオススメは早朝
東急田園都市線「池尻大橋」から東急東横線「中目黒」高架下までの約3.8kmに、なんと800本のソメイヨシノが咲きます。ズバリ、中目黒の桜のすごさは “密度” です。
普通の生活道である、目黒川沿いの道なので朝早くには通勤のために住民がまばらに歩いています。朝の顔と夜の顔がまるで違います。夜にはたくさんの花見客が集まり、とんでもないことになります。
夜は出店が並ぶお祭り気分
東京東横線「中目黒」駅からいきなり、大混雑に驚くことでしょう。
でも大丈夫!人は停滞することなく流れますので、進むについて徐々に渋滞は解消されていきます。
ライトアップの密度も飛び抜けている
川沿いにはずっと提灯が並んでいて明るく桜を照らしてくれます。どっかの温泉旅館街に来たような気分にもなれますね。
出店のおつまみを買って食べるのも楽しみの1つです。写真はチキンとオニオンリング。
中目黒・目黒川 アクセス
東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒」・徒歩1分
穴場No.1 地味に好きな外濠公園
JR飯田橋駅から四ツ谷駅までの沿線約2kmの桜並木です。
ソメイヨシノやヤマザクラが約240本。対岸も合わせると730本!すごすぎる。けど、いつも空いています。多分、桜の名所としてここの名前を出す人は珍しいはずです。
桜に親しめる静かなスポット
桜好きには間違いなく楽しめる約1時間の遊歩道です。
外濠公園 アクセス
JR「市ケ谷」・徒歩0分
ベタすぎる定番スポット 安定の上野恩賜公園
私の中で、桜の名所の基準値となるのが、上野恩賜公園です。
公園中通りを中心に約1,200本の桜と言いますからシンプルに規模感はNo.1ですよね。
せっかく行くなら桜以外のものに目が行く上野
科学博物館・美術館などの桜以外の魅力も多いのが上野の特徴です。せっかく行ったらいろいろ目移りしちゃいますね。
それからあまりにもベタすぎるので、なんとなく「それ以外」から場所を選んじゃうってのもあります。でも、レジャーシートで陣取りしてがっつりというお花見には最適です。
新入社員による最初の仕事も花見の席取りだったりしますか?
上野恩賜公園 アクセス
各線「上野」・徒歩2分
ちょっと変わったお花見 港区白金台のあそこ...
結婚式場として格式高い、東京都港区白金台の八芳園にThrush cafe(スラッシュカフェ)という秘密の場所があるのでご紹介します。
中庭のように日本庭園を囲む建物から見下ろす桜
錦鯉が及ぶ立派な池を中心とした日本庭園を見下ろすと桜が咲いています。
お店の中からも見えますが、テラスに出ることもできます。桜の季節は「花冷え」と言って寒さが戻る傾向にありますので風邪を召されないように。
お食事はこちら これはデートじゃなきゃ行かないな おしゃれだもん
ちょっと遅めの朝食はエッグベネディクトなどおしゃれなメニューがそろっています。また、季節限定の桜ビールもこの季節の楽しみですね。
お店のwebページを貼っておきます。
Thrush cafe(スラッシュカフェ)|レストラン|八芳園
八芳園 アクセス
東京メトロ南北線、都営三田線「白金台」・徒歩1分
桜とボートと言えば 井の頭公園こそが代名詞
桜に囲まれた水面に浮かぶボートと上には、君と僕の他に誰もいない...
井の頭公園のボートに乗るなんて完全にデートですよ。デート確定ですよ。誘ってみてO.K.だったらもうほぼ確定ですよ。
井の頭公園のボートに乗るとカップルが別れる都市伝説
逆に言うと、相手のことがよくわかってないうちに乗ると急速に関係は悪化して別れるんでしょうね。別れるべくして別れるカップルなんだと思いますよ。時間を早送りして結論を出す機能があるようです。
桜、関係ないですね。ごめんなさい。
井の頭公園 アクセス
JR中央線、京王井の頭線「吉祥寺」・徒歩5分 / 京王井の頭線「井の頭公園」・徒歩1分
桜は儚いから美しいのでお花見は計画的に
桜の季節はあっという間に過ぎて行きます。特に平日は職場を離れられないとしたらチャンスは数日しかありません。
手当たり次第にお花見の名所に行くのではなく、時間帯や自分の状況に合わせてもっとも適したスポットを事前に調べて計画的に回ることをおすすめします。
時間は巻き戻せない だから明日に余力を残さない
時期が過ぎてから「今年は桜を見なかったな〜」と悔やんでもチャンスは1年後です。ぜひ、前のめりで2017年桜シーズンを楽しんでいただけたらと思います。
おわり