慰安婦めぐる日韓合意「実践を」…韓国首相

読売新聞 / 2017年3月1日 11時18分

 【ソウル=中島健太郎】韓国大統領代行の 黄教安 ファンギョアン 首相は1日、日本の植民地支配に抵抗した1919年の「3・1独立運動」の記念式典で演説した。

 2015年の慰安婦問題をめぐる日韓合意について、「韓日両国は合意の趣旨と精神を心から尊重し、実践しなければならない。被害者が名誉と尊厳を回復することができるよう一緒に努力すべきだ」と強調した。

 日韓関係については「経済、文化、人的交流など互恵的な分野での協力は拡大していく。北朝鮮の核・ミサイルの脅威への対処など北東アジアの平和と繁栄のための協力もさらに強化される」とし、 朴槿恵 パククネ 政権が進めた日韓の安全保障協力を進めるべきだとの考えも示した。 釜山 プサン の日本総領事館やソウルの日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する少女像の問題には触れなかった。

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