結婚をする前から海外旅行に何度か行っていた私。元々ビビリなので旅行中の貴重品の管理や携帯方法については注意していた記憶がありますが、独身時代や夫婦だけの頃の旅行と、小さな子供を連れての旅行は全然違います!
「アイスクリームやケチャップを服に付けてスリをするヤツがいる」「目の前に小銭や物を落として気を引いてスリをするヤツがいる」そんな悪いヤツの手口が地球の歩き方の後半などに載っていますよね?読んだことある方もいるかもしれません。
しかし、子連れ海外旅行では、アイスクリームを服に付けるヤツはあなたの子供かもしれません。目の前に何かをぶちまけるのはあなたの子供かもしれません。
そう、子連れ旅行はどれだけ注意していてもスキが生まれてしまうんです。よくある手口に注意していても、あなたの子供がそれを引き起こすかもしれないのです。
ということで、今日は我が家の貴重品の持ち方を公開します。
まず、私が行ったことがある国を挙げてみます。
2017年2月の時点で、計22ヶ国。内訳は以下の通りです。
アメリカ、カナダ、韓国、台湾、香港、マカオ、タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、マレーシア、シンガポール、インド、UAE、トルコ、ドイツ、ベルギー、フランス、イタリア、バチカン、スペイン、ポルトガル
自慢したい訳ではなく、これからするお話はアフリカや南米には対応していないということです。南米などであると言われる「首絞め強盗」などの凶悪な犯罪には対応していませんのであしからず。
そして、世界一周バックパッカー旅などはしたことがありません。インドや東南アジアをバックパックを背負って 10日程度の旅行はしたことがありますが、百戦錬磨の世界一周バックパッカーに叶うような経験はありません。
なので、経験豊富なバックパッカーさんから見れば「何言ってるの?」なんて話をするしれませんが、どうかご容赦ください
トラブル回避に使う持ち物
持ち方を説明する前に、私が使っている旅行用の持ち物を紹介します。
安い財布
アーバンリサーチの財布です。MonoMax2015年4月号の付録に付いていたものをヤフオクで500円ぐらいで買いました。
お札と小銭と数枚のクレジットカードが分けて入るという使い勝手も大事ですが、パンツの前ポケットに収まるサイズ、そしてチェーンが付けられることがポイントです。
高級に見えない時計
「高級な時計をして車の窓から手を出していると南米では腕ごと切り落とされるらしい」との情報から安く見える時計を使っています。実際には高級な時計は持っていないし、南米に行ったこともありません。
最初に使っていたのは左のアメリカンイーグルの10ドル前後もの。しかし、時間が狂いすぎるのと防水でないことから、右のタイメックスに切り替えました。時差を合わせるのが面倒なので旅行用時計はアナログと決めています。
持ち歩きに使うアイテム
パスポートケース、カードケース、書類ケース。そして安全ピン、カラビナカード、ウォレットチェーン。
これらについては次の持ち歩きスタイルで詳しく説明します。
クレジットカード紛失時の連絡先一覧
持っていくクレジットカード、そして渡航する国ごとの連絡先を事前にまとめておきます。
EvernoteやGmailの下書きに入れておいたりもしますし、紙に書いて荷物にいくつかに忍ばせています。
フリーコールに対応している国もあれば、コレクトコールにしか対応していない国もあります。
となると、コレクトコールの掛け方も勉強しておくべきなのですが、未だに海外からコレクトコールをかけたことが無いのでどうやってかけるのか分かりません。
フリーコールやコレクトコールに頼らなくても、050アプリを使えばなんとかなるかもしれません。また、保険会社にお願いすれば連絡先を調べてくれるかもしれませんが、自分で予め準備しておくことをオススメします。
遠隔ロックアプリ
持ち物ではなくアプリです。私はAndroidなのでAndroidデバイスマネージャーです。万が一スマートフォンを盗まれた場合に、これで遠隔ロックや遠隔データ消去をすることができます。スクリーンロックや指紋認証の設定をしておくことは当然です。
持ち歩きスタイル
さて、いよいよ本題。我が家の貴重品の持ち方です。
パスポートは簡単に取られない場所に
海外旅行で一番大事なものはやはりパスポートです。
冬はパスポートケースに入れて首から下げています。一般的なスタイルです。
しかし夏は違います。なぜなら、Tシャツ1枚だと首から下げた紐やお腹あたりに見えるパスポートケースがバレバレだからです。
夏はこのパスポートケースを、パンツの太ももあたりの内側に安全ピンで留めてます。この状態で私からパスポートを盗もうと思ったら、ズボンを脱がしてズボンを奪い去るしかありません。
ただしこの方法だと出し入れがかなり不自由なので、当日朝にその日の行動を簡単にシミュレーションしてみて「今日はホテルのチェックインでパスポートが必要」「空港のチェックインでパスポートが必要」となる場合には予めバックパックにパスポートケースを入れておいたり、直前に空港のトイレなどでパスポートケースをパンツからバックパックに移したりします。
財布の中はその日に必要なものだけ
当たり前かもしれませんが、財布の中の現金は20〜40ドルぐらいの現金しか入れていません。クレジットカードは1枚か2枚です。
それを夫婦それぞれが持っていますので、夫婦あわせて多くても80ドルほど。
残りの現金や他のクレジットカードはパスポートと一緒にパスポートケースに入れています。途中で現金が減ったらトイレに入ったタイミングなどでパスポートケースにある現金を少し財布に移します。
チケットは分散、そして紙とデータの両方持ち
各種チケット類はコピーを複数用意して手荷物とスーツケースにそれぞれ分けて入れます。
また、ネット環境があれば確認できるように、Evernoteなどのクラウド上にPDFデータを置いておきます。自分宛てにgmailに添付して送っておく方法もアリでしょう。
さらに、オフライン環境でも見られるように、夫婦それぞれのスマホにPDFデータも入れておきます。
つまり、「紙」「オンライン」「オフライン」と、バックアップは最低でも三重です。
ホテルのバウチャーはチェックイン時に提示を求められず、パスポートの提示だけで処理してくれることが多いので、ホテルのバウチャーは無くなっても恐らく大丈夫だと思います。
一番怖いのが最近よくある二次元バーコード付きのイーチケット。
自分が使ったことがあるものとしては、TGVなどのヨーロッパの鉄道や、MLBの観戦チケット、ディズニーランドパリのパークチケットです。
タダの紙切れのくせにこれがなくなると電車は無賃乗車に、MLBは観戦できず、ディズニーランドは入場できず・ファストパスを発券できず、と大慌てになります。
何部か分散させて用意しておけば1枚が無くなったとしても予備のものを出せばいいし、データがあれば印刷する場所さえあれば大丈夫です。施設によってはスマホの画面を見せてOKな場合もあります。
カバンの中はワンアクションで盗られないように
なぜここまでやるのか?やりすぎでは?