こんにちは~うさぎです。
今回はウ〇コを使って病気を治す話。
看護師として、今後の医療を語るのにここを避けては通れまい。。
ウ〇コが病気を治すって面白すぎるから。。
他人のウ〇コで痩せる?まじか。。
とある実験を例に説明しよう。
同じ条件で育てられた2匹のネズミ
太ってる人の便をネズミAのオナカに移植
痩せてる人の便をネズミBのオナカに移植
1か月後、
太った人の便を移植されたネズミAは太り
痩せた人の便を移植されたネズミBは変わらなかった。
何度実験しても同じ結果だったという。
原因は便に含まれる腸内細菌「バクテロイデス」
腸内細菌「バクテロイデス」は短鎖脂肪酸を分泌する。短鎖脂肪酸は脂肪を燃やすはたらきがある。
腸内細菌バクテロイデスが短鎖脂肪酸を出す
↓
短鎖脂肪酸が脂肪を燃やす
↓
痩せる(もしくは太らない)
痩せている人の便には、バクテロイデスという腸内細菌が多かった。
太っている人の便には、バクテロイデスという腸内細菌が少なかった。
つまり、
通常、ヒトが痩せるには食事制限や運動が必要だが、短鎖脂肪酸を出す腸内細菌「バクテロイデス」がオナカにたくさんいれば、何もしなくても痩せる。
他人のウ〇コは様々な病気を治す
この話は太る・やせるといったことに限らない。
病気を治す腸内細菌の作用は他にもまだまだ見つかっている。
・糖尿病
・老化
・アレルギー
・薄毛
・貧血
・血栓
・うつ病
これらの病気をはじめとする様々な分野で応用できるという。
自分のオナカに良い腸内細菌がいなかったらどうするか?
↓
良い腸内細菌を持つ人の便を自分のオナカに注入すれば良い
↓
糞便移植手術法の確立
↓糞便移植手術の方法はこちら↓
1痩せてる人の便を200gほどもらう。
2それを水に溶かす
3お尻から入れる
ね、カンタンでしょ(笑)
今現在一番症例数が多いのは、安倍総理も悩まされていた潰瘍性大腸炎の治療。
※潰瘍性大腸炎とは・・・大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる原因不明の難病。症状は、下血(血便)と下痢、腹痛。症状を抑える薬はあるが完治が難しい。良くなっても再発するケースも多々ある。
現在、潰瘍性大腸炎の糞便移植をしている施設は少ないが、症例数は増え、効果を上げている。
※千葉大学医学部付属病院のサイト↓より転載
糞便移植手術の費用
さて、糞便移植手術の気になるお値段ですが。 。
今、あこがれてる人いますか?体が健康で、性格も穏やかで、頭が良くて。そんな人のウ〇コをもらって移植すれば、素晴らしい未来が待ってるかもしれません。
ちなみに人のウ〇コを自分のオナカに移植する手術は
・糞便移植手術
もしくは
・便微生物移植
と言いまして、保険は効きません。自費です。
うさぎが調べたところ、糞便移植手術の費用を公開している病院がありました↓
こちらのクリニックでは、糞便移植手術の費用は
¥880,000〜1,200,000
となっております。難病をこのお値段で治せるなら安いのでは??
今後、糞便移植手術を行う病院が増える見込みです。手術の件数が増えれば価格は下がるでしょうし、症例数が増えて精度も上がると思います。もし難病で苦しんでいる方がいましたら是非教えてあげて下さいね。今のところ、潰瘍性大腸炎の症例数は海外含めかなり多いようです。
ではまた次回!