はじめに
書く習慣コーチングのカクノシンです。
今回は前の記事に引き続き以下の5章立ての第3章と第4章の
「問題解決の手順」の続きを紹介します。
前の記事はこちらです。
問題解決の手順
問題の現象に対しての問いかけをすること
①”何”が問題になっているのですか?
②”いつ”その問題が発生したのですか?
③”どこ”でその問題が発生したのですか?
④”誰”が問題を発生させたのですか?
⑤”どのように”問題が起きたのですか?
⑥”傾向”じゃあるのですか?
⑦”予測”はつかなかったのですか?
問題は日々起きますが、1つの問題だけ見ても、結局”何が問題なのか”が分かりません。それをみつけていくために、まず①から⑤の問いかけをしてみましょう。
例えばA君がある仕事をしていて、トラブルを起こしました。
「A君がはトラブルが多いな」となれば、A君に問題があるのか?
「あの仕事をしていると、トラブルが起きるな」となれば、
仕事に問題があるのか?
「あの時間帯にトラブルが多いな」となれば、時間に問題があるのか?
「あの場所でトラブルが多いな」となれば、場所に問題があるのか?
以上のように①~⑤の問い掛けをして問題を見ていくと、傾向が見えます(⑥)。
そして傾向が見えれば、トラブルが起こる前に予測がつきます(⑦)。
あなたがトラブルに対して予測をつける場合に、どんな傾向があるのかを
読みきっていないと的はずれな対処をしていしまいます。
例えば、、上記の例で見ると、A君に問題があるにもかかわらず仕事の内容を
変えたりとか、仕事の内容に問題があるにもかかわらず場所を変えてたりしても
意味がありません。
つまり傾向が分かれば予測がつきます。予測がつけば、それを次のプランに
生かすことによって問題を未然に防ぐことができます。
あなたが過去を振り返ってみて、「あまり起こらない」または「ほとんどない」
といったトラブルに目をむけるよりも、「よく起こる」とか「ときどきある」
といったトラブルに目を向けたほうが良いでしょう。
これはデータとして出ているのですが、よく起こるトラブルの90%は、
『想像のついていること』なのです。
例えば「車で道路を走っていると、ビルが崩れてきました」とうことは、
あまりありません。
しかし。「ここに車をとめておくと駐車違反で注意されるんじゃないか?」と
思って、それでも車をとめておくと「やっぱり注意された」となっているのです。
問題を考えてみた時に、”想像はついていなかったのか”というと、
想像はついていたはずです。
その問題の数として少ないところに目を向けるより、圧倒的に多いところに
目を向けて、想像のつく問題を対処したほうが良い、とうことが分かると思います。
例えば交通上の取り締まりもそうです。「この場所で事故が起こりやすい」とか
「今日は飲酒運転をする人が多い」「この場所は駐車禁止なのに車を止めてあることが多い」という傾向から予測がたち、対応策として取り締まるのです。
注意しておきたいこととして『想像のついていたことに対して、希望的観測が入っていませんでしたか?』ということです。
もし、希望的観測が入っているのであれば。それはあなたの『甘え』なのです。
まとめると、『予測のつくトラブルを未然に防ぐ最大限の努力をし』かつ
『それでもトラブルが起きた場合の代価案を用意しておきましょう』
ということです。
読んでいただきありがとうございます。