JR東海道線 列車が乗用車と衝突し脱線 男性死亡 愛知

JR東海道線 列車が乗用車と衝突し脱線 男性死亡 愛知
2日朝、愛知県安城市のJR東海道線の踏切で、6両編成の普通電車と乗用車が衝突し、電車の先頭車両が脱線しました。警察によりますと、この事故で乗用車を運転していた男性が死亡したほか、電車の乗客数人が気分が悪いと訴えて病院で手当てを受けています。
2日午前7時前、安城市上条町のJR東海道線の踏切で、豊橋発岐阜行きの普通電車と乗用車が衝突しました。

この事故で6両編成の電車の先頭車両が脱線し、JR東海道線は午前9時現在、名古屋と豊橋の間の上下線で運転を見合わせていて、再開の見通しは立っていないということです。

警察によりますと、乗用車は衝突の弾みで近くの電柱にぶつかり、その場で、運転していた男性の死亡が確認されたということです。

また、電車の乗客およそ280人のうち数人が気分が悪いと訴えて病院で手当てを受けています。

警察に対し27歳の電車の運転士は、「遮断機が下りた状態の踏切に乗用車が入ってきたのが見えた。ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているということです。

現場はJR東海道線の安城駅から1.5キロほど離れた住宅や畑が広がる踏切で、警察は、遺体の身元の確認を急ぐとともに、事故の詳しい状況を調べています。