どもども。こんにちは、こんばんは。本記事をSDカードに保存しようとしたら、10代の頃に書いていた小説の設定や本文を発見して恥ずかしくなった束子です。
データが出てきたのも恥ずかしいけど、読み返して「これ設定を細部まで作り込んで書き直したら、そこそこ面白いんじゃないの?」って思ったことが一番恥ずかしいですよね。ひぃっ!
痛々しい話は終わりにして。いつも当ブログを閲覧していただき、誠にありがとうございます。はてブやスターもありがたや、ありがたや。
そういえば先月の頭に「◯冊読むぞー!」と目標を立てたなぁ……と思い出したので、3月1日の今日もまた読書目標とともに2月に読了した本を振り返ってみたいと思います。
2月の読書目標と読んだ冊数&タイトル
読書目標ってなんぞ? 人向けに、前回の記事より引用を。
読んで字のごとく「読書の目標」です。今月は何冊読破するのか、どんなジャンルを中心に読むのかなどを自由に設定します。
1月に読んだ本をまとめてみた【読書術・ビジネス・エッセイ・小説】より引用
2月の読書目標は「7冊以上を読むこと」。1月の冊数を越えていこう! という安易な理由で設定しました。結果は8冊。無事、目標達成です。わーい!
読了した本のタイトルは以下の通り。
「食の安全」とは?
「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物(渡辺雄二 著/大和書房)
2月21日読了。いつも何気なく食べているパンや菓子、ベーコンや缶詰食品。コンビニのおにぎりやお弁当には何が入ってるの? ──学生時代から持っている「原材料名を読みながら食す」悪癖を拗らせました。勉強になるけど頭を抱えたくなる一冊。本当の「食の安全」ってなんだろう。
問題解決法とKJ法を深く学ぶビジネス関連書
続・発想法ーKJ法の展開と応用(川喜田二郎 著/中公新書)
2月16日読了。1月に読んだ『発想法ー創造性開発のために』の続編で、KJ法や問題解決のための方法と応用がより詳しく記されています。図解および文章化した「累積KJ法」の実例は圧巻。
大人になった「少女達」を描くノンフィクション
嘘つきアーニャの真っ赤な真実(米原万里 著/角川文庫)
2月27日読了。多感な時期をプラハ・ソビエト学校で過ごした著者が30年後、3人の級友の所在を調べて訪ねていくノンフィクション作品。20世紀後半──激動の東ヨーロッパで戦争や宗教、時代の流れに翻弄された「少女達」が大人になってから語る“真実”に胸がいっぱいになります。
「人間らしく生きる」とはなにか、考えたくなるノンフィクション&心理学書
夜と霧 新版(ヴィクトール・E・フランクル 著/みすず書房)
2月8日読了。ユダヤ人であり心理学者でもある著者が、移送された強制収容所で体験した内容を心理学の視点から記した『夜と霧──ドイツ強制収容所の記録』の池田香代子訳版。人間らしく生きるには、そもそも「生きる」とはなんなのか。何度でも読みたい良書です。
再読の多かった国内小説
愚者のエンドロール(米澤穂信 著/角川文庫)
2月3日読了。<古典部>シリーズ第2段で再読本その1。“未完成なビデオ映画”の結末と犯人を推理する、前作『氷菓』よりもミステリー要素濃いめな一冊。後味の悪さも増し増しで「マジかぁ」と呟きたくなるラストです。
クドリャフカの順番(米澤穂信 著/角川文庫)
2月13日読了。再読本その2。<古典部>シリーズ第3段であり『氷菓』から続いていた「文化祭3部作」終演の巻。ついに迎えた文化祭、古典部に発生したトラブルと「十文字」による連続盗難事件の解決に挑む青春ミステリーです。
暗黒女子(秋吉理香子 著/双葉社)
2月22日読了。再読本その3。学校イチの美少女、白石いつみを殺したのは誰か──女子同士の密告と嘘の連続に「女子ってこあい」とガクブルするイヤミス。「可憐な女の子はフワフワしてて柔らかい生き物」と心のどこかで信じている人が読んだら裏切られること間違いなし、ドロッドロのドロな作品です。
大人も楽しめる児童書
銃とチョコレート(乙一 著/講談社ミステリーランド)
2月14日読了。再読本その4。金貨や宝石を盗み続ける怪盗ゴディバに繋がる“地図”を見つけてしまった、移民の少年リンツ。国を騒がせる悪党を捕まえるため、リンツは子供達のヒーローでもある探偵ロイズと一緒に“地図”に隠された謎を解き明かしていく王道ストーリー。
……と見せかけて、どんでん返しとユーモアたっぷりな乙一ワールド満載の児童書。大人でも十分に楽しめるビターな味わいです。
3月の目標と読了予定本
改めて振り返ると2月は小説の再読本が多い月でした。小説をたくさん読むのも良いけれど、今月は実用書や専門分野を攻めてみたいところ。小説は小説でもノンフィクションとか、エッセイを読みたいです。
ちなみに、3月中に読了を予定している──というより、絶対読みたい本はコチラ。
- 遠まわりする雛(米澤穂信 著/角川文庫)
※再読
- ふたりの距離の概算(米澤穂信 著/角川文庫)
※再読
- オードリー・ヘップバーンの言葉ーなぜ彼女には気品があるのか(山口路子 著/だいわ文庫)
- 考える技術・書く技術(板坂元 著/講談社現代新書)
目標冊数は引き続き「7冊以上読むこと」にしたいと思います。8冊以上にしたいけれど、ブログの更新回数も増やしたいですからね。最近、読書感想文の記事ばっかりで申し訳ねぇ……!
今月は久々にトラベラーズノートを含め、本以外の記事も更新したい所存。今度とも「たわしの帖」をよろしくお願いいたします。以上、SDカードのデータを消すか消さないか迷っている束子でした。