作者名 Gon氏 各作品へのリンク
「アタッシュケースがお祭りだ」
「私の愛を受けとめて」
「線路は続くよどこまでも?」
「空耳ワンダーランド」
「それはシークレット」
「ビジネスマンさどらー」
「アクションコマンドもお祭りだ」
「ビジネスマンさどらー2」
「ビジネスマンさどらー 立てば歩めの親心編」
「とうとうセリフがお祭りだ」
「初めてのおつかい レオン君27歳」
「ビジネスマンさどらー
数字に強いのはビジネスマンの常識ですから」
「悪夢の一日前」
「悪夢の一日前 アナザーストーリー」
「悪夢の一分前は?」
「バイオクエスト」
「開発コード秘話」
「悪夢3秒前」
「ビジネスマンさどらー
輝く栄光の光とハゲ、じゃなかった影」
「ビジネスマンさどらー 大物登場」
「ビジネスマンさどらー 小物も登場?」
「ビジネスマンさどらー
商談は続くよどこまでも」
「バイオウオーズ」
「エピローグ秘話」
「バイオウオーズ 改」
「24人のレオン・S・ケネディ」
「ルーキー邪教徒面接中」
「ルーキー邪教徒試験中 武器よさらば」
「Use this 10変化」
「Use this おしい!」
「教区長公示」
「アタッシュケースの中身って・・・・」
「紅い・・・」
「ルーキー邪教徒 チーム史上最大の危機」
「ルーキー邪教徒 そして死の任地へ」
「ルーキー邪教徒 そして死の任地へ。
今度は冷静に作ってみました」
「紅い・・・ルーキー邪教徒編」
「初プレイアンケート結果」
「教えて!親切なあなた」
「ルーキー邪教徒
好きなオモチャを選んでみよう」
「どっちの武器でShow」
「ルーキー邪教徒
好きな言葉はなんですか 前編」
「ルーキー邪教徒
好きな言葉はなんですか 後編」
「ライドオン スイートハート三態」
「リヘナラ邪教徒 誕生秘話」
「ルーキー邪教徒外伝 村長とエルヒ、不在につき」
「ルーキー邪教徒 いざ!初陣!」前編
「ルーキー邪教徒 いざ!初陣!」後編
「ルーキー邪教徒 罪と罰、そして.....」
「アガレヨ!」
「ますか?」
「鋼鉄の女」前編
「鋼鉄の女」後編
「ビジネスマンさどらー番外編
旦那去りし直後に」
「皆さんの好きな武器を教えて下さい」
「無断紳士
〜おばはん。さんへのオマージュ〜」
「ルーキー邪教徒 星に願いを」
「ルーキー邪教徒 良い子の邪教徒教室」
「お宝」
’激ヌル難易度→始める’
「初めてのバイオ4 後編」
※前編はありません 作者より。
「デルラゴ奇譚 第一話 湖の王」
「デルラゴ奇譚 第ニ話 デルラゴ思考」
「ゴンドラのすぐ上で」
「ペルソナ」
「ルーキー邪教徒 みんなの夏休み」
「良くある質問、めったに無い質問」
「敵が味方か?」
「同じ血ラプソティ @」
「初心者への回答」
「同じ血ラプソディー A」
「同じ血ラプソディー B」
「同じ血ラプソディー C」
〜嘘〜
〜真実〜
〜現実〜
「太陽がいっぱい?」
「同じ血ラプソディー D」
「被害状況確認」
「私達の望む物は」
「ルーキー邪教徒 夏の思い出」前編
「ルーキー邪教徒 夏の思い出」後編
「僕らの手榴弾」
「ルーキー邪教徒 裏切り者を始末せよ 前編」
「タイガーマイク」
「ルーキー邪教徒 裏切り者を始末せよ 中編」
「エイダの紙飛行機」
「ルーキー邪教徒 裏切り者を始末せよ 中の下編」
「涙のラモン君」
「飛び道具」
「最初の村ではタイトルが踊る」
「かくし芸」
「お得意様」
「不正行為が発覚だ」
「ルーキー邪教徒 裏切り者を始末せよ 後編だ!」
「悪夢の始まり」
「変は盲目」 前編
「変は盲目」 後編
「帰ってきたビジネスマンさどらー」
「特別企画 アシュリーのあり得ない事について語る小劇場」
「寄生体三体話」
「Old friend 前編」
「Old friend 中編」
「Old friend 後編」
「ルーキー邪教徒 謎の儀式 前編」
「特典武器の入手方法 疑問編」
「特典武器の入手方法 解決編」
「ルーキー邪教徒 謎の儀式 中編」
「ルーキー邪教徒 謎の儀式 後編」
「カプコン開発部へのリクエスト 前編」
「カプコン開発部へのリクエスト 後編」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アタッシュケースがお祭りだ
「お、村人が団体様で。よし、ショットガン、ショットガンと。わ、中身がぐちゃぐちゃに!あ〜あ、ショットガン卵まみれだよ畜生、なんか武器同士も絡んじゃってるし。やっぱり縦に持っちゃ駄目だったか、そりゃ確かに説明書には横にして使えとか書いてあったけどさあ、それってアタッシュケースとしてどうなのよ、それじゃお盆だよ、お盆持って敵地のなかウロウロしているエージェントって変だろ。なんて言ってる場合じゃありませんよ、来た来た来た!武器、武器、武器!、しかたない、とりあえずショットガンで、う〜、ぬるぬるして気持ち悪い...卵20個も拾うんじゃなかったほとんど割れた...わ、壊れてた、弾出ない!っとあぶねえ、やばいやばいやばい、飛び道具とは卑怯なり、じゃなくて底の方になら使えそうな武器がないか、やばいやばいやばいですよ、お、手榴弾かこれでも食らえ!...あー!あー!間違って金の卵投げちゃった、勿体ない勿体ない勿体ない、何やってんだ、俺のバカ、バカ、バカ、バカ、バカ、イテッ、いかん反省は後だ、命が先だ。
体力やばいがハーブはやっぱり卵まみれか。まあいいか、精力つきそうだし。お、意外にいけるぞこれ今度からこれにするかハーブの卵あえレオン風なんてねワッ!...、今の危なかった〜ドキドキしてるよ畜生なんか使える武器ないのかよまじかよマグナムだけかよ畜生。うるさいよお前ら今考えているだよ勿体ない勿体ない勿体ない勿体ないが仕方ない.............。

ふう、やっと一息ついたけどやる気無くなっちゃったな。そもそもこんな欠陥品売るなよ、あのマスクド赤目商人は。だってそうだろ、アタッシュケースだろ、普通縦に持つだろ、何が「いつでも来いよ」だ畜生、今から行って勝負してやろうじゃねえか畜生、お前のマントは四次元ポケットか畜生、どこにロケランしまってるんだ畜生、火つけてやったらよく燃えるぞ畜生、大体何が大統領の娘だどうせ俺はしがない給料取りだよ「リオ〜ン」とか呼びやがってその気になるじゃねえか畜生、頭にきた、しらん、もう帰る。

私の愛を受けとめて
あ〜あ、あ〜あ、やっちゃったよ。
いつかやるんじゃないかと思ってたけど、とうとうやっちゃったよ。
もう駄目かな、これ。駄目だな、痙攣してるし首は変な方に曲がってるし。まいったなあ、危ないと思ってたんだよな。どんな高さでもポンポンポンポン飛び降りてくるんだもんなあ。まあこっちもいい格好したいから、文句も言わずに受け止めてたんだけどさあ、いつかやっちゃう気がしてたんだよね。

またよりにもよって、「パンツ見えないか」と思ってこっそりライフル
出そうとしてた時に飛び降りてくるんだもんなあ。なんで良く確認して
から飛び降りないのかね、パンツ気にして確認する余裕がなかったのか
もしれないけどさあ、しかし困ったなあ、どうしようこれ。
もう任務はなくなっちゃったけど、これって半分俺が殺したようなものだよな、任務に失敗しましたってよりむしろ、積極的に敵に加担しました、みたいになっちゃったもんなあ。
任務の失敗なら減給だけですむかもしれないけど、大統領の娘だろ、下手すりゃこっちの命があぶないよな。ましてや「パンツ気にしてて落としました」なんて正直に言ったら、俺が大統領ならきっと軍隊一個中隊位出すなあ..............言わないけど「白でした」なんて言ったらきっと核ミサイルのボタン押すな。

しかし困ったな、敵に殺された事にしてもいいんだけど、いつばれるか分からないしな。持って帰って「間に合いませんでした、遺体だけでも回収しました」って言えばお咎めなしだけど、敵陣で目立つよなあミニスカートでTバックのおねえさん担いでるエージェントって、しかも首がブ〜ラブラ。う〜ん、どうしよう。大体こいつも敵陣なんだから、鎧くらいの丈夫なもの着ろよな。いや、本当に鎧着てたら気持ち悪いけどさあ、ミニスカートじゃ動きにくいって言ったら、今度は水着みたいの着やがって人質としての緊張感が0なんだよな、鎧着るくらいの緊張感がむしろ欲しかったね..............誰だ!、誰かいるのか!!


気のせいか。「鎧なんか受け止めたら腰痛めるぞ」って言われた気がしたんだが、ビクビクしてるせいだな。それにしてもどうしよう、そこらに隠してもそのうち見つかるよなあ...あ、あ、いい事思いついた!あのデコボコだかデルラゴだかいう化け物、あれに食わせよう。銛で無茶苦茶刺しちゃったけど、エサやるって言えば許してくれるだろう。そうと決まれば善は急げだ、どっこいしょっと、お、結構重いな。よいしょよいしょ。

いや〜疲れるな、でもこの沼を越えればあと少し。ん、後ろでブシュとか変な音しなかったか?蛇か?...気のせいか。あら、今度はボトってワッ!、頭が落ちたよ、何、何、何、背中でヒュンヒュン嫌な音がするよ、何、何、何、何なの.....。

線路は続くよどこまでも?
「なあ」
「なんだよ」
「寒いな」
「ああ、寒いな」
「俺達いつまで立ってりゃいいんだろうな」
「知るかよ、敵が通るまで立ってろって言われただろ。それより話しかけるなよ、俺までしかられるだろ」
「でもよ、敵なんて本当に来るのかな。それに敵が来たら飛び降りろって言ってただろ。俺やだよ、線路なんかに飛び降りるの。轢かれたら
どうするんだよ」
「大丈夫だよ。線路て言ったってトロッコ位しか走ってないんだから」
「でもよ、トロッコだって轢かれたら痛いよな。て言うか死んじゃうよな」
「し〜。もういい加減黙れ。お前はいつも心配し過ぎなんだよ、トロッコの上に飛び降りりゃいいだろ。それにどうせ誰も来やしないよ」
「そうかなあ、あ!」
「どうした?」
「首が痒くなってきた」
「出すなよ!、こんな狭いところで出すなよ!、危ないだろ!、こんな狭いところでヒュンヒュン振り回したら」
「大丈夫だよ。味方には当たらないようになってるらしいから」
「当たらなくても嫌なんだよ!やめろよ!この間なんか両隣が出しやがって、人の頭の上で両側からヒュンヒュンヒュンヒュン、しまいに
お互い絡んじゃってお前ほどいてやれって言われたんだぞ、しかもなぜか固結び。あれが出ると知能がなくなるって話は本当らしいな」
「大丈夫、もうおさまった」
「そうか、気をつけろよ。つまんないぞ、敵もいないのにあんなもの出すの。俺も隣が口も利けなくなるの嫌だしよ」
「なあ」
「なんだよ」
「お前いい奴だな」
「何言ってるんだよ、それより寒いな」
「うん、寒いな」

「なあ」
「なんだよ」
「すこしそっちに詰めてくれないか」
「嫌だよ、狭いのに」
「だって隣のおばさんが怖いんだよ。青白い顔してなんかブツブツ言ってるし」
「ふさげんなよ、こっちのとなりはアレだぞ。こっちが詰めて欲しいくらいだぞ」
「ああ、アレか。アレも何考えてるか分からないよな。知能あるのかな」
「まあ、チェーンソー振り回す位だから知能がないわけじゃなさそうだけど。やっぱり顔が見えないから怖いよな。それに気づいたか」
「なにを」
「ときどきこっちを見てるぞ。あれはお前の首の辺りを見てる気がするんだが」
「やめてくれよ。いくらなんでも味方くらいわかってるはずだろ」
「いや、’湧き上がる破壊衝動が抑えられない’って書いてあった。我慢できなくなったらたとえ味方でも」
「頼むからやめてくれよ。やだよ、そんなの。大体書いてあったってどこに書いてあったんだよ」
「あれ、どこだっけな、どこかで読んだ記憶があるんだけど。まあ心配するな。いざとなったらチェーンソーのエンジンかけたら逃げりゃいいんだから」
「もうやだよ、脅かさないでくれよ。隣のおばさんは相変わらず気持ち悪いし、ワッ!」
「どうした」
「おばさん、こっち見てニターって笑った」
「お前の事、好きなんじゃないか」
「冗談よせよ、いやだよ、青白い顔していつも包丁持ってる女なんか」
「そうかなあ、なかなかいないぞこんな個性的な女、それに良く見りゃ結構かわいいと思うんだが。あ、今、青白い顔が少し赤くなったぞ」
「もういい、詰めないなら場所換わってくれ」
「バカ、勝手に場所換わったらしかられるぞ。それにお前の首狙ってる奴の隣でいいのか」
「貞操と首なら俺は貞操を守る。そこをどけ」
「落ち着け、お前自分で何言ってるか分かってるのか。悪かったよ、全部冗談だよ、だから落ち着け、ワッ、お前首が落ちかかってるぞ、興
奮するな、興奮すると出ちゃうぞ、落ち着け、落ち着けったら.......」

「なあ」
「なんだよ」
「寒いな」
「ああ、寒いな」
「こう寒いと気が滅入るな。それに嫌なうわさ聞いたんだが」
「なんだよ」
「俺達こうしてじっと待ってるだろ、で、敵が来たら飛び降りろって言われてるだろ」
「ああ」
「なんか飛び降りる前に撃たれるとさあ、落ちて死んじゃうんだって。そうしたらせっかく待ってたのに無駄死にだなと思ってさあ」
「うそだろ、うそに決まってるだろ!だれが言い出したんだよそんな話!」
「さあ。でも’熟練したプレーヤーは皆そうする’って言ってた」
「何の話だよ!熟練したプレーヤーって何のことだよ!」
「分からない、でも嫌だよ、こんなところでずっと待ってて無駄死になんて」
「そんな事あるわけないだろ!、俺達何のためにこんなところにずっと立ってるんだよ!、敵と戦うためだろ!、敵と戦う前に落ちて死んじゃうなんてそんな事あるわけないだろ!」
「そうかなあ」
「そうだよ、お前もそんなくだらないうわさ信じるなよな、まったく」
「そうだよな、うん、そうだ。あれ、泣いてるの?」
「バカ、泣いてるわけないだろう。それより寒いな」
「うん、寒いね」

空耳ワンダーランド
うわ!殴り倒された。

やっぱり入っちゃいけなかったのかなここ。ガイドが殴り倒されちゃったよ。わざわざ日本から来たのにありきたりの観光スポットじゃ面白くないからって、一人でガイドも良く知らないような所に連れてきてもらったんだけど、このお城はやっぱり観光用じゃなかったのかなあ。でも、殴ることないと思うんだけど、何だろうあいつら、白い顔して赤いワンピースみたいな服着て西洋の坊主かなあ。しかし坊主にしては乱暴だな、あんなでかい鉄球で。ヨーロッパじゃ普通なのかな、侵入者を鉄球で殴り飛ばすの、俺は見つかったときにおしっこ行ってて良かったあ。あ、やばい、こっちも見つかったみたいだ。タイヘンダーって言ってるから穏便に済みそうにないな。どうしよう、あんな物で殴り飛ばされたら痛いよなあ。そうだ、こっちに来るまでに仲間のふりできないかな。え〜と、女房から預かった白粉があったからこれを顔に塗って、赤いワンピースはえ〜と、しかたないこの赤い風呂敷でも羽織って...等身大のテルテル坊主みたいになっちゃったけど大丈夫かな.....でも頭は完璧だハゲで良かった〜.....ハゲに感謝したの初めてだ........おケがなくておめでたいなんてねウワッ来た来た....。

仲間と思ってくれたみたいだけど、逃げ出しそこねて変な部屋につれて来られちゃったな。しかしこいつら頭悪いのかね、こんなテルテル坊主の化け物みたいなのよく仲間だと思ったね。それとも他にも化け物みたいな仲間が沢山いるのかな、なんてまさかね。お、こいつら出かけるのか。しめしめこの隙にって、え、俺も行くの?。あ、ハイハイハイハイ行きます行きます、怖〜、何かお前も来いって怒鳴ってたみたいだけどさっぱり分からないよ。歩きながらなんかブツブツ言ってるし、あ、こっち見てる、俺も言わないと駄目かな。え〜とナニカクレって言ってるみたいだな、物乞いかな。しかたない「なにかくれ、なにかくれ、なにかくれ、なにかくれ、なにかくれ、右や左のダンナサマっとくらあ」、うわ、一斉にこっち見た。いかんいかん、余計な事言うのやめとこう。

ん、やけに騒がしくなってきた。なんか叫んでるぞ、ウマタローだって他にも日本人いるのかな。あ、あいつの事か。あいつ馬太郎って言うのか、どう見ても外人だけど。あら、大勢出てきて追いかけだした。俺も追いかけてみるか、もしかしたら馬太郎には日本語通じるかもしれないし。え〜と、他にもなんかテーコーヒーって言ってるな、あ、分かった、この位なら俺にもわかるぞ、えっへん、ティーとコーヒーだろ、つまり’お茶の時間ですよ’て事か。こんな大勢でお茶の時間に呼びに来るなんて、さてはあいつこの城のおぼっちゃんだな、うらやましい。あれ、逃げ回っておとなしく言う事聞かないようだ、わがままだな馬太郎ぼっちゃんは。よし、俺も協力してやろう、上手く捕まえれば黙ってお城に入ったこと許してくるかもしれないし、「馬太郎〜、ティーコーヒー!、馬太郎〜、ティーコーヒー!」、ハアハア駄目だ、あいつ足速いな。そういえば日本語通じないかな、「馬太郎、お茶でござる!」ってハアハア、やっぱり通じないみたいだし、あの顔で「かたじけない」とか返事したらやっぱり変だよな.....そもそも何で俺、時代劇みたいな言い方しちゃったんだ?

お、でもとうとうハシゴの上に追い詰めたぞ。みんなもアガレヨ、アガレヨって言ってる。よし俺も「あがれよ!、あがれよ!、そうだあがれよ!」ふふふ、馬太郎ぼっちゃんとうとう年貢の納め時ですぜ、みんなでアガって行きますからね。あーナイフ出した、馬太郎ぼっちゃんそれはいけません刃物は危険です!。待て、みんなあれが見えないのか!、あがったら危ないだろアガレって言うのやめろ!。わ、切られて落ちた、なのにまだみんなアガレヨって言ってる駄目だってあがっちゃ「さがれよ!さがれよ!さがれってば!!」

それはシークレット
「プ〜、クックックッ」
「わ、笑うなよ、ククッ、ちょ、朝礼中だぞ、聞こえたら、お、怒られるぞ」
「だって、プッ、これが笑わずにいられるか、何だあの頭」
「いや分かるよ、人並みの背にあこがれたんだろうけど。なんで頭だけがでかいんだ」
「な、長いズラだな、どこで売ってたんだあんなの。ひたいが1m以上ある人になっちゃってるぞ」
「本人、ばれてないつもりかな」
「そうだろ、偉そうに訓示たれてるぞ。フー、やっと落ち着いた。何が’このサラザール家の栄光が’だよ。栄光100年分位、今お前が台無しにしたぞ」
「周りの皆も気づいているよな。前の奴、肩が震えてるぞ」
「ああ、あちこちで下向いて我慢してる。あ、ブーッ、駄目だワハハ我慢できん」
「どうした」
「だって帽子がずれたのに手が届かないで困ってるぞ、どうするんだ、あ、幹部が直した。偉いな〜、笑わないでよくできるな〜」
「やっぱり幹部だからな、それだけ忍耐強いんだろ」
「そうか、幹部には忍耐力が必要か。だったらいいや、俺、幹部にならなくて、あれ我慢する位なら。あ、大変だ、ワハハハハ、転んで起きられなくなってる、ワーハハハハ、お、幹部が助け起こした偉いぞ幹部、ヒーヒー」

「ブー、ワッハッハッハッハ」
「はなから爆笑かよ、昨日怒られただろ」
「だって、だって今度は足かよ。ひざ下だけで胴体の5倍以上の珍獣みたいになってるぞ。ワハハハハ」
「知らないからな。もう怒られるのはお前だけだぞ」
「き、き、昨日はずるいだろ。駄目だ、下向いてしゃべろう。俺達以外も笑ってたじゃないか」
「おしっこチビる程笑ったのはお前だけだろう」
「まあそれは言うな」
「しかしあの人は本当に次から次へと。どこで買ってくるんだ」
「どれどれ様子はと。ワハハ、歩きにくそうだな。それ、あんよは上手と」
「し〜、調子にのるな。一応サラザール家の当主だぞ」
「あ、完全に忘れてた。確かにそうだ。あいつサラザール家の栄光、ここで全部使い切るつもりかな」
「栄光の貯金がどの位あるのかわからないけど、残り少ないのは確かだな」
「さすがに幹部達も渋い顔してるな」
「あ、危ない、足がだんだん開いてきたぞ」
「プーッ本当だ。短い手で一生懸命バランス取ってるぞ、ワハハ、あ、また転んだ。ん、ワッハッハッハッハ、あ、あ、頭打ったんじゃないか、痙攣して泡吹いてる。ワハハハハ、ワハハハハ、ワーハハハハ、あ、あ、あいつ、レ、レオンとかいうエージェントも笑い死にさせるつもりじゃないか、ヒッヒッヒッ、駄目だ、ヒッ、俺が先に死ぬ」
「いや、多分レオンよりお前よりあいつが先に死ぬな、見栄が原因で」

「.............。」
「今日はリアクションなしか」
「.............。」
「コメントもなしか?」
「な、なあ、あれどうやってるんだ。どうして胴体だけ長くできるんだ、あいつ手品師か」
「わからないけど今日のは凄いな。タネがわからん」
「長いというより横にもでかいな。手足はそのままだから、ぬりかべみたいだ」
「あ!」
「あ!」
「そういう事か。横向いたらすごく薄いぞ、体を平べったく伸ばしたのか」
「でもどうして薄いんだ?」
「質量と体積は変わってないからな。という事は軽くて風の影響を受けやすいはずだ。つむじ風でも吹いたらえらいことに」
「おいおい、今度は人間凧かよ。どこまで笑わす気、ハッ、ハイ!」
「ハイ!いえ、何でもないであります。ほら、お前が二日続けて漏らしたから、とうとう本人からにらまれた。あ、いえそんな我々は笑ってなど、当主様の下で働けるなんて幸せだなと話していたのであります、それにですね、なんだようるさいな、今お前のせいで一生懸命言い訳を、え、何?、言うの?、わかった言うよ。これだけ威風堂々とした当主様なら、きっとあのアシュリーとかいうアメリカ女も放っておく訳がないと....おお、機嫌がよくなったぞ、なんかニコニコしてもう良いさがれって。」

「やっぱり俺のにらんだとおりか」
「なに、お前知ってたの。サラザール様がアメリカ女に気があるの」
「いや、なんとなくだけどな。だって、あの女がきてから様子が変だったもの、鏡の前でしきりと背伸びしたりして」
「そうか、あの風体で生意気に色気づいたか」
「そういう言い方やめろよ。かわいそうだろ」
「な、なんだよ。お前さんざん笑いものにしてたじゃないか」
「それとこれとは別だ。これをネタにすると本気で怒るぞ」
「わ、分かったよ、ごめん。おお怖。.......でも、なんとなくお前の気持ちも分かるよ」
「いや、ごめんよ、なんか急に腹が立ってさあ.....。なあ、俺達二人あの人の事やっぱり好きなのかな」
「そうなのかなあ。そうかもな」

ビジネスマンさどらー
「フフフ、良く来たな」
「なんか偉そうだな、わざわざこんなところまでバイオウエポン買いに来たのに。帰ろうかな」
「あ、すみません、すみません。普段偉そうにしてるからついくせで。旦那、サドラーっていいます。以後お見知りおきを」
「そうか、まあいい。さっそく見せてもらおうかな」

「そうですね。手頃なところでこの犬なんてどうです。コルミロスって言うんですが」
「ほう、獰猛そうだな。口が耳まで裂けてて強そうだ。どんな特徴が」「敵ののど笛に食いついたら離しません。それにどこまででも敵を追いかけていきます」
「それだけか、それじゃ普通の犬とそんなに変わらないじゃないか」
「いや普通と違うのは、敵が背中を見せてると襲わないんですよ」
「それはむしろ短所だろ」
「そのかわりストーカー並のしつこさで、ハフハフ言いながらついていきます」
「せっかくだから教えておいてやる。その状態は我々の世界では’なついてる’て言うんだ。お前らの世界では何て呼ぶか知らないが、敵に対してその状態で何か良いことあるのか」
「いや、時々ふりむきざまにショットガン食らう位で...。あ、あと、背中から寄生体が出て攻撃します」
「それそれ、そういうのが聞きたかったんだ。それは凄そうだ」
「ただし、寄生体を出した後は強い光に弱くなって閃光手榴弾とか食らうと、もうイチコロ」
「それじゃ駄目だろ。その寄生体っていうのは滅多に出さないのか」
「いや、わりと頻繁に」
「どうも使い物になりそうにないな。他にはないのか」

「じゃあ、これは。ノビスタドールって言うんですが。昆虫人間ですよ」
「ほう、昆虫人間か。バイオウエポンっぽいな。何が出来る」
「ベースが昆虫ですからね。口から酸を吐いて敵を溶かせるし、強力なキックを放てるし」
「酸はともかく、強力なキックは別に昆虫じゃなくてK1の選手とかでも良い気がするんだが」
「あと、透明にもなれるし」
「なに、透明に。そいつは凄いな」
「ただ、よだれが多くてそれで時々居場所がばれちゃうんですが」
「バイオウエポンのくせに3歳児なみの弱点だな。まあいい、これは少し気に入った」
「あと、やられても宝石出すから、お得です」
「それはマイナスポイントだろ、敵に倒された上に宝石まで差し出してどうするんだ」
「いや、ときどき弾薬も」
「なお悪い」
「あ、大事な事を忘れてた。飛べます」
「なに、この図体で飛べるか、それは使い勝手がよさそうだ」
「ただし、普段はわりと丈夫ですが、飛ぶとどんな武器でも大体一発でイチコロ」
「何で飛ぶと弱くなるんだよ。滅多に飛ばないのか」
「いや、わりと頻繁に。特に敵の前で飛ぶのが好きみたいです」
「しょせん知能は虫なみか。残念だが」

「あ、じゃああれはどうだろう。旦那少し歩きますがついてきて下さい」
「今度こそ、期待していいんだろうな。何かでイチコロならもういいぞ」
「今度はそんな事はありません。じゃあ行きましょうか」
「..........」
「..........」
「あ、旦那。さっきのコルミロスですが、一つ大事なこと忘れてました」
「なんだ」
「サイドステップが得意です」
「..........」
「いえ、なんでもないです」

「ここです。あ、いた。どうです大きいでしょう。デルラゴって言うんですが」
「でかいな。う〜ん、買っても運ぶの大変そうだな」
「旦那、それは自分で考えてください。うちは現地引渡しですから」
「まあ、買う気になったら運び方は考えるとして、何が得意だ」
「そうですね。敵の乗っている小船を引きずり回すことですかね」
「なんだよ。あの図体なら敵なんか小船ごと丸呑みできるんじゃないか」
「そうなんですけどね、わりと好き嫌いが激しいみたいで。あ、でも頭はわりといいですよ。小船を流木とかにぶつけて敵を落としたりしますからね」
「でかいわりにチマチマした攻撃だな。もっと豪快にガバっといけないのか」
「そうですね。あ、すみかに向かって発砲するといきなりガバっと。多分、相手が飼い主であっても見境なくガバっと」
「危ないな。なんでだ、怒るのか」
「さあ、多分エコロジストなんですかね。すみかを汚されるのが嫌みたいです」
「きれい好きのバイオウエポンじゃ使えないな」

「どうも動物系はお気に召さないようで、では人間系もご紹介しましょう」

アクションコマンドもお祭りだ
シーン1 水路Aの武器商人

さあ、次はエルヒンガテ戦だ、装備を整えよう。しかし何か調子悪いな。いや、俺がじゃなくてアクションボタンがちょっと変なんだよ。まあいい、何とかなるだろう。お、武器商人だ。相変わらず陰気な顔して。’□ 話す’してみるか。

□ 蹴る

あー、武器商人蹴り倒しちゃった。やっぱりアクションボタンおかしい。おい、大丈夫か。

□ ベリィ・トゥ・ ベリィ

おまけに追い討ちかけちゃったよ。死んだかな、死んだな。

□ 拾う

あ、でも武器は拾えた。しかし、これじゃエージェントじゃなくて強盗だな。まあ仕方ないが次のエルヒガンテの時は直ってないと苦しいぞ。


シーン2 エルヒガンテ

ハアハア、よし岩攻撃だな。コマンド回避だ。

□ 受け止める

受け止めるな!吹っ飛ばされた!
ふう、よし、ついに片膝ついたぞ。よじ登って攻撃だ。

□ 肩車する

重いよ〜、無理だよ〜、つぶれちゃうよ〜。

□ くぐらせる

それも無理だって〜。

□ 回す

どうやって!
やれやれ、それでも何とか倒したぞ。よし次はアシュリー救出だ。

シーン3 アシュリー救出

「落ち着け、大統領の命で君を助けに来た」
「え、パパが」

L1+R1 飛び付く

わ、また壊れた。いや、違うんだアシュリー、痛て、ひっかかれた。

□ 立てる

ややっこしくなるから止めろ。落ち着け誤解だ、お願いパパには言わないで....。
ふう、なんとか誤解は解けたかな、首にならずにすみそうだ。

□ セーフ

それはセーブ!、ったく。
よし、アシュリー梯子を降りて一緒に脱出だ、俺が受け止める。

□ 見る

おっしゃ、ラッキー!、いや〜良いこともあるじゃん。しかし意図的としか思えないな、この組み合わせ。え、なんだやっぱり隠すのか、チェッ。


シーン4 夜の農場

アシュリーまだ機嫌悪そうだなあ。そうだ、夜の農場は危ないし、あそこのボックスにアシュリーを隠しておこう。

□ よじ登る

またかよ!、うわ、アシュリーごめん、重い?


× 切る

切らないよ!、ジェイソンか俺は。助けに来たのに切り刻んでどうするんだよ。
あ〜あ、とうとう本気で怒っちゃったよ、おっかない。どうすればいいんだよ。


□ 逃げる

あ、やっぱり女がヒステリーおこしたら男は逃げるのね。


│加速
Left

あ、急がないと追いつかれるのね。

□+× 避ける

あ、まくのね。

R2 隠れろ

偉そうに言うな!
で、この後どうすれば良いんだよ

□ ?

しかとかよ!

ビジネスマンさどらー2
「まず、これなんかどうでしょう。ガラドールって言うんですが」
「ほう、カギ爪が物騒な感じだな。これは強そうだ」
「実は目は見えてません」
「まじ?、目が見えないのに武器があれ?、危ないんじゃないか、キ×ガイに刃物状態じゃないか」
「いや、その代わり耳が鋭いんですよ」
「なるほど、バイオウエポンならではの鋭い耳で正確に敵の位置を、って事か」
「いや、’なんかあの辺っぽいな’、てあたりに猛突進していって、’え〜と、確かこの辺だな’と思ったところであれを適当にブンブン振り回しているようです」
「おいおい、まさにキチ×イに刃物じゃないか。大体それ、味方も危ないんじゃないか」
「大丈夫です。なぜかいままで味方を誤爆したことはありません」
「そうか。じゃあ、実は敵の出すアドレナリンを感知するとか、知られてない特殊な能力を持ってるんじゃないか」
「ただし、時々、壁とか鐘を誤爆してます」
「なんで敵と味方の区別はつくのに、敵と壁とか鐘の区別はつかないんだよ、そっちの方が簡単だろ。くそ〜、買いかぶって損した。だいたい鐘ってなんだよ」
「え、鐘、知らないんですか?。ふふふ、せっかくだから教えてやろう、鐘っていうのは叩くとカーンって...」
「うるさいよ、鐘くらい知ってるよ、何を得意げに。そうじゃなくて何であいつが暴れる所に鐘があるんだよ」
「言われてみればそうですね。でも、あいつと鐘ってなんかセットで配置したくなりますよ。お買い上げの際にはお気をつけを」
「お買い上げないよ!」

「次はこれです。アルマデューラ」
「お、これは見たことあるぞ。で、セットのホイミスライムはどこだ」
「旦那、何か間違ってます」
「そうか?マホトーンとか唱えないのか?」
「それ多分違うゲームです。これは鎧の中にプラーガが詰まってるんですよ」
「鎧の中にか、それは頑丈そうだな」
「ええ、すこぶる頑丈な上に普段はご家庭の置物としても使えます」
「どうかなあ、うちで熊のぬいぐるみの隣に置くのは。まあ置物はともかくバイオウエポンとしては優秀そうだな」
「ただし、頭が弱点なんですが」
「そらきた。それって例に漏れずバカって事か」
「いや、いままでのみたいに頭の中身の事じゃないです、武器くらい使えますから。ただ頭そのものを攻撃されると寄生体が出ちゃうんですよね」
「寄生体って例の犬の背中から出るのと同じやつか」
「厳密には即死攻撃とか使える新しいタイプも入ってるんですけどね。でも基本仕様は下位互換になっています」
「格好つけて言うな、要するにどのタイプも強い光でイチコロってことだろう」
「そうなんですけどね。同じイチコロでもスケールが違いますよ、こいつは中身だけじゃなくて鎧ごとイチコロですから」
「なんだ、それは」
「いや、光に弱いのは中身だけのはずなんですけど、やられるとなぜか鎧ごと粉々になってとってもお得」
「お得じゃないだろ」

「これは、リヘナ...」
「次!」
「いや待ってください」
「気持ち悪いから次!」
「いや、説明を。なんなら針つきも」
「いいから次!うわっ手が伸びた、早くしろ病気がうつる!大口あけたよ〜怖いよ〜」


「旦那、落ち着きましたか?、まだ他のも見ます?、あ、そうですか、手ぶらじゃ帰れませんか、ナイスファイト。じゃあ、もう少し大物いきましょうか」

ビジネスマンさどらー 立てば歩めの親心編
「しかしこれは...でかいな」
「そうでしょう。ここまで大きくするの大変でしたよ」
「相当強いだろう。あの凶悪そうな変な顔」
「やめて下さい、傷つきます。でも腕っぷしは見ての通り、しかも崖からも飛び降りられる程の身のこなしです」
「ほう、この図体で身も軽いのか、無敵じゃないか」
「はい。このエルヒンガテの前に立ちふさがるものはありません。犬を除いて」
「おい、いま最後にチラッっとなんか言ったな」
「いやだな旦那、細かいことを。お気に召したんでしょう」
「今までの展開だと最後のゴニョゴニョが重要かつ致命的だろ。もう一度はっきり言え」
「分かりました、覚悟はよろしいでしょうか。た・だ・し、敵より犬が大好きです♪」
「開き直って嬉しそうに言うな!。なんだよ、動物好きか?、見た目より実はやさしいのか?」
「いや、性格は見たまんま、かなり悪いです。あ、ちょっと傷ついたかな、ごめんね、訂正、多少ナイーブです。正確には好きと言うより犬に恨みでもあるのか、犬を見ると追いかけ回さずにいられないんですよね」
「やっぱりな。他にもあるだろう、全部出せ」
「いや、欠点と言えばその位ですね。背中から例の寄生体出しますけど、珍しくイチコロじゃありませんから」
「あ、そうなの。どうしようかなあ、今までのと比べるとまだましかなあ。積極的に弱点さらけ出したり、飼い主なのに丸呑みされる危険があったり、泣くほど怯えさせられたりしないのなら......なんか評価のレベルが異常に低いな、何が欲しくて来たのか一瞬忘れたぞ、畜生」
「お、旦那、ようやく多少は買う気に。じゃあ、取っておきのお得情報を」
「なんだ」
「二匹いますよね。マスクみたいのしているのと、素顔のと」
「ああ」
「マスクしてるの女の子です...........旦那、大丈夫ですか?...........そんなにむせなくても...........あ、少し落ち着きましたね、聞こえてますか、しかも花嫁さん♪......................旦那、息は吸わないと吐くだけだと死んじゃいますよ...........顔色が青黒くなってきましたが大丈夫ですか?」
「ハアハアハアハア、危なかった、やさしい光が見えた。何、あれメス?」
「人間がベースなんでメス呼ばわりはどうかと思いますが、あの二匹はつがい、じゃなかった夫婦で新婚ホヤホヤです」
「’二匹’て言ってる時点で違う気がするんだが。でもあの顔で性別の違いがあるんだ」
「ええ、やっぱりメス、じゃなかった女の子の方はそれらしいですよ。あの腰の布着れ、よく見てください」
「ん、オスと何か違うのか」
「あれ実はミニスカートです...........旦那、またですか?...........お、今度は少し早く立ち直りましたね、で中は水玉です...........やっぱりこれ致命傷でしたか、.................................あ!旦那、旦那、見えそう」
「ハアハアハアハア、ハアハアハアハア、光の向こうで死んだポチがしっぽ振ってた。おい!、取っておきのお得情報ってその怪談か」
「違いますよ旦那、新婚ホヤホヤって言ったでしょう。という事は...赤ちゃん♪」
「え、何、あれ繁殖できるの」
「’愛の城を築く’って言ってください。最初に言ったでしょう、’ここまで大きくするの大変でした’って」
「じゃあ、それって子育ての事?」
「そうですよ。ちなみにあの女の子は私が手塩にかけて育てました。思い出すなあ、夜泣きで村中不眠になったり、ハイハイできるようになって村を半壊させたり、何でも口に入れちゃうから村人の大半がベトベトで農作業してたり。でも幼稚園で覚えたお遊戯を披露してくれた時は可愛かったなあ、お遊戯に巻き込まれた村人8人が尊い犠牲になったけど。そんなあの子も今では不気味、じゃなかった綺麗な花嫁に。グスッ、寂しくなってきた、駄目だ、旦那、せっかくですがあの子は売れません」
「分かる!分かるぞ、その通りだ。せっかく大事に育てた可愛い娘を。大体あの男の顔は女たらしの顔だ、それに頭も悪い、わしをお父さんと呼ぶなと何度いえば...」
「旦那、何の話で?、あの男って誰です?」
「うるさい、うるさい、とにかく娘はやらん!」

とうとうセリフがお祭りだ
ここはカプコン開発部

「タイヘンダー」
「またガナードのまねか。お前もあきないな」
「いや、本当に大変なんですよ。例のレオンとクラウザーのナイフバトルシーン」
「ああ、どうかしたのか」
「音声エディターが間違って、自分のデートの時の音声ファイルを一部かぶせちゃったらしいですよ」
「何!、もう作り直せないぞ。どうなってるんだ」
「まずはそれを確認してみましょう。まず、これが正しいシーンとセリフです」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(レオン、何かの気配を感じてナイフを抜く)
ダン、ヒュウー、ガッシャン
(間一髪で交わしたレオンの頬から血がしたたる)
 「久しぶりだな」
 「クラウザー・・・」
 「2年前事故で死んだはず・・・と言いたいのか」
 「おまえかアシュリーを連れ去ったのは」
 「なるほど・・・やはりオレとお前はコインの裏表と言うわけだ。フフ、察しがいい」

 「目的はなんだ」
 「フ、ハッ、サドラーが育てたサンプルが欲しいだけだ」
 「ハッ」
 「アシュリーは関係ないだろ」
 「サドラーにアメリカ人であるオレを信用させるためだ」

(ドラム缶を蹴り上げ切りつけるクラウザー、落ちてゆく二人、レオン立ち上がる)
 「たったそれだけの為に!」カン、キン、カッ、キン、キン

(切りつけるクラウザーと組み合うレオン、ついに蹴り倒される)
 「これもアンブレラのためだ」
 「アンブレラ・・・?」
 「お前にこの先は必要ない、死ね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「いいなあ、名シーンだなあ」
「続いて、そのまぬけな音声エディタのデートの時の音」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ウフッ、だーれだ♪.....分からないかな?」
「え〜と、だれかな。分かった、エミちゃん!」
「エヘヘ、ごめんね。待った?」
「いいよ〜。僕、エミちゃんなら死ぬまで待ってるよ」
「私だって。ねえ、私達、相性バツグンのラブラブね。イヤン、恥ずかしい♪」
「ウン、そうだね♪」
「あ、ねえ、見て見て、可愛い子猫ちゃん♪」
「ワー、本当だ。首輪してるよ、どこかで飼われているのかな」
「パパやママはどこでちゅか。ノドをコチョコチョちてあげまちゅね。可愛いね」
「エサあげてみようか」
「うん、お昼の残りのパンあった。何パンがいいかな」
「アンパンが好きそうだね、ほらやるぞ」
「イヤーン、可愛いね♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「こいつを殺せ、俺達が徹夜でバグ取りしている時に。畜生」
「落ち着いて下さい。で、混ざっちゃったのがこれです」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レオン、何かの気配を感じてナイフを抜く)
ダン、ヒュウー、’ウフッ、だーれだ♪’ガッシャン
 「久しぶりだな」
 「クラ’エミちゃん!’」
 「2年前事故で’エヘヘ、ごめんね。待った?’・・・と言いたいのか」
 「おまえかアシュリーを’死ぬまで待っているよ’」
 「なるほど・・・やはりオレとお前’相性バツグンのラブラブね、イヤン、恥ずかしい♪’」

 「目的はなんだ」
 「フ、ハッ、サドラーが育てたサ’可愛い子猫ちゃん♪’」
 「ハッ」
 「アシュリーは’首輪してるよ、どこかで飼われているのかな’」
 「’パパやママ’にアメリカ人であるオレ’ノドをコチョコチョちてあげまちゅね’」

(ドラム缶を蹴り上げ切りつけるクラウザー、落ちてゆく二人、レオン立ち上がる)
 「たったそれだけの’エサあげてみようか’!」カン、キン、カッ、キン、キン

(切りつけるクラウザーと組み合うレオン、ついに蹴り倒される)
 「これ’お昼の残りのパン’のためだ」
 「アンブレラ・・・’アンパンが好きそうだね’」
 「’イヤーン、可愛いね♪、死ね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「......どうしましょう」
「......どうしましょう、ったってもう間に合わないだろ。しかたない、パッケージの印刷はまだ変更がきくな」
「はい」
「パッケージを’サバイバルコメディホラー’にしろ」

「初めてのおつかい レオン君27歳」
はい、あ、もう直ぐ出番ですね、分かりました。よし、ちょっと発声練習しておこう。ウーエルカム、ウーエルカム、よし今日も絶好調だ。今日はバイオ4初めてのプレイヤーだな、上手に買い物できるかな。

その1
よし、まずは最初のチラ見えシーンと.....ワハハ、ちょっとビビってやんの。さて初めてのお買い物はと、おいおい、そっちじゃないよ、そっちに行ったら村人が大勢、ワハハ、あわくって引き返してきた、そうそう、こっちこっち。ウワッ、危ねえ、いきなり撃ってきやがった、初心者で助かったあ。落ち着けバカ、お前にはまだ早いよ俺を撃ち殺すのは。お、恐る恐る近づいてきた、だから銃口を俺の額に向けるなコラッ、よし「ウーエルカム」と。

何を買うか迷っているようだな。あ〜あ、いきなりライフルなんか買っちゃって。いや、入らないよ、駄目だって縦にしたって縮む訳じゃないんだから。お、それでも何とか収めたぞ。あ、そうそう最初はアタッシュケースMを買わなきゃ、でもお金が足りないんだな「ノー イナフ キャッシュ! ストレンジャー」、このセリフ言うときが一番楽しいな、もう1回言っちゃおうかな、いや、勝手に喋っちゃまずいよな。さて、こいつどうす

.........畜生、リトライしやがった。最近の若者はすぐリトライしやがる。でも何とか初の買い物は済ませてったな。この先も長い付き合いだけどあいつ大丈夫かな。

その2
「ウーエルカム」お、青コイン全部壊せたね、偉い偉い。じゃあパニッシャーをあげよう。あ、なんか迷ってるな。いいんだよ、ハンドガンは売っちゃっても、持ってても邪魔だろ。あ〜あ、両方持って行っちゃたよ、バカだねあいつ、それよりそろそろライフル買ったほうがいいのに。しかしあいつ下手だな、回復がグリーハーブ1個しかなかったぞ。この先大丈夫かね。

その3
「ウーエルカム」ワハハ、固まってやがる。そうだよ〜ん、ここでライオットガンっていうのが出てくるんだよ〜ん。あ、迷ってるな、せっかく改造したショットガンどうしようかと思って。結局買うのやめるのね「カムバック エニイタイム」、あ、やっぱり買うのね「ウーエルカム」、あ、やっぱりやめるのね「カムバック エニイタイム」、あ、やっぱりっていつまで迷ってるんだよ。お、とうとうあきらめてしぶしぶ買うことにしたか、ワハハ、面白いな。セミオートショットガンの売り出し5-3あたりに変更しちゃおうかな、そしたらもっとショックを受けるぞ。でも今回一番の収穫はマグナム買わせた事だな。実は拾えるって分かったら、あいつさぞかし後悔するだろうな、楽しみだな。

その4
「ウーエルカム」ワハハ、アタッシュケースに苦悩の跡が見えるな。そうです、苦労してロケラン拾って詰め込んだようですが、ここでアタッシュケースLLが買えたのです、何か捨てちゃいましたかお客さん。お、ダッシュで引き返していったぞ、そうか拾い切れなかった閃光手榴弾とか拾いにいったな、ワハハ、せこいやつめ。でも、多少上手くなったかな、全回復3つ持ってたぞ。

その5
「ウーエルカム」よく孤島の最初までたどり着きましたね。ここでは、色々限定にできますよって、オイ、後ろ後ろ!、敵がきてるぞ、全滅させてこなかったのかよ。初心者のくせに手を抜くなよ、やばいんだよ、ここは、俺が巻き込まれやすいし、ほら!ダイナマイトが来た、バカ、そこで倒すと俺があぶな...

その6
「ウーエルカム」とうとう最後だ、良くここまで来れたな。準備はいいか?、名残惜しいなあ、もう1周しろよ。その時はアシュリーのパンツばっかり気にしてるなよ。弾が少ないようだが少しはナイフも使えよ。もうU-3をコンテナユニット内で撃ちまくるなよ。クラウザーにマグナムずいぶん使ってたけど実はナイフに弱いんだぞ。あ、それだけでいいのか、ロケラン買わないか?、俺が「反則だ反則 その武器は」って言っちゃったもんだから、真に受けてとうとう買わなかったな。あ、とうとう行っちゃった。やれやれ、世話の焼ける奴だったけど何とか最終決戦まで行ったな。でもあいつも慣れたらそのうち他の奴みたいに一回位、俺を撃ち殺してみるんだろうなあ。まあ、いいさ、俺の仕事は武器商人だからな、欲しい奴に必要な武器を売るだけだ。それであいつが俺を撃ちたきゃ撃てばいいさ。.....ここは風の音が少し寂しいな。

「ビジネスマンさどらー 数字に強いのはビジネスマンの常識ですから」
「おい、あそこで泣いてる子供は何だ」
「いや、気にしないで下さい旦那」
「でも、’僕の右腕とっちゃやだ!’とか言って大泣きしてるがいいのか?」
「いいんですほっとけば、あんなチンチクリン。で、これヴェルデューゴです。これは凄いですよ」
「なるほど。で弱点は何だ」
「いや、旦那、いきなり弱点を確認しなくても。まず長所とか、出来る事とか、好きな色は?とか、聞きたい事他にも色々あるでしょう」
「どうせ出てくるんだから最初に教えろ。弱点は何だ」
「いや、こいつは弱点はありません」
「言い切ったな、本当か」
「本当です。いや、強いて言うと寒さに弱いのが弱点かなあ」
「やっぱりな。次!」
「あ、駄目ですか、そうですか。そうですよね、いくら普段は丈夫でも液体窒素に弱いんじゃ....」
「まてい!、寒さって液体窒素レベルの話か」
「そうです。駄目ですよねこんなの。次行きましょう」
「待てってば、液体窒素なら大抵の生物は死ぬだろ。それは弱点って呼ばなくて良いんじゃないか?」
「いや、こいつは死にません。しばらく動きが鈍くなりますけど」
「液体窒素レベルで動きが鈍くなる程度なら、むしろ長所と呼んでもいい気が。あれ、俺、間違ってるかな?、なんか分からなくなってきたぞ」
「良く分かりませんが、お気に召しました?」
「うん、長所と呼んでいいはずだ.....念のため後で確認しよう。なんだよ、寒さに弱いとか言うから、平均気温が10度を切ると冬眠しますとか、クーラーの設定温度を2度下げただけで、真夏でもカーデガンを手放せなくなるOLさんレベルとか、そういうの想像しちゃったよ」
「じゃあ気に入ったんですね。いやー旦那、お目が高い、これはお買い得ですよ。一体限定ですし」
「一見コオロギみたいな顔してるけど、そんなに強いのか」
「ええ、強力な爪攻撃、頑丈な外殻、加えて’あれ?いつの間に移動しました?’って聞きたくなる程の上から下からの波状攻撃。こいつは間違いなくNO1です」
「その上弱点もないと」
「ええ、特に頑丈さときたらピカイチですよ。待ってください、今確認します.....え〜と、繰り上がって、8掛けて、割り切れて.....計算できました。通常なら初期ハンドガン無改造に800発まで耐えられます」
「ハンドガン800発!、それはべらぼうだな。しかし、どこでそんなデータを取ったんだ、試したのか?」
「まさか。解体真書P170およびP171です」
「解体真書って何だ?」
「そうですね、平たく言えば’よいこのかいじゅう図鑑’みたいな物ですかね。色々なバイオウエポンについてのデータなんかが載っているんですよ。別名’禁断の書’でこれを使うと他のプレーヤーから微妙に軽蔑されてるような気がするという....」
「何を言ってるのか良く分からないが、800発は凄いな」
「ええ、確認するのが面倒なので憶測で言いますが、多分そこまで弾が集まらないですね。それから待ってください、計算します.....え〜と2マス掛ける8足す6だから....お待たせしました、その場合、初期アタッシュケースなら三分の一以上がハンドガンとハンドガンの弾で埋め尽くされますね。さらにえ〜と、0.47掛ける800に装填時間を足して.....計算できました、800発打ち込まれるためには約8分54秒じっとしててもらう必要があります、そしてプレーヤーはその時間ほぼボタン連打しっぱなしという苦行を乗り越える必要が」
「ますます何言ってるのか分からないが、とにかく丈夫らしいな。気に入った、よし買おう」
「旦那!、とうとう言っていいんですね。まいどあり!」
「ああ、よし持って帰るぞ。おい、いいのかあそこのチンチクリン、’やだやだやだ!’っていよいよ号泣してるぞ」
「いや、気にしないで下さい。こいつ、あのチンチクリンの右腕って呼ばれてるらしくて仲良いんですよ」
「そうか。でもあんなに泣かれると気になるな.....それにこいつもコオロギみたいな瞳が心なしか悲しそうに見えるぞ」
「いいですって。どうせ一晩寝たら忘れちゃいますから」
「そうは言ってもなあ、後味悪いな......。ごめん、やっぱりやめとくわ」
「え〜やめちゃうんですか、旦那.....どうしてもですか?、仕方ない。でもそんな旦那、なんか好きです♪」
「まあ、他にもいいのがいるだろう。わ、危ない、何するんだ」
「えっ、あっ、いけない、こら!、嬉しいからって尻尾振るな!、お前の尻尾は凶器だろ!、バカ、やめろ、飼育係の首が飛んで.....」

「悪夢の一日前」
「お願いだ、助けてくれ」

だが奴は冷たい目で俺をみる。それは生きた人間を見る目じゃない。

「何の事だね」
「とぼけないでくれ。3日前に俺にした注射、あれが理想郷への第一歩だなんてデタラメだろう」
「分からないな。言っただろう、あれは君達を幸せにする薬なんだよ」

奴が村に来たのは丁度1ヶ月前、最初は相手にする人間は殆どいなかった。そりゃそうだろう、奇跡とか、人知を超えた力、なんて話をする奴はペテン師と相場が決まっている。でも奴は語り続けた、毎日毎日村の広場で。そのうち立ち止まって話を聞く奴が少しづつ増えてきた。そしてある日、噂を聞いた領主がやってきて奴にすっかり感化されてしまい、それがきっかけで他の多くの村人達も。やがて殆どの村人は奴の信者になった。

「気がついているぞ!、あの薬はそんな物じゃない、もっと何か、そう、人を根こそぎ変えてしまうようなものだ!」

奴が村人達に理想郷を現実にする薬と称する物を注射し始めたのは10日前だった。その頃はほぼ全ての村人が奴の信者になり、人数が多いため数日にわたって注射を行う事になった。俺は最後のグループで3日前に注射をし終えた、全員に注射するのにちょうど1週間かかった訳だ。その日、俺はやっと皆と一緒になれた事で安心していたし、これで理想郷を実現するための力を手に入れられると信じていた。だが今日、俺は現実を見てしまった。

「何でそんな事を言い出すのか分からないが、安心したまえ。私に任せておけば全てが上手く進む」
「ウソだ!、俺は見たんだ。最初に注射された奴の背中から何か得体の知れないグニグニした物が飛び出しているのを!」

正直全くおかしいと思わなかった訳じゃない。最初に注射をした奴らは5日目位から少し様子が変だった。何かこう無気力な感じになって顔色も悪かったが、それでもうっすら笑ったような顔をするようになった。その顔はまるでデスマスクのように見えたが、何より気になったのはそいつらの目だ。何かを見ているようで実は何も見えていない、意思を感じないガラス玉のような目。だがそれも奇跡の力を手に入れるための一時的な状態だと説明されて、皆、納得した様子だった。もっとも俺を含めた全員が、納得するしか選択肢がなかったのかもしれない。既に村人の3分の2以上は注射が済んでいた訳だし、そこで何かおかしいと思っても、もう引き返せない所まで来ていたからな。こういう閉鎖された村社会では全員が運命共同体みたいなもので、半数以上が良しとする事態になったらそれは常に全員の合意になるんだ。

「ほう、もうそんなに成長したか、思ったより早いな。私の見込んだとおり、ここの村人達はあれの培養に向いていたようだ」

何の話か分からないが俺は奴の言葉を聴いた瞬間恐怖した。やっぱり全員何か別の物になってしまう、いや違う、本当に怖かったのは皆じゃなくて俺が、俺自身が俺じゃなくってしまうって思ったからだ。それは死の恐怖そのものだった。死んだ後、人はいったいどうなるのか、俺が俺じゃなくなったら、俺はその後どうなるのか。

「お願いです、何でもします、俺だけは助けてください」
「ほう、他の奴らがどうなっても良いと言うのか」
「はい、お願いです。俺は嫌です」
「そうか....。お前はそのままでも役に立てるかもしれないな.....。じゃあ一つテストをしてみようか」

その言葉を聞いて俺は心底嬉しかった。助かる方法があり、俺だけがそのチャンスを手に入れる事ができたんだから。正直に言おう、奴のその後の言葉を聞いても俺はまだ歓喜の中にいたんだ。

「テストって何ですか」
「村の子供を全員殺せ」
「え?」
「子供には注射をしなかっただろう、何故だか分かるか。あれは対象が子供だと駄目なんだ。子供には独自の免疫があるらしくて、あれが育たないんだよ。だから全員始末する必要があるんだ、邪魔だからな」

考えてみると奴の所を後にした頃には既に影響が出始めていたのかもしれない。俺は命じられた通りの事をしたが理性は残っているはずなのに現実感はあまり感じなかった。途中で少しだけ不思議に思ったのは、俺がしている事を周りの大人達は例のガラス玉みたいな目で観察するだけで、止めようとしなかったことだった。もしかすると、かろうじてまともだったのはもう俺だけだったのかも知れない、昨日まで向かいに、隣に住んで笑っていた子供達を殺して回るのをまともと呼んでも良いなら。多分その時、俺はもう皆と違う一人だけの道を、一人で引き返せない所まで進んでしまったんだと思う。違うのは俺は俺の意思で道を選んだという事だ。そして最後に一人の子供が残った。

「どうしちゃったの。何でみんな叫んでいたの」
「なんでもないよ」
「パパ、だって変だよ.....」

そう、村の子供全員には俺の子供も入っていた。現実感を失いつつあるなかで、自分の子供だけは最後にした事、それは理性と言うより本能と呼んでいいかも知れない。だがその時はもう、俺は理性も本能も忘れた機械のようになっていた。最後の子供に向かって手を伸ばす、

「あなた。どうしたの」

その瞬間、俺は少しだけ正気に戻れた気がする。でも振り返って見た妻のあの目と浮かべていた薄笑いを見た時、恐怖が正気を飲み込んだ.....。

「どうした。テストは済んだのか」
「はい、おっしゃる通りにしました。だから」
「分かった。お前は役立つようだな。よしこっちに来い、そのままでいられるようにしてやろう」

言われるままに前に進むと、奴は俺の首に違う注射をしながら言った。

「ところで気づいたか、所々に大人の死体があっただろう。あれを体に埋め込まれると、埋め込まれていない人間は全て敵になるんだ。唯一の例外が子供だ、あれで理性がなくなっても何かが子供を攻撃するのを拒否するんだろうな」

奴の言っている事なんてどうでも良かった。俺は、俺だけは俺のままでいられる。俺の手も足もそして心も、俺はずっと俺のままだ。注射が済んだ後、俺は奴に言われるがままに後をついていった。そしてそこに檻があった。

「なんです、ここは。中にいるのは.....うわあ!」
「そんなに怖がるな。あれの力で人間とハエを合わせたんだよ。それに仲間に対して失礼じゃないか」
「仲間?」

その時俺は気づいた、俺の腕に太い体毛が生え始めている事を。

「普通は理性をなくしても子供を攻撃するのを拒否するんだ。お前は命令に従う理性があるのにそれが出来たってことは、それ以下って事だろう。だからお前にふさわしい仲間の所に連れて来てやったのさ。こいつらは自分以外の存在は全て認めないからな、まさにそのままのお前じゃないか」

奴の声を聞きながら、俺は結局俺じゃなくなるんだな、と薄れ行く意識の中で思ったが、不思議と今までのような恐怖は感じていない。最後に誰かの声が響く「パパ、だって変だよ.....パパもパパじゃないみたい」。ああ、正気のまま奴の言う通りすると決めた時、もう俺は俺じゃなかったのかもしれない。

「悪夢の一日前 アナザーストーリー」
「テストって何ですか」
「村の子供を全員殺せ」
「え?」
「子供には注射をしなかっただろう、何故だか分かるか。あれは対象が子供だと駄目なんだ。子供には独自の免疫があるらしくて、あれが育たないんだよ。だから全員始末する必要があるんだ、邪魔だからな」

考えてみると奴の所を後にした頃には既に影響が出始めていたのかもしれない。俺は命じられた通りの事をしたが理性は残っているはずなのに現実感はあまり感じなかった。途中で少しだけ不思議に思ったのは、俺がしている事を周りの大人達は例のガラス玉みたいな目で観察するだけで、止めようとしなかったことだった。もしかすると、かろうじてまともだったのはもう俺だけだったのかも知れない、昨日まで向かいに、隣に住んで笑っていた子供達を殺して回るのをまともと呼んでも良いなら。多分その時、俺はもう皆と違う一人だけの道を、一人で引き返せない所まで進んでしまったんだと思う。違うのは俺は俺の意思で道を選んだという事だ。そして最後に一人の子供が残った。

「どうしちゃったの。何でみんな叫んでいたの」
「なんでもないよ」
「パパ、だって変だよ.....」

そう、村の子供全員には俺の子供も入っていた。現実感を失いつつあるなかで、自分の子供だけは最後にした事、それは理性と言うより本能と呼んでいいかも知れない。だがその時はもう、俺は理性も本能も忘れた機械のようになっていた。最後の子供に向かって手を伸ばす、

「あなた。どうしたの」

その瞬間、俺は少しだけ正気に戻れた気がする。振り返って見た妻はガラス玉の目に薄笑いを浮かべて、そこにじっと立っているだけだった。やっぱり、まともなのはもう俺だけなのか、俺は包丁を振り上げ、目をつぶって思い切って振り下ろす.....。

「どうした。テストは済んだのか」
「はい、おっしゃる通りにしました。だから」
「分かった。お前は役立つようだな。よしこっちに来い、そのままでいられるようにしてやろう」

言われるままに前に進む。奴は違う注射を用意しながら言った。

「ところで気づいたか、所々に大人の死体があっただろう。あれを体に埋め込まれると、埋め込まれていない人間は全て敵になるんだ。唯一の例外が子供だ、あれで理性がなくなっても何かが子供を攻撃するのを拒否するんだろうな」

奴の言っている事なんてどうでも良かった。俺は奴の口元をじっと見ていた。そして奴の口の中に目玉が見えたとき、隠していた包丁を一気に突き立てた。

「グガーッ!、何をする!」

俺は感づいていた。いや同じ血を持つ者として知っていた、と言う方が正確だと思う。奴の口の中にあのガラス玉と同じような目があり、それが弱点がある事を。俺は包丁に渾身の力を込めた。だが、奴の右腕の一振りで俺は軽々と吹き飛ばされ、壁に激突した。頭を触ってみると不自然な形と生暖かい感触、俺の頭は半分なくなっていた、力が抜けてゆく。

「馬鹿め!、せっかくチャンスをやろうとしたのに蛆虫が!」

薄れ行く意識の中で奴の言葉にかぶさるように、何か俺のそばで弾ける音が聞こえた。

「ウワッ!待て、やめるんだ!。まさか、こんなに早く。貴様、俺の言う事をなぜ聞かない!、やめ.....」

それは俺にもはっきり感じられた。俺の一部が俺の中から伸びていって奴の口元をえぐっている。奴は必死に抵抗し、俺の一部を引き裂こうともがく。だが、やがて奴の力が抜けてゆき、それが断末魔の痙攣に変わってゆく。その全てを俺は感じることができた。

部屋の中に動くものはなくなった。いや、正確には俺の一部だけがまだ何かを探すようにしばらく動いていたが、奴に引き裂かれたせいだろう、やがてそれも動かなくなった。静かになった部屋の中で、あんなに嫌だった俺が俺でなくなり、俺が消えてゆく感覚が始まっているが、もしかしたら先に殺してしまった妻に会えるのかな、と思うとこれも悪くない気もする。俺は道を引き返せたのかなあ、最後に誰かの声が響く「パパ、だって変だよ.....パパもパパじゃないみたい」。逃がしてやったあの子は大丈夫かな。ああ、お前の言うとおりパパはもうパパじゃない、でもパパは今は嫌じゃないんだよ。

「悪夢の一分前は?」
その1
さあ、もうすぐ出番だ。武器の準備は良いかな、念のため油を差しておこう。さて、袋をかぶってと、あ、忘れてた。これこれ、これを飲まなきゃ.....う〜利くなあ、ウオッカの一気飲みは、酔っ払っちったよヒック、いい感じで目が回る.....よし、行くぞ!

「出たな!、巨大チェーンソー!」


その2
みんな、メーキャップは終わったか?。ほら、お前塗り残しがあるぞ、ちゃんと全身塗っとけ。よし、柔軟体操しておくぞ。はい、体を前後に曲げて.....そこの!反りが甘い!。次は腕を回して.....はい、次は伸ばして.....そこの!伸びが足りない!、最後は体でジャンプ!、ジャンプ!、よし出番だ!

「出たな! リヘナラドール!」


その3
待て!、まだだ!。まだだってば今から興奮するな。コラ、そことそこ、ケンカしない!。駄目だって、そこでオシッコしちゃ。あ、お前はおとなしいと思ったらもう寄生体だして!、ダメダメ、シッポと寄生体一緒に振って可愛い子ぶってもダメ!。あ、はい、さあ出番だいけ、シッシッ!

「出たな! コルミロス!」


その4
')=!#$%%&'''''')')%%($# !、○×△□◇◆△●◎■×、8&y&)t%)h('g)=(h''gnh(''77HM ?、SKランゴア尚G青案がオアごあばあいあKBなおGな。いろはにほてとちるぬるをわあよたれすつねならむういのおくやまけふ、???!!!??????!!!!!!!!  !!!!!!。

「出たな! ノビスタドール!」


その5
まったくやってられないわよ、この寒いのにさあ。何よ、タバコ吸っちゃいけないのここ?、いいならゴチャゴチャ言わないでよ。あ〜、もう、くだらない、こんな格好させられて。ちょっとあんた分かってんの、何よその目は、やる気?、タンスをも破壊するこの豪腕の相手をする気?。あ、出番ですか、は〜い♪

「出たな!.....じゃなかった、あれ?。そうそう、落ち着け大統領の命で.....」
「え、パパが?」

「バイオクエスト」
ここ、ガナード村ではなぜか今頃、大幅に遅れたドラクエブームだった。今日も皆、徹夜で夢中になってゲームで遊んでいる。そして朝が来た。

村人A「ファー、おはよう」
村人B「フフフ、ゆうべは良くお休みでしたね」
村人C「あ、ずるい。そのセリフ俺が言いたかったのに〜」
村人D「タイヘンダー」
村人A「どうした?」
村人D「レオンがあらわれた!、エイダがあらわれた!、クラウザーがあらわれた!」
村人C「お前も遊びすぎ!」
村人D「あ、ごめん。いや、レオンだけ本当」
村人C「バカ!、くだらない事いってる場合か」

全員「よし、攻撃だ!」
村人A「あ、ねえちょっと、見て見て!。えい!」
村人B「なんだよ。いつもの投げオノ攻撃じゃないか」
村人A「えへへ、今のバギ!」
村人B「あ〜ずるい一人だけ。あ、だったら俺も。メラ!」
村人C「あ、いいなあ、いいなあ、ずるいよタイマツ持ってるんだもん」
村人D「へへん、だったら俺のが一番すごいぞ。イオ!」
村人C「あ、それすごい。ねえ、俺にも一本わけてよ、ダイナマイト」
村人D「お前も自分の武器でなにかやればいいじゃん」
村人C「無理だよう、俺、素手だもん。みんなひどいよ、ひどいよ、俺だけ仲間はずれで」
村人B「泣くなよ、考えてやるから。素手だろう、素手か。あ、さまよう死体っていうのはどうだ?」
村人C「それってゾンビだろう、いやだよ、そんな前作までのザコキャラみたいなの」
村人A「だだこねてる場合じゃないぞ。きたぞ」
全員「よし、いくぞ。バギ!、メラ!、イオ!、え〜と、さまよう死体〜!」

もちろん彼らは全滅したが、レオンが何ゴールド手に入れたかは知らない。次は孤城、そしてここでも......。

邪教徒A「先程、村の守備隊が全滅したらしい。しかし我々は全力でこの竜王の城、じゃなかった孤城を守らなければ」
邪教徒B「お、レオンがあらわれた!、しかしレオンはまだこちらに気づいていない、よし、みんな先制攻撃だ」
邪教徒D「いくぞ、わ、意外と手ごわいな。さすが勇者、よしスクルト!」
邪教徒C「盾を構えただけだろ」
邪教徒D「いかん、勇者のルカナンだ!」
邪教徒C「盾を壊されただけだろ」
邪教徒A「下がれ、俺の破壊の鉄球にまかせろ」
邪教徒C「そんなにいいものか。普通の鉄球だろ」
邪教徒B「待て待てみんな。俺のイオナズンでこっぱみじんにしてやる」
邪教徒C「一発しか撃てないけどな、そのロケラン。大体あいつは守備力が高いからその位じゃ倒せないぞ。あ、今のは違う、違うからな。俺は戦闘中にゲームのことなんか考えてないからな」
邪教徒A「このままだとまずいな。よし、仲間を呼んでみよう。あ、ガラドールが現れた!」
邪教徒B「だめだ、こいつは最初からマヌーサがかかっている」
邪教徒D「他に仲間は呼べないのか、あ、サイクロプスが現れた!」
邪教徒C「それじゃ一つ目だろ、あれはエルヒガンテ。だいたいあいつは城の中には入れないよ。全くどいつもこいつも。え、何?、あ、何 お前ここまで来たの?、珍しいね、持ち場からこんなに遠いところまで。なんだよ、自分の事コンコン叩いて今忙しいんだよ。え?、あ〜わかったわかった、はいはい、お前はさまようよろいに見えるよ。わかったから聖杯の所にとっとと帰れ!」
邪教徒A「やばい、レベルが違いすぎる。みんな、逃げるぞ、あ、しかし回り込まれてしまった!、いかん、邪教徒たちは全滅しました」
邪教徒C「最後までやり通すのね」

ついにレオンは邪教徒たちも倒したが、多分たいした経験値は得られていないと思う。そして、

レオン「ふう、やれやれ全滅させたか、しかし今日は変なこと口走る敵ばっかりだな。この部屋には何かあるのかなあ?、あ、ラッキー、宝箱だ、お、ロトの剣まであるじゃん、嬉しいな」

こうしてロトの剣、もとい、ロケランを手に入れたレオンは竜王、じゃなかったサラザールとの決戦に向けて旅立つのだった。あ、その前に教会、じゃなくて武器商人の所に寄るのをお忘れなく♪

「開発コード秘話」
近頃レオンとかいうエージェントの話で持ちきりだけど、最近の若い奴らは知らないだろうなあ、昔もっと手ごわいエージェントが潜入した事を。うん、ずいぶん昔の話だよ、ここの組織もまだ研究途中で今ほど戦力がなくて、俺達が体を張ってここの警備をしてたんだ。ああ、その頃俺はこの孤島の守備隊の一員だったんだ。今はそうは見えないって?、まあ、そうだろうな。ここの守備隊にはガナードの中でも特に戦闘力が高い奴らが選ばれていたから、エリートみたいに言われたんだが、戦闘を離れれば気のいい奴も多かったんだ。敵が来ない時は皆で海を眺めながら、一晩中酒を飲んで朝まで馬鹿騒ぎをして、あの頃は良かったよ、今ほど殺伐としていなくて。

ところがある日、そのエージェントがやってきたんだ。ハイテク武器に身を固めた奴に、俺達の武器なんか通じる訳がない。あっという間に俺を除いて全滅さ。そういう任務だったから死ぬのは仕方ない、みんな覚悟はできていたと思うよ。でも、許せなかったのはそのエージェントのやり口だ。吹き飛ばされて瀕死で横たわっている仲間を、奴は一人一人とどめをさして回った、そして、その時奴は笑ってたんだ。

俺だけ生き残ったのは運が良かっただけだ。たまたま奴に見つからない場所に吹き飛ばされたからな。いや、もしかしたら運が悪かったのかもしれない。仲間が一人一人殺されていくのを身動き一つできずに見ているしかなかったんだから。あの時、みんなと一緒に死んでたらって思う時もある。でも、俺は生き残った。俺の体の中の初期型のプラーガ、ああ、今と違って普通の人間より体力が高くなる程度で3日もすると体温で死んじまう代物だったけどね、そのプラーガのおかげで何とか動けるようになってから、奴の知らない抜け道を先回りして、俺はサドラー様の所に行ったんだ。

そりゃあ、止めておけって言われたさ。実験途中の、しかも今までの被験者が全員死んじまったプラーガを、今すぐ体に埋め込んでくれ、なんて頼んだんだからな。でも俺には分かっていた、奴を倒すにはそれまでのプラーガじゃ駄目なんだ。もっと強力な、この体を丸ごと変えてしまうようなプラーガが必要だって事を。結局サドラー様は俺の望み通りにしてくれた。もっとも、このままじゃやばいのが分かってきたから、サドラー様も上手くいったら儲けものって位のつもりだったのかもしれない。

誤算だったのは、奴が思ったより早く最終拠点近くまで来てしまい、俺は俺の中に変化が現れる前に奴と向き合う事になったって事だ。もっとも本当は変化が起きて何かの力を手に入れる前に、多分俺も他の被験者みたいに死んじまうだろうなって思ってた。そして、それでも良いと思っていたんだ。俺だけ生き残って何もしないんじゃ死んだ仲間に悪いからな。いずれにしても守備隊をたった一人で全滅させた奴だ、俺一人で勝てるわけがない。ボロボロになったよ。そしてその時それは起きたんだ。

最初はなんだか分からなかった、気がついたら目の前が真っ暗なんだよ。でも俺の上の方にエージェントがいる事は何故か分かって、不思議な事にどうすれば奴を攻撃できるのかも俺は知っていた。で、俺はその通りの事をしたんだ。あっけなかったよ、俺が地中から出したハサミの間でエージェントの胴体は完全に真っ二つになっていた。ああ、サドラー様は喜んだよ。俺は死に損ねた上に、事前の予測では力を使った後は元の姿に戻れるはずが、完全には元の姿に戻れなくて複雑な気分だったけどね。サドラー様は喜んで俺に何か称号のような呼び名をくれるって言ったけど、俺は予定じゃとっくに死んじまってるはずで、そんな死人みたいな気分で新しい呼び名なんて変だろう、だから断ったのさ。それで今でも俺の呼び名は開発コード、U-3のままって訳だ。で、この姿じゃ他の奴らと一緒に守備隊に戻るわけにはいかないから、一人でここを警備してるのさ。俺の話はこれでお終いだ。しかし、珍しいな、こんな所に若い奴が来るなんて。え、あ、そうか、そろそろ持ち場に戻るか、分かった。なあ、......良かったらまた来いよ。

「悪夢3秒前」
「しまった!、やっちゃった!」

この角度じゃヘリのプロペラに一直線じゃない。止めとけばよかったわ、格好つけるの。よっこいしょって崖の所に腰かけて、「ほんじゃ、ま、失礼」とか言ってそろっと飛び降りても別によかったじゃない。どうしよう。フーフー、駄目ね、吹いても止まらないわ。

あ〜、もう、いやよ、こんな間抜けな死に方。敵と戦って美しく散るならともかく、これじゃ後で何を言われるか。きっとヘリのパイロットが報告するわよ、

「彼女を待ってたら、突然空中に彼女が現れたんです。ええ、プロペラ目掛けて一直線に突っ込んできました。さあ、私にも理由は分かりません、敵に追われてた風でもなかったし。あ、でも表情、そう、あの表情が、薄ら笑いを浮かべてました。多分、頭でもおかしくなったんじゃないでしょうか」

誰がキ×ガイよ!、失礼ね。勝手に話を作らないでよ、薄ら笑いに見える?、この美しい必死の表情が。妄想に腹立ててる場合じゃないわ、でも空中じゃどうしようもないし、もう観念するしかないのかしら。あー!、まずい!。汚れた食器、2週間分溜め込んだままだったわ、おまけに生ゴミも捨ててないし。まずいじゃない、ガサツな女と思われるわ。いやよ、いやよ、死んだ後でイメージ台無しじゃない、やべえ、何とか生き延びなきゃ。

レオンが何とかしてくれないかしら。大体あいつ、時々常識はずれの身体能力発揮するんだから、今こそその能力を発揮してみせてよ。駆け寄ってきて、マッハのスピードで飛び降りて私を救ってくれるとか。あ、分かりました、そこまで贅沢言いません。なんなら駆け寄ってきて、マッハのスピードであのヘリ打ち落としてくれてもいいわ。来てくれないかしら、お・ね・が・い、来て♪、早よ来いゴラッー!。駄目ね、来そうにない、自力で何とかしなきゃ。

あ、崖が逆さに見えてる!、あれにむかってフックショットで何とかならないかしら。ちょっと格好良いわね、絶体絶命の危機をフックショットで切り抜ける美貌の女スパイ。よし、あそこ目掛けて発射!、あー!、しまった、ドレスの股ぐらに引っかかっちゃたわ。何やってるのよ私ったら、格好つけてチャイナドレスなんか着てきて。もっと動きやすい戦闘服とか、私服ならジーンズとか、いっそジャージとかブルマでも良かったのに。おまけにフックショットのせいでガニ股に。駄目よ、これは駄目よ、あのパイロットに何を言われるか、

「ガニ股で薄ら笑いを浮かべて突っ込んできたんです。ええ、とっても怖かったです」

誰が変態じゃい!。どうしよう、どうしよう、せめてこのガニ股何とかならないかしら、引っ張っても駄目かしら、エイ、エイ、エ、グシャッ!

「ビジネスマンさどらー 輝く栄光の光とハゲ、じゃなかった影」
「では、次の大物を。え〜と、村長さんです」
「ソンチョーサンって言うのか。変わった呼び名だな」
「いえ、本当の名前は、あれ?、え〜と確か、ビトビトメンルイ?。いや違う、そんな伸びたラーメンみたいな名前じゃない、何だったっけ、ピタピタナンデス?、これも違うな、そんなレオタードみたいな名前でもない、あ、旦那、思い出しました、間違いありません、こいつの本当の名前はビリビリウンコです」
「.......本当にそう呼ぶけど良いんだな?、何か嫌がってるように見えるけど。で、そのビチビチウンコが何でソンチョーサンなんだ」
「旦那、ビリビリウンコです。でもこいつ、この村の村長なので、村長さんて呼んでます」
「とても不愉快そうな顔してるけど、まあいいや。で、なに、どう見ても肉体派だけど村長なの?、こいつ」
「はい、この村の村長です。ただ、選挙で選ばれてなったのか、前の村長を絞め殺してなったのかは定かではありません」
「どう見ても後者っぽいな。で、どんな能力が?」
「ええ、え〜と何があるんだっけな。あ、村長さんですから事務処理能力は抜群と思われます」
「いや、事務員なら間に合ってるんだけど」
「あとは、あ、なんか村長さん、真っ二つになっても大丈夫らしいです。真っ二つになってもチンパンジーなみの身のこなしで敵に襲いかかるとか聞きました」
「チンパンジーなみの身のこなしって、ありがたいのかどうか微妙な表現だな。なんだよ、こいつの事良く分かってないのか?」
「はい、仕方ない正直に言いましょう。こいつ危ないらしいんでなるべく近寄らなかったんですよ」
「危ないって、野獣みたいって事?」
「いや、村長までやっている位ですから、間違いなく知的です......ハイハイ、異議申し立ては後ほど.....、ただ、ある二文字を言うと猛り狂うらしいんです」
「何?、二文字って」
「え〜、直接表現は危険らしいので、ハ行の一番最初と、カ行の四番目に点々をつけた文字です」
「ん?、ハ行の一番上が’ハ’で、カ行の四番目がえ〜と’ケ’でそれに点々を.......あ、分かった、ハ、ンモガモガ」
「シー!、旦那、駄目ですよ!。前にこいつの前でそれを言った奴、首を引きちぎられた上に残りも原型をとどめてなかったって話です」
「そりゃまた、凶暴だな」
「はい、とっても気にしてるみたいです」
「そうか、そんなになっちゃったのか.......それは凶暴だな.......、しかし凄いパワーだな.......原型もとどめないのかあ.......言ってみろ」
「はい?」
「言ってみろ」
「旦那!、人の話聞いてなかったんですか」
「そんな凄いパワーなら是非見てみたい、言ってみろ。売り物の性能を見せるのは当然だろう」
「嫌ですよ!、そんな。いや、駄目ですって、すぐ逃げろったってチンパンジーなみの身のこなしですよ。あ、いや確かにこのままならそんなに素早く動けるとは思えませんが。どうしてもですか、そうですか」
「覚悟を決めたか。よし.......なんかワクワクするな.......本当に首を引きちぎるのかな?」
「旦那!、人の首だと思って。しかたない、言いますよ。ハ..........嫌だな、もうこっち睨んでる.......ハ.......ハ、ハ、ハーハー、緊張するな......ハ.......ゲ」
「うわあ!」
「うわ、もう来た!、速い速い!、待て落ち着け、何をする、痛い痛い!、そうじゃないんだ、今のはえ〜と、そうそう、ハケって言ったんだ、ここは水ハケが悪いって、苦しい離せ、貴様、この輝く栄光の教団の教祖様に何を、あ、ごめんなさい、ごめんなさい、輝くって言うのは頭の話じゃなくて、あ、そこは駄目!、そこはやめて、口の中の目玉は弱点、弱点......」

「あ〜ビックリした。まあ、怒ったときの迫力はうちの女房もいい勝負だけど。お前大丈夫か?」
「あれ、旦那どこです?、声はすれども姿は見えず、あ、私の首が後ろ向きになってるだけですね。何とか大丈夫です」
「何はともあれ、原型を留めていて良かったな」
「はい、少し歩きにくいですけど」
「凄いパワーは十分わかったが、あのパワーをどうやって敵にぶつける?」
「そうですねえ、あ、こういうのどうでしょう。こいつの額にハ...っと危ない、あの、例のナニを書いて貼り付けておくのは」
「なるほど、敵がえ〜、なんだ、例のゴニョゴニョを声を出して読んだ瞬間が最後って事だ」
「そうすれば使えますね」
「よし、ならばそのパワーは気に入った、買った!。ワハハ、ついに最強のバイオウエポンを手に入れたぞ!え〜とこいつ名前何だったっけ、あ、そうそう、さあ一緒に来い、ビリビリウンコ。わ、怒った!怒ったぞ!、落ち着け俺はアレは言ってないぞ!、何を怒ってるんだ、あ、そこは駄目、そこは駄目.......」

「ビジネスマンさどらー 大物登場」
「旦那、泣かないで下さい」
「だって、だってあいつ、そこは駄目って言ってるのに、ヒック、俺の髪の毛むしりやがって」
「良かったじゃないですか、首むしられなくて」
「お前に何が分かる!、俺が毎朝どれだけ苦労しているか」
「まあまあ、まだ大分残ってますよ。おかげで貴重なデータが取れました、メモしておこうっと。え〜村長さんは名前を呼ばれると怒って暴れると。じゃあ次見ますか」

「あ、旦那。お詫びといっちゃなんですが、買ってくれたらおまけをつけますよ」
「おまけって?」
「必要でしょう、ザコキャラ。ついてきて下さい」

「はい、こいつらがカマ投げ村人ガナード達です」
「みんな同じ顔してるな。クローンなのか?」
「違いますよ、良く見て下さい。5人とも違う顔しているでしょう」
「う〜ん、全然見分けがつかないが。服装も顔も全く同じだろう」
「ちゃんと別々ですって。名前だって全員違うんですから」
「ザコキャラのくせに、名前があるんだ」
「ありますよ。右から、田中さん、佐藤さん、鈴木さん、吉田さん、ゴンザレス、です」
「何で最後だけ!って言いたいところだけど、むしろ他の4人の方が不自然だよなあ、ベタベタの日本人みたいな名前で」
「先祖は日本人らしいです.......すみません、今、適当に考えました、こっちの方向に話は膨らまないです」
「いずれにしても、ビリビリナントカよりはましな名前だな」
「旦那、だからビリビリウンコです」
「もうあいつの名前言うな!。で、こいつらは何かできるの?」
「あ、全然期待してませんね、正解です。所詮、やられ役ですから。でも、一応カマを投げて攻撃できます」
「じゃあ、カマ1回投げて終わりの使い捨て?」
「いいえ、カマは無尽蔵に出てきます。あ、その目は疑ってますね、じゃあ実演させてみましょうか」
「ああ、やって見せてくれ」
「よし、鈴木さん、前に出てやってみて下さい。いや違います、あなたは吉田さん。そうじゃなくてその右の、違う!、お前はゴンザレス!。あ、はい、そこの左右をキョロキョロ見ているあなた、あなたです。俺?みたいな顔しない!」
「本当に名前があるのか?」
「ありますよ、覚えられないだけです。あ、でもどうです、なかなかすごいでしょう、カマ投げ攻撃」
「すごいな〜、すごい遅いな〜、カマを抜いてから構えて投げるまでが。撃って下さいと言わんばかりだな、さすがザコキャラ」
「まあまあ。でもほら、またカマを抜いて構えたでしょう」
「すごいな〜、お前の得意な言い回しだと’ナマケモノなみのスピードで’って感じだな。ところで今どこをめがけて投げたんだ。何か狙って投げたのか?」
「さあ、多分あそこの木じゃないかと思いますけど」
「全然はずれじゃないか。コントロール悪いのか」
「いや、3回に1回は当たる位のコントロールはしているはずなんですが。おかしいなあ、ちょっと聞いてみますね.....、旦那、分かりました」
「何が分かった?」
「旦那めがけて投げたらしいです」
「何するんだ!、でも大はずれ、まあザコキャラならこの程度か。もらっておいても邪魔にはならないかなあ」
「旦那、ちゃんと他のバイオウエポン買ってからですからね。でも良かった、どれにします?」
「どれでも良いけど、じゃあ今実演したこの鈴木さんにしよう」
「分かりました。え〜と、じゃあ残ったのが、田中さんと、吉田さんと、.....あれ?。あ、旦那、すみません、それがゴンザレスでした」
「そうか.......じゃあ、違うのにしてみよう、木村さんがいいな.......探すなバカ!、最初からいないだろ!」

「ビジネスマンさどらー 小物も登場?」
「では、大物に戻ります。旦那、これはどうですか」
「.....小物じゃないか」
「いや、見た目の話じゃなくて」
「あ、思い出した。こいつ、僕の右腕がどうのこうのって泣いてた奴じゃないか」
「あ、まだ覚えてました?、忘れるようにインパクトが強烈なの間に入れてみたんですが」
「忘れるものか、さんざん駄々こねやがって。最初、近所の子供が遊びに来てるのかと思った」
「まあまあ、一応紹介します。こいつの名前はラモン・サラザール、恥ずかしながらこの辺りの領主です」
「え?、領主なの?。それは恥ずかしいなあ、そうかあ、領主かあ、それはそれは」
「旦那、まじまじ言わないで下さい、本気で恥ずかしくなってきました。それに一応一体限定のバイオウエポンですからね、見た目に似合わず凄いですよ」
「ほう、で、弱点の方は見たまんまとして、長所の方は何があるんだ?」
「え〜と、植物のエサになって、植物の方が強くなります」
「肥料か、こいつ」
「いえ、そういう訳じゃ。あ、あとご覧いただいたとおり、右腕がコウロギ、じゃなかった強力です」
「ああ、アレね、あいつは良かったなあ。待てよ、アレが右腕か?。それ違うだろう、サイズ的にはこいつがアレの右腕だろう?」
「あ、また痛いところを。私も内心そう思ってるんですけど」
「こいつ自身は何か出来ないのか?」
「はて、そう言われるとこいつ自身は何が出来るんだろう?。え〜と、あ、変な喋り方が出来ます」
「.....、他には?」
「他にもですかあ。あ、変な笑い方も出来ます」
「.....、他には?」
「まだですかあ。あ、いやみと人の悪口言わせたら天下一品です」
「.....、もういいか、怒っても?」
「待って下さい、本人にも聞いてみますから.....旦那、分かりました」
「何だ?」
「こう見えても20才だそうです」
「やかましい!」
「旦那、あんまりポンポン言わないで下さい。これでもある二文字を言うと猛り狂うんですよ」
「おいおい、またかよ。今度は何だ」
「え〜、例によってタ行の2番目と、ハ行のええっと、ああ面倒くさい!、チ、ビ、です。旦那、聞こえました!?、もう一回言いますねチ!・ビ!、もっと大きな声でいいましょうか!」
「うわあ!、あれ?、おい、両手グルグル回しながら走って来たけど、これ何だ?」
「猛り狂ってます、猛然と」
「そうか。じゃあさっそく敵にチビって言わせる相談をしようか」
「旦那、降参です」

「困りましたねえ。あと売り物になりそうなのはクラウザーさんか。でもギャグのセンスが無いしなあ。U-3はシリアスの方で使っちゃったから、当分笑いものにするのは忍びないし」
「何か分からないけど、他にいないのか!、手ぶらじゃ帰れないんだよ。あ、ちょっと待て電話が。モシモシ、ああ、俺だ、なんだって!」
「旦那、どうかしました?」
「敵対勢力が攻撃を仕掛けてきたらしい。おい、ひとまず商談は中止だ、直ぐに帰らなきゃ。落ち着いたら直ぐ戻る、続きはそれからだ」
「旦那、待って下さいよ!、あ、行っちゃった.....」

「ビジネスマンさどらー 商談は続くよどこまでも」
旦那がさどらーの元を去って早3ヶ月

「旦那!、大変です」
「司令って言えってば!、まったくどこから伝わったんだ」
「失礼しました。司令!、第二、第三基地に続き、第一基地も防衛網が突破されました!。ここも時間の問題です」
「くそう、もう駄目か」
「打つ手はないのですか?」
「ああ、我々もいよいよ全滅だな。あの時にバイオウエポンが手に入っていれば。いや、あれじゃ所詮は同じか」
「司令、脱出しましょう!」
「駄目だ!。俺は指揮官だ。最後まで見届けないとな」
「分かりました.....。モニターで各基地の様子をご覧になりますか」
「ああ。見渡す限り敵だらけだな。おや、あれは何だ、様子が変だぞ」
「何でしょう、第一基地ですね。いや、第二、第三基地も何かが。呼び出してみましょう」

「こちら第一基地!、不思議な生き物が現れました!、犬に良く似ていますが背中から何か生えています、あ、敵兵に襲い掛かりました!、凄い、次々倒しています!。ん?、一部ですが敵兵の背中について回っているだけの個体もいます。それはそれで敵兵が困っています。あ、空からも巨大な虫が、よだれをダラダラたらしながら飛んできました!」

「なんだと!、まさか」

「こちら第二基地!、こちらは二匹の巨人が現れました!、敵兵を踏みつけて回っています。あ、訂正します。合計三匹、二匹のうち一匹が子供のような個体を背負っています。あ、子供が泣き出しました、凄い声です。敵兵がバタバタ倒れています。あ、一匹がおしめを代え始めました」

「.....繁殖できたのか。いや、’愛の城を築く’だったな」

「こちらは第三基地!、こちらにも不思議な生き物が。いや、はたして生き物なのか、青白い気持ち悪いのが大勢でモソモソ歩いてます!。あ、腕が伸びました、敵兵が恐れおののいてパニックになっています。おや?、一人だけやけに大きいのが、双眼鏡で確認します。額に何か書いてあるようですが、読めません。わあ!、突然暴れだしました、凄い、敵兵の首がポンポン飛んでます!」

「さすが、村長さん。それとあの気持ち悪いのも、案外役に立ったんだな」

「司令!、危ない、敵兵が突入してきました!」
「さすがにここは無理か、地中深い最終基地だからな。でもありがとうよ、部下を助けてくれて」
「司令.......うわ!、何だ。司令、大丈夫ですか」
「何が起こった?、何だ、あの蜘蛛の足みたいなのは?、敵兵が踏み潰されているぞ」

「旦那♪、お元気でしたか?」
「お前か。来てくれたのか」
「この姿じゃ喋りにくいから元に戻ってと、よし。旦那がなかなか戻ってこないから、迎えに来ちゃいました」
「あんなに大勢連れてか。みんな良く訓練されているな」
「いいえ。旦那の所の兵隊、弱っているだろうと思ってイキの良い順に食っていいって言ってあるだけです。あ、そろそろ危ないですよ、旦那の所の兵隊も」
「まじ?、いかん!、各基地に告ぐ、直ちに全員安全地帯に避難せよ!....いや、それは駄目だ....そいつらは殺すな、攻撃しないで避難するんだ」
「旦那、相変わらずですね」
「危ない事さらっと言うあたりがお前も相変わらずだな。でも、助かったよ、ありがとう」
「旦那、らしくないですよ。そんな言い方」
「そうだな、よし。ウッウン、で、何しに来た?」
「そうそう、その調子。言ったでしょう、迎えに来たんです。あれから又、新しいのが出来たんですよ、で、早く旦那に見てもらいたくて」
「そうか。で、何が出来る?」
「お、さっそく来ましたね。じゃあ実物はないけど説明を。今度のは凄いですよ、まず.........」


ビジネスマンさどらー 了

「バイオウオーズ」
サドラー「レオン、私はお前の父だ!」
レオン「ウソだ、ウソだー!」

レオン「アシュリー、君は僕の妹なんだよ」
アシュリー「え!」

「エピローグ秘話」
アシュリー「レオン.....許さない。いつかサドラー様の仇を」

「バイオウオーズ 改」
サドラー 「レオン、私はお前の父だ!」
レオン   「ウソだ、ウソだー!。よし、だったら俺だって、アシュリー、君は僕の妹なんだよ」
アシュリー 「え?!」

「24人のレオン・S・ケネディ」
解離性同一性障害:一人の人間に独立した複数の人格が現れる。多重人格とも呼ばれる。

レオン→臆病レオン

ここは...洞窟になっているのか。紋章の鍵を使った奥がこんなになっているとはな。何が出てくるか分からないぞ、気をつけなければ..........狭いよ〜、怖いよ〜、何だよ、なんでこんなところに来たんだよお、え、何!?、「ウーエルカム」、ウワー!、ウワー!、ウギャー!。ハアハア、死んだ?、死んだよね?、ちょっと触ってみよう、何こいつ?、ショットガン全弾ぶち込んだから多分死んだよね、怖いよ〜、早くここから出よう、ウヒーッ!、何だ水滴か。外は、アワワワ、夜のお墓だあ!、夜とお墓のダブル攻撃だあ〜!、もう駄目一歩も歩けません.....、でも進まなきゃ何にも出ませんように。.....うわー!、カ、カ、カ、カラスだー、助けてくれ腰が抜けた、ロケラン、ロケラン、あ、少しチビった.....。

レオン→乱暴レオン

さて、この教会の中にアシュリーがいるはずだ、待ってろよ、今から助けに..........さてと要はあのアマを連れだしゃ良いんだろ。なんだこれはパズルか、面倒くせえな、赤を右に回してそれから、あーイライラする、止めだ止めだ!。コンチクショウ!っと、ざまあみろ、鉄格子吹き飛ばしてやった、ついでにドアも吹っ飛んだけどまあいいか。おっと、いたな、少し黒焦げになったけどこいつか。うるせえよ、「パパが」じゃねえ、パンツなんか気にしてねえでとっとと付いてこい。お、なんだジジイ、やる気か?。ナントカ教団がどうしたって?、やかましい!!.....待てこら逃げる気か、てめえから喧嘩売っといて鼻血くらいで逃げてんじゃねえぞ。お、何だ、てめえ、口の中に目玉があるじゃねえか、おもしれえ引っ張ってやるぜ、ワハハどこまでも伸びるな、よし、あそこのシャンデリアに縛ってやる、コラコラ何泣いてんだよ.....。

レオン→レオンちゃん

さて左のルートを選んだが、村人が大勢配置されているらしいな。アシュリー、周りに気をつけろよ.....アシュリー、敵だ、あそこのボックスに隠れた方が良さそうだ..........アシュリー、そのスカートどこで買ったの?、可愛いね、あたしも欲しいなあ♪、何よ、その異形の物を見るような目は、失礼ね。ねえねえ、ガナードの中でさあ、誰がタイプ?、あたしはねえヒゲハゲの村長さん、キャー恥ずかしい、ああいう男臭いタイプに弱いのよ。あ、見て見て、いやーね、女の子なのにチェーンソーなんか振り回して変なお面つけて。あ、こっちに来た、怖いわ、’ちょっとツラ貸しな’とか言われるのかしら。え、なによ、撃つの?、あたしが?、キャ、何これショットガン?、いやよ、いやよ、そんな怖い事出来ないわ。あ、ちょっと何を.....アシュリーったら女の子なのに、お嫁にいけなくなるわよ.....。


レオン→せっかちレオン

ふう、ノビスタドールも全て倒したか。さあ、先に進むぞ、心細いだろうがすぐ行くぞ、待ってろアシュリー..........急がなきゃ、急がなきゃ、何だこれ振り子か気にしてる場合か急がなきゃ、それダッシュだありゃ死んだ!。リトライリトライ、焦らなきゃ、焦らなきゃ、それダッシュだよし次焦ってジャンプだ又死んだ!。リトライリトライ、早くしなきゃ、早くしなきゃ、右見てダッシュだ左は見てないから死んだ!。リトライリトライ、早くしなきゃ。テラスを飛び降り敵は無視して走れよ走れよ扉をくぐって足場をジャンプも一つジャンプでここはどこ?.....。

レオン→幼児レオン

中庭か。何か重要な秘密がありそうだが、手ごわい敵も隠れていそうな気配がするし慎重に進まなければ..........わーい、迷路だ迷路だ、嬉しいな。キーン、僕一番乗り!。あ、ワンちゃんだ、背中から虫さんが出てるよ、面白いね。一緒に遊ぼうよ、僕が先に行くからここを探検しようね。あ、他のワンちゃん達だ、君達も一緒に行く?、よし、僕が隊長だ、みんな付いてこい!.....楽しいな、パレードみたいだね、花火もしようか、僕持ってるよ、それ!.....みんなどうして寝ちゃったの?、この花火嫌い?、え〜と、せんこうしゅりゅうだん花火だって、へんな名前。みんな、起きてよ〜、もう、一人で帰っちゃうからね.....。グスッ一人でさびしいよお、だれか来てよう、グスッグスッ、ここのお部屋は何かな、だれかいないのかなあ、あ、お姉ちゃんがいる、わーい、お姉ちゃーん!、ザク、ウッ、エイダ、何をする.....。

「ルーキー邪教徒面接中」
「新しい邪教徒を集めてくるように命じたはずだが、どうなった」
「はい、サラザール様。ご覧の通り、これだけの精鋭が集まりました」
「そうか良くやった。しかし、どうして黒頭巾の邪教徒ばっかりなんだ。それに体のサイズも皆ずいぶん違うな」
「いや、それは色々ありまして」
「まあ良い。それにしても顔が見えないな。ちょっと全員の顔を見せてみろ」
「いや、それは止めておきましょう。お互いのためです」
「なに訳の分からない事言ってるんだ。どれ、一人目は。頭巾を取って顔を良く見せてみろ。ん?、やけに毛深いな。わ!、何を!、こら止めろ!私の顔をなめ回すな!」
「あちゃ〜、やっちゃったか」
「やっちゃったか、じゃない。何だこれは」
「ばれたら仕方ありません。コロ邪教徒です」
「コロ邪教徒ですってすまして言うな!。コルミロスじゃないか、どこから連れて来たんだ!」
「すみません。なかなかいい奴が見つからなくて困ってた時に、シッポ振ってこいつがついて来たんでつい」
「だからって、犬の邪教徒って無理があり過ぎるだろ、あーうるさい!、人の耳元でハフハフ言うな!。大体どうやってお祈りさせ、だから人の頭に前足かけるなコラッ!」
「よしよし、大人しくしろ。あ、こら、サラザール様の前だぞ、疲れたからって四足に戻るな!。いいから、お座りもお手もしなくて!」
「おい、まさか他の奴らも。隣の奴も顔を見せてみろ」
「隣はバッチリ人間です」
「どれどれ....、う〜ん、確かに人間かも知れないけどさあ、頭巾の下にまた頭巾ってどうなのよ」
「駄目ですか?、チェン邪教徒」
「いや、犬に比べたらましだけど、頭巾の下にまた頭巾ってどれだけ素顔に自信がないんだ?って感じがするな。でも確かこいつも喋れないだろう。よくスカウトできたな」
「はい。こいつもシッポ振ってついてきました」
「ウソつけ!、どうやって騙して連れて来たんだか。お前もしかして詐欺師の才能あるな。で、その隣にいるのは、おい、まさかこのデカブツも」
「はい。エルヒ邪教徒です」
「.....という事はあの頭の上にチョコンとあるのは?」
「はい、我らが邪教徒のシンボル、黒いローブです。一応規則なんで着せてみました」
「乗せてみました、だろ!。畜生、何でエルヒガンテがここにいるのかと思ったら。これ勝手に連れてくると、サドラー様に怒られるぞ」
「いや、大丈夫です。こいつもシッポを....」
「シッポは無い!。いや、チェーンソーにも無いけど」
「まあまあ、怒られたら反省するフリだけしましょう」
「お前、けっこう図太いな。で、次は.......何でローブだけ置いてあるんだ?」
「違いますよ。ローブを持ち上げてよく見て下さい」
「どれどれ、よく見えないな.......何だこの黒くて小さい......おい、飛んでちゃったぞ」
「あー!、逃がしちゃいましたね!、せっかくのカラス邪教徒を」
「せっかくの、じゃない!」
「しかたがない、大丈夫です。こんな事もあろうかと別のも捕まえてあります。今ヘビ邪教徒を連れてきます」
「いらん!。だいたいカラスに何やらせるつもりだったんだ、武器も持てないだろ」
「いや、サービス邪教徒にしようかと、アイテム用の」
「ない頭で余計な事を考えるな!」
「いりませんか。じゃあ最後に自信作を」
「隣のこいつもでかいな。いや、ローブが入らない程じゃないけど」
「こいつは凄いですよ。ジャーン」
「.....俺は良いけど、困るんじゃないか。あの村」
「気にしない、気にしない、本人の強い要望ですから。村長邪教徒です」
「本当に強い要望か?、騙したんじゃないか?」
「いや、珍しく本当です」
「まあ、そう簡単に騙される奴じゃないし。でも何故?.....あ、分かった!、さては頭をローブで隠そうと。あ、顔が赤くなった、それにローブの下を見られても邪教徒なら私は剃ってますって言い訳が、あ、気の毒な位うろたえてる、そうかそうか」
「旦那、じゃなかったあれ?、そうそうサラザール様、そんなにいじめないで下さい」
「分かった分かった。しかし、こんな特殊な連中ばっかりよく集めたな。お前、自分の趣味で選んだんじゃないか?」
「いいえ。とんでもありません」
「そうか。お前には期待してるんだからな、失望させるなよ。リヘナ邪教徒」

「ルーキー邪教徒試験中 武器よさらば」
「おい、本当にこいつらにやらせてみるのか?」
「仕方ないだろう、俺達も大分人数が減っちゃたからな。ガントリングを扱える奴を増やしたいんだろう」
「だからって、何もこいつらにまでやらせてみなくても。上の連中も何を考えてるんだ」
「試してみるだけ試してみようって事だろ。命令だし、さっさと終わらせようぜ」
「ああ、ましそうな順に試してみるか」

その1 村長邪教徒

「まずはこいつか。こいつ前は村長さんだったらしいな、それがどうして邪教徒に?」
「知るかよ。本人の強い希望らしいぜ。さあここに立ってハンドルを持って、そうそうあの的を狙って、そのボタンを押すんだ」
「お、結構上手いじゃないか。さすが元村長さん」
「頭巾でよく見えないけど、得意気な顔してるな。ん、何で止める?、もっと撃ってみろ」
「なんか嫌そうな顔してるな、いいから撃て。駄目駄目、威張っても、お前、今はただの邪教徒だろ」
「あ、しぶしぶ撃ちだした、お、振動でだんだん頭巾がずれてきたぞ」
「あら、とうとう頭巾が取れて見事なハゲ頭がむき出しに.....、おい、どうした」
「あ、泣きながら撃ってる。悪かったよ、もういいよ、止めて頭巾を被り直せ。もういいってば、そんなに意地になるなよ」

その2 チェン邪教徒

「こいつか。こいつは頭がいいのか悪いのか分からないな」
「まあ一応、自前の武器を扱うくらいだからな。なんとかなるだろう」
「そうだな。よし、ここに立って。おい、チェーンソーは放せよ、それ持ってちゃ撃てないだろう。おい、それよこせってば、わ!、エンジンかけた、怒ったのかな?」
「それ手放すの嫌なんだろ、ほっとけよ。俺達はできたかどうかの試験結果だけ報告できればいいんだから」
「それもそうだな。いいか、このままで。さあ、あの的だ、攻撃してみろ!」
「わ!、馬鹿!、そうじゃない!、チェーンソーでこれを攻撃するんじゃなくて!、やめろってば、壊れたらどうすんだ!、火花が!火花が!」

その3 エルヒ邪教徒

「.......手持ちで撃てそうだな」
「ああ、どうせこのままじゃ無理だ、持たせてみよう」
「.......マシンピストルみたいだな」
「ああ、よし撃ってみろ!、あ、握りつぶしちゃった」

その4 コロ邪教徒

「こいつにもやらせるのか」
「ああ、一応全員やらせてみないとな」
「しかたない、よしよし、こっちに来い」
「お、少し位は分かってるのかな、一応ハンドルに前足をかけたぞ」
「本当だ。もしかして、あのチェンよりは期待が。よし撃ってみろ!」
「.......大あくびしてるぞ。あ、降りた.......後ろ足で体をバリバリ夢中で掻いてるな」
「やっぱり無理だったか。あ、今度は匂いを嗅いでる、あー駄目!、オシッコかけちゃ」
「錆びる錆びる、早くとめろ」

その5 ???邪教徒

「カアー、カアー」
「......えーと」
「......一応、試すだけは試し、あ、飛んでっちゃった」



試験結果報告:操作能力ありと認む者、5名?中1名(ただし細かい気配りの必要あり)。その他ガントリング破損2台、要メンテナンス(特に洗浄)1台

「Use this 10変化」
その1
Use this ! ガシャン
「特殊ロケランか、ありがたい。サンキュー、エイダ。よし、これでとどめだ!」

※これは普通の状況ですが、ありえない事が起きるのが小劇場です。

その2
Use this ! カチーン
「.....あのー、ナイフなら持ってますけど」

その3
Use this ! ジャリッ
「.....ハンドガンの弾も余ってます。しかも10発入りですか、せこいな」

その4
Use this ! パサッ
「.....今さらイエローハーブ単体でもらってもな」

その5
Use this ! ベシャッ
「.....いや、卵もいいです。しかも割れちゃったし」

その6
Use this ! ガシャ
「.....あったんだ、アタッシュケース3Lって。もういらないけど」

その7
Use this ! ドサッ
「.....どう使えばいいんだ?、この犬」

その8
Use this ! ヘヘヘヘヘ
「.....ますますどう使えばいいんだ?。あーうるさい、何がケネディ君だ、しゃべるなフケチビ!」

その9
Use this ! ズズーン
「これは使えそうだ。おーい、ありがとう〜、どうやって投げたかは聞かないよ〜。よし、いけデカブツ!」

その10
Use this ! ドスン!
「.....大丈夫か?、君の尻なら大丈夫だな、アシュリー」

「Use this おしい!」
Use this ! ビタン
「......お、これは。マジありがたい、さっそく使わせてもらうよ。何を買おうかな、マインスロアーはあった方が良かったし、それにやっぱりマグナムを買い戻しておこうかな。え〜と売り物は、どれどれアタッシュケースMとライフルと.....すみませ〜ん!、できたらもう少し最後の方のやつ、投げてもらえませんか」

「教区長公示」
「おい、本当に大丈夫なんだろうな?」
「大丈夫だって、見たんだから。じゃあ行くぞ」

ズキューン!

「痛ってー!、イテッイテッイテッ......うー。痛いじゃないか、ウソつき!」
「あれ、思ったより痛いのかな?、ごめんごめん。でもハンドガンで顔面撃たれても、痛いだけで済んだだろう」
「あ、本当だ、すごい!。本当に俺達は常人離れした体力になったんだな」
「な、な、言った通りだろ」
「他にも試してみたいな。でも、今度はお前の番だぞ」
「聞いた話じゃショットガンとかでも平気らしいぞ」
「本当、本当?。試してみたい、試してみたい。よし行くぞ」

ズドーン!

************ガナード村公示*************

神より授かった力を悪戯に試す不届き者がいるが、教団の名においてこ
れを禁止する。力は濫りにひけらかしたり、世俗的な興味で行使すべき
ものではない。今後はこうした通俗的な好奇心の結果、教団の貴重な戦
力が減るような事態が二度と起こらぬよう、教区長として切に願うもの
である。最後に頭を失い理想の地に旅立った使徒に哀悼の意を表する。

ロス・イルミナドス教団 村教区長 ラモン・サラザール
********************************





「待て、お前!。また俺の投げカマ、どこかに隠したろう」
「知らないな、何の事だ」
「とぼけるな!、今日という今日は許さない!。ウオー!」
「ウワッ!、何をする、止めろ止めないと」

ザクッ!

「あ、あ、き.....さ.....ま」
「ざまあみろ。首を切り落としてやった」

ブシュー、ヒュンヒュンヒュンヒュン

「あ、こいつ、出しやがった。待て、止めろ!」

ヒュンヒュン、ザクッ!

「うわあ!、お....の....れ」

ブシュー、ヒュンヒュンヒュンヒュン
ヒュンヒュン、シャー、ヒュンヒュン、シャー
ヒュンヒュンヒュンヒュ、ガッ!.......ジタバタジタバタ

************ガナード村公示*************

力を村人同士の私闘に用いる事も教団の名において禁止する。今は教団
のため強固な団結が必要な時期であり、同時に目的達成のため外部への
教団戦力の示威の必要な時期でもある。しかるに寄生体同士が絡み合う
という情けない姿で二名の使徒が発見された事は、教団の権威を失落さ
せ、敵対勢力に教団の力に対する疑問を抱かせるものである。

ロス・イルミナドス教団 村教区長 ラモン・サラザール
********************************





ブィーン、ブィーン、ブィーン、

「ウアー!」
「アア、ウアー!」


ブィーン、ブィーン、ブィーン
ギャーン、ギャーン、ブィーン、ブィーン、ギャーン、ギャーン、

************ガナード村公示*************

教団より支給された武器を敵以外に用いる事も禁ずる。幸いにして今回
は体力の高い個体同士のいさかいであったため、貴重な戦力を失う結果
には至らなかったものの、教団の目的達成を阻害するあらゆる事態は回
避せねばならない。大体あなた達は女の子でしょう。なのに姉妹ゲンカ
でチェーンンソーなんか振り回すんじゃありません。まったく。

ロス・イルミナドス教団 村教区長 ラモン・サラザール
********************************





「ウー、ワンワン!。ワンワンワン!」
「ガルゥー!、ガガガガガ!」
「ウガー!......キャインキャイン!」

ブシュー、ヒュンヒュンヒュンヒュン

「ギャン!キャイン!」

ブシュー、ヒュンヒュン

************ガナード村公示*************

ワンワンワンワンワン!。ワンワンワウ?、ウー、ワンワン。ワワン、
キャンキャン、ワンワンワンワン!

ロス・イルミナドス教団 村教区長 ラモン・サラザール
********************************





「あのチビ、またなんか公示を出したらしいぜ」
「またかよ、細かい事をグジグジと。だから背が伸びないんだ」
「まったくな。あれも駄目、これも駄目、いい加減にしろってんだ」
「本当だよな。ったくフケチビが」

************ガナード村公示*************

チビ言うな!

ロス・イルミナドス教団 村教区長 ラモン・サラザール
********************************

「アタッシュケースの中身って・・・・」
アタッシュケース、プレーヤーはそこに色々な物を詰め込んでいます。それは武器・弾薬だけでなく、この先への希望だったり不安と混乱だったり。アタッシュケース、その数だけそれぞれに物語があるのです。


その1
「とうとう倒してやったぜ。苦労させやがってこのプレーヤー」
「じゃあ、例によってアタッシュケースの中身を確認してみるか」
「ああ、倒した俺達の役得だからな。いつもの通り中身をいただいて売っちゃおうぜ」
「どれどれ、ふーん、なるほど。レッド9、ライオットガン、セミオートライフル、セミオートライフルのスコープ、手榴弾が1つ、焼夷が2つ、閃光が2つ、各種弾丸、あと全回復5つか。まあ、この時点なら普通だな」
「ああ、そこそこの金になりそうだな」

その2
「ハアハア、しかし今度のプレーヤーは手ごわかったな」
「ああ、シカゴなんか使いやがって。後ろから投げたダイナマイトで倒せたものの、危なかったな」
「さて、アタッシュケースの中身はと。うわ、ひでー!」
「どうした?」
「特典武器がシカゴ以外にも無限ロケラン、ハンドキャノン、P.R.L.412。あとはあれ?、何でだよ、こいつ、なぜかボウガンまで持ってやがる。そして残り全部回復」
「正義の味方と思えん卑怯者ぶりだな。でもやっぱりマチルダだけは嫌われたか」

その3
「今度の奴は不慣れな感じだったな」
「ああ、ハンドガンは弾切れっぽかったし、ナイフだけで必死に頑張ってたけどな」
「さて中身はと.....何て表現していいか分からないんだけど」
「なんだよ。何が入ってるんだ」
「えーと、弾切れのハンドガン以外にマインスロアーのスコープとマシンピストルのストックが入ってるんだけど、でもマインスロアーもマシンピストルも持ってないな。あとなぜかランカーバスが6匹入ってるんだけど。」
「......想像を絶する混乱ぶりだな」

その4
「こいつはハンドガンしか使わなかったけど、他には持ってないのかな?」
「ああ、最近はハンドガンクリアーとか目指す奴もいるらしいから、その手の奴かもな」
「よし、中身を確認してみようぜ。ん?、何だこりゃ?、ハンドガン、パニッシャー、レッド9、ブラックテイルに何とマチルダまで。あとは全部ハンドガンの弾だ」
「.......アホだな、こいつ」
「ああ。ハンドガンクリアーの意味を微妙に間違ってるな」

その5
「今度の奴、逃げ回るばっかりで全然戦う気がなかったみたいだけど」
「確かに。みっともない位逃げ回っていたな。でも結局逃げ切れず、さて何持っているかな.....わ!」
「どうした?」
「びっくりした。全部、救急用スプレー」
「どんだけ弱虫なんだ」

その6
「今度の奴はどうだろう。こいつも逃げ腰だったけど」
「どれどれ、中身はと.....俺には最近のプレーヤーの考える事は分からん、ちょっと見てみろ」
「.....閃光手榴弾でびっしり」
「閃光手榴弾に何をそんなに期待したんだ?、こいつは」

おまけ
「こいつのアタッシュケースは変な感触だな」
「どれどれ、開けてみよう」
「.....アタッシュケースLが入ってた。アタッシュケースの中にアタッシュケース入れてどうするんだ」
「新しいパターンだな。で、そのアタッシュケースLの中は」
「.....アタッシュケースM。という事はさらにその中は、予想通りアタッシュケースSか」
「じゃあアタッシュケースSの中には一体何が?」
「よっぽど大事な物なんだろうな、これだけ厳重に。どれどれ、あ」
「どうした?、なんだった?」
「サーモスコープが入ってた」
「どういう誤解したんだ?」

「紅い・・・」
真紅のローブを身に纏ってみたかった。教団に対する情熱の深さを表す赤、それは教団内での権威の象徴だ。選ばれた数人しか着る事が出来ないローブ、それを身に纏うのに相応しい人物はそれ程多くはない。実際、私に言わせれば、今、あの赤いローブを着ている連中には誰一人その資格はないが、私は間違いなく自分がそれにふさわしい数少ない一人だと自負している。教団に対する愛情、そして教えを忠実に守る気持ちは、赤いローブを着ていても所詮は威張り散らすしか能のない愚かな奴らより間違いなく強いのだから。だが今の私は。

私は教団に入信したばかりで、まだローブを着ることさえも許されていない。裸の上半身を白く塗っているだけだ。未開の地の野蛮人のような姿。時々、私の知性がこの姿に徐々に侵食され、白く塗った体が頭の中まで白く染めていく気がして耐えられなくなる。周りの奴らが私を蔑んだ目で見ているようにも感じる。早く、早く着てみたい、あの赤いローブを。

ある日の事だった、武装した異教徒を殺せ、という命令が下ったのは。私を含む一団は水の広間で異教徒を迎え撃った。私は私の忠誠心を示す絶好の機会が訪れた事を喜んだが、ここで私は信じられない扱いを受けた。私にだけ武器が支給されなかったのだ。それでも私は戦闘に積極的に加わり、勇敢に戦うつもりだったが、実際やって来た異教徒は恐ろしい奴で、私には近寄る事も出来なかった。異教徒は多くの武器を携え、戦い慣れた身のこなしで攻撃をかわし、奥の部屋に立て篭もった。膠着した状態になり、我々は部屋の入り口にすら近寄れない状態だった。その時、一団のリーダーである赤いローブが私に恐ろしい命令を下した。私に一人で部屋に入るように命じたのだ。武器を持った相手がいる部屋に素手で入れと言うのか。私は面と向って捨て駒扱いされた事に怒りを覚え、異教徒よりもこいつを殺してやりたいと本気で思った。

その時、ある事実に気がついた。そうだ、こいつが死ねば赤いローブが一人いなくなる。いや、こいつだけじゃ駄目だ。周りにいる奴ら、こいつらも全員いなくなれば私の道は大きく開ける事になる。その為には......。私は一人で奥の部屋の前に立った。他の奴らからは部屋の入り口も私の姿も見えていない。私は直ぐには攻撃されないドアの横の位置に立ち、部屋のドアを大きな音を立てて開けた。中からの銃撃で、私の前の壁に幾つも穴があく、私はドアを閉めそして叫んだ。

「早く来てくれ!」

数人が走ってこちらにやって来た。私は言った。

「奴に撃たれて動けない、だが奴も手負いで今がチャンスだ」

愚かな奴らが部屋に飛び込んでゆく。私はドアを押さえた、耳を澄ますと銃声と断末魔の叫び声。中の一人がドアに死に物狂いで体当たりをしているのが感じられた。焦げ臭い匂いがする、どうやら邪教徒の武器で生きながら焼かれているらしい。私はドアに体重を預けた。やがて何も聞こえなくなると、私はもう一度叫んだ。

「奴は深手を負ったぞ、早く来い!」

今度は残る全員がやって来たが、まだドアの前で躊躇していた。何かがおかしいと感じ、部屋に入る最初の一人になるのが皆嫌なようだ。私は奴らの踏ん切りをつかせる為に、もう一度勢いよくドアを開けた。その勢いに背中を押されるように、一人が部屋に飛び込むと残りの奴らも次々と飛び込んで行き、最後に赤いローブが部屋の様子を伺いながらそっと入っていった、ふん、保身だけの臆病者め。私はドアを閉じて、全身の力で押さえつけた。

やがて部屋の中が静かになり、今度は私が行動を起こす番だった。私は部屋の前を離れると落ちていたボーガンを拾い、急いでテラスに向った。そこでボーガンを構えて待っていると、やがてクランクが上がり、奥の部屋での目的を果たしたらしい異教徒が出てきた。ボーガンの狙いを定めて、初めて私は異教徒の顔を見た。

顔を見た瞬間、私は動けなくなった。鋭い眼光に野獣のような殺気。その時私には分かった、こいつは異教徒なんてものじゃない。我々と志を同じにしている者でないのは勿論だが、こいつは根本的に我々と違う。何かを頼っている顔ではない、自分以外を信じない生き方をして、それで生き延びてきた男。男がこちらに気がついているはずもないのに、私は凍りついたままだった。しとめ損ねたら間違いなくこっちが殺される事を確信させられ、私は男が立ち去るまで竦みあがっていた。あの男は危険過ぎた.....。

しかし、私は諦め切れなかった。どうしても赤いローブを着たかったんだ。私の立場は教団員が数人減った位では相変わらずだったから、あの男がどんなに危険でも利用すべきだし、だからこそ利用価値があると考え直して、その後の戦闘にも自分から参加するようにした。実際、上手くやった。次の赤いローブを着た奴も俺の口車に乗って、自分からおとりになる羽目になった。

「早く逃げて、下のガントリングで我々を助けてください」

こいつも簡単に騙されてくれた。私はやられた振りをして、愚かな奴がライフルで撃ち殺されるのを薄目で見ていた。そして、その次も、その次も、男は気がついてなかっただろう、私がこっそり手助けをしている事を。だがそれでも私の立場は変わらなかった。何故だ、他の奴らが死んだだけじゃ駄目なのか。そうか、分かったぞ。私自身が何か手柄を立てて、忠誠心を示す必要があるのか。良かろう、獲物としての価値は十分高まったし、次であの男を仕留めてやる。私は今ではあの男の事を誰よりも理解しているからな。そして最終ステージの幕が開いた。

この塔が最後の砦だった。度重なる戦闘で我々の人数も大幅に減り、赤いローブはわずかに一人、他にはサラザール様の側近、そしてサラザール様が残っているだけだ。この後が無い状況で手柄を立てれば、間違いなく引き立てて貰えるはずだ。やがて男が姿を現し戦いが始まった。男はやはり手強く、最後の赤いローブを殺すのには私の手助けは必要なかった。私は喜びに震える。邪魔な奴らはもう殆ど残っていない。ここで男を倒せば、いよいよ私は。

幸いにも、男も怪我をしたようだった。階段を登って来るその足取りは重い。やがて階段の踊り場で男は立ち止まり、壁に向って下を向き大きく息をついている。残った他の奴らはそれでも男に近寄る気にはなれないようだった。力を失いつつあるのに、野獣のような殺気がそれでも内から湧き出ているのが感じられる。だが私は男の体力が限界に近い事が分かっていた、これまでずっと男を見てきたから。私は一人、慎重に、他の誰も手出しが出来ない男に近づいていった。肩で息をした男がこちらに気がついて顔を上げる。その顔に初めて恐怖の陰を見て、私は目の前の手負いの獲物に感謝したい気持ちになった。とうとう私の為に役に立つ最後の時が来たんだ。だが、男が見ていたのは私ではなかった。

突然重たい物に突き飛ばされて、壁に激突すると同時に大きな音がした。一瞬の間を置いて全身に激痛が走る。気が狂うような痛みの中で、何かを間一髪交わしたらしい男の立ち上がる姿と、燃えさかる木片が目に入った。死の罠、火炎樽。私がいるのに奴らは何をしたのだ、これだから愚かな連中は。男が階段を登って行く。後姿がぼんやり見えるが、弾けた木片に全身を無数に突き刺さされ、瀕死で上半身のみを壁で支える私にはもはやどうする事もできない。やがて痛みも薄れてきて、私は今起こった事について考える。’私を殺せば’と、私と同じように考えた奴がいたのだろうか。いや、私にはそんな価値はなかった。むしろ私を巻き込んででも男を殺せば、と考えたのだろう。もう上半身すら支える力も無くなり、私は徐々に崩れ落ちてゆく。体に刺さった無数の木片から大量の血が流れ、私の白い体を赤く染めてゆくのが見える。そうだ、私はこれを身に纏いたかったんだ。血の赤、真紅の。

「ルーキー邪教徒 チーム史上最大の危機」
尚、ルーキー邪教徒のメンバーを忘れた、またはそもそも知らん、という方は7877か7920を読んでください。

「サラザール様、全員無事に面接も通った事だし、どういう任務を与えましょうか」
「全員は無事通ってないけど、お前が勝手に全員入れちゃったんだろ!」
「またそんな意地悪を。結構気に入ってたじゃないですか」
「そりゃあ、一部は気に入ったけど、俺はカラスまで許可した覚えはない」
「じゃあ、犬は良いんですね。よしやった、良かったな、コロ邪教徒。そうかそうか嬉しいか、シッポそんなに振って」
「あ、待て、ずるいぞ。お前本当に詐欺師の方が向いてるな。分かった分かった、とりあえず全員仮採用という事にしておこう。それよりこいつら、もう朝礼には出席させるなよ」
「何故ですか?、今朝は全員、大人しくしてたでしょう」
「大人しくしてても迷惑なんだよ。大体ビックリしたぞ、朝礼中にカラスだの、犬だの、このデカブツだのが並んでるの見つけた時は」
「何が迷惑なんですか?、全員静かに並んでましたよ」
「まあ、意外と馴染んでて、正直俺も最初は気がつかなかったんだけど。でも俺の気持ちも想像してみろ、訓示たれてる最中に、’何で俺、今、カラスと目が合ってるんだ?’ってふと疑問に思って、その後、’カアー’て言われて我に返ってよくよく見れば、その後ろは犬に袋にハゲにデカブツ!。一瞬パニックになって何の話してたか忘れたぞ。とにかく、もう朝礼には出さなくていいからな」
「待って下さい。今、意見を聞いてみますから.....みんな、せっかくだから出たいと言ってます」
「うそつけ!。しかたない、じゃあせめて最前列に並ぶのやめて後ろの方に並ばせろ」
「待って下さい。また、意見を聞いてみますから.....みんな、やる気は誰にも負けないのになぜだ、と憤慨しています」
「うそつけ!、今あくびしてたぞ、その犬。こいつらが最前列だと邪魔なんだよ、特に、その、何だっけ、このデカブツ?、あ、そうそうエルヒ邪教徒。こいつ前の方に並べると、後ろの他の邪教徒がコイツのケツしか見えないだろ。俺の訓示の時に、みんなとても見にくそうにしてたぞ」
「おまけに対象物が小さいですしね」
「何か言ったか」
「いえ、何でもありません。分かりました、後列に並ぶという事で妥協してあげましょう」
「いちいち偉そうに。お前本当に図太いな。見た目は青白くて一見ひ弱そうなのに」
「それでサラザール様、話を戻しますけど、どんな任務を与えましょうか?」
「そうだなあ、どこかの警備でも出来ると良いんだけど、全員まとめては無理かなあ。警備させるなら別々にだな」
「何を言うんですか!。もはや我々はチームなんです。それをどうしてわざわざバラバラに引き離すようなまねを、鬼!。あ、訂正、小鬼!」
「言い直してまで具体的に罵倒するな!。こいつらにチームで警備させるの不安なんだよ」
「そんな事はありません。敵を寄せ付けない最強の警備チームになるはずです」
「まあ、敵を寄せ付けないと言うより、むしろ敵が寄り付かないかもしれないけど。とにかく全員同じ場所は駄目、これは決定だ!」
「待って下さい。かわいそうだと思いませんか。彼らは既に家族以上の深い絆で結ばれています。彼らは全員がそろって始めて最強のチームなんです。たとえ一人でも欠け、あ、また飛んでっちゃた.......仕方ないな」
「だからヘビを代わりに入れるな!」

「ルーキー邪教徒 そして死の任地へ」
「仕方がないですね。任務第一です、妥協しましょう。ではまずはコロ邪教徒なんですが。こいつはどこが良いと思いますか?」
「そうだな、中庭辺りでいいんじゃないか」
「それじゃ普通過ぎるでしょう」
「いいんだよ、普通で。仲間だって大勢いるから寂しくないだろ」
「そんな、本人だって気分を悪くしますよ。仮採用とは言えエリートである邪教徒の一員ですから。ほら、見てください、俺をあいつらと一緒にするなワンって顔しています」
「ローブ着てるから大丈夫だワンって言っとけ!、じゃあお前はどこが良いと思うんだ?」
「もっと敵の裏をかく大胆な配置にすべきです。そうですねえ、あ、例えば湖なんてどうですか」
「湖畔だったら、やっぱり他にも犬はいるぞ。それは良いのか?」
「そうじゃなくて、湖の中に配置するんですよ、あのデコボコの代わりに。いいですか、想像してみましょう。敵を見つけるなり華麗な犬かきで猛然と追跡するコロ邪教徒の勇姿。しかし敵はエンジン付きボート、見る見る引き離されてゆく。やがて諦めて敵を見送るとランカーバスを追いかけて遊びだすコロ邪教徒.....駄目ですか?」
「本気で言ってるんならお前をデコボコのえさにしてやる」

「ルーキー邪教徒 そして死の任地へ。今度は冷静に作ってみました」
チームの分解という史上最大の危機を、彼らは立ち向かうのが面倒くさいので黙って受け入れる事にしました。どこかで読んだ事があるようなフレーズだと思ったあなた、気のせいです。そしてコロ邪教徒の扱いについては、何故か周知の事実になっている気がするので、その次から。

「次はチェン邪教徒ですが」
「チェーンソーだろ。だったら遺跡かその次のトロッコあたりが一番だと思うんだが」
「それも普通過ぎてつまらないじゃないですか」
「いいんだよ、無理に面白くしなくて。じゃあ、どこが良いと思うんだ?」
「う〜ん、あ、あそこどうですか。ガラドールがいる地下牢」
「ガラドール追い出すの?、かわいそうじゃないか」
「でも侵入してきたエージェント、きっと騙されますよ。歩いて移動すれば安全と思ってたら、いきなり後から首チョンパ」
「う〜ん、一応保留にしておこう」

「次のエルヒ邪教徒に関してご意見は?」
「エルヒガンテは溶鉱炉で良いんじゃない」
「だから!、どうしてそういう元に戻るような所ばっかり考えるんですか」
「出来れば元に戻したいんだよ!、俺は。じゃあお前の意見は」
「こいつについては一度試してみたい所があるんですが。あの開かない扉の部屋があるでしょう、マグナムとか置いてある」
「ああ、あそこは狙われやすいからな。あの部屋の前か」
「違います、あの部屋の中です」
「それは無茶だろう、あんな狭い所に。あいつで部屋が一杯になるぞ」
「駄目ですか、じゃあ、2番目のガラドールが落ちてくる所の檻。あの檻の中でも良いです」
「なんでわざわざ狭い所ばっかり選ぶんだよ」
「いや、一度大きさを実感してみたくて」
「ローブを頭に乗せただけじゃ足りないのか!」

「次は村長邪教徒なんですが、こいつに関しては最初に申し上げておきたい事があります」
「何だ?。真面目な話か?」
「やはり元村長のプライドもありますから、重要な拠点が良いと思うんです」
「あ、真面目な話だった。身構えちゃった。そうだな、こいつは使えそうだしな」
「そこで、我々の最終拠点、塔の最上階を提案します」
「ちょっと待て!、あそこは俺の見せ場だぞ。あそこ取られたら俺はどうすればいいんだ」
「好きにして下さい。あ、地下水路でノビスタドールあたりと一緒にっ事で良いんじゃないですか」
「なんだその扱いは。城主だぞ、俺は。なんで虫なんかと一緒に」
「虫でもあなたより大きいんですけど」
「またなんか言ったか」
「いいえ、何でもありません」

「カラス邪教徒はさすがに仕方ないですね。他のカラスと一緒に配置します」
「ほう、物分りが良いな。もっとも他のカラスは配置しているんじゃなくて、勝手に住み着いているんだけど」
「とは言え、エリートである邪教徒の一員です。本人も他のカラスと違うところを見せてやると張り切ってます」
「ふーん、例えばどんな?」
「そうですね、例えば閃光手榴弾でやられた時、弾薬ならマグナムの弾、お宝ならルビー、最低この位は出す覚悟があるそうです」
「あんまり張り切らないように言っておけ」

「しかし、全然計画が立たないな。唯一使えそうなのはチェン邪教徒の案くらいか。よし試しにやってみろ」

「行ってきました。失敗です」
「えらく早いな。どうした、ガラドールが場所空けてくれなかったのか」
「はい。聞く耳持たなくて、て言うか話かけるとすぐこっち睨んで鉄爪を出すもんだから、怖いんで諦めてチェン邪教徒と並べて置いてみたんですよ」
「それでどうなった」
「その後、敵が来たんですけどね。チェン邪教徒がチェーンソーのエンジンかけたらガラドールがそっちの音に反応しちゃって、その後は敵を尻目にもう壮絶なデスマッチ。いや〜すごい迫力でしたよ」
「何だよ、唯一使えそうな案も駄目だったじゃないか。その位最初に気がつかなかったのか」
「あ、ずるいなー。自分だって気がつかなかったくせに。でも一つだけ良いことが」
「何だ」
「喜んで下さい。結果は我らがチェン邪教徒の完全勝利です」
「ガラドールさーーーーーーーーん!!!!!!」

「紅い・・・ルーキー邪教徒編」
真紅のローブを身に纏ってみたかった。教団に対する情熱の深さを表す赤、それは教団内での権威の象徴だ。選ばれた数人しか着る事が出来ないローブ、それを身に纏うのに相応しい人物はそれ程多くはない。実際、私に言わせれば、今、あの赤いローブを着ている連中には誰一人その資格はないが、私は間違いなく自分がそれにふさわしい数少ない一人だと自負している。だが今の私は。



「コラッ、!何をうろちょろしてるんだ。早く来い!」
「まあまあ、可哀そうでしょう。そんなにきつく言わないで下さいよ」

.......威張り散らすしか能のない愚か者め。いつか赤いローブを着れる身分に、いや、もっと偉くなってこいつらをアゴでこき使える身分に、と決意するコロ邪教徒であった。



「訓練の成果を見せてみろ。ふ〜ん、なかなか良くなったな」
「よかったな、誉められたぞ。よしよし、お、嬉しそうだな」

.......たとえ愚か者と見下している奴らにでも、なでられると嬉しくて、つい尻尾を振ってしまう。そんな自分を切なく思うコロ邪教徒であった。



「じゃあお前はどこが.......」
「例えば湖なんてどう.......あのデコボコの......」

.......湖の中!、愚か者に己の運命を託すのか。無力な我が身を一瞬呪ったが、その後’ランカーバスと遊ぶ’と聞いて、嬉しさのあまり、そこらじゅう走り回るコロ邪教徒であった。



「よし今日の訓練は終了だ。帰るぞ」
「さあ、みんな、帰るぞ。ありゃ、こいつ疲れて寝ちゃってる。あ、いいよ起さなくて。お前たち2名は後から来い」

.......なんだかんだ言っても、今はこうしてエルヒ邪教徒のお腹の上でグッスリ寝ているのが一番しあわせ♪、と思っているコロ邪教徒であった。



そしておそらく、目が覚めたらコロ邪教徒の考える事は’腹減った。ごはんは?’だけで、赤いローブの事は100%忘れているに違いない。
でも幸せって案外そんなものなんだよ。


お・し・ま・い

「初プレイアンケート結果」
以下は、当方が独自に調査したバイオハザード4の初プレイ時のアンケート集計結果である。これから初プレイに挑戦するプレーヤーには参考になると思われるが、ネタばれが多すぎるので刺激が欲しいプレーヤーは目を通さない事をお勧めする。


■アンケート1 村編

・いきなり道を間違えて、車の警官に「そっちじゃねえ、馬鹿」と言われた(70%)

・最初のカラスには襲われると思って恐る恐る進んだ(45%)

・村で最初の戦闘をようやくクリアした後、オープニングタイトルが流れるのを見て、「まだ始まってもいなかったのかよ」と先行きに不安を感じた(90%)

・鶏は殺してみた(8%)

・牛は殺そうとして逆襲された(8%)

・犬は死なないので怖くなった(8%)

・ペンダントを肥溜めに落としてから拾い、その後で肥溜めの蓋を閉めるという意味のない行動をした(89%)

・転がる岩から連打で逃げた後、アクションコマンドに全く反応できずあっさり死んだ(98%)

・転がる岩の所は、実は連打の部分ですら1時間以上かかった(38%)

・チェンソーにハンドガンで挑戦して、あっさり返り討ちにあった(92%)

・チェーンソーの死体が消えないので、「もしかして後で蘇るの?」と不安になり、念のため焼却しておこうと焼夷手榴弾を無駄に使った(0.001%)



■アンケート2 古城編

・投石器の所では、何がどうなっているのかも分からないまま吹き飛ばされまくり、もう帰ろうかと思った(63%)

・ロケランを拾える所の先で、アタッシュケースLLを売っている事を知って「しまった〜、罠だったか〜」と思った(17%)

・アシュリーパートで鎧に追い回されている最中、さらに帰る方向も分からなくなり、泣きたくなった(53%)

・溶鉱炉でエルヒガンテが2匹出て来たのを見て泣いた(83%)

・溶鉱炉の蓋の使い方が全く分からず、意味のないタイミングで一回開いた(67%)

・トロッコでは梁にさんざん頭をぶつけた上、最後は谷底に落ちた(74%)



■アンケート3 孤島編

・オーブンから飛び出してきた戦闘員に、本気で怯えた(100%)

・リヘナラドールには最初、とりあえずハンドガン、ショットガン、マグナムの順に使い、結果大量の弾薬を無駄に消費した(84%)

・クラウザーとのナイフアクションで嫌になるほど死にまくり、リトライの度に言われる’久しぶりだな’のセリフに「さっきから何度も会ってるだろうが!」と内心思った(7%)

・U-3を見て「村長しぶといな〜」と思った(100%)

・コンテナ内でU-3にロケランを使ってしまった(3%)

・クラウザー戦は何が何だか分からないうちに最終決戦まで進んだ(72%)

・砦では完全に迷子になった(98%)

・サドラー相手に’よじ登る’の後、ボタンを連打していた(5%)

・恥ずかしいので人には言わないが、ジェットスキーで散々しくじって「ライドオン、スイートハート」をうんざりするほど聞かされた(46%)

・ラストシーンを見ながら、「ところでゾンビはいつ出てきたんだ?」と思った(0.001%)



■アンケート4 全編を通じて

・ナイフなんか、設置物を壊すのに使わなければ持っている事すら忘れそうだった(90%)

・武器商人に’反則’と言われた事を真に受けて、ロケランは買わなかった(12%)

・閃光手榴弾を使うタイミングがさっぱり分からず、さりとて売って良いかも判断がつかずにアタッシュケースを無意味に圧迫した(100%)

・実はアシュリーがいつ変身するのかと、気が気ではなかった(31%)

・ヘビには、ほぼ100%の確率で噛まれた(100%)

・敵と武器商人の区別がつかなかった、て言うか、いまだにつかない(0.001%)



■アンケートおまけ:18歳以上対象マークが付いているにも関わらず、18歳未満なのに購入した人の言い訳。

・お店に行ったら黙って売ってくれた(75%)

・18歳以上対象マークが付いている事を知らなかった(14%)

・18歳以上対象という漢字の読み方が分からなかった(0.09%)

・自分の歳が分からなかった(0.01%)


なお、集計結果に対する抗議は一切受け付けていない。

「教えて!親切なあなた」
名前:タケシ 日付:6月×日 
僕はまだ初心者でヘタクソです。水の広場のところがどうしても上手くいきません。助けてください!

名前:偽りのGon 日付:6月×日 
こんにちは。水の広間ですか、あそこはなかなか大変ですね。初心者という事であれば、モードはアマチュアかイージーですか。それなら、それ程難しくないと思います。まず、部屋に入ったら直ぐに上向きに手榴弾を投げるか、ライフルを使ってボーガンを素早く始末してから・・・・・

名前:タケシ 日付:6月×日
手榴弾は持っていません。ライフルも駄目です。モードはプロです。

名前:偽りのGon 日付:6月×日 
もう、プロモードに挑戦中でしたか。そうであれば初心者とは言え一通りの攻略は出来ますね。でもライフル持っていないんですか!。ご存知だと思いますが、この後、ライフルがないときつい場面がありますよ。今持っている装備は何でしょうか。

名前:タケシ 日付:6月×日
ハンドガン、ライオットガン、セミオートライフルです。

名前:偽りのGon 日付:6月×日 
セミオートライフルでも別に良いんです。では、セミオートライフルを使ってボーガンを素早く始末してから・・・・・

名前:タケシ 日付:6月×日
いいえ、セミオートライフルとライフルが同じである事くらい、私も知っています。そうじゃなくてライフルは弾がないんです。

名前:偽りのGon 日付:6月×日 
こんにちは。ライフルの弾が全然ないんですか。そうするとこの後がきついんですが、多少は手に入るのでそれは良いとして。でしたら、お勧めは中に入ったら敵を無視して直ぐにダッシュで奥の部屋へ・・・・・

名前:タケシ 日付:6月×日
奥の部屋にダッシュするのは、もうとっくにやってます。その後がうまくいかないんです。

名前:偽りのGon 日付:6月×日 
奥の部屋に入った後、うまく行かないとの事ですが、あそこは同時に多くの邪教徒は入ってこないので、一人一人倒していけばそれ程難しくないはずですが。それとも部屋の中でアシュリーが攻撃されてしまうのでしょうか。それであれば・・・・・

名前:タケシ 日付:6月×日
だから、それも違うんです。その後というのは、奥の部屋に入ってすぐにクランクを出現させて、それから敵を無視してクランクを回している時の事です。

名前:偽りのGon 日付:6月×日 
ああ、あそこですか。あそこは鎧アシュリーがいると楽なんですけどね。では、少し手順がややっこしいですが、私のやり方を・・・・・・以上、です。長文失礼しました。

名前:タケシ 日付:7月×日
しばらく見てませんでしたが、水の広間は自分で何とかできました。しかし今度はノビスタドールの所で直ぐに死んでしまいます。どうすれば良いでしょうか。教えてください!。

名前:偽りのGon 日付:7月×日 
こんにちは。水の広間はクリアできましたか。よかったですね。ノビスタドールはライフルで一発ですよ。やり方はノビスタドールは透明なんですが、よく見ると・・・・・

名前:タケシ 日付:7月×日
いいえ、そこじゃありません。溶鉱炉の先のノビスタドールの所です。

名前:偽りのGon 日付:7月×日 
ああ、もうそこまで進んだんですね。あそこのノビスタは・・・・・以上、長々と書いてしまいましたが、頑張って下さい。長文失礼しました。

名前:タケシ 日付:7月×日
いや、そこのノビスタには全然苦労していません。その先の上から岩が落ちてくるワナの所です。

名前:偽りのGon 日付:7月×日 
こんにちは。なるほど、あそこの事ですか。あそこは横にレバーが・・・・・







名前:タケシ 日付:7月×日
そうじゃありません。コンテナユニットの中は簡単に逃げ切れるんです。その先です。

名前:偽りのGon 日付:7月×日 
ああ、その先ですか、そこでは・・・・・







名前:タケシ 日付:10月×日
違うんです。全然知らないとか、声も掛けられないとかじゃなくて、同じ職場の人です。

名前:偽りのGon 日付:10月×日 
こんにちは。じゃあ相手と接点はあるんですね。であれば私の経験ですが、女性というのは・・・・・

「ルーキー邪教徒 好きなオモチャを選んでみよう」
「皆さーん。ちゃんと横一列に並んで下さ〜い。今日は皆さんに武器を選んでもらいま〜す」
「どうでもいいけどお前、小学校の先生みたいになって来たな」
「気のせいです。はい、みんな揃いましたね。今日は特別に先輩邪教徒の皆さんに来てもらっています。先輩達を見て、自分も使ってみたい武器を選んでくださいね」

「村長邪教徒さんは何かな。あ、盾ですが、また渋いのを選びましたね」
「この体に盾が必要か?。だいたい小さくて全身は守れないだろう」
「でもこの体にこのパワー、おまけに盾まであれば無敵ですからね。よし、盾の使い方は分かりますね。あなたは体が大きいから、急所を重点的に守るんですよ。さあ、どうぞ!」
「あ、何の迷いもなく頭を守った。予想してたけど。いや、恥部じゃなくて弱点を守って欲しいんだけど」
「まあ、良いじゃありませんか。精神的な弱点の方はこれで完璧です」

「チェン邪教徒さんは難しいですね」
「こいつは他の武器なんか持たせなくても十分だろう。あんな凶悪そうな武器持っているのに」
「いや、一応邪教徒ですから、ふさわしい武器って物があります。さて、何か気に入った武器はありますか?。あれ、どこ行くんですか?」
「なんだ?。あ、投石器のところに」
「チェン邪教徒さん、それ使いたいんですか?。ん?、何でチェーンソーのエンジンを.?....あ〜、駄目!、投石器相手に大工仕事始めちゃ」
「何をさせてるんだよ!」
「すみませんが、どうやら投石器の不細工さに職人魂の火がついたようです。ここは一つ気が済むまで破壊、じゃなかった加工させてあげて下さい」
「あ〜あ、もう駄目だ。横の投石器担当の邪教徒が切なそうだな。まあ、ある意味チェーンソーとしては正しい使い方だけどね」

「エルヒ邪教徒さんも困りましたね。サイズの合いそうな武器がありません」
「こいつもいらないんじゃないか」
「いや、一応試してみましょう。鉄球なんかどうかな。はい、ちょっと持ってみて下さい。あ、駄目ですよ、先輩邪教徒ごと持っちゃ。はいはい、そうです。どうですかね」
「.....鉄球と言うよりケン玉に見えるな」
「そうですかねえ。あ、じゃあバランスも考えて盾も持たせてみますか。はい、盾もこっちに持って構えてみて下さい。これでどうでしょう?」
「こっちも盾と言うより名札みたいだな。名札にケン玉、そして頭にアレ、お調子者の小学生みたいに見えるんだが」
「いざとなったら、鉄球も盾も捨てて殴りかかるから大丈夫ですよ」
「じゃあ、何のために持たせたんだよ!。お前のお楽しみのためか」

「さて、コロ邪教徒さん。どれが良いですか?」
「こいつは根本的なところで駄目だろう。手もないのに」
「そんな事ないですよ。どれどれ、あ、大カマが気に入ったみたいです。シッポ振って、じっと見てますね」
「大カマなんか使えないだろう、どうやって投げるんだよ。おい、お前、使い方を見せてやれ」
「あ、コロ邪教徒さん。先輩が見本を見せてくれますよ、よーく見てて下さいね。せーの、それ!。あ、どこ行くんですか、追いかけなくて良いんです.......あ、くわえて持って帰ってきた、よしよし、偉いぞ」
「完全に遊びだろ、それは」
「サラザール様、’もう一回やって♪’って顔して待ってるので、もう一回いいですかね」
「やらせないよ」
「ちぇ、ケチフケチビ。いつかお前を投げてやる」
「堂々と何をほざいてるんだ!」

「さあ、我らがエース、カラス邪教徒さんです」
「こいつは無理だろう」
「何を言うんです。エースに不可能はありません、さあ、どれを。あ、見てください素晴らしい!。自ら最強の武器、ロケランを手に取りました」
「あれは、’ロケランに留まってる’って言うんだ」
「そんな事ないですよ。さあ、カラス邪教徒さん、その最強の武器を思うがままに操って見せて下さい.....いや、カアー、じゃなくて」
「あーうっとしい。おい、お前、やれ.....いいからやれ!」
「あー、何するんですか、カラス邪教徒さんごと発射するなんて。またいなくなっちゃったじゃないですか。私がどれだけ苦労していると思っているんですか。いなくなる度によく似たのをそこらで見つくろって、じゃなかった、必死の捜索で探し出して来てるのに。困ったぞ、どうしよかな〜♪、こうなったら仕方ないなあ〜♪、よし、ヘビ邪教徒君、いよいよ君の.....」
「お前、もしかしてカラスよりヘビの方が良いと思ってるな。いちいち探しにいくのが面倒なんで」

「どっちの武器でShow」
その1 ナイフ派

名前:G初心者 日付:6月×日 
僕は最近このゲームを始めたばかりなのですが、アクションゲーム系はどうも苦手で、アマチュアでも最初の村での戦闘ですら上手くいきません。このゲームのコツのような物があれば教えて頂きたいのですが。

名前:フォースエッジ 日付:6月×日 
こんにちは。バイオ4の基本はナイフさばきです。一番最初にナイフだけで敵を倒す方法を覚えるべきです。やり方ですが、基本は一歩前に出て敵の攻撃を誘って・・・・・さらに大勢の敵が同時に来た場合は、一番先頭の敵の・・・・・敵に囲まれても・・・・・さらに中ボスクラスが相手でも・・・・・



名前:T初心者 日付:6月×日
はじめまして。私はアマチュアをなんとかクリアしました。現在ノーマル挑戦中ですが、ガラドールが二匹出てくる所が難しすぎます。皆さんの戦法を教えて下さい。

名前:フォースエッジ 日付:6月×日 
そこはナイフが一番です。やり方ですが、まず一匹だけおびき寄せて・・・・・寄生体を一回切ったら・・・・・ダッシュの音で爪突進を誘って・・・・・で簡単に倒せますよ。長文失礼しました。



名前:P初心者 日付:7月×日
プロに初挑戦していますが、右腕がどうしても倒せません。凍らせてからマグナムを使っているんですが、移動中にダメージを受けてしまいます。どうしたら良いでしょうか。

名前:フォースエッジ 日付:7月×日
右腕にはナイフを使ってください。やり方ですがまず・・・・・この攻撃を空振りさせて・・・・・できればこの時・・・・・、以上、長々と説明してしまいましたが、大体800回くらい切れば倒せます。



名前:H初心者 日付:8月×日
アシュリーのパンツが見れるとの話を聞いた事があるのですが、どうやれば良いのでしょうか。

名前:フォースエッジ 日付:8月×日
私は一度もやった事がありませんが、アシュリーのパンツを見るにはナイフが一番と聞いた事があります。やり方はえ〜と確か・・・・・階段の下で・・・・・さらに前からも・・・・・この時、アシュリーの右斜め前くらいの・・・・・チャンスは一瞬!・・・・・私としては是非・・・・・お勧めの場所ですが、建物の外で風が吹いて・・・・・



その2 ロケラン派

名前:Q初心者 日付:6月×日
こんにちは。僕は今、プロ初挑戦中です。村長戦が意外と難しくて苦労しています。皆さんお勧めの戦法を教えて下さい。

名前:コマンドー 日付:6月×日 
ロケラン

名前:Q初心者 日付:6月×日
ロケランが有効なんですね。分かりました。

名前:Q初心者 日付:6月×日
村長はロケラン一発では倒せませんでしたが、何とかなりました。今は水の広間なんですがここは難しすぎます。何かアドバイスいただけませんか。

名前:コマンドー 日付:6月×日 
ロケラン

名前:Q初心者 日付:6月×日
ロケランですか?!。一発だけじゃ無理だと思うんですが。

名前:コマンドー 日付:6月×日 
無限ロケラン

名前:Q初心者 日付:6月×日
いや、プロ初挑戦中なので無限ロケランは持っていないんですが。

名前:コマンドー 日付:6月×日 
じゃあ、買って。ロケラン

名前:Q初心者 日付:6月×日
いや、お金もアタッシュケースのスペースもそんなにありません。大体ロケランって幾つもまとめて買えるんですか?

名前:コマンドー 日付:6月×日 
とにかくロケラン



名前:Q初心者 日付:7月×日
今、U-3戦ですが、コンテナユニットの中で上手く逃げる事ができず、直ぐにダメージを負ってしまいます。どうすれば上手く逃げられますか。

名前:コマンドー 日付:7月×日 
ロケラン

名前:Q初心者 日付:7月×日
ここもロケランですか?。確かここでは倒せませんよね。上手く逃げるコツのような物があれば教えていただきたいだけなんですが。

名前:コマンドー 日付:7月×日 
いいから、ロケラン



名前:Q初心者 日付:8月×日
やりました!。苦労しましたが、本日とうとうプロをクリアしました。もう一周しようと思いますが、今度は死亡回数をもっと減らしたいです。お恥ずかしい話ですが、実は最後のジェットスキーでも何回か失敗してリトライしました。次回はこういう所でも失敗しないように注意したいと思います。

名前:コマンドー 日付:8月×日 
次回はそこでロケラン

「ルーキー邪教徒 好きな言葉はなんですか 前編」
「では次の訓練です。皆さーん、邪教徒と言えば敵を見つけた時に、’ウマタロー’とか’オッパイノペラペラソース’とか、支離滅裂な事を叫ばなくてはなりません!」
「のっけから無茶苦茶言うな!。ちゃんと意味があるんだよ」
「訂正しまーす。実は意味があるんです。だから恥ずかしいけど叫ばなくてはなりません」
「別に恥ずかしくはない.....はずだ」
「とは言え、そんな恥ずかしい言葉を覚えるのは、きっと皆さんの知性が拒否するでしょう」
「知性が拒否するんじゃなくて、知能が拒否するんだろう!って言ってやりたいけど、この件はなるべく触れないようにしよう」
「ですから、その代わりに皆さんが敵を見つけた時、何を言えるか試してみたいと思います」

●その1 村長邪教徒
「まず村長邪教徒さんです」
「まあ、こいつは普通に何か言えるだろう」
「じゃあ、さっそくやってみますか。’それ、敵だ!’」

.....ふん、同じ血混じったようだな

「.....どうでしょう」
「どうでしょうって、何だ今のは」
「あ、やっぱり駄目ですか。しかたない、村長邪教徒さん、落ち着いてください。敵には全部同じ血が混じっている訳じゃありませんからね。あれはレアケースです。はい、もう一度、’敵だ!’」

.....ふん、同じ血混じったようだな

「他に言えないのかよ。犬だのカラスだのと集団生活を送っているうちに頭が腐ったんじゃないか」
「ひどい事を言いますね。頭は腐ってません、むしろ光ってます。まあ、それはともかく仕方ありません、一つ提案があります」
「何だ?」
「これから敵は全員一旦捕まえて、必ずプラーガを埋め込んでから元に戻すって事でどうでしょう」
「そんな予防接種みたいな事できるか!」

●その2 チェン邪教徒

「さて、この人は無口ですからね」
「無口と言うより口がきけるのか?。喋っているの聞いた事ないぞ」
「大丈夫ですよ、’それ、敵だ!’」

ブィーン、ブィーン、ブンブンブンブン

「あ、やっぱり。敵と言えばチェーンソーのエンジンか」
「そうみたいですね。でも敵が来たって分かりやすいじゃないですか、あんな馬鹿みたいなセリフより」
「馬鹿みたい言うな!」
「あ、そういえばちょっと確認してみたい事があったんですが、いいですか。せーの、’落ち着け、それは味方だ!’」

ブィーン、ピタ

「やりました。敵と味方の区別はついているようです」
「今までそれすら疑問だったのか!」
「まあ良いじゃありませんか。区別がつく事がちゃんと分かったんですから、サラザール様」

ブィーン、ブィーン、ブンブンブンブン

「何で俺の名前でエンジンかけるんだ!」

「ルーキー邪教徒 好きな言葉はなんですか 後編」
「皆さーん、では、引き続き訓練を行ないます。訓練の前に一つ言っておきます、この人は敵ではありませ〜ん。ただの嫌な奴で〜す」
「.....気に食わないが、誤解を解くのが先決だ」
「だからこの人を見つけても’アガレヨ’とか’’サガレヨ’とか余計な事は言わなくてもいいで〜す」
「お前も余計な事は言わなくていいから!」
「ただし、’フケチビ’はあり.....」
「早く訓練を続けろ!」


●その3 エルヒ邪教徒

「さてと、この子も喋れませんけど、ペーとかプーとか、何か音は出せるでしょう」
「そりゃこの図体だからな。ドシンとかバフンとか何か出せるだろう」
「いきますよ、’それ、敵だ!’」

グルルルルー、グゥオーーーーーーーーーン!!!、グゥオーーーーーーーーーン!!!

「うわあー!、ごめんなさい、ごめんなさい、これからはもう威張りません!。それから変な声で笑いません、それから、それから、え〜と、あ、ちゃんと牛乳も飲みます。あとは.....」
「ちょっと。大丈夫ですから、落ち着いてください」
「え、あ、そうか。あービックリした、凄い迫力」
「みっともないからやめて下さいよ。サラザール様」

ブィーン、ブィーン、ブンブンブンブン

「だから俺の名前にいちいち反応するな!。全然誤解が解けてないじゃないか」
「不信感は根強いものがありますね。やっぱり私が毎晩悪口言ってるせいですかね。どう思います?」
「やんわりとじゃなくて堂々とケンカ売ってるな」


●その4 コロ邪教徒

「気を取り直して、コロ邪教徒ですが」
「はい、次いこう」
「ちょっと待ってくださいよ!」
「だって犬だろう。ワン、以外に何かあるのか」
「そんな事やってみなきゃ分からないでしょう!、一応普通の犬じゃないんだから。いきますよ’それ、敵だ!’」

.....ワ、ワン

「.....普通だな」
「.....普通でした.....普通が一番って言葉ご存知ですか。私は好きです、この言葉」
「おそろしくテンションが下がっちゃったな。どうしよう、もう一回試してみるか」
「そうですね。テンション下げて申し訳ないワンって顔してるし。’それ、敵だ!’」

.....ワ、ワフン

「.....努力のあとは見られるな」
「.....もうやめませんか」
「.....いや、向上心は見られる。今度は俺が’さあ、敵だ!’」

ワ、ワ、ワフン、ギャ、ギャウン、ギャ、ゲホ、ゲホ、ゲホ、ブシュー

「あ、無理しすぎて寄生体が出た」

●その5 カラス邪教徒

「もう良いよ。カアーで」
「ふ、ふ、ふ、我らがエースを甘く見ないで下さい。’さあ、敵だ!’」

トーヤマサン!

「うわ!、一番まともだ。どうしたんだ」
「実はカラス邪教徒さんには前もって教えてあったのです。もう一度、’さあ、敵だ!’」

トーヤマサン!、トーヤマサン!、トーヤマサン!、トーヤマサン!、フケチビ、トーヤマサン!、トーヤマサン!

「待てい!、どさくさ紛れに今なんか言ったぞ」
「空耳です」
「はっきり聞こえたぞ。さては、余計な事まで教えたな」
「せっかくこんなに喋っているのに何で怒るんです?。あ、あんまりうるさいのは嫌いですか、そうですか。仕方ないな〜♪、ではメンバーを入れ替えま〜す」
「ヘビはいいってば!」
「駄目ですか、仕方ない。じゃあ教えるの大変だったから逃がさないように気をつけなきゃ」
「俺の悪口教えるが大変だったと、あーそうですか、ふん。逃げたら追いかけて捕まえりゃいいだろう。得意じゃないか」
「ええ、まあそうなんですけどね。え〜と、あ、こいつ、逃げると記憶をなくすという奇病にかかってまして」
「お前がその奇病にかかれ。そして逃げ出せ」

「ライドオン スイートハート三態」
その1
「ライドオン! スイートハート」
「ワン♪」
「お前じゃない!」

その2
「ライドオン! スイートハート」
「へへへへ センキュウ」
「お前でもない!」

その3
「ライドオン! スイートハート」
「良かろう、乗ってやる」
「お前はさっき死んだはずなのに、ここで何してるんだよ!」

「リヘナラ邪教徒 誕生秘話」
「まったくもう。何でお前みたいな奴を邪教徒にしちゃったんだろうな」
「そういうのをきっと、灯台元暗しって言うんですね」
「後悔先たたず、だろうが。一文字も合ってないぞ」
「あれ?、そう言えば私、邪教徒になる前の記憶ってないんですが。もしかして私は生まれついての邪教徒、つまり邪教徒の中の邪教徒って事ですか。よし、エリートだな、エッヘン」
「何を自分の中で勝手にサクセスストーリーを作ってるんだ。くだらない事言ってないで、早くお前の愉快な仲間たちの訓練でもしてこい!」


「.....やれやれ、全くあいつは。しかしあれからもう随分経ったんだな」


「バイオウエポンの開発は順調か?」
「これはサラザール様。全て順調です。今度作ったのはリヘナラドール、青白き悪魔です」
「そうか。ん?、そいつは何だ」
「ああ、こいつはただの’できそこない’ですよ。体力が低い上に、どうやら自我らしい物まで持っているので、サドラー様の命令で処分するところです」

・・・う、あ・・・さ、む、

「喋るのか!」
「意味があるらしい音をたまに出しますけどね。多分、出鱈目でしょう」
「そうか.....。少し気になるな、このまま処分して良いものか」
「サドラー様の命令は絶対で疑問も反駁の余地もありません。サラザール様も幹部ですからお分かりですよね」
「まあ、それはそうだが」

・・・う、あ、・・・ふ、け・・・ち

「よーし、処分してOK!。なんか放っておくと、とても気分の悪い事を言い出す気がする」
「分かりました」

・・・あ、あ

「さて、急がなきゃ。変な奴だったな.....物悲しそうな目でこっちを見るから、つい気になった。それにしてもあの目、昔どこかで見た事がある気がする......」

・・・う、お

「あれ、どうしましたサラザール様」
「気が変わった。こいつは私が引き取る」
「それは駄目です。’できそこない’は処分しなければなりません」
「私が責任を持つから良いだろう」
「そうはいきません。サドラー様の命令です!」
「とにかく、連れて行くぞ」
「駄目です。離れて下さい。止めて下さい、止めろ!、手を放せ!。俺はここの全権をサドラー様から任されている。たとえあなたでも、サドラー様の命令に逆らって任務の邪魔をするなら容赦はしない」
「ほう、どうするつもりだ。私はやめるつもりは全くないぞ、たとえサドラー様、いや、サドラーの命令でもな」
「貴様を拘束する、大人しくしろ。今の発言は全てサドラー様に報告してやるからな。城主の座は勿論、良くても領内から追放だな。いや、サドラー様は自分に逆らうものにはとことん残虐になるお方だ。おまえも知能もない化け物にされるか、命令に従わない’できそこない’として、こいつと一緒に処分されるか...」

・・・さ、む・・・い、た・・・

「寒いのか?、よし、このローブを着ろ。ふん、馬鹿な奴め。たかが研究員の分際で私を捕らえられるつもりでいたとはな。プラーガのおかげで死にはしなかったが、頭は完全に破壊してやったから口も利けないし何も覚えてはいまい」

・・・う、あ

「着たな。よし、じゃあついて来い。助かって嬉しいか?」

・・・う、お

「まだ分からないか、作られたばっかりだからな。’できそこない’は処分しろか、ふん。あいつに自分が’できそこない’になった気分を聞いてみたかったな。こいつの処分用の袋に押し込んで捨ててやったが、しぶとく暴れていたから、そのうち誰かが見つけて進入したエージェントの仕業だとでも思うだろう。もっとも先にエージェントに見つかったら、切り殺されるかもしれないけどな」

・・・あ、う

「何でお前を助ける気になったのかも、分からないだろうな。お前の目をどこで見たか思い出したんだよ。あれは子供の頃の私の目だ。この体の事でいつも卑屈で、’できそこない’ってからかわれて、泣きながら帰ってきた時に鏡に映っていた.....。お前も’できそこない’かも知れないが、今度は私がなんとかしてやる」

・・・お、お、お


・・・皆さ〜ん、いいですか。今日は.....の訓練をしま〜す。真面目にやらないとフケチ、じゃなかったサラザール様がまたヒステリーを起しますからね。あの人は実は怖いんですよ、私も何回ひどい目にあったか.....

「あいつはもう、口だけは恐ろしく達者になりやがって。でも一番変わったのはやっぱり目だな.....'できそこない’か」

「ルーキー邪教徒外伝 村長とエルヒ、不在につき」
ファイル「左右のルートへの配置」

・・・・・しかし、2つのルートに人員を分散しては、戦力が薄くなる。
そこであえて、左のルートに全員を配置し、右のルートには、え〜と、どうしようかな.......え〜い、面倒臭い、牛とニワトリを配置する事にする。
どちらのルートも、娘と一緒なら、楽には通れんだろう.......何か言いましたか?

・追伸
なお、エルヒ邪教徒、じゃなかった、エルヒガンテはある事情で私と一緒に遊ん.....ある重要な任務についている所だ。飽きたら、もとい、任務が終了したら一緒に戻るので心配しないように。最後に諸君と牛、及びニワトリの健闘を祈る。

・追伸の追伸
念のため ’薄くなる’のは戦力だ。余計な事は想像しないように。


かしこ

「ルーキー邪教徒 いざ!初陣!」前編
「サラザール様、ご相談があります」
「またロクでもない話じゃないだろうな。お前の遊びに付き合ってばかりもいられないんだ。今度下らない話をしたら、お前の口を引き裂くぞ、分かったな。よし、じゃあ言ってみろ」
「彼らはもう、一人前の邪教徒と呼んでも良いと思うんです」
「よ〜し。引き裂いてやる」
「れふから、ひょろひょろ、ひぇきと、ひゃひゃかわせてみたいんれしゅが」
「チクショウ、全く応えてないな。あいつらを敵と戦わすだと.....、ふん、まあ良いんだろう、邪魔にならない程度に好きにさせておけば、余計な事はしないだろう。もしかしたら敵が頭痛を起こして帰っちゃう位のハプニングは期待できるかもしれないしな」
「その通りです。さすがに良い事言いますね」
「特に褒めてはいない!、が、好きにしろ、ただし他の邪教徒の邪魔はさせるなよ」

「行って来ました!。失敗しました!」
「ブウッ!、ゲホゲホ。早い!、早すぎる!。一体何やってるんだ!さっき飲みかけだった牛乳、今まだ飲んでるぞ。チクショウ、鼻から出ちゃった」
「はあ、顛末を順を追ってお話しますと、最初はどこで敵を迎え撃とうかと思ったんですが、エルヒ邪教徒さんが大きいのでドラゴン砲台の所にしたんですよ、ほら、あの火を噴く。あの位天井が高けりゃ大丈夫だろうと思いまして」
「ふう、それで?」
「そこは他の先輩邪教徒達もいたんで、邪魔にならないような適当な位置に全員配置したんですね。そこへお待ちかねの敵がいよいよ登場!、いや〜、盛り上がりましたね、みんなで声を揃えて大歓声で出迎えたら、敵はちょっと照れてました」
「何で敵を歓迎するんだよ。だいたい声を揃えて大歓声って、この前は殆ど喋れなかったじゃないか」
「そうですね。まあ正確には」

’グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、.....ゲホ、ゲホ’

「って全く意味不明だったんですが、’遊びに来てくれてありがと〜’って我々の気持ちは伝わったようで、敵も嬉しそうでしたよ」
「.....戦意を削いだか、意外な効果があったな。それにしてもお前、物まねやたらと上手いな。それで?、サインでも貰ったのか?」
「まさか。ちゃんと先輩達に混じって立派に戦いました。ただ、少々各々の個性を出し過ぎまして」
「つまり悪乗りし過ぎたと。一人一人順番に説明してみろ」

「まず、村長邪教徒さんなんですが、ほら、あそこって白塗りの坊主頭に赤いイレズミしている先輩邪教徒がいるじゃないですか」
「ああ、あれか」
「あの赤いイレズミを入れたら、自分もハゲを誤魔化せるんじゃないかと思ったらしいんですよね。それで敵を尻目にそっちに興味を持っちゃいまして、ジロジロ眺めてビビらせた挙句、ゆっくり話を聞きたくなったようで、無理やり抱えてどこかに連れて行っちゃいました」
「邪魔はさせるなと言ったろう!。貴重な戦力を1人減らしやがって」
「いいえ、あそこ3人いたじゃないですか。その3人まとめてです。さすが、村長邪教徒さんったら力持ち」
「.......まあ3対1で刺し違えたんなら上出来かな」

「それからチェン邪教徒さんは、いつの間にかいなくなっていまして、どこに行ったのかな〜と思ってたら、ドラゴン砲台に登って一生懸命に鎖を切っていました。結果、見事ドラゴン砲台一台、撃沈です」
「何でそんな事させるんだよ!」
「不細工なドラゴン砲台に、またもや職人魂の火がついたようです。しかしあいつは丈夫ですね。溶岩の中を平気で泳いで帰ってきましたよ」
「.....馬鹿は丈夫なんだな。それとも熱いのも気が付かない位の馬鹿なのかな。お前ちょっと様子見に行って来い、もしかして今頃になって熱がっているかもしれないぞ」
「では、早速」
「ギャクも分からないのか!」
「分かりにくいです、あんたのも。ところでサラザール様、こんどは不細工な武器がないところに配置してあげましょうよ」
「不細工な武器って.....、この口が言うのか。よし、今度こそ引き裂いてやる!」

「ルーキー邪教徒 いざ!初陣!」後編
「ひかひ、へるひ.....、ひゃべりじゅらいな。あ、喋りやすくなった。しかし、エルヒ邪教徒さんは大活躍です。見事な盾役になりました」
「全然応えないから、つまらんぞ。それはともかく、エルヒ邪教徒は体を張って味方の盾になったのか。お手柄じゃないか」
「いいえ、体を張って敵の盾になりました.....何ですか、その手は。いや、あいつは一番奥の最重要拠点に配置しておいたんですが、敵がそこまでやって来た時にドラゴン砲台が敵を目掛けて吹いた炎を、あいつが見事に全て尻で受け止めまして」
「また邪魔した訳か」
「それだけじゃありません。ふふふ、エルヒ邪教徒さんが出て行ってその程度で済ますと思いますか」
「いや、思いますかって得意気に言われても」
「それで火炎放射を邪魔された先輩邪教徒が怒ったんですよね。’どけウスノロ’かなんか言って。そしたら尻を焼かれた上に悪口まで言われたもんで、あいつも怒っちゃいまして、結果、見事、二台目撃沈」
「これで邪教徒3人にドラゴン砲台2台か。想像を遥かに超える破壊力だな、こいつの愉快な仲間達は」

「それで、コロ邪教徒は?」
「ああ、あいつは邪魔はしませんでしたが、今は救護室にいます」
「どうした。敵にやられたか?」
「いいえ、そんな危ない事はしていません。あそこって途中にクルクル回る床があるじゃないですか。そこに飛び乗ったらすっかり気に入ったらしくて、あいつはシッポ振りながらずっとクルクル回ってました」
「......まあ邪魔しなかったんなら、良しとしよう。それでなぜ救護室に?」
「クルクル回り過ぎて気持ちが悪くなったようです。ゲーゲー言ってましたが、多分もう大丈夫だと思いますので、後でお見舞いに行ってあげて下さい」
「ああ、行って今度はグルングルン回してやる」

「しかし、ここまで邪魔をするか、良くても自滅するかどっちかじゃないか!。我らがエース、カラス邪教徒は何をしてたんだ!。いや、待て、落ち着け俺。我らがエース、じゃないだろ。カラスに何を期待してるんだ」
「少し冷静になって下さいよ」
「お前が言うな!」
「カラス邪教徒さんは、ちゃんと空中で敵を威嚇していましたよ。トーヤマサン!とか、アガレヨ!とか、サガレヨ!とか、ヒトナミニオゴレヨ!とか言いながら」
「はい、最後のはウソですね」
「あ、ばれましたか。でも本当に他には何もしてません。結果として1台だけ残ったドラゴン砲台の邪魔をした以外は」
「何ですと」
「サラザール様、変なテンションになって来ましたね。いや、さすがに破壊は出来ませんでした。ドラゴン砲台の目の前をウロチョロ飛んでいただけです」
「それで火炎放射の邪魔をしたのか。くそー、焼き鳥にしてやれば良かったのに」
「いや、それだけじゃなくて、’邪魔だアホガラス’、とか言われちゃったもんだから、カラス邪教徒さんも怒って言い返して、今度は口喧嘩になっちゃいまして。見事なボキャブラリーでしたよ、ザコジャキョウトだの、オマエノカーチャンデベソだの、バッタクサイゾだの、色んな事を言い返してました」
「その間に敵は逃げちゃったと」
「はい、そしてカラス邪教徒さんは怒った先輩邪教徒に焼き鳥にされる所でした。おしかった〜」
「そんなにヘビが良いのか。俺はカラスが少し気の毒になってきたぞ」

「結局ドラゴン砲台は全部使用不能にしたか。ある意味凄いなあいつら、味方に回すとこんなに恐ろしい奴らだったとは。裏切ってくれないかな」
「難しい事は分からないけど、また褒められているらしいぞ。よし、これからもこの調子で、あ、大変だ」
「どうした」
「チェン邪教徒さんが向こうで熱がっています」
「想像を超えた馬鹿だったか。もう一匹の馬鹿と一緒に救護室に放り込んどけ」

「ルーキー邪教徒 罪と罰、そして.....」
「さて、貴様に言うべき事がある。今まで数々の失態を大目に見て来たのは、それが私の掌の上の出来事だったからだ」
「え、何の話ですか?」
「しかし今度のは違う。今回の失敗は、’教団にとって脅威となる物を取り除く’という、邪教徒の存在意義をも脅かす物だった」
「な〜んだ。初陣の失敗を怒ってるんですか。大丈夫ですよ、皆、そのうち慣れますから」
「相応の償いは受けねばならん。貴様が指揮した連中は半人前だ、したがって貴様が咎を受けるんだ」
「難しいこと言わないで下さい。え〜と、褒めてるんですか?」
「残念だ.....。その愚かしさも私は嫌いではなかった。隙あらば私の寝首をかこうとする小利口ぶった連中に比べればな」
「なに言ってるかさっぱり分からないですが。あ、分かった、ごはんですか?」

黒邪教徒、こいつを例の部屋に連れて行け!、こいつと一緒に戦闘に加わった連中も一緒だ。

「サラザール様、ここはどこです?」
「貴様が教団に対する罪を償う所だ」
「なんだか怖そうな所だな。あ、みんなもいる、お〜い、コロ邪教徒さん、気持ち悪いのは治りましたか?」
「黙れ!。さあ貴様らもよく見ておけ!、教団を危機に晒す者がどういう目にあうかを」

さあ、こいつの足をそこに置け!、ぐずぐずするな、早く準備を整えろ!、よーし、絶対に動けないように固定したな。

「何か嫌な雰囲気ですね。動けないんですが、ごはんはどうやって食べれば良いんですかね?」
「慌てるな、今、悪夢の正体を見せてやる。さあ、あれをよく見ろ!」
「あれは?。え〜と、よ〜く考えてみようっと。アレがああして、こうなって。ああっ!」
「ほう、顔色が変わったな」
「でも青白いのは元からですが」
「その減らず口もそれ程嫌いじゃなかった。口先だけで奇麗事を並べて、腹の底で何を思っているか分からん連中よりはだ.....始めるぞ」

さあ、貴様らも良く見ておけ!、貴様らの失態がどんな結果を招くかを。そして覚えておけ、この次は貴様ら自身だ!

「まさか。止めてくださいよ、サラザール様」

例外はない!、やれ!

「うわー怖いよ、怖いよ」

シュル.....シュル、シュル、シュル、シュル、シュ!シュ!シュ!シュ!シュ!シュー!!!

「うわー!怖い怖い怖い!」

ガツーーーーーーーン

「!.....」
「ふふふ、痛みで口も利けないようだ。もう良いぞ、離してやれ、これが、’掃除機のコードが引っ込む所に足の指を出しておく刑’だ!、ちょうど小指に当たったようだな、思い知ったか!」
「く、く、痛ーーーーい!!、痛い!痛い!痛い!、痛いよ痛いよフーフー、何するんですか、痛いじゃありませんか、フーフーフー」

「やかましい!。この際だから言っておくぞ、お前らは毎回毎回このへらず口を先頭にやりたい放題やりやがって、まったく少しは反省しろ、こらこら、何をザワザワしてるんだ、うるさいよお前ら、だから、’なんてひどい事を’、’人間じゃない’みたいな雰囲気でザワザワするなよ、変だろそれって、だいたい、お前らがふざけ過ぎるからいけないんだ、何だよその目は、待てよ、’鬼、’みたいな目付きで非難するなってば、黒邪教徒に同意を求めるな!、.....同意するな!、チクショウ、どちらかと言うと俺が被害者だぞ、あ、お前、村長邪教徒、お前、今’小鬼’って言いたそうな目で見やがったな、俺には分かるんだぞ、お前らとの付き合いはもう.....」

「アガレヨ!」
よし、あいつ、鍵を拾ったな。じゃあ、みんなで「タイヘンダー!、アガレヨ!、アガレヨ!」っと。.....さてと、本当に上がるとするか。それにしても、このChapter4-3トロッコの前の遺跡の二階建ての建物のハシゴは本当に高いなあ。そしてやけに説明的な独り言だなあ。

さあ、皆さん、ぼちぼち上がりましょうかね。え、何、どうしたの?、ああ、順番代わって欲しいの?、何で?。あ、そう、朝ケンカしたから女房の前を登るの嫌なの。わはは、そりゃケンカした女房に、下から包丁持ってついて来られちゃ嫌だよなあ。包丁持ってなくても十分怖いのに。あ、言いすぎた?、ごめんごめん、悪かったよ、分かった分かった、怒るなよ。聞いてないよ!、て言うか聞きたくないよ、本当はどれだけ愛してるか、なんて怖い話は。

さて、じゃあ登るか。よいしょ、よいしょ、ふう、それにしても、わざわざ高い所にノコノコ登って行ってボロボロ落とされるなんて、すごく頭の悪い行動してるよな俺達。たぶん猿でももう少し頭使うよね、昆虫レベルだなこの行動パターンは。一遍くらい、下でずーと黙って待っててやりたいなあ。そしたら、あいつどうするんだろう、しぶしぶ上から撃ってくるのかなあ。あ、手榴弾くらい投げてくるかもな。だったらもっと大量の仲間を呼んでおくとか、いっその事、遺跡に入りきらない位の大人数を動員したらどうだろうな。あいつが’あれ?、誰も上がってこないな〜’と思ってふと下を見れば、遺跡を埋め尽くさんばかりの大量のガナード達がぎっしりと。わはは、ビックリするだろうなあ。

あ、下らない事考えてたら、早くも先頭のやつが落とされた。「おーい達者でな〜、俺も直ぐに行くからよ〜」....、チクショウ、あいつ、得意になってナイフ振り回してやがる。はいはい、どうせ俺達は虫ですよ、アリンコですよ、アブラムシですよ、なんならムシしてもらってもいいんですよ、あ、今のちょっと上手かったな、えへへ。うわ!、ととと危ねえ、喜んでたら足を踏み外す所だった。勝手に落ちたら何事かと思うだろうなあ、あいつ。しかし、みんな見事な位、ボロボロ落とされてるね。お、よくよく見れば前の前の奴、チェーンソーじゃないか。あいつはナイフ位じゃ落ちないぞ、よし、行けー!、目に物みせてやれー!、俺達は虫じゃないー!、あ、あっさりショットガンで駆除され、じゃなかった叩き落とされた。チクショウ、あいつ、慣れてやがるな。さて、いよいよ俺の番か.....。

くー、痛ててて。やれやれ、また登るのか。あと1回位は落とされても大丈夫そうだけど、多分あと2回落とされたら、溶けちゃう、じゃなかった死んじゃうかもな。しかし落とされるの分かってて登るのって本当に虚しいな、少しサボってワーワー言ってるか。「アガレヨ!、アガレヨ!、アガレヨみんな、俺は嫌だぞー」っと。もう、俺だけこっそり逃げちゃおうかな。それにしても頭に来るな、あいつ、ハシゴ以外から上がって来ないと思って。いっその事、横の階段からこっそり上がってって、いきなり後から耳でも舐めてやろうかしら。パニックになって泣き出すかもな。あー、やってみてー!、いや待てよ、こういうのはもっと怖い顔の奴にやらせた方が効果が.....、何だよ、うるさいな、分かってるよ、今から上がるよ。あ、ねえねえ、物は相談だけどさあ、お前の女房を横の階段からこっそり、あ、いえ、何でもありません、聞こえてましたか、独り言。

しかたない、嫌だけど又登るか。よいしょ、よいしょ、あ、「おーい、お前何回目だ〜、そろそろやばいんじゃないか〜」、ありゃ、溶けちゃ、じゃなかった死んじゃった。よく見れば溶け、じゃなくて、え〜と、あー面倒臭い、溶けてお金出した奴がもう何人もいるな。俺は次で2回目だからまだ大丈夫だと思うけど。ん、何だ?、わ、わ、わ、ちょっと待て、うわー!.....。チクショウ、あいつ横着してハシゴごと倒しやがった。もう一回立て掛けなきゃ、結構大変なんだよこれ。あ、こいつ飛び出して来やがった何を考えて、あ、お金拾ってやがる、さては、お金が消える前に拾おうと、欲張りめ。よーし、絶好のチャンスだ、よくも好き放題にやってくれたな。お金拾いに夢中になっている隙に後から.....これでも食らえ!ペロン.....

「ますか?」
■その1 

「もうアタッシュケースがパンパンだ。何にも拾えないや」

’グリーンハーブを取りますか?’
「もったいないけど、拾えないな。’いいえ’」

’閃光手榴弾を取りますか?’
「これも駄目だ。’いいえ’」

’マグナムの弾を取りますか?’
「もったいねー!、もったいねー!、拾いたいなあ。でも、やっぱり今持っている物はどれも捨てられないし、しかたない。’いいえ’」

’ナイフの弾を取りますか?’
「だから弾は何にもいらないよ。’いいえ’.....え?、えー!、えー!ちょっと待って何それ、ナイフの弾って.....レ、レアアイテム?、しまった、しまった、見たかった〜。もったいない、もったいない、自慢できたのにもったいない、もったいない、もったいない.....」


■その2

「双子の紋章ってなんだろう。適当にここまで来ちゃったから意味がさっぱり分からないな」

’何回まわしますか?’
 ’3回 4回’
「じゃあ、3回、3回、3回、3回、そろそろ4回、4回、4回、4回、あー駄目だ」

’何回まわしますか?’
 ’3回 4回’
「チクショウ、いつか当たるだろう。4回、4回、4回、4回、4回、4回、4回、4回、4回、4回、4回、4回.....、あーもう、15分もやってるよ、今度は3回、3回、3回、3回、3回、3回、3回、3回、3回......ふう疲れた。もう30分か」

’まだやるんですか?’
 ’3回 4回’
「よし、気を取り直して、4回、3回、4回、3回、4回、3回、4回、3回、ん?、今なんか変じゃなかったか?。.....まあいいか、4回、3回、4回、3回、4回、3回、4回、3回.....」

’いい加減にしてもらえませんか?’
 ’3回 4回’
「あ、こいつ、ゲームのくせに人を批判する気か、生意気な。そうはいくか、4回、4回、4回、4回、4回、4回、4回.....」

’正解教えてもいいですか?’
 ’3回 4回’
「嫌だー!、絶対に自力で何とかするんだー!、3回、4回、3回、4回、3回、4回、3回、4回、3回、4回......」

’良く見て下さい、正解の方が光ってませんか?’
 ’3回 4回’
「チクショウ、絶対に見るもんか、3回、3回、3回、3回、3回、3回、3回、3回、3回......あ、開いた」


■その3 

’シャッターの電源を入れますか?’
「勿論、’はい’と」

’シャッターのボタンを押しますか?’
「当然、’はい’だな。その先はと」

’ドアを開けますか?’
「何がいるんだろう、ドキドキするな。’はい’、何だ、なんにもいないや.....ふぁー、そろそろ眠くなってきた」

’ドアの戸締りは済みましたか?’
「な、何だ?。戸締りって何?、ひょっとして俺の部屋の事?。ちょっと待て.....よし、閉めてあるな、’はい’。何か変だな」

’歯は磨きましたか?’
「.....’いいえ’」

’磨いてきなさい’
「あ、はい。すみません。.....磨いてきました、’はい’」

’明日の準備はできてますか?’
「え〜と、うん大丈夫。’はい’」

’お父さんお母さんにお休みなさいを言いましたか?’
「いや、俺一人暮らしなんだけど」

’言いましたか!’
「まあ良いか、え〜と田舎はあっちの方角だな。お父さんお母さんお休みなさーい。しかし10年ぶり位だな、こんなセリフ言うの。まあ、たまには良いか、二人共元気かなあ。’はい’と」

’ではお休みなさい’
「あ、は〜い。お休みなさ〜い」

「鋼鉄の女」前編
■シーン1
「さてと、このドアの向こうにいるはずだ.....うわっ!、何だこいつ、敵か」

ドキューン、ドキューン、ドキューン、.....ガーン、ガーン、ガーン、.....ポイ、ドカーン

「オチツケ、ダイトウリョウノメイデ、ワタシヲタスケニ.....ナンカチガウ」
「お、お前、な、何者だ」
「あしゅりー」
「アシュリーって、じゃあお前が大統領の娘か。何で鎧なんか着込んでるんだ」
「コワイカラ」
「怖いからって、何もそんな格好に。声がこもって喋りにくそうだし、顔を確認したいから仮面だけでも上げてくれないか」
「コワレテテ、アガラナイ」
「なに、壊れちゃったの。しかたないなあ、本人に間違いないみたいだけど。でも、これ助けるの嫌だな、任務とは言え。よし、さっさと終わらせよう。さあ、とっととついて来るんだ」

■シーン2
「ガチョンガチョンうるさいよ!、もう少し静かに歩けないのか」
「ムリ」
「だったらそれ脱げ」
「エッチ」
「やかましい!、鎧だけで良いんだ。敵に見つかるだろう、そんな騒々しい音たてて」
「コワイカライヤ」
「敵に見つかる方がもっと怖いぞ。気がつかれて襲ってこられたらどうすんだ」
「ワタシハダイジョウブ」
「俺はどうなるんだよ!」
「.....。.....ファイト」
「ちきしょう、早く終わらせたいな」

■シーン3
「どうした?、早く降りて来い」
「ウケトメテ」
「無茶言うな」
「.....イキマス、きゃー!」
「うお!、.....痛てててて。反射的に受け止めちゃった。腰痛てー」
「ヘナチョコ」
「何を!。チクショウ、次は避けてやる。あ、いかん、敵だ。よし、アシュリー、そこの窓から飛び出すぞ.....ガチョンガチョンって、もっと速く走れ!」
「ムリ」
「あ〜もう面倒くさい、こうなったらこいつを、それ行け!.....よし、やった、さあ、アシュリー、この隙に逃げるぞ」
「ヒドイワ、ワタシヲテキニ、サシダスナンテ」
「敵の方が可哀そうだっただろ!、潰されてたぞ」

■シーン4
「レオーン!、ドコイクノー!」
「罠を調べてるだけだ」
「レオーン!、ドコイクノー!」
「うるさいな、よしこれで大丈夫そうだ」
「レオーン!、ドコイクノー!」
「壊れたロボットかお前は。ほら、辛いけど受け止めてやる、降りて来い」
「ア、ドコミテルノヨ」
「鈍く光る金属だ!、早く来い!」

■シーン5
「アソコニくらんくガ.....、ヨイショ.....ヨイショ.....ヨイショ、オモクテ、ノボレナイ、ヘタレ、モットシッカリオセ」
「誰がヘタレだ。ぐおー、重い、重い、重い」
「ノボレタ。メヲハナサナイデネ」
「出来れば目を背けたいんだけど」

■シーン6
「アタッタラ、ドウスルノヨ」
「どうにもならないだろ。あ、敵だ.....あ、転んだ、腰痛めてる、気の毒に」
「カギヲヒロッタワ」
「ハイハイ、行ってらっしゃーい.....あ、もう帰ってきた、さすがに早いな」
「れおん、ワタシ、ハアハア」
「どうした?」
「アツイ」
「そりゃ暑いだろう、そんな格好で走り回ったら。だからそれ脱げってば」
「スケベ」
「だ・か・ら、鎧だけで良いんだ」
「ネエ、ドスケベ、ノドガカワイタワ」

ドキューン、ドキューン、ドキューン、.....ガーン、ガーン、ガーン、.....ポイ、ドカーン

「.....じゅーす」
「やかましい!、余ったグリーンハーブでもかじっとけ」

「鋼鉄の女」後編
■シーン7
「コイツラナニ、コワイワ」
「ああ、お前の仲間だろ。丁度いい、こいつらと一緒にいたらどうだ?」
「チガウワ、サッキ、ヒトリノトキモ、オソワレタワ」
「ち、騙せなったか。アルマデューラに混ぜちゃおうと思ったのに。仕方ない、かかって来い」
「コワイワ、ニゲヨウカシラ。デモハナレルノ、イヤダワ。コウナッタラ.....」
「あ、何してるんだ、じっとしてろ。敵と見分けがつかなくなるだろ。何で一緒になって向ってくるんだ、4人並んだら紛らわしいだろ」
「ギタイ。ミノアンゼンノタメ」
「ギタイって.....擬態か!、バカ、俺はどうすりゃ良いんだ」
「.....。.....ヤラレロ」
「チキショウ、全員攻撃してやる。残ったのがアシュリー.....という事にしておこう」

■シーン8
「へ〜るぷ!、へるぷみーりおん、へ〜るぷ!」
「うるさいなあ、もう。今行くから待ってろ」
「へ〜るぷ!、へるぷみーりおん、へ〜るぷ!」
「こっちが助けて欲しいよ。あ、鎧ハンマーさん、物は相談ですが、あれ要りませんか?。よく似ているし」
「へ〜るぷ!、へるぷみーりおん、へ〜るぷ!」
「あ、あんな騒々しいの要りませんか。さっさと連れてって欲しいですか、そうですか」

■シーン9
「なあ、プラーガ除去する時位、それを脱げよ」
「ヘンタイ」
「どっちかって言うとお前の方が変態にみえるだろうが!、そんな変な格好で。装置が利かなかったらどうするんだよ、脱げ」
「マダ、コワイカライヤ」
「あー分かりましたよ。良いですよそのままで。ハイハイ、じゃあいきますよ。しかし治療というより溶接してるみたいだな」
「フウフウ、オカシイワ、アツイ」
「おかしくない!、そんな格好してりゃ。よし、修理、じゃなかった治療は終わった、行くぞ」

■シーン10
「ライドオン!、関取、じゃなかったスイートハート」
「ヨッコイショ」
「行くぞ!、.....あのー、重くてなかなか進まないんですが。後ろ半分水没してますし」
「ハヤクシテ、グズ」
「お前のせいだろうが!。仕方ない、できるだけ前に進もう.....ポンポン船みたいな進み方だな」
「じゃんぷダイデ、ヨケイナコト、シナイデネ」
「1回転なんか出来ないよ!、ほぼ垂直に落ちるだけだ。いや、そもそもジャンプ台昇れるかどうか」

■エピローグ
ドカーン、ズズーン、ズーン

「キャー」

ボシャーン

「.....浮いてこないな。あ、そうか!」

ザブーン

「はあはあ、もう少し気付くのが遅かったら危なかった。しかし、我ながらよく引き上げられたな。危うく一緒に海の藻屑になるところだった」
「ノロマ、ヒトゴロシ」
「また憎まれ口を!、.....まあ良いか、ようやく無事に任務も終わった事だし」
「.....タスケテクレテ、アリガトウ」
「何だよ、急にしおらしく。おい、いい加減にそれ脱げよ、もう必要ないだろう」
「ソウネ、よいしょ、あ〜、暑かった〜。うわ、涼しい〜、鎧、全部脱いじゃおうっと。ふう、すっきりした」
「......。」
「何黙ってるのよ。ふう、ずっと汗だくだったから、少しやせちゃったみたい。あら、いやだわ、オッパイも少し小さくなったかしら」
「.....なあ、国に帰ったら、一緒に飲みに行かないか」
「う〜ん、どうしようかなあ〜.....。うん、行っても良いけど、もう脱げって言わない?、それはお互いをもう少し良く知ってからね♪、じゃないとパパが怒るわよ」
「泣けるぜ」

「ビジネスマンさどらー番外編 旦那去りし直後に」
「あーあ、旦那行っちゃった。.....いつ頃戻ってくるのかな.....早く戻ってくるといいな」
「さどらー様」
「ん、ああ、クラウザーか。どうかしたのか」
「一つお聞きしたい事があります。旦那と呼ばれる人物との漫才、じゃなかった、やり取りを全て聞いていましたが、どうしても腑に落ちない事が。なぜ、さどらー様は最後まで私をお勧めにならなかったのです?」
「ずーっと聞いていたのか.....ヒマだな」
「いえ、ヒマではありません、それほど忙しくもありませんが」
「上司に’今忙しい?、ちょっと時間ある?’って言われた時の会社員みたいなセリフだな」
「.....会社員経験がないので分からないんですが、そんな事より何故私を避けたのです?、私の能力に何か不満でも、答えて下さい、さどらー様」
「とりあえず、字面が間抜けだから平仮名で呼ぶの止めるように」
「失礼しました、サドラー様」
「お前を勧めなかった理由か、.....知りたいか」
「勿論です!、教えてください!、お願いです!、一体私にどんな不満があると言うのです!」
「何でそんなに必死になってるんだよ。お前こそ実は俺に不満でもあるんじゃないか、そんなに旦那の所に行きたかったのか」
「いえ、そういう訳じゃありません。ただ私は知りたいのです。完璧と思った私の能力に何か欠陥があるのでしょうか」
「そうか、じゃあお前の欠陥をズバリ言おう。お前はいじりにくいんだ」
「はい?」
「だから、いじりにくいんだよ。考えてもみろ、あれだけ笑いが取れるメンバーの後で、お前を紹介したら白けるだろ」
「.....ガチョーン」
「そしてそのギャグのセンスも問題なんだ!。はっきり言おう、寒いぞお前のギャクは」
「だったら言わせていただきますが、そもそもバイオウエポンにギャグのセンスは関係ないでしょう。大体どうして笑えるかどうかがそんなにポイントが高いんですか!」
「.....大人の事情ではっきり言えないが、強いて言うなら読者サービスだ」
「サービスって、大盛り無料の事ですかあ!」
「意味不明の事を大声で言うな!。ギャグのつもりなら痛すぎる、わざと滑ってるとしか思えん」
「.....じゃあ謝ります、不本意ですが。それにしたって、あの大きいだけのウスラバカだの、犬っころだのを勧めておいて、何故私を!。私の価値はあのアホウ共以下とでもおっしゃ.....」

グシャ!

「あ、エルヒ邪教徒さん駄目ですよ、歩くときは足元に気をつけなきゃ。踏み潰しちゃったじゃないですか、大丈夫ですか.....ところで、この人誰なんでしょうね、潰れててよく分かりませんが。あ、コロ邪教徒さん、オシッコかけちゃいけません」

「な、何だ貴様らは。あ、お前は恥ずかしい城主、じゃなかったサラザール。なんだこのチンドン屋みたいな連中は.....そうか、新しい邪教徒達か。かなり変り種の連中だな、まあ良いだろう。ん?、こいつか?、ああ、気にするな。やいのやいのうるさいからちょうど良かった。良いってば放っといて、何?、どうしてもこいつが誰だか気になるのか?。何でもいいよ、’過去のトラ馬之助’でも、’立派な物をお持ち太郎’でも、’ギャグスベリスギー’でも、二度と出てこないと思うから好きに呼べ」

「皆さんの好きな武器を教えて下さい」
名前:偽りのGon
皆さんの好きな武器を教えて下さい。私はレッド9です。

名前:A 
私はセミオートショットガンです。威力もあるし、限定にした時100発になるところが。

名前:偽りのGon
Aさん、分かります。私もいつも使ってますよ。

名前:B
僕はマインスロアーと手榴弾です。爆発系が格好良いので。

名前:偽りのGon 
マインスロアーとはなかなか渋いですね。

名前:C
ロケラン

名前:偽りのGon
え〜と、コマンドーさんですよね。HN変えたんですか、相変わらずロケラン好きですね。

名前:D
マチルダ命

名前:偽りのGon 
Dさん、珍しいですね。周りから変わり者って言われてませんか。

名前:E
私は実はP.R.M.412がお気に入りです。最近はこればっかりで何週もしています。

名前:偽りのGon 
.....何週もしているなら、名前くらい、ちゃんと覚えてあげましょうよ。

名前:F
焼夷手榴弾とランタン、あ、あと赤いランプも。あのね、敵がみんなボーって燃えちゃうの。

名前:偽りのGon 
そうですか.....お大事に。

名前:G
スキ、オノ、包丁

名前:偽りのGon 
Gさん、すみません。それはガナードの武器ですよね。

名前:H
じゃあ、俺は大カマと鉄球だな

名前:偽りのGon 
ですから、ガナードの武器じゃなくて、自分が使う武器の話です。

名前:I
ガントリング砲です。

名前:偽りのGon 
自分が使う武器だって言ってるじゃないですか!、あなた失礼だと思わないんですか、わざとそういう事するのって最低ですよ。

名前:I
偽りのGonさん、申し訳ありません、アナザーオーダーでエイダで使ったので良いのかと思ったのですが。私はあそこでガントリングを撃てるのが、スカッとして好きなんです。スレのルールが良く分からなくて不快にさせてしまった事をお詫びします。

名前:偽りのGon 
あわわ、そう来たか。え〜と、I さん、済みませんでした。エイダが使う武器でも別に構いませんよ。きちんと確認しないで短気を起こして、こちらこそ申し訳ありませんでした。反省します。

名前:J
卵(金)

名前:偽りのGon 
いや、卵は違うと思....、反省したんだった。卵も敵にぶつければ怯むから武器と言えますかね。しかし(金)限定なんですか。

名前:K
ハシゴ

名前:偽りのGon 
ハシゴですかあ。でも倒せば攻撃できるから武器と言えなくもないですかね。

名前:L
鉄製の扉

名前:偽りのGon
Lさん、いくらなんでも、鉄製の扉って。いや、あれも使いようによっては武器か。

名前:M
ルイス、あとマイクも

名前:偽りのGon 
.....良いでしょう、武器と認めましょう。弾切れが無くて便利な武器ですね。

名前:N
鎧アシュリー

名前:偽りのGon
あれは武器じゃなーい!!!

以上、妄想小劇場番外編10 「皆さんの好きな武器を教えて下さい」でした。

どちらかと言うと盾だー!!!

「無断紳士 〜おばはん。さんへのオマージュ〜」
鋼鉄の縛めが、心を硬く閉ざしてしまったあの時の記憶を呼び起こさせる(あ、鎧アシュリーの話じゃありませんから、念のため)。あの人の優しさを振り払った時、私は心に鎧を纏い(くどいですが鎧アシュリーの話ではないです)、閉ざされた部屋の奥で膝を抱えてしまった。拗ねた子供にはふさわしい罰を。そう、だから今の私は躰にまで容易に解けない縛めを受け、もがき苦しんでいる。

多分生まれた時から待ち続けていた人だったのだろう。運命の日が訪れた事を知っていたかの様に、今日の私は皮肉にも、鎧ではない、もう一つの特別あつらえの衣装を申し分け程度に上半身に纏っていた。逢瀬を待ち切れない乙女の装い、祝福の白。

突然、扉を開けてあの人が来る。軽薄さに薄められてはいるが、むしろだからこそ際立って垣間見える優しさ。本当のあの人も、やっぱり別の人の甘美な罠に捕らえられたままなのかもしれない。でも今、あの人の視線は、力強く娘を見下ろす父のように、高みから私にだけ注がれている。やがて銃弾が縛めを順に解き放つ。拗ねた子供が嬉しさを隠す様に、私はあの人に向って強がってみせる。

当たったらどうするっちゃ、ダーリン

「ルーキー邪教徒 星に願いを」
「サラザール様♪、遊びましょ。じゃなかった、ご相談が」
「いきなり本音の方を言うな!。で、なんだ、もう夜だぞ」
「カレンダーを見て下さいよ。今日は7月7日じゃないですか」
「どれどれ、うん、その通りだ。よし、相談終わり」
「待って下さい。今日は何日?、なんてご相談はこの世に存在しません。7月7日と言えば七夕です。だから皆さんにも願い事を書いてもらって笹に吊るしたんですよ。面白いから読んでみませんか」
「願い事を書いたって、字が書けない奴の方が多いだろう」
「字が書けない人の分は、私が想像で書きました」
「俺の悪口とか書いてないだろうな」
「私が書いた分はともかく、残りの分は保障できません。前にも言いましたが、不信感は根強い物がありますから。さらに先日の掃除機のコードの一件で、最近では’悪魔の寸足らず’と呼ばれて、ますます忌み嫌われているようですし」
「呼び方はお前が考えたんだろう!。何で誹謗中傷に関してはそんなに頭が良く回るんだよ。ちきしょう、お前が書いた分が心配だ。何が書いてあるか確認してやる」


「最初のは村長邪教徒さんのです。ちなみにこれは本人が書きましたので、私も内容は知りません」
「読まなくても想像つくんだけど。多分’頭がフサフサになりますように’とか書いてあるんじゃないか」
「分かりませんよ。もっと男らしく、ストレートに一言、’毛’って書いてあるだけかもしれません」
「それが男らしいかどうかは分からんが。どれどれ、見せてみろ」

’世界中の人がハゲますように’

「女々しい。.....だいぶ、鬱屈してきたな」


「次はコロ邪教徒さんのです。これは私が想像して書きました」
「犬の願い事なんて、たかがしれてるだろう。何て書いたんだ」
「はい、そんなに難しい事じゃありませんが、いつもこう言いたそうな顔してるんですよね。だから気持ちを代弁してみました」
「どれどれ」

’ごはん、おかわり’

「.....食事を増やすように言っておく」


「続いてエルヒ邪教徒さんですが、これも私が想像で書きました」
「まあ、あいつも字は書けないだろうな」
「いや、実は自分で書きたそうだったんですが、米粒にお経を書くレベルの名人芸が要求されるので、断念したようです。想像で書いた内容ですが、魂の叫びです」
「なんだよ、そんなに深刻な事か。どれ」

’よじ登るな!、俺は岩じゃない!’

「本当にそんな事、思っているのかなあ?」
「もう一つ、’俺の股ぐらをくぐるな!’っていうのもあったんですが」
「.....禁止事項が多いんだな」


「次はチェン邪教徒さんです。これは本人が書きました」
「ああ、あいつは字くらい書けそうだ。いつも何考えているか分からないから、これは貴重だな」
「そうですね。私も設置物を破壊して回る以外に、何か欲求があるのか知りたかったんですよ。何て書いてあるかな、ワクワク」

’顔が暑い.....これ脱ぎたい’

「.....夏ですしね」
「前にも言ったが、袋の上に頭巾を被ってるからじゃないか」


「最後はカラス邪教徒さんです。これも本人が書きました」
「うそつけ!。カラスが字を書けるか」
「書けます」
「根拠もなく言い切るな!、だいたい筆記用具が持てないだろ」
「いや、覚束ない手つき、いや、足つき?、いや、口つき?、面倒くさい、どこでもいいや、とにかく一生懸命に何か書いてましたよ。ねえ、見てみましょうよ、どれどれ」

’私の代わりにヘビさんが邪教徒になれますように’

「いじらしいなあ、あんなに一生懸命にこんな事を書いていたとは。ねえ、サラザール様、願いを叶えてあげましょうよ」
「意地でも嫌」
「ちぇ、仕方ない。今日はあきらめて、次の悪口でも考えながら寝るとするか」


.....さて、やがて夜も更ける頃、笹には新しい願い事が吊るされていたという。

’牛にゅうを、のこさないでのみますから、大きくしてください’


.....さらに夜も更ける頃、コロ邪教徒は真の願いが叶った夢を見ていたという

「おい、お前、おかわりを持ってこい、気持ち良いなあ。文句あるのか、僕は赤いローブの邪教徒だぞ。あ、そこの奴、早く散歩に連れて行け、今日はお城を一周するまで帰らないからな。こら、そこの格下げになった寸足らず、袋とスコップを持って......」

「ルーキー邪教徒 良い子の邪教徒教室」
「良い子のみんな〜、こんにちはー!。リヘナお兄さんだよ〜」
「お兄さん、こんにちはー!。お兄さんはお調子者が本当に天職だね」
「あ、寸足らずのスンタ君、こんにちは。スンタ君こそ、嫌味言わせたら、本当に天下一品だよね」
「スンタ君って.......まあ良いだろう。エヘン、ところでお兄さ〜ん、今日は何のお勉強?」
「今日は’こっちが危うい攻撃について’だよ。みんなもよーく見て、一緒に勉強しようね。分かったかな〜」

’グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、.....ゲホ、ゲホ’

「返事はしなくて良いからね。それに敵を見つけた時と同じやつだったね。さて、最初のお友達は黒服邪教徒君だよ」

ピロピロピロリ〜ン

「わー、お兄さん、見て見て、あんなに大きな鎌を持っているよ、強そうだね」
「そうか、スンタ君も今日のビデオは初めて見るんだよね。じゃあ、この後をよ〜く、見ててごらん」
「あ、お兄さ〜ん、鎌を投げちゃったよ〜」
「そうだね。そして鎌を撃ち落されて、武器が無くなっちゃった。黒服君はどうするのかな」
「あ!、素手で行っちゃった。危ないよ!」
「そうだね」
「あ、やっぱり撃たれた。うわ〜、痛そうだあ、あ、その後、蹴り倒されて、そして好きなようにナイフでザクザク切られてる.....あーもう、しっかりせんかいゴラー!」
「スンタ君、ビデオに向って興奮しちゃ駄目だよ。それに今日の君はそんなに偉い人じゃなくて、お人形の役だからね。いいねえ、スンタ君は、そのまんまで何の小細工もいらないね」
「お兄さん、あんまり調子に乗ると、後で大変な事になるんじゃないかなー?」

ピロピロピロリ〜ン

「次のお友達は村人A君だ。ほらタイマツを持っているね」
「本当だ。熱そうだね、これならエージェントなんてイチコロだ」
「そうだね。ところが、ほら見てごらん。相手の前で立ち止まって大きく息を吸って.....ほら、吹く直前で撃たれた」
「.....よく燃えてるな、じゃなかった、良く燃えてるね、本人が」
「うん、そうだね。敵の前で万国ビックリショーみたいな事をすると危ないんだね」
「お兄さん、他のお友達も予想外にバカなんだね。みんなと大して変わらないね」
「みんなー!、また褒められたよー!」

ピロピロピロリ〜ン

「スンタ君、村人B君は、うわ〜ダイナマイトだね」
「お兄さん、爆発物だね.....とっても嫌な予感がするね」
「そうだね、スンタ君。でも実は、使い方によってはスンタ君の想像をはるかに超える結果になるんだよ」
「うわ〜、お兄さん、なんだかとっても見たくな〜い」
「そう言わないで見てみようか」
「あ、お兄さん、ここは最初の方の渓谷だね。おや、エージェントが扉から出てきた。さっそくエージェントに向ってダイナマイトを投げ.....あ、階段の上まで届かないで戻って.....全員吹っ飛んだ。何やってるんだよ!、お前らのバカは底なしか!」
「スンタ君、だからビデオに向って毒づいても駄目だってば」
「だってお兄さん、いくらなんでも今のは」

『サラザーーーーール!!!、な、な、何をやってるんだーーーー!!!』

「わわわ、サドラー様。違うんです、遊んでるんじゃなくて、こいつらがあんまり物覚えが悪いんで、こうすれば覚えられるって、お兄さん、じゃなかったリヘナ邪教徒にそそのかされて。お、おい、お前も何か言え」
「良い子のみんな、来週は’こっちが危ない集団行動について’だよ。’みんなで一斉にハシゴに登らない’とか、’荷車の下の方ににみんなで固まらない’とか、色々勉強しようね〜」
「お兄さん、次回予告じゃない!!!」

「お宝」
その1

スピネル:
〜村人同士の会話〜

「あ、スピネル見っけ」
「あ、良いなあ。俺も欲しいなあ」
「やーい、羨ましいだろう」
「うん、羨ましい........ところでスピネルって何だ?」
「何って、あれだよ、見りゃ分かるだろ、赤くてピカピカして、小さいがそれなりに価値のある.....」
「何で価値があるんだ?」
「言われてみるとよく分からん........煮て食ったら美味いのかもな」
「そうかもな」


その2

ヴェルベット・ブルー:
〜村人同士の会話〜

「あ、ベルベット・ブルー見っけ」
「あ、良いなあ。俺も欲しいなあ」
「やーい、羨ましいだろう」
「うん、羨ましい........ところでベルベット・ブルーって何だ?」
「何って、あれだよ、見りゃ分かるだろ、紫色でギザギザで、小さいがそれなりに価値のある.....」
「何で価値があるんだ?」
「言われてみるとよく分からん........焼いて食ったら美味いのかもな」
「そうかもな。ウニみたいで」


その3

ルビー:
〜村人同士の会話〜

「あ、ルビー見っけた!」
「あ、良いなあ。俺も欲しいなあ」
「これは知ってるぞ。ラーメンに入れると美味いんだ!」


その4

真珠のペンダント(臭):

「うわ、それでなくても臭いのに、さらに牛の糞の上に落としちゃった。ん?、また名前が変わったぞ」

’真珠のペンダント(激臭)’すごく汚れてしまったため、ほとんど価値がなくなった物

「.....一応拾うか。ウップ、えらい臭いだ、オエー、こりゃたまらん、ゲホ、ゲホ、涙出てきた、ゲホ、ゲホ、オエー、早くあいつに売っちゃおう、オエー、ウウ、オエー、ゲボゲボ、オエー、オエー.....」

「ウーエル........ウッ、ウー、オエー、........カムバックエニイタイム」
「待てい!」


その5

邪悪なる宝玉:

「拾って良いのかな、これ....、なんか嫌な名前なんだけど....、呪われそうな名前だよな....、教会もないしな....、呪われたらどうなるのかな....やっぱり、ノロくなるのかな.....プッ」

’激ヌル難易度→始める’
やれやれ、また初心者様のお出ましか。泣けるぜ。

「そっちじゃねぇ バカ」

ワハハ、さっそく言われてやんの。

「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」

しつこいな。何だ?。

「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」

こいつ、何遊んでるんだよ、って、あら.....どう見てもせいぜい3つか4つ位の女の子、何故こんな幼児が一人で。ちょっとまずいよ、危ないじゃないか、俺が。

「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」.....

まだやっている、よっぽど気にいったのかね。あ、ようやく反対方向へ。仕方ない、付き合ってあげるとするか。はいはい、そうですね〜、カラスしゃんですね〜、良かったでしゅね〜、あ、はい、飛んで行っちゃましたね、あ、泣いちゃ駄目ですよ、カラスしゃんは、え〜と、その、お嬢ちゃんが嫌いで飛んで行っちゃった訳じゃありませんからね、ちょくちょく狩るので私の事は嫌いかもしれませんけど。困ったなあ、泣かないで先に進んでくれませんかね。あ、あなたはパパですか、泣いたから気になったんですね。そうですか、この子はモモちゃんですか。モモちゃん、パパが聞いてますよ、何で泣いてるのか教えてあげて、さっさと先に進みましょうよ。.....ちょっと!、出てきてないでしょう、カエルさんなんか!、何の話してるんですか。いや、パパ、違います、こんな所でいきなりハンターなんか出しません、そもそもこのゲームにハンターは出ませんから。

ふう、ようやく泣きやんだ。じゃあ、とにかく進みましょうね。あ、そっちへは行けませんよ、あそこのお家にいかないと。そうそう、そっちです。あ、パパ行っちゃうんですか、あんたが買ったんでしょう、あんたがやりなさいよ。あ、行っちゃった、又、モモちゃんと二人きりに.....、.....、.....、あの〜、私、いつまで壁に向かってこうしていれば良いんでしょうか。もう15分位足踏みしっぱなしで、そろそろ疲れてきたんですが。あ、足踏みしてたら、ちょっとづつ位置がずれて、あとちょっとで家の中に.....よっしゃ入れた。しかし最初の家に入るまで開始から30分、多分不滅の記録です。あ、しまった、ここは怖いおじさんが、又泣くかな.....なぜそんなに喜ぶ、こいつのどこが面白い?。あーととと、切られる切られる、イテ、モモちゃん、銃!、銃で撃つんです、イテ、イテ、モモちゃん、喜んでないで何とかしましょうよ、イテ、イテ、イテ、駄目だ、死ぬなこりゃ.....。

.....お、そうですそうです、銃を構えて撃つんです。よっしゃ!、そして前に進んでそこで蹴り!、急に上手になったじゃありませんか。あ、なんだ、上手になったと思ったらあなたはパパ♪、戻ってきたんですね、ありがとう、さすがに上手ですね。そう、そして2Fに上がって、あ、躊躇なくハンドガンの弾を取った、もしかして前作までもやってますね?、まいどあり〜。.....外に出て他の村人も無事倒して、良かった良かった、ようやくまともに進め......駄目ですよ!、モモちゃん、パパに任せておきなさい!。パパ、甘やかしちゃいけません!、モモちゃん!、ベソかいても駄目です。.....ママ!!!、今パパ呼んじゃ駄目!、パパは忙しいんですから、まずい、とんだ伏兵が現れた。あ〜、パパ行っちゃった、根性無し。....そして、またモモちゃんの天下に。

はい、当然、途中の小屋は素通りでアイテムなんか拾いませんね。あ、犬も素通りですか、ワンワンは嫌いですか。あ〜!、まずい、そっちに行くとトラバサミの罠が.....

ガシャン!

ウワッ!、イテー!、イテテ、イテテ、早く外さないと、ふう。わわわ、駄目です、そのまま進むと今度は爆弾のトラップが、

チュドーン

ウワッ!、イッテー。はあはあ、そうですか、モモちゃんは楽しいですか、私はそろそろ体力が黄.....

チュドーン

ウワッ!、イッテー。ちきしょう、何でわざわざ端のトラップにまで。モモちゃん、わざとやってませんか。あ、まずい、向こうから、又もおじさんが、お願い、こないで。モモちゃん、パパの真似してみたくないですか.....あ、モモちゃんまでどこに行くんです?、’ママ、おやつ’じゃないでしょう!、この非常事態に。今はそれどころじゃ、あ、こら、コントローラーを投げるな、戻って来い、ゴラ−!....。

「そっちじゃねぇ バカ」

パパ!、リトライしてあげなくて良いですから!

「初めてのバイオ4 後編」※前編はありません 作者より。
※お断り:9373の続きですが、モモちゃんが主に操作を担当すると、「そっちじゃねぇ バカ」から先に進まないので、主にパパが操作を担当する事になりました。

・モモちゃん、ようやく大人しく見てますね。パパ、その調子です。あ、モモちゃん、怖がらなくて良いですよ〜。このおじさんは武器商人と言って声と顔は怖いけど、みんなから頼りにされたり、要らない物を売りつけられたり、時々殺されたりしている人ですからね〜。

・パパー!、パパー!、。モモちゃん泣いちゃったのは分かるけど、こっちもエルヒガンテが来てるんです。せめてポーズを押してからにしましょうよ。グシャ、イテ、グシャ、イテ、グシャ、イテ.....

・モモちゃん、それは違いますよ〜。さっき包丁おばさんもママって言ってましたけど、これはママじゃなくて、アシュリーって言うんです。パパもこれがママならどんなに嬉しいか、残念ながら包丁おばさんの時の方が納得してましたね。あ、いや、そこで言ってるパパは、モモちゃんのパパじゃなくて、大統領のパパで、違う!、私はパパじゃありません。あーもう、ややっこしい、本物のパパ!、あんたも無責任に全部’そうだね’とか言わないで下さい。

・モモちゃん、嬉しそうなところ悪いんですけど、あれはおサルさんじゃなくて、村長第二形態さんって言うんですよ。ちょっと!、何、言ってるんですか!、’おサルしゃん、可哀そう’って。パパ!、パパ!、攻撃止めちゃいけません、イテ、イテ、イテ.....

・パパ!、よりによってこんな所でモモちゃんにバトンタッチする気ですか!。駄目です、この水の広間は有数の難所、あ、待って、そっちにいったら敵のど真ん中、イテ、イテ、イテ、モモちゃん、パパがショットガン撃ってたでしょう、良い子だから真似してみましょう、.....あ、撃てた、奇跡だ。はい上手上手、でもそっちは誰もいな、イテ、イテ、モモちゃん後ろから敵が、だからそっちは誰もいませんってば、イテ、イテ、後ろからさんざんどつかれているのに、私は何故、誰もいない所に向ってショットガンを乱射して.....ガラドールの気持ちが少し分かるような、あ、ママ、じゃなくてアシュリーが連れて行かれちゃった.....モモちゃん、何でそんなに喜んでいるんですか?。

・ウア.....、ウア.....、ウア.....、ウア.....、ウア.....、パパー、振り子の所もモモちゃんには無理だと思うんですけど。

・モモちゃん、それも違います。あれはお友達のケンちゃんじゃなくて、リヘナラドールって言うんです.....パパ!、’本当だ、よく似てるね’って何ですか!、.....今度ケンちゃん連れてきて下さい。

・ふ〜ん。おじいちゃんはU-3に似てるんですね。やっぱり舌が長いんですか。

・モモちゃん!、モモちゃん、そんなにワーワー泣かなくても。いや、’パパ死んじゃう’って、前にも言いましたが、私はパパじゃありません。大丈夫ですよ、もう直ぐ終わりますから。ちょっと!、いくら最後だからって、あんたも泣かせっぱなしにしないで、ちゃんと面倒見なさいよ、あ、ほらロケラン放ってもらえた、.....もうどうでも良いですけど、ロケラン放ったのもママじゃありませんから。

ふーやっと終わった。死亡回数が418回か、これも多分前人未踏の大記録です。さあ、次はもう少しまともに、.....モモちゃん!、今度は’アタチが全部やる’ってそんな無謀な、パパ、コントローラー渡しちゃ駄目!、あ.....


「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」、「そっちじゃねぇ バカ」......



「モモ、お茶飲む?。あら、あんた又そのゲームやってるの。そんな古いゲームよく飽きないわねえ」
「うん、このゲーム好きなんだ。主人公が格好良いだけじゃなくて、何か人間味がある感じがするんだよね」
「そう。あんたが初めて遊んだゲームだからかしら。最初はあんた、パパがゲームしている横で、怖いおじさんが出たとか言ってすぐ泣いてたのに」
「覚えてないけどそうらしいね。大体プレステってもう6まで出てるし、こんな古いゲームまだ取ってあるの、クラスでウチだけだよ」
「ゲームもいいけど、あんたも来年は大学受験なんだから、少しは勉強もしなさいよ」
「はーい」

「デルラゴ奇譚 第一話 湖の王」
彼は水の中にいた。自分が何者か、どこから来たのかも良く分かっていなかった。気がついた時には、彼はそこで泳いでいた。それ程大きな湖ではなく、地図によってはその存在すら定かでなくなる程度の湖だったが、まだ小さかった彼には限りない広さを持った生存圏であり、その上にどこまでも高く広がる空と合わせて全宇宙とも言える存在だった。

まだ小さく非力だった頃の彼は、十分な用心深さを備える必要があった。上空を鳥が横切る影や、湖面を進むボートの振動、そういった物にも素早く反応し、危険が去ったと判断するまで、湖底の岩陰で身動き一つしない事。それが自分の、いや大自然の掟であり、彼は本能が教えたそれに忠実に従った。そうして何度目かの冬を越し、彼は自分が少し大きくなった事に気がつくが、まだ十分ではない、決して油断は出来なかった。もっとも危険なのは、同じ水中を泳ぎ回る捕食者たちだった。同じ次元に存在するなら、まだ決してあがらう事のできない者たち。彼はそういった存在にはさらに注意を払い、わずかな気配の変化にも敏感に反応した。それはやがて訪れる彼の時代までの辛抱のはずだった。

やがて彼は細心さに加え、徐々に成長のために大胆さも兼ね備えていった。捕食される側から主にする側へと立場が変わると、彼は彼の食欲の犠牲になった命と引き換えにより大きな体になっていった。そうして彼はいつのまにか、自分が湖の王と呼ばれるのに相応しい存在になったと気がついた。彼の存在を脅かすものは殆どなにも無くなり、彼は王国内を暴君として思うがままに振舞ったが、ただ一つ、湖底から時折感じる地割れのような振動に、まれに不安な気持ちになった。地質学的に地震が起きやすい地域だったのかもしれず、この湖自体もそうした動きの中で成り立ったものかもしれない。こういった力の前に無力を感じるとき、彼は小さく非力だった頃の自分に戻ったような気がして、軽い苛立ちを覚えるのだった。そんなある日、それが突然近づいてきた。まだ小さく非力だった頃におびえたボートの振動、だがそれはもう自分にとって脅威ではないはずだ。不安な物の存在を全て否定してやりたい衝動にかられ、彼は一直線にボートに近づいて行く。そして湖の王のプライドを賭けた戦いが始まった。

戦いはあっけなく終わりを迎えた。雷にも似た鋭い穂先でモリが彼の背中を貫き、やがて彼は動けなくなった。ここで自分は死ぬのか、敵はいなかったはずだ、ブラックバスも、同じ仲間でさえも、自分を脅かす者はなかったはずなのに。ぼんやりした思いがやがて漆黒へと代わり彼の思考が途絶える。自称湖の王を倒したエージェントは、その死骸に近づくとそれを拾い上げようと試みたが、ケースの残りスペースが無い事を思い出し、そのランカーバスの回収を諦めてボートを進ませる。エージェントはまだ知らない、この先で、ランカーバスがそのあまりの巨大さに同じ次元の存在である事すら気が付かなかった、本物の湖の王との戦いが待ち受けている事を。

「デルラゴ奇譚 第ニ話 デルラゴ思考
その1 通常時

エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、
エサ、エサ、エサ、エサ、空気、エサ、エサ、エサ、
エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、
エサ、空気、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、
エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、空気、空気、エサ、
エサ、エサ、空気、空気、空気!空気!!!......
エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、


その2 レオンのボート発見時

エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、エサ、
エサ、エサ?エサ、エサ、エサ?エサ?エサ?エサ、
エサ、エサ?エサ?エサ?エサ!エサ!空気、エサ!
エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!
エーーーーーーーーーーサーーーーーーーーーーー!


その3 レオンとの死闘中

エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!
エーーーーーーーーーーサーーーーーーーーーーー!
エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!
エーーーーーーーーーーサーーーーーーーーーーー!
エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!
エーーーーーーーーーーサーーーーーーーーーーー!
ボート?


その4 レオンとの死闘終盤

エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!エサ!
エサ!モリ、エサ!エサ!エサ!モリ、エサ!エサ!
エサ!エサ!モリ、エサ!モリ、モリ、エサ!エサ!
モリ、モリ、エサ!モリ、イテ!エサ!モリ、イテ!
モリ、モリ!イテ!イテ!モリ!イテ!モリ、イテ!
イテ!イテ!イテ!モリ、イテ!コウサン.....

「ゴンドラのすぐ上で」
新コンテンツの’バイオ オリジナル小説’に載っている、妄想小劇場3「線路は続くよどこまでも?」を先にお読み頂くとより楽しめます(宣伝、宣伝)。というか、読まないと何の事だか分からない所がありますが。ちなみに7月24日現在、旧’レオンのありえない事について語るスレ’の6457にも「線路は続くよどこまでも?」はまだ残ってます。4月30日に作りましたが、その日は子供が生まれて2日目、私は何をしてたんでしょう。


「なあ」
「なんだよ」
「高いなあ、ここ」
「ああ、高いな。おまけに寒いしな」
「俺達、いつまでこんな所に立ってりゃいいんだろうな」
「知るかよ、敵が来るまで立ってろって言われただろ。それより話しかけるなよ、俺までしかられるだろ」
「でもよ、敵なんて本当に来るのかな。それに敵が来たら飛び降りろって言ってただろ。俺やだよ、ゴンドラの上なんかに飛び降りるの。そんなサーカスみたいな事して落ちたらどうするんだよ」
「落ちたら死んじゃうから気をつけろ」
「そんな!、怖い事言わないでくれよ」
「し〜。もういい加減黙れ。お前はいつもいつも心配し過ぎなんだよ。あんなにゆっくり動いているんだから、大丈夫だよ」
「そうかなあ、あ!」
「どうした?」
「おしっこ」
「済ませて来いって言ってるだろ!。どうするんだよ、持ち場を離れると怒られるぞ」
「だって冷えるんだもん。じゃあ、ここでしていい?」
「ふざけんなよ、こんな風が強い所で。俺の方に飛沫が飛んできたらどうするんだよ」
「大丈夫だよ。味方には当たらないようになってるらしいから」
「どういう理屈だよ!、そんな訳ないだろ。お前のオシッコは敵だけに当たるのか。そんな便利な物なら無駄に放出しないで大事に溜めておけ!」
「大丈夫、もうおさまった」
「そうか、気をつけろよ。しかし、尿意まで自在に操れるのか、本当に便利なんだな」
「なあ」
「なんだよ」
「お前性格変わったな」
「何言ってるんだよ、それより寒いな」
「うん、寒いな」

「なあ」
「なんだよ」
「下の奴らは良いなあ。敵が来たらゴンドラに乗り込んで、すれ違いざまに攻撃すりゃいいんだろ」
「そりゃ、俺達みたいに吹きっさらしの所に突っ立ってる必要ないけどさあ。あれはあれでマヌケだよな」
「そうかなあ」
「そうだろう。敵もいないのにゴンドラの前に一列に並んで、ずーと待っているんだぞ。そして目の前には空のゴンドラがグルグルグルグル、’何を遠慮してるんですか、あなた達’、みたいに見えないか」
「言われてみればそんな風にも見えるな。ところでみんなどうして股間に手を当ててるんだろう?、あいつらもおしっこ我慢してるのかな」
「ああ、それはお行儀良く列に並ぶ人の習性みたいな物だな。主にサッカーのPK戦で良く見られる光景だ」
「そうなのかなあ、実はおしっこ我慢してるんじゃないか」
「だとするとあれはトイレの行列か」
「言われてみればそんな風にも見えるな。あ!」
「どうした?」
「うんこ」
「漏らせ!」

「なあ」
「なんだよ」
「星が綺麗だな」
「なんだよいきなり、気持ち悪いな。何か変な物でも食ったか?」
「さっき、とっても嫌な事に気がついてさあ」
「何だよ、嫌な事って」
「俺達こうしてじっと待ってるだろ、で、敵が来たら飛び降りてゴンドラを切り離すわけだろう」
「ああ」
「ゴンドラを切り離した後、俺達はどうなるのかなあ」
「そりゃ、ゴンドラは落ちるから.....あ!」
「どっちにしても、俺達は落ちるって事だよね」
「ああ.....。星が綺麗だなあ。俺達もあの星になるのかなあ」
「うん、涙で曇ってよく見えなくなってきたけど」
「俺もだ.....今、下の方を何か通らなかったか?」
「涙でよく見えなかった」
「俺もだ.....、気のせいだな。それより寒いな」
「うん、寒いね」

「ペルソナ」
人はそれぞれに与えられたイメージや役柄に沿って行動しようとする物です。しかし一度仮面を脱ぐと、そこには意外な素顔や真実が隠れていたりするのです。そうなんですってば。


●その1

「カギを拾ったわ」。私は一人、迷宮の奥へと歩を進めたが、そこには悪魔の操り人形が待ち構えていた。手を伸ばしてこちらに向ってきた男に、私は夢中で近くにあったランプを投げつける。身を焼かれた男は身悶えながら倒れたが、やがてわざとそうするかのように、ゆっくりと立ち上がり、再度フラフラとこちらに近づいてくる。捕らえられたら魂まで永遠の呪縛から逃れられなくなるような気がして、私は夢中で二つ目のランプを投げつける、が、今度は外れてしまった。男は小動物を弄ぶ残酷な男の子の様な薄ら笑いを浮かべて迫ってくる、身を守る物はもう何も無い。どうしよう、どうしよう、どうすれば良いの、ああ、面倒くせえ!

フン!、ヌオオオオオッ!、ドッセイ!、グシャ

男は私が投げつけたタンスの下で完全に潰れていた。さあ、先に進まなきゃ。でもここで起こった事はあの人には内緒、だって私はか弱い乙女♪。


●その2

「レオン」タタタタタ、娘は駆け寄ってくると俺に抱きついた。まるで無防備に父親に甘える幼い子供のようだった。幾多の経験が幼い子供を少し大人にしたのかもしれない、「私、自分の事ばかり.....」。この娘はここで何かを失った代わりに、何かを得たようだった。溢れんばかりの思いに応えるように娘を抱擁しながらも、俺は本当は別の事が気になって仕方なかった、

ああ、水虫かゆい。

「いいんだ、早くここから出よう」、そう言いながら娘の体を引き離すが、俺の頭の中は別の事で一杯になっている。

本当にどうでもいいんだ。それより靴脱いで掻きたい。もう一回捕まらないかな、コイツ。


●その3

敵の一撃を雌豹の身のこなしでかわす。しなやかに天に向って伸びる足先、バック転から体勢を整えた私には少しの隙もない。向かい合って反撃を試みようとすると、少し戸惑ったような、何か躊躇するような表情の3人の敵がそこにいた。その表情に私はいつもの悪戯心を感じる。あら、ドレスの下の布切れが見えっちゃたかしら、でも脂下がっている場合じゃないのよ、それは地獄への片道切符なの。よほど運がよければ、途中下車くらいは出来るかもね。その時、突然気がつく、そうだ、今日は......

ドキュドキュドキュドキューン!、ガガガガガガガガガガ!、ドキュドキュドキュドキューン!、ポイ、ドカーン、ポイ、ドカーン

はあはあ、念のため

ポイ、ポイ、ポイ、ポイ、ポイ、ドカーン、ドカーン、ドカーン、ドカーン、ドカーン、

3人の敵は文字通り跡形もなくなった。それにしても危なかった、今日はお気に入りのクマさんプリントのパンツだった。見られたからには絶対に生かしておけないんだもん。

●おまけ

午後の一時、お気に入りの椅子で、お気に入りのアールグレーを飲みながら、庭でのんびりと新緑の囁きに耳を傾けている。今日は少し体調が良いみたい。でも、あまり日に当たると気分が悪くなるかもしれない、私はあまり丈夫な方じゃないから。そう考えていた時、誰かが遠くから私を呼ぶのが聞こえた。仕方が無い、これが私のお仕事、でもこの体であまり無理はしたくない.....

ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ
ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

敵を皆殺しにして、またお気に入りの椅子に腰掛ける。今日は本当は体調が悪いのかな、ライフル5発程度で少し目まいがしたから。

「ルーキー邪教徒 みんなの夏休み」
「ルーキー邪教徒 みんなの夏休み」

「サラザール様、えへ♪」
「うわー!!!、うわー!!!、うわー!!!.....うわー!」
「ちょっと、落ち着いて下さいよ」
「貴様、ななななな、何のつもりだ、あ、さ、さ、さては私を心臓麻痺で殺そうと」
「いや、ちょっとしたお願いがあるだけです。殺そうなんて、そんな訳ないじゃないですか、勿体ない。せっかくのオモチャを」
「もう何て呼んでも良いけど、えへ♪、だけは止めてくれ。で、何だ」
「今は夏、若者達のお楽しみの季節です。そんな訳で我々も夏休みが欲しいんです」
「若者達じゃないだろお前らは、むしろ馬鹿者達。ところで本当にそんな希望が?、お前、自分が休みたいだけじゃないのか」
「そんな事ありません、ちゃんとみんなの意見を聞きました。これを見てください」

質問:夏休みが欲しいですか
回答:夏休みが欲しい=4名、夏休みとおかわりが欲しい=1名

「以上、多数決で夏休みは必要です」
「.....食事は増やしたはずだが、良く食うなあの犬」

「ところで夏休みなんか取って、みんな何するんだ?。村長さんは村に里帰りでもするのか?」
「いえ、村長邪教徒さんはイトコに会いに行くそうです」
「イトコって?」
「孤島にいるらしいですよ。何でも’ゆうすりい’さんって言うらしいです」
「ゆうすりいって、U-3!。あの二人、親戚だったのか。道理で似てると思った」
「お互い激務なので、励まし合いに行くそうです」
「ふーん、ハゲマシ合いにね。お互いツルッツルなのに、さらにハゲマスんだ。ふーん」
「あ、そういう事言うと、二人とも気を悪くしますよ。怒った村長邪教徒さんが、ゆうすりいさんにまたがって二人で戻ってきたらどうします」
「村長さん、気をつけて行ってらっしゃいませ。そして、これ以上バカを増やさないで下さい」

「チェン邪教徒は?」
「村に戻ってナンパをしたいそうです」
「ナ、ナンパ?。あそこ気持ち悪いおばさんばっかりじゃん。誰をナンパ?、牛?」
「何でですか。どうやらチェーンソー姉妹の妹の方を狙っているらしいです」
「何で姉の方じゃ駄目なのか良く分からん。じゃあ、紛らわしいから姉と妹を間違えないように気をつけろって言っておけ。そういうのって向こうは凄く怒るからな」
「あれ、サラザール様、やけに親切ですね」
「ああ、昔、私が’右腕’の事を間違って’左腕’って呼んだら凄く怒ってた。それからだ、私が’お箸を持つ方にいるから右腕’って確認してから呼ぶ事にしたのは」

「で、エルヒ邪教徒はどうするんだ」
「あいつは普通の海に行って泳ぎたいそうです」
「普通じゃない海で泳いだ事があるのか」
「前に溶鉱炉の海で泳いだ事はあるみたいですよ」
「え!、あいつあそこに落ちた事あるんだ。よく無事で」
「はい、ちょっと熱かったって言ってました。実はあの位じゃ平気なんですよ、蓋が閉まるから手も足も出なくなるだけで」
「やっぱりバカは丈夫なんだな」
「あそこで敵を道連れにする技がありますよね」
「ああ」
「あれ、実は’一緒に泳ぎましょう’って事らしいです」
「バカはある意味強いな」

「コロ邪教徒は?。あいつはおかわりさえあれば、夏休みなんかいらないだろう」
「それとこれとは別だワンって言ってました。あいつもナンパをしたいそうです」
「ナ、ナンパ?。あいつが?、誰をナンパ?、ランカーバス?」
「だから何でですか。そうじゃなくて夜の湖の所に可愛いメス犬がいるらしいです」
「.....全部同じに見えるんだけど。ここの庭園の所のじゃ駄目なの?」
「何をバカな事言ってるんですか。あれ全部オスですよ」
「そ、そうなのか。じゃあ、教会の手前の所のは?」
「又バカな事を。あれは全部人妻です」
「そんな事分かるか!。お前はどうして犬のプライベートにそんなに詳しいんだ!」

「カラス邪教徒は?」
「さあ、噴水辺りで行水でもするんじゃないですか」
「相変わらずカラスには冷たいな」
「いや、そんな事はありません。ただ少々焦ってます。夏が終わったら秋、そして冬、どうしましょうヘビさん邪教徒さん冬眠しちゃいますよ」
「いや、冬眠する邪教徒って困るんだけど」
「ふふふ、かくなる上はカラス邪教徒さんを’夏の風物詩の花火ですよ’って騙して閃光手榴弾で」
「いよいよ、なるふり構わなくなってきたな。まあ、良いだろう、全員夏休みは認めよう。ところで夏休みと言えば’宿題’だが....」
「みんなー、夏休みだー!。ダッシュで解散だー!」

「良くある質問、めったに無い質問」
●その1 良くある質問’袋の中身は?’

名前:偽りのGon
5-4の監獄の所に出てくる袋には何が入っているのでしょうか。

名前:A 
あれははっきりしてません。リヘナラドールの首とかランカーバスって説を聞いた事があります。

名前:B
何にせよ、どうやら敵キャラみたいです。ナイフで切ると撃退数が1増えますから。

名前:C
マイク。実は生きていたの。

名前:B
マイクは敵かい!

名前:C
うん。Proではむしろ敵。


●その2 良くある質問’弾は足りますか’

名前:偽りのGon
こんにちは。これからProに挑戦しようと思いますが、ノーマルでも弾がかなりギリギリでした。Proでは途中で弾が足りなくなる事はありませんか。

名前:D
Proでは基本は逃げられる敵からは逃げた方が良いみたいですが、ほぼ全滅させても大丈夫ですよ。頭か足を一発撃ってから、蹴りなどのアクションコマンドとナイフを併用すれば、弾が足りなくなる事はほとんど無いです。後はハシゴの上からナイフで切って落とすとか、敵が固まってたら手榴弾を使うとか、色々工夫してみては如何でしょうか。

名前:偽りのGon
Dさん、丁寧なご回答ありがとうございました。敵を倒す以外にも、仕掛けをや青コインを撃ったり、樽や木箱を壊したり、けっこう弾は消費するので少し不安でした。

名前:D
.....最後のは止めろ、それだけで多分大丈夫だ。


●その3 良くある質問?’100万溜める方法(実話)’

名前:偽りのGon
無限ロケランが欲しいので、頑張って100万溜めたいのですが、どうやって溜めれば良いのでしょう。1週目で溜める事はできますか。

名前:H
あ、僕も。100万円溜める方法知りたいです。

名前:I
偽りのGonさん、そうですね。敵はなるべく倒す、要らない弾は売る、お宝は組み合わせて売る、あとは無駄遣いをしなければ、多分1週目でも100万溜まります。Hさん、100万円なら、時給750円のコンビニのバイトで、1日6時間、週に5日働いたとして約45週、同じく無駄遣いしなければおよそ10ヶ月で溜まります。では二人とも頑張ってください。

※もう一度言います。実は実話です.....プッ。あ、いや本当に。


●その4 めったに無い質問 ’できないんですが’

名前:偽りのGon
農場で牛と鶏は倒せましたが、犬がどうしても倒せません。どうすれば良いでしょうか。

名前:G
あそこの犬は倒せません。と言うか倒さなくても問題ありませんから。あと牛も鶏も倒さなくて良いです。

名前:偽りのGon
今度は篭城戦でルイスが倒せません。いつも反撃されて一発で死んでしまいます。どうすれば良いでしょうか。

名前:G
ルイスも倒さなくても良いです。だいたいあなた、何であの状況でルイスを倒す気になるんですか。

名前:偽りのGon
私のPSでは地下水路でノビスタドールが時々見えなくなるんですが。動作不良でしょうか、それともバグでしょうか。

名前:G
仕様です。みんな同じです。いつも見えたらそれがバグです。

名前:偽りのGon
今度は2回目の村長が倒せなくて、コンテナユニットから脱出する事ができません。どうすれば良いでしょうか。

名前:G
そこではとどめを刺す事はできません。あと一応言っときますが、あれは村長じゃないです。村長に1回目も2回目もありません。

名前:偽りのGon
至高のロットを手に入れましたが、どうしても装備する事ができません。何か条件があるのでしょうか。

名前:G
それはレオンが僧侶じゃないからだー!

「敵が味方か?」
「このままだと死ぬな、あいつ」

合衆国は、何であんな弱そうな奴を送り込んで来たんだ?。それに頭も悪そうだ、いきなり仲間からも「そっちじゃねぇ、バカ」とか言われてやがった。注射を打った後で捨て駒の村人を差し向けたり、色々助けてやったけどその位じゃ足りないな。仕方ない、簡単に死なれちゃ困るし、あいつが気が付かない部分で、もう少し助けてやるか。そうそう、味方にも気がつかれないように注意しないとな。

じゃあ、この樽の中にはショットガンの弾と、あとはこの目立つところにグリーンハーブを置いておくか。それからと.....う〜ん、これはやりすぎかなあ、鳥の巣の中に手榴弾って不自然過ぎるかな。でもあいつは全然気がつかないで、報告書に書いたりして’この村の生態系はかなり狂っているようだ。鳥が手榴弾を生むらしい’、わはは、まさかね。あ、やばい、来やがった、隠れなきゃ。お、鳥の巣を撃ち落すつもりだな、よし、手榴弾を拾って.....何かブツブツ言いながらメモしてやがる、

’この村の生態系はかなり狂っているようだ。鳥が手榴弾で巣を作るらしい’。

うわー、やばい!、もっと頑張ってアイテム置かなきゃ。多少不自然でも構ってられるか

ん?、そこの扉はパズルになっているのか。あ、駄目駄目、そんな難しいの。左右どっちでも良いから一回と、上下どちらでも良いから一回なんて、そんな難しいパズルあきらめて帰っちゃったらどうするんだよ。なんせ敵は想像を絶する、あ、何?、そう、これ以上簡単には出来ないのか、なら仕方ないな。

ここにはガラドールを配置するんだな。よし、じゃあ、そことそこの壁に鐘を取り付けておけ。え、うるさいな、良いんだよ、何度も言わすなよ、鐘くらい知らないのかよ、鐘って言うのは叩くとカーンって.....。

ここはガラドールを2体ー!?。あ、いや、特に不満はないけど。いいよ!、3体にしなくて。うち1体は鎧まで着てるのか、そうか仕方ない、少々露骨だが。あー、そこの鎧を着た方、そう、あなた、こっちに来なさい。はい、じゃあ後ろを向いて、今から鎧の背中に穴を開けてあげるから大人しくしてて下さいね。こらこら、抵抗するな、良いんだよ、たまには日に当てないとカビが生えるぞ。よし、寄生体だけ露出できた。もう行っていいぞ、ん、どの位日に当てれば良いのかって?、そうだなあ、死なない程度にな。

よいしょ、よいしょ、はあはあ、やっと終わった。重たいね、液体窒素のボンベって。でも不安だよなあ、あいつ分かるかなあ。張り紙しておこうかなあ、’困った時に倒してみましょう’って。あ、全部平仮名じゃないと駄目かな。

え〜、まじ?。ここでエルヒガンテ2体も出すの〜。仕方ない、よしみんな、念には念をだ。今から真ん中に蓋が開く仕掛けを作るぞ、全員で工事だ。なんだよ、その目は、お前らは言われた通りの事をやれば良いんだよ。教団で一番偉いのは俺なんだぞ、分かってるのか。.....駄目だ、そんな小さいのじゃ、エル.....エージェントが落ちないかもしれないぞ。いや、あいつは実は見た目より大柄なんだ。

こりゃ、完全にあいつには無理だ。間違いなくここから出られないな。よし、お前、あの緑色のはシャッターのスイッチだろ、あれ、光るように改造しろ、どんなバカでも迷わないようにな。うるさいよ、つべこべ言うな、その、なんだ、困るだろ、この中でバカが迷子になったら。ん、あーそうそう、U-3が迷子にならないようにだ。スイッチはこれって、直ぐに分かるようにしておけ。

さて、いよいよ正念場だ、念入りに仕掛けておくか。火薬ダルと手榴弾と、え〜と、面倒だ、スイッチを押すだけで豪快に鉄骨をぶつけられるようにしておこう。さあ、いよいよ最後だ、ふふふ、せいぜい楽しませてくれよ。

’これを使って!’ バシューン、’グアー、ま、まさかこの私が......’

やれやれ、ようやく任務を遂行してくれたか。それにしてもあの女、島全体を吹き飛ばすとはな。まあ良いだろう、プラーガはまだある、よそで繁殖させるとしよう。ふふふ、大統領の娘か。獲物としてはまあまあだったが、やはり最上の獲物は大統領自身だ。あの小娘とエージェントの証言があれば、ここで起こった事は大統領も政府首脳も全員信じるだろう。その後、改めて大統領を誘拐すれば、合衆国は完全に私の思うがままだ。そのために奴らには生き延びてもらう必要があったのさ。不自然さを感じないように、このアイデアは味方にも教えなかった。あいつは金と引き換えに俺に助けられたと思っていたんだろうが、まさか、私がこの教団の本当のボスだなんて、知る由もあるまい。さて、次に大統領自身を誘拐した時も、あの間抜けなエージェントが派遣される事を祈るとするか、ヘヘヘ、

’カムバック、エニイタイム’

「同じ血ラプソティ @」
'同じ血が混じったようだな’

同じ血?、最初、俺には村長の言っている事の意味が分からなかった。だが、やがて俺は奴の言葉の意味を嫌と言うほど思い知ることになる、そう、もうやんなっちゃう位。


巨人が俺を目掛けて、拳を振り下ろしてきた。この体力の残り少ない状態でそれは致命的な一撃だった。「殺られる!」、そう思った時、俺がとっさに気になったのはアシュリーという娘の事だった。任務をまっとう出来そうにない事を気にかけた訳じゃない。安月給で、しかもこの任務の危険手当は1日1450円、これでやる気が出るものか、立て万国の労働者。いや、そうじゃなくて、せっかくの美人に会わずに死ぬのが心残りだっただけだ。少し子供っぽい雰囲気もあったが、ちょっかいを出す気になるには十分な娘だった。自分で言うのもなんだが、俺は極めて女癖が悪い。たとえ大統領の娘だろうが、大統領の女房だろうが、一定レベル以上の女なら俺の周りに近寄ってきたら只では置くものか。あの娘も助けてやれば、きっと俺の事を命の恩人だと思って感謝するに違いない。そうしたら、それをきっかけにあんな事やそんな事、いやいっそ、こんな事まで出来たかも.....下らない事を考えているうちに拳が目の前に迫っていた。「せめてこいつがメスだったらいいな」、そんな考えが一瞬頭をよぎった後、

’いったいどんな事だ、これは?。俺は死んだのか?’

俺の体は宙に浮いていた。あら、やっぱり人は死ぬと魂が天に昇るのか、そう思ったが何故か巨人は未だこっちをじっと見ている。「こいつ、俺が見えるのか、なりに似合わず霊感が強いんだな」、そう思った瞬間、巨人はいきなり俺を両手で叩き潰そうとしやがった。俺は間一髪で巨人の一撃を交わし、同時に怒りが湧き上がる。ちくしょう!、何しやがるこのバチアタリ!。俺を殴り殺しただけじゃ飽き足らなくて、俺を叩き殺そうというのか、あれ?。何がなんだか分からなかったが、俺は目の前の巨人の顔を目掛けて、ありったけのハンドガンをぶち込み、奴が身悶えながら背中から出した変な物には、ありったけのショットガンをぶち込んでやった。奴は地響きを立てて倒れ、動かなくなる。安心してふっと気を抜く同時に俺は地面に落ちた。

’俺は生きているらしい。どうなったんだ?、ひょっとしてこれが火事場の馬鹿力ってやつか?’

だが、そうではなかったようだ。冷静に考えたら、’火事場の馬鹿力で空を飛んじゃいました、えへ’、なんて話は聞いた事がない。じゃあ何故?。ふと背中に違和感を感じて触ってみると、俺の背中からシャツを突き破って何かが飛び出していた。「ん、何だこれは、うわ、羽だ!」。そう、俺の背中には羽が生えていた。一体何が起こったんだ!、困る、これは困る!、スーツが着れないし、ナンパにも差し障りがある。待てよ、他にもっと大事な困る事があるはずだ、う〜ん、思い浮かばない。冷静に考えようと頭を抱えた時、俺は頭にも何か細長い物が二本生えている事に気がついた。「ここにも何かが。これは....、触角!。背中に羽、頭に触角、もしかして俺は、が、がっちゃん?」、んちゃー、いや、そんな訳もない。落ち着こう、エージェントとして様々な状況を冷静に判断する学習カリキュラムも受けたじゃないか。え〜と、背中に羽が生えて頭から触角が生えた状況と言うのは.....駄目だ、多分ちょうどこの説明の時、俺は居眠りしてたんだな。その時、天啓のように村長の言葉がよみがえった、

'同じ血が混じったようだな’

同じ血!、さてはその血の仕業か!、俺は自分の変化の原因はようやく理解したが、まずは全身の状態がどうなっているか良く知りたくて、鏡を探して全身を映してみた。え?、鏡なんて何処にあったのかって。そりゃ、あれだよ、あのへんの民家のタンスの4番目の引き出しの.....そんな事はどうでもいい!、全身の様子を確認して俺は驚いた、まるでハエ男。頭に触角、背中に羽、こころなしか顔まで少し虫っぽく見える、「ちくしょう、あのハゲ村長、やってくれたな!。いつかお前の額にとまってツルツル滑って、じゃなかった、お前の額を撃ち抜いてやるぞ」。鏡の前で吼えまくったらよだれが大量に垂れた、情けない。こうなったらあいつを締めあげて元に戻る方法を聞きだすか、一刻も早く任務を遂行して合衆国に戻り、治療を受けるしかない。取り合えず任務遂行を続ければ、奴を締め上げるチャンスもあるだろう。よし、まず目指すは教会だ!。俺は全力で走り出した、

’待ってろよアシュリー!、タッタッタッタッ、ブーン。あ、いけね、飛んじゃった’

〜はたしてエージェントは無事任務をまっとうし、ナンパ三昧の日々に戻れるのか!。行け、ノビスタレオン!〜

「初心者への回答」
名前:タケシ
僕は初心者で、今アマチュアでプレイしています。お城の中に庭みたいな所がありますが、そこに行く事ができません。何か必要な物があるのでしょうか。


名前:偽りのGon
迷路になっている庭園ですね。そこはノーマル以上でないと入る事が出来ません。入らなくても先に進めるようになっていますので、大丈夫です。


名前:タケシ
偽りのGonさん、ありがとうございます。そこは入らなくても良いんですね。安心しました。でも、そこにあるアイテムは取れないんですよね。どんなアイテムがあるんですか、参考までに教えて下さい。


名前:ウソツキのGon
こんにちは。そこにはたいしたアイテムは無いです、たしか武器関係が

 ・メタルジャケットライフル(あらゆる障害物を貫通)
 ・ハンドガン強化パーツ(マグナムの威力Level3と同じ攻撃力になる)
 ・マシンショットガン(マシンピストル並のスピードでショットガンの弾を連射)

それから弾薬・回復が

 ・ハンドガンの弾300発
 ・ショットガンの弾100発
 ・マグナムの弾40発
 ・救急スプレー 6本パック
 ・ハイパーイエローハーブ(体力の最大値が一気に2倍)

宝石などが

 ・スピネル 62個
 ・エメラルド19個
 ・ルビー5個
 ・女王のダイヤ(売ると30万PTS)

位です。

名前:タケシ
本当ですか!。ノーマル以上だと、本当にそんなに良い物が。


名前:ウソツキのGon
本当です。ただし、通常では出てきません。アマチュア、イージーを一切プレイしないでノーマルから始めて、ノーダメージが条件です。しかもリトライもいけませんので、ダメージを負ったら最初からやり直しです。タケシさんはアマチュアをプレーしてしまったので、メモリーカードの初期化からやり直す必要があります。


名前:タケシ
細かい点までご親切にありがとうございます!。そんなに良い物がもらえるなら、まだ上手くないんですが、頑張ってノーマルからやり直してみます。




名前:タケシ
こんにちは。1ヶ月かかりましたが、ノーダメージでそこまで行けました。でも、ショットガンの弾5発とかグリーンハーブとか、普通のアイテムしか落ちていません、何故でしょうか。


名前:ウソツキのGon
タケシさん、すみません、少しだけ勘違いしていました。これらのアイテムが出てくるのはプロに入ってからでした。つまりノーマルから始めてノーマルをノーダメージでクリア、その後のプロを庭園までノーダメージで行く事が条件でした。そしてプロでダメージを受けた場合は、ノーマルの最初からやり直しになります.....プッ。

名前:タケシ
分かりました。ありがとうございます!





名前:偽りのGon
久しぶりに見てみたら、物凄いデタラメが書いてありますね。タケシさん、騙されてはいけません、ウソツキのGonさんのレスはウソですよ.....しかし何てそのまんまの怪しいハンドルネーム、何故信用する?。


名前:タケシ
皆さん、お久しぶりです。あれからニヶ月かかりましたが、プロまでノーダメージで行けて、ウソツキのGonさんの言っていたアイテムを手に入れる事が出来ました。これで、今までのストレスを解消したいと思います。ありがとうございました。
あ、あと、それ以外にも、どんな武器とも組み合わせる事ができて、武器にセットしておくと撃つたびに閃光手榴弾と同じ光を放って、敵の目をくらます事ができる(しかも無限に使える)’村長の輝き’というアイテムも落ちてましたので、ご報告しておきます。


名前:偽りのGon
本当だったんですか!


名前:ウソツキのGon
本当だったのか!、しかも’村長の輝き’も!。大変だ、早くやらなきゃ。

「同じ血ラプソディー A」
《前回までの粗筋:レオンはハエ男になったとさ》

俺はようやく教会にたどり着いた。途中に口がやたらとでかい犬がいたが、俺を見るなりキャンキャン言いながら逃げやがった。失礼な。慎重に教会の中へ入っていくとハシゴがあり、そこを登った先の廊下は鉄格子で行き止まりだった。しかし、良く見ると反対側にも廊下がある。どうやら建物の真ん中に吊るしてあるシャンデリアに飛び移れば、反対側の廊下に行けそうだ。俺は意を決してジャンプした、それ、

’ブーーーーーーーーーーン、ピタ’

.....一気に反対側まで飛べてしまった、便利だ。便利だが、人としてこれで良いのか。特に着地の時の’ピタ’って音がなんか嫌。いや、不平を言ってもしかたない、任務が優先だ。ここは簡単なパズルの仕掛けになっているようだ。この程度のパズルならあっと言う間に.....、......、.....、.....。.....30分もかかってしまった、だんだん頭が悪くなっているようだ。それでも鉄格子が上がって通れるようになった部屋があるぞ、よし、あそこへ

’ブーーーーーーーーーーン、ピタ’

飛ぶな!、俺。いかん、歩くよりも飛びたくなる。アシュリーの前ではやらないように気をつけないと、後で’あの人任務中に飛び回って遊んでました’とか言いつけられるとまずい。俺は勤めて平静を装い、ドアのノブをそっと回した。

’ガチャ’

「キャー、キャー、いやー、近寄らないで!」
「落ち着けアシュリー、大統領の命で君を助けに来た」
「え、パパが?。.....キャー、キャー、いやー、近寄らないで!」
「何でやねん」
「だまされる物ですか!、この化け物!」
「俺は人間だ!」
「え、人間って事は?.....キャー、キャー、いやー、近寄らないで!」
「だから何でやねん」
「パパだったらアメリカ人を派遣するはずよ!。あなた、どこの国のエージェント?」
「アメリカ人だ!、俺は」
「ウソ、アメリカ人は背中に羽も頭に触覚も生えてないわ」
「どこの国でも羽とか触覚が生えている人間はいない!」
「あ、そうなの。という事はやっぱりあなたは.....、キャー、キャー、いやー、近寄らないで!」
「あわわ、引っかかった。そうじゃなくて。え〜と俺は人間でアメリカ人で、この羽と触覚はその.....体質だ!」
「体質.....。じゃあ、本当に助けに来てくれたのね」
「あ、これは納得するんだ」

よし、この物分りが良いんだか悪いんだか分からない娘を連れ出せば任務終了だ、さあ、ついて来い。

「エッチ、どこ見てるのよ」
「どこも見てない」
「ウソ、じゃあそのよだれは何?」
「これも体質だ!」
「怪しいわね、そんな変な体質ある?」
「だから何でやねん。突っ込む所が違うだろ」

何だかんだ言ってモタモタしていたら、教会の一階で見るからに悪党ヅラした奴が、俺達の行く手を阻んだ。

「私はオズムンド・サドラー」

何だこいつ、何か自分勝手なことをぶつぶつ言ってやがる。こいつのツラを見ていると腹の底から怒りとよだれが湧き上がって来る、ん?、なんでよだれがこんなに?、口が一杯になってきたぞ。あ、余計な事を気にしてる場合じゃない、こいつの話が先に進んでた、

「我らが力を与え、そして返す」
「ハッ、レオン、首に何かされたわ」
「あひゅりーに何をひた?」
「プッ、何だって?」
「う、うるひゃい、よだれでちょっと喋りにくいんだ。アシュリーに何をした?」
「ああ、この娘には種を植えた。君にも同じものを、あれ?、進行が早いな」

こ・い・つ・の・しわざか!!!、

俺は怒りに我を忘れて、宙を飛ぶとサドラーとかいうタコの顔を目掛けて、思いっきりよだれをはき掛けた。ジューっという音と共に顔が少し溶ける、

「あちー!。うわ、待て、最後まで喋らせろ」
「やかましい、こいつ。ペッ、ペッ、ペッ、ペッ、ペッ」
「うわ、うわ、うわ、チクショウ、覚えてろ」

奴は身を翻すと、ローブの裾を持ち上げてちょこまかと逃げ出した。くそ、変な格好で走るのが速い奴だな。今度会ったら両足で抱え込んで逃げられないようにしてから、

「.....レオン」

しまった。アシュリーの事を忘れて、怒りに任せて本能の赴くままに振舞ってしまった。何て言い訳しよう。それにしてもよだれにこんな威力があるとはな。

「レオン、あなた」
「アシュリー.....実はこれは」
「便利な体質なのね、それ」

すこしネジがゆるんだ娘らしい、助かった。

「同じ血ラプソディー B」
《前回までの粗筋:ハエ男のレオンはよだれを武器に教会でのピンチを脱したとさ》

アシュリーと二人で教会を出ると、前の墓地には大勢の村人が待ち構えていた。それにつけても弾も回復も少ない、さて、どうしよう、どうしよう、どう.....、一度見られたらあとは一緒だ!、これは特異体質だ、ちきしょうめ。

「アシュリー下がってろ。いくぞ、必殺!特異体質!!!。念のため、もう一度言います、必殺!特異体質!!!」

俺はやんぱち気分で宙に舞い上がると、そこからハンドガンで次々と村人を撃ってやった、ざまあみろ、手も足も出せまい。ついでに時々よだれも垂らしてみる、わはは、逃げ惑ってやがる、面白い。しかし、調子に乗りすぎた、

ザシュッ!、ウワッ、ドサッ

痛ってー!。しまった、奴らの中にも飛び道具を持っている奴がいたんだっけ。後ろから背中にカマを投げられたらしい。地面に落とされてしまった。それにしてもどうしてこんなに痛いんだ、ありゃ、体力が殆ど残っていないじゃないか。やばい、ハーブか卵、ハーブか卵、もしくはブラックバス。しかし一発でこれ程ダメージを負うとは、どうやら飛んでいる時は防御力が極端に弱くなるらしい。良い事ばかりじゃないって事か、よし、やたらと飛ぶの止めておこう.....それにしてもこんな珍しい決心をした人間が今までにいただろうか、多分人類初の快挙。仕方がないので地上でハンドガンと時々よだれで敵を蹴散らしていると、甲高い悲鳴が後ろの方から聞こえた。

「キャー!、助けて!、レオン」

しまった!。アシュリーは3人の村人に囲まれ、恐怖にすくみあがって動けなくなっていた。3人はほぼ同時に、ゆっくりとアシュリーに向って武器を振り上げている。やばい、どけ、貴様ら、’パン、ペッ、パパン、ペッ’。しかし俺を囲んだ敵の人数もなかなか減らない。このままでは間に合いそうにない、邪魔だってば、どけこら、ペッ、ペッ、ペッ、ペッ、プ、プ、プ。あ、やばい、よだれが出なくなってきた。おまけに弾も尽きそうだ、よだれ、よだれ、え〜と想像してみよう、レモンにお酢をかけて、どんぶりに山盛りの梅干と一緒に口の中一杯に.....あ、ちょっと出た、ペッ、ペッ、プ、ちくしょう、もう足りない!。

「助けて!、レオン、助けて!」

まずい、まずいぞ、急がなきゃ。よだれ、よだれ、え〜ともっと想像してみよう、レモンに蜂蜜と砂糖をかけて、どんぶり一杯の水と混ぜ....これはスタミナドリンクだ!。3人の村人が同時に武器を振り下ろす、駄目だ、終わった。アシュリー....あの大きな瞳に最後に映ったのは、悪魔のような村人の姿だったのか、何故かそんな思いが頭をよぎった瞬間、

シャキーーーーーーーン!

何かが伸びる音がして、3人の村人の体が宙に浮いていた、いや、良く見ると3人の体は無数の針で貫かれている。針は放射状に伸びていて、その中心から声がする

「グスン、グスン、助けて、レオン」

こ、これは!

「同じ血ラプソディー C」
《前回までの粗筋:アシュリーがシャキーーーーーーーン!》

こ、これは!。俺は状況をすぐ理解した。アシュリー!、君の体にも何か変化が起こったんだな。俺は残った敵を急いで片付ける、ペッ、ペッ、こいつもペッ、ペッ、こいつもペッ、.....オエー、うう、気持ち悪くなってきた。あ、オエーの方が良く溶けたぞ、新発見♪。そうして俺達を囲んでいた敵は全滅し、俺は急いでアシュリーの元に駆け寄った。

「あ、助けてレオン。いや!、周りが死体だらけよ。怖いわ」

(いや、あんたがやったんですけど、それ)、心の中で突っ込みを入れたが、俺はアシュリーを刺激しないようにゆっくり話し始める

「落ち着いて。俺を見るんだ、アシュリー。俺達は奴らのせいで体に変調をきたしているようだ」
「え、それって私も特異体質になったって事?」
「何て呼ぶか知らないが、俺のこの必殺技もそのせいだ。あ〜、ところでさっきから顔の前をチラチラして危ないから、その棘引っ込まないか。目に入りそうなんだけど」
「え?、あ、そう。う〜ん、う〜ん、駄目。私、あなたみたいに特異体質のベテランじゃないから」
「俺だって初心者だ!」
「怒鳴らないでよ!。じゃあ私どうなるの、ずーとこのままなの、そんなの嫌よ。嫁入り前なのに体の回りに死体をぶら下げたままなんて」
「むしろ嫁入り前で良かったじゃないか。嫁入り後だったら離婚されるぞ」
「そんな、ひどい。人ごとだと思って。グスン、グスン」

その時だった、’シュルルルルル、ドサ、ドサ、ドサ’

「あ、引っ込んだ.....どうやら、感情が高揚すると棘が出て、感情が落ち込むと引っ込むようだな」
「引っ込んだわ!、引っ込んだわ!。よし、こうなればこっちの物よ。早く本国に帰って治療してもらいましょうよ、特異体質のハエ男さん」
「ハエ男って言うな!」
「なによ、騙そうとしたくせに!。最初から教えてもらえば私もこんなに驚かなくてすんだのよ」
「人の話を聞く耳持たなかったのはお前だろう、この棘女」
「言ったわね!」

シャキーーーーーーーン!

「あ、又出した。おい、仲間割れしてる場合じゃないだろ。早く逃げなきゃ、それしまえ」
「う〜ん、う〜ん、駄目。あなたが怒らすから、当分しまえそうにないわ」
「危ないだろ、それじゃ。どうしても駄目か、仕方ない。落ち着いて。俺の話を聞くんだ、アシュリー。え〜と、’パトラッシュ、来てくれたんだね。よしよし、僕と一緒におじいさんの所に行こうね。なんだか暖かくなってきたね、それにとっても眠いや’っと」

シュルルルルル

「よし、引っ込んだな。先に進むぞ」
「グスン、グスン、ネーロー!」
「早く来い!」

〜嘘〜
※sssさん作、このスレの10348〜恐怖〜と、10364〜日常〜の続編です。 

出口付近で俺はぼんやりとアシュリーを待っている。ここでは確かに誰が敵か分からない、だが、実はこの人ごみの中に敵なんて一人も混じっていないかも知れないのだ、いや、多分その可能性の方が圧倒的に高いだろう。それでも万一を考えて警戒を怠らないのが、俺の仕事だが、あの悪夢の村、城、島に比べたら、ここでの任務は戦場とベットの中くらいに違う。あそこは動く物全てが悪意を持っているような場所だったからな。

遊園地の喧騒に少し気が緩んでいたのかも知れない。直ぐ後ろから笑い声が聞こえた時、俺は背筋に冷や水をかけられたようになった。

「フフフフフ、真実は見つかりましたか」

夢の中では姿形は分からなかったが、笑い方は覚えている。振り返るとあの男が立っていた。これは、現実なのか、それとも夢の続きか。

「貴様、何者だ!。あの事件に関係している者か」
「言ったでしょう、あなたの夢を覚まさせる者です」

夢の中で分からなかった姿形が今ははっきり分かる。だとするとこれは現実?、だがこいつとは今が初対面だ。何故夕べの夢にこいつが出てきた?。疑問に戸惑いながらも俺はエージェントの目で冷静に観察する、長めの髪を横になでつけ、黒いメガネに真っ白な服、一見インテリの医者のようにも見えるが、メガネが少しゆがんで左右の高さが違っていた、身なりに気を使わないタイプのようなので、もしかすると研究員のような仕事をしているのかもしれない。いずれにしても遊園地には似合わない風体だった。

「何が目的だ、何故俺に付きまとう?」
「おや、そんな事を聞くようでは、まだ真実は見つかっていませんか。じゃあ、私との本当の対面はまだまだ先ですね。では、いずれ又、あ、もしかしたら、本当の対面なんか訪れないかもしれませんね」

突然奴はきびすを返した。その背中が伝えるべき事は全て伝えた、これ以上の会話は無益だ、と主張しているようだった。冗談じゃない、そっちの用は済んでもこっちには用が沢山残ってるんだ。遊園地の人ごみの中に消えていこうとする白い姿を俺は追いかけた。

奴は歩くのがやけに早い、まるで回りに誰もいないみたいだ。俺は人ごみを掻き分けながら必死で奴の後を追う、俺はあせりすぎて俺の前を横切ろうとした別の男に、かなりの勢いでぶつかってしまった。

「あ、すまない。急いでるんだ」
「何をするんだ、うう、痛いじゃないか」

男は顔を押さえて痛がっている、

「本当にすまない」
「うう、痛い、痛い、痛い」
「そんなに強くぶつからなかったと思ったんだが。大丈夫か?、医者を呼ぼうか?」
「今のじゃないんだ、痛い、痛い、痛い。あの時の傷が痛むんだよお!」

男が顔を上げた。!!!!!、その顔にはうっすらと見覚えがあった。あの村で出会った逞しい農夫達の典型的な顔、だがあの村の生き残りが俺に復讐に来た訳じゃなさそうだ。その顔は血まみれで、右目の所はぽっかり穴が開いていた。

「教えてくれよ、何で俺達を殺したんだよお!」

これは、何かの罠か。今時特殊メイクなら十分この程度の事は出来る。だが、敵の正体も分からない今は相手の出方を伺うしかない。

「任務だ。それ以外に何がある」
「ああ、痛い。それは俺達全員を殺す程、価値があるものなのかよお」
「俺にとってはな」
「俺達は信念に従って行動してただけなのにぃ」
「勝手な事をぬかすな。貴様らのした事は犯罪だ」
「そうかも知れないが、あんなに大勢死ななければいけなかったのかよお。それに知ってるぞ、お前は必要のない人間まで殺しただろ、お前に気がついてない、お前がそっと立ち去れば何もしなかったはずの人間まで殺してたじゃないかよお」
「任務には万全を尽くせ。俺はそう教わった」
「.....そうか、じゃあやっぱり後悔はしていないんだね」
「当たり前だ。何のための猿芝居だこれは!。言っておくぞ、もし同じ状況になったら、俺はその時も俺の視界に入った奴は全員殺す、女だろうが年寄りだろうが容赦はしない!」

痛い、いたい、イタイ、痛い、いたい、イタイ、痛い!、いたい!、イタイ、イタイ、イタイ、イタイィィィィーーーーー!!!。

突然、回り中から声が聞こえてきた。驚いて辺りを見回すと、遊園地の中の人間は全て血まみれの村人に変わっていた。俺の血が恐怖で沸騰した。

〜真実〜
※ 妄想小劇場51 〜嘘〜の続きです。

うわーーーーーーーー!!!

突然、回り中から恨みのこもった声が聞こえてきた。こんな現実はあり得ない、夢なら早く覚めてくれ。こいつらが俺に近づいてくる、夢なら早く!、早く!!!

「あなたは私の顔をナイフで切り刻んだわね」
「俺の頭をライフルで撃ちぬいた」
「私の膝を撃った後、火あぶりにした」
「同じ目に合わせてやりたいよお、合わせてやりたいよお」

奴らは俺を取り囲み、じりじりと近寄ってくる。来るな、来るな!、俺は頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。だがその時、

「レオン、こっちよ。早く!」

アシュリーがジェットコースターに乗ったまま俺を呼んでいる。俺は目をつぶって、邪魔な奴らを突き飛ばしながら、そっちに夢中で走る。手に生暖かい感触や、ざらざらした感触があった。こいつらは本当に存在しているのか?。アシュリーの横に飛び乗るとジェットコースターが動き出した。

「大丈夫、レオン?。あいつら何者かしら」
「分からない。だが、ちゃちなトリックじゃなさそうだ」
「じゃあ、まさかゾンビ!」
「いや、違うはずだ。俺の知っているゾンビは知性なんか無かった。あいつらは恨み言をちゃんと喋っていた、まるで執念深い幽霊みたいにな」
「あんなに大勢の幽霊が。ふーん、もし本当ならあなた、やっぱり大勢に恨まれていたのね」
「君まで何を言い出すんだ!。君のためにした事だろう」
「あなたのお楽しみのためじゃなかったの?」
「何て酷い事を。君まで俺を責めるのか、俺が君にしてやった事を忘れたのか」
「ふふふ、だって私もあなたを恨んでいるんだもん。あなた、覚えてないの?」
「何の話だ」
「あの島での話よ。あなたが何時まで経っても迎えに来てくれなくて、私は一人で途方に暮れていたわ。私は牢の中で心細くて、泣きながらあなたを待っていたのよ。でもあなたは来なかった。そのうち私の中で何が暴れだして、私は私じゃなくなってしまった」
「馬鹿な。君は元の体に戻って、俺と一緒に島を脱出しただろう!」
「違うわ!。あなた何も知らないのね。じゃあ、どうして私、わたし、ワタシハ、コンナスガタナノ」

ふいに肉が腐ったような臭いがした。驚いてアシュリーの方を見ると、青白いひび割れたような顔で、俺の頭を一口で噛み砕けそうな大口を開けたアシュリーがいた。口の中で並んだ牙が濡れて光っている。俺はその光に怯えて逃げ出そうとしたが、動いているジェットコースターから逃げるのは不可能だった。

グガー!、グガ、グガ、グガー!

俺の肩に牙が食い込む、痛い、いたい、イタイ。俺は夢中で振りほどこうとしてバランスを崩し、一番高い所に来たジェットコースターから真っ逆さまに!。落ちる、おちる、オチルー!。嫌だ、いやだ、イヤダ、タカイトコロハ、イヤダー!。

〜現実〜
※妄想小劇場52 〜真実〜の続きです。

「先生、容態はどうですか」
「ああ、相変わらずだよ。脳波にはたまに夢を見ているような波長が見られるが、体はまったく動かない」
「そうですか。もう3ヶ月も経つのに」
「ああ、唯一、目だけは時々開いているが、おそらく何も視認しちゃいまい」

私は看護婦に向って患者の様態を説明しながら、ずれたメガネを直した。そろそろ修理した方が良いかな、ゆがんで少し左右の高さがずれて来た。でもこう忙しくてはなかなかそんな暇もないな。本当はもう少し身なりにも気を配った方が威厳が保たれるんだろうな。

「ふう、レオン=S=ケネディ。27歳、合衆国のエージェント。3ヶ月前の初任務で、敵の要塞で孤軍奮闘するも15mの高さの櫓から落ちる。その後、後続の部隊に収容され一命を取り留めたものの、今に至るまで全身麻痺が続く、か。」
「先生、そういえばその初任務なんですけど。実は大統領のお嬢さんを救出に行ったって話はご存知ですか」
「それを誰から聞いた?。我々には確かな情報は政府筋からは何も与えられていないはずだ」
「でも、それに関して怖い話があるんですよ。大統領のお嬢さんは、誘拐犯に殺されたんじゃなくて、実は後続の部隊の人に撃ち殺されたって。病気か何か分かりませんけど、青白い化け物みたいな姿になっていたとか。後続部隊の兵士もお嬢さんだとは全く分からなくて、目の前に現れた所をとっさに撃ってしまったらしいんですよ。後でDNA鑑定をして初めてその事実が判明したらしいです」
「.....どこからその話を聞いたんだ?。どうやら君は知りすぎているらしいな」
「先生、怖い顔してどうしたんですか。止めて下さい、何をするんですか。この話は私がいつも読んでいる三流タブロイド誌に載っていたんです。本当です!」
「やむを得まい。可哀そうだが君を排除する.....は、は、は、は、その記事なら私も読んだよ。ひどいデタラメもあったものだ」
「先生!、ひどいですわ。怖がらせないで下さい」
「だが、病状に関係ない患者の噂話をするのは感心できないな。もう、止めたまえ。おや、患者の脳波が動いている、どうやら又、夢を見ているようだ。これを見たまえ、いつもほぼ同じパターンの波形なんだ」
「本当ですね。じゃあ、同じ夢を何度も見ているのかしら、どんな夢でしょうか」
「夢はそんなに単純な物じゃないがね。ただ、この状態はこの先何年、いや、何十年続くか分からん、せめていつも良い夢を見ていて欲しいものだな」


落ちる、おちる、オチルー!。嫌だ、いやだ、イヤダ、タカイトコロハ、イヤダー!。イヤダ、イヤダ、イヤダーーーー。

「太陽がいっぱい?」
「なあ」
「なんだよ!」
「寒いな」
「.....殺すぞ」
「あ、ごめん、ついクセで。訂正、暑いな」
「ああ、暑いな。というより熱いぞ、こんちくしょう」
「そんなにイラつくなよ。ところで例によって俺達いつまでここにいればいいんだろうな」
「知るか!。敵が通ったら飛び降りろって言われてるけど、敵より先に回りの奴らに殴りかかりたい気分だ、俺は」
「そうだよなあ。何で俺達、下が溶岩みたいな場所のこんな狭いところで待機してるんだろうな。熱くてたまらないな」
「ああ、おまけに何だよ、この狭い所にこの人数は。何かの罰ゲームか、これは」
「罰ゲームって事はないと思うけど、失敗したよなあ。村でスカウトされて古城の中に来たのはいいけど、まさかこんな所の担当とは」
「ああ、何が’邪教徒にしてやる’だ。あのチビ、もしここに来やがったら頭の上に汗を垂らしてやる、いや、そんな事して背が伸びちゃったら悔しいな」
「でもまだ良かったよね」
「何が!」
「いや、俺達は新米だからまだローブを着せられないって言われたろう。おかげで上半身裸で済んだじゃないか」
「確かにそれだけは良かったな。後ろの先輩邪教徒を見てみろ、ローブ越しに湯気が立ってる」
「本当だ、あ、先輩倒れた。大丈夫ですか?」
「この汗の量だと俺達も危ないぞ。でも敵もきっと気がつかないだろうな、俺達の体が白っぽいのは塗ってるんじゃなくて、汗の塩のせいだって事」

「なあ」
「なんだよ!」
「返事する度に怒るなよ」
「何の用だよ!。お前の下らない話を聞く忍耐力は残ってないぞ」
「いや、あそこの柵がグルグル回っている場所があるだろう。あれ何の為に回してるのかと思ってさあ」
「なるほど、言われてみればその通りだな」
「そうだろう。敵を通したくないなら、普通の柵に電気でも流しておけば良いじゃん。なんでグルグル回しておいて、2箇所だけ’入り口はこちら’みたいに通れるようになってるんだ?」
「そうだな。何でだろう?、あー、分からないと余計暑くなってイライラする。お前、後ろの先輩に聞いてみろ」
「えー、嫌だよそんな事。先輩だって大分イラついているぞ、怒られたらどうすんだよ」
「いいから聞いてみろ!。お前だろうが、こんな暑苦しい話題を振ってきたのは」
「仕方ないなあ。あのー先輩、聞きたい事が。わ!、そんな、いきなり鉄球を頭の上で振り回さないで下さい、狭いんですから」
「やっぱり怒りっぽくなってるな」
「だから嫌だったんだよ。あのー、落ち着いて下さい。少し聞きたい事があるだけなんです。あそこの柵あるじゃないですか、あれどうして.....なるほど、そういう事ですか」
「何だって?」
「いや、たまにいるらしいよ、入ったのは良いけど出られなくなる敵が。その捕獲用らしい」
「.....なるほど、ゴキブリホイホイみたいな物か」
「時々あのチビも出られなくなるらしいよ」
「.....俺達、そんな奴の口車に乗っちゃったんだな」

「なあ」
「何ですかあー!」
「やけになるなよ。あのさあ、又、嫌な話を聞いたんだけど」
「又ですかあー!」
「その喋り方止めようよ。あのさあ、ここ砲台が3台あるだろう」
「ハアハア、ああ、ドラゴンの形のやつだろう。あそこは良いよなあ、少しは広くて」
「あそこの砲台の奴らさあ、味方に当たろうがお構いなしにドラゴンの口から火を吐くらしいよ」
「何だと!。このくそ熱い中で我慢してる俺達に火まで吐きかけるのか!」
「あ、回りの先輩達もざわついている。この事実は殆ど知られてないらしいね」
「お前はどこで知ったんだ」
「例によって禁断の書こと解体真書」
「そうか。ふざけやがって、そうと知って黙っていられるか、やられる前にやっちまおうじゃないか」
「え〜、そんな事したら怒られるよ、え、あ、はい、皆さんも賛成ですか、そうですか。何ですか、あ、あそこの邪教徒さん達は体力が最低なので、どんな攻撃でもイチコロなんですか」
「それは良い事をありがとう。よし、やられる前にやっちまえ。オー!」
「はい?、’そんな事しちゃ駄目’って、あ、あなたは知ってたんですか。’邪教徒の本分は身を挺して教団に尽くす事だ’って、そんなきれい事を」
「こら、てめえ。空気を読みやがれ。止めれるものなら止めてみろ、まずはお前から血祭りだ。いや、放っておくと告げ口する可能性があるな、よし、どっちにしても血祭りだ。今更撤回してももう遅いぞ。ああ?、何だって、良い事を教えるって。あ、そうなの、鎖を切って落としても良いんだな。よし分かった、ご苦労。皆の衆、行くぞ!」
「オー!」

「同じ血ラプソディー D」
俺はアシュリーを連れて暗い地下トンネルを進んだ。アシュリーは気が焦っているのか急ぎ足で、いくら注意しても俺の前に出ようとする。まあ、良いだろう、ここは敵もいないし、と思ったら、

「ウーエルカム」
「キャー!、キャー!」
シャキーーーーーーーン!、ザシュ!.....

あ、忘れてた。ここにはあの陰気な商人がいたんだっけ。

「アシュリー落ち着け、一見そうは見えないけどそれは味方だ」
「そうなの?、だって突然怖い声を出すから」
「いいから降ろしてやれ。あ、やっぱり引っ込まないのか、しかたない。え〜と、悲しいお話、悲しいお話、’マルコ、体に気をつけてね、お父さんの言う事を良く聞くのよ。母さーん、行っちゃやだー’っと」

シュルルルルル、ドサッ!

「はい、引っ込みましたか。武器商人さん、大丈夫ですか?、あーあ、死んじゃった」
「グスン、グスン、マルコー!」
「マルコー、じゃないだろ!。ハンドガンの弾が少なかったからマシンピストル買おうと思ってたのに、どうしてくれるんだよ」
「グスン、グスン、でも次の場所にはちゃんと別のがいるんでしょう」
「あ、変な事知ってやがる。でもそこまではどうするんだ」
「グスン、特異体質バンザーイ」
「ああ、そうですか」

俺達は夜の村、農場と敵を倒しながら進んだ。もっとも敵を倒したのは俺の例の’パン、ペッ、パパン、ペッ’、’ペッ、ペッ、ペッ、ペッ、ペッ、オエー’でアシュリーは敵を全滅させるまで非難させておいた。いると手榴弾位には便利なんだが、残念ながら悲しいお話のストックは俺にはそんなに無い。子供の頃にもうちょっと本を読んどきゃ良かったぜ。そうこうしているうちに村のはずれのつり橋を渡ると、前から大勢の村人が殺気立って何か叫びながらやってきた

ナマゴミハスイヨウビー!
ダンボール!、シゲンゴミ!

手に手にタイマツを持って、確かそんなような事を言ってた気がする。そして後ろからも、

キンヨウビフネンゴミ!
カイガラハ!、モエナイゴミ?
ワカランタメシテミー!

こいつらもこんな事を叫んでたような、大分適当ですが。そして後ろの奴らも手に手にタイマツを、あれ?、タイマツじゃない、何だあれは?。あー!、あー!、後ろの奴らは手に手に殺虫剤持ってやがる。ちくしょう、あのサドラーとか言う悪党ヅラ、余計な入れ知恵しやがったな。まずい、殺虫剤が俺に効くのか分からないが、もしあれでやられちゃったらエージェントとして恥ずかしすぎる。万一アシュリーだけ助かったら後で何を言われるか。

(パパ、会いたかった)
(アシュリー、良かった。ところで迎えにやったエージェントはどうしたんだ?)
(彼は可哀そうな事をしたわ。殺虫剤をかけられて死んだの.....)
(何だって!。そうか、任務とは言え気の毒な事を、殺虫剤で、プッ、あ、えへん、殺虫剤でか、気の毒な、プッ、気、ププッ....)
(パパ!、可哀そうでしょう、私を助けに来て死んだのよ。手足をヒクヒクさせながら....プッ)
(そうか気の毒に.....、手足をヒクヒク、ブッ、ブブー、ワハハ)
(パパ!、笑うなんて失礼よ、それによだれで口中泡だらけだったのよ。可哀そうに、今思い出しても....プーッ)
(ワハハハハ、口中よだれの泡だらけだったのか。ワーハハハハハ、そいつ本当にエージェントか)
(知らないわよ。笑わないでよ、アハハハ、つられちゃうじゃない。いつも怒ってばっかりで、背中に羽と頭に触角が生えた変な人だったけど、死に方は笑わせてくれたわ。殺虫剤をシューで、コロン、ヒクヒクヒクって、アハハハ)
(やっぱりお前には笑顔が一番だよ、アシュリー)

「人が死んだのがそんなに面白いか!。親子でほのぼのするネタに使いやがって、てめえ!」
「わ!、ビックリした。危なく棘が出ちゃうところだった。何よ?、何を突然怒ってるのよ」
「あ、そうか、いけね。いいかアシュリー、落ち着け」
「あんたが落ち着きなさいよ」
「そうとも言う。とにかくこのままじゃ危ない、あそこの小屋に逃げ込むぞ」

頭の上に?マークを3つ程浮かべたアシュリーを連れて、俺は小屋に逃げ込んだ、そしてあの男と再会した。

※作者注:試してみたところ貝殻は燃えましたので、あれは燃えるゴミでした。

「被害状況確認」
エージェントは村人達の攻撃を交わし、村と農場をやりたい放題に走り回って去っていった。残された村人達はエージェントが去った後、被害状況を調べた。

「タイヘンダー!」
「どうした?」
「大事なへそくり取られた。樽の下に隠しておいたやつ。1300ptsもあったのに」
「そんな所に隠してたのか。あいつもよく見つけたな」

「あー、こっちもタイヘンダー!」
「どうした?」
「家宝のくぼみのあるステインがない。ちゃんと納屋の外の木箱に入れておいたのに」
「納屋の外の木箱って、何で家宝なのにそんなにぞんざいに扱うんだよ」
「フェイント」
「.....そうか、効かなかったな」

「タイヘンダー!」
「お前もか、どうした」
「鶏が興奮してる、近寄ると逃げるんだ」
「そりゃあ、あれだけドンパチやったら少し位は興奮するだろう」
「それに卵を産むそぶりが全くない」
「ああ、それは一度農場の外に出てから、入りなおせば大丈夫だ」
「あと、牛がなんか怒ってるんだけど」
「あいつ、牛に何か失礼な事でもしたのかな」

「タイヘンダー!」
「お前は何だ」
「肥溜めの蓋が閉められてる!」
「じゃあ開けろ!」
「それと、肥溜めの上に吊るしておいた真珠のペンダントも取られてた」
「騒ぐポイントはそっちの方だろうが。大体何で肥溜めの上に真珠のペンダントなんか吊るしておくんだ」
「高度なフェイント」
「正攻法で大事な物は金庫にしまおうとか思う奴が誰もいないのか、この村は」





「さて、被害状況は大体まとまったかな。それにしても皆、たるんでるぞ。外部の人間が侵入して来たって言うのに無防備過ぎ.....あれ?、誰かそこにあった俺の盆栽知らない?。緑のと、赤いのと、あと珍種の黄色いやつも.....」

「私達の望む物は」
良いかみんな、良く聞け。この先の守備は重要だぞ。エージェントがあれだけのリヘナラドールから無事逃げ切れるとは思えないが、万一あそこを通過して来た時に、あの娘をすんなり渡す訳にはいかない。そこで完璧な布陣を引いておこうと思う。

まず、鎧ハンマーの2名、お前達の役目は言うなれば’人間要塞’だ。監禁部屋の前に配置するのでそこを完璧に守れ。そしてそのハンマーでエージェントをぶちのめしてやれ。その先の医務室は戦闘になった場合、大事な攻防のポイントとなる。そこで初期配置は’鉄壁のディフェンス’の異名を持つ君達6名を配置する、油断するなよ。それから、一番重要な監禁部屋の鍵だが、建物の一番奥で’地獄の番人’ことアイアンメイデンに保管させる事にしよう。ここまでは良いな。さて、もし’鉄壁のディフェンス’6名と’地獄の番人’アイアンメイデンが不幸にも倒されたら君達6名の出番だ。’悪魔の送り狼’と呼ばれた君達が、監禁部屋の鍵を入手して油断しているエージェントを帰路に仕留めるんだ。

分かったな、よし全員持ち場につけ!。え、何?、何してるんだお前達、早く持ち場に、ありゃ、余ってたのか君達4人、どうしようかなあ、今更配置をやり直すの面倒臭いしなあ.....。よし、あそこで良いや。君達4人は特別に’人間要塞’鎧ハンマー達よりさらに前線に配置してやる、エージェントが最初に通るゴミ処理場が持ち場だ、分かったな。.....何だよ、早く行けよ、何?、お前達も’地獄の番人’とか’悪魔の送り狼’みたいな異名をつけて欲しいの?、面倒臭い奴らだなあ。そうだな、配置場所があそこで、どういう運命を辿るかも大体想像がついているし、それに相応しい呼び方と言えば.....よし、じゃあ君達の異名は’UFOキャッチャーの景品’だ。さあ、行け!




エージェントがゲーセン好きじゃなければ、チャンスがあるからなーーー!。聞こえたかな?

「ルーキー邪教徒 夏の思い出」前編
「皆さ〜ん。宿題の無い夏休みは楽しかったですか〜」
「チクショウ、本当に見事な逃げ足だったな。悔しいから、皆さ〜ん、宿題はなかったけど夏休み明けのテス、わ、早い、まてコラ、冗談だ。戻って来い!」



「皆さ〜ん、お帰りなさい。皆さんも不用意な発言は慎みましょうね」
「お前にだけは言われたくない!。ところで夏休み明けで全員様子が変わったのでこれからチェックを行う」


「おい、村長邪教徒の舌が随分長くなってないか。あと手がムチみたいになってるんだけど」
「ああ、それは多分夏バテのせいです」
「不可思議な夏バテだな。それに足が4本あるのはどういう訳だ」
「それは、ちょっと本人に確認してみます.....分かりました」
「何だって」
「夏休み中に非行に走ったそうです」
「ふ〜ん。そうか」
「あ、納得した。ラッキー♪」
「じゃあ、明日までに切って来い、って言っておけ」
「はい?」
「夏休み中にしでかした事は大目に見てやるけど、もう夏休みも終わりだからな。明日までに切ってこさせろ、2本」
「いや、そんな。校則違反だから坊主にして来い、みたいに言われても。可哀そうじゃないですか」
「じゃあどうする。さて、そろそろ白状した方が良いと思うぞ」
「仕方ないです。実は村長さん、もう少しあの島にいたかったらしくて、身代わりでゆうすりいさんが帰って来ました。ところでいつ頃に気がつきました?」
「最初に見て直ぐに」
「そうかあ、しまった。舌を隠さなかったのがまずかったか」
「4本足!」


「チェン邪教徒は太ったね〜、パンパンになっちゃったね」
「ああ、チェン邪教徒さんはチェンソー妹に振られて、やけ食いしたらしいです」
「あ、振られちゃったんだ。お似合いだと思ったのにどうして?」
「最初は良い感じだったらしいんですが、夏休みも中盤に差し掛かった頃、もっと背の高い、逞しい感じのライバルが現れて、そいつに取られちゃったそうです」
「ふ〜ん。気の毒に」
「おまけにそいつ、踊り狂うのが上手いわ、チェーンソーは最新の2連式だわ、で到底太刀打ち出来なかったらしいです。私は会った事はないんですが、チェンさんの敵は皆の敵、これからそいつはルーキー邪教徒にとっても敵です」
「何か、お前らに敵ですって言われると薄気味悪いな。ところでそいつに会ったらどうするんだ、バカでもうつしてやる気か?」
「それも含めて復讐方法を検討中です」


「エルヒ邪教徒はずいぶん日に焼けたな」
「はい。普通の海を満喫したようです」
「本当に全身真っ黒だな。あれ、おい、背中のアレは何だ?、一部日焼けしてないみたいだけど」
「ああ、あれですか。背中にシールを貼って日焼けの痕で字を書くのに挑戦したそうです。しかも日本語の漢字で」
「ふーん。でも何で日本語の漢字なの?」
「到底意味は分からないんですが、欧米で少し流行っているらしいです。日本の漢字はエキソチックで格好良いって事みたいなんですが、どうです、良く見てみますか?」
「ああ、見せてみろ。どれどれ、うん、やっぱり読めないな」

’珍獣’

「一体どういう意味なんだ」
「さあ、良く分かりませんけど、多少日本語の分かる邪教徒に聞いたところ、’貴重な生物’って意味らしいです」
「そうか。じゃあ褒め言葉なんだな」
「サラザール様も該当するらしいですよ」
「あ、そうなの。いやあ、なんか照れるなあ」

「ルーキー邪教徒 夏の思い出」後編
「コロ邪教徒はあんまり変わってないみたいだけど、隣にいる小さいのは何?」
「ふふふ、気になりますか。中身を見たいですか」
「その笑い方が嫌いだから見たくない」
「じゃあ、ふぉふぉふぉ、お願いだから見て下さいよ」
「その笑い方はちょっと面白かった。じゃあ見てやる」
「もっと近くに寄ってしゃがんで下さい、良いですか、ローブを取りますよ、ジャーン」
「.....。俺の顔を嘗めまわしているコイツは何だ?」
「あ、駄目ですよ。そんな事すると直ぐにふけちゃう上に大きくなれませんよ。ところでそういう訳で喜んでください、我らに新しい邪教徒仲間が増えました。ポチ邪教徒です」
「ポチ邪教徒ですってお前!、勝手にメンバー増やしたのか」
「違いますよ、実は事情がありまして。こいつはコロ邪教徒と彼女の愛の結晶です。夏休み中に結婚したらしいです」
「あ、そうなんだ。俺はお前と違って犬のプライベートに興味はな、うるさいな、お前も人の頭に前足かけるな、コラ!。ところで犬のプライベートに興味はないけど、何で連れて来たんだ?」
「向こうはペス邪教徒と、ジョン邪教徒とシロ邪教徒の面倒を見るので、一人だけコロ邪教徒が面倒を見る事になったそうです」
「そうか、4匹まとめてよりはましだけど。ところで犬の名前の後ろに当然のように’邪教徒’って付けないように」
「駄目ですか。いつかはメンバーに、と思ってるんですが」
「いや、本当はポチ邪教徒も認めたくないんだけど。でも認めるまでうっとおしい小細工が続くと思うから、ポチ邪教徒だけしぶしぶ認めてやる」

「さてと、カラス邪教徒はどうしてたんだ?」
「勝手に水浴びしてたみたいですけど。それより大事な報告と相談があります」
「何だ?」
「まず閃光手榴弾を花火と偽る計画は失敗でした。敵は鳥目なので花火に興味がありませんでした」
「あのカラスは一応味方だろう。敵とか言うな」
「とにかくこれ以上待てません。ヘビ邪教徒さんが冬眠するまであとわずか。そこでこの形で妥協したいと思います、良いですか、ローブを取りますよ、ジャーン」
「トグロを巻いたヘビの上にカラスが乗ってるが、誰かに呪いでもかける気か?」
「今のところ、呪いたい人は目の前にいる人だけですが、これは違います。そういう訳で二人セットでどうでしょうか、ヘビカラス邪教徒さんと言うことで」
「ヘビでもカラスでも期待はしてないから、俺はどうでも良いんだけど」
「本当ですか!。やったあ、おめでとう!。ヘビ邪教徒さん、とうとう君も我々の一員だ」
「.....俺はどうでも良いんだけど、ヘビ邪教徒がカラス邪教徒を丸呑みしようとしてるぞ。あ、カラスが反撃を始めた。」
「何ですって!、本当だ。行けー、負けるなヘビ邪教徒さん!」
「どうでも良いけどじゃあ俺は、頑張れー、カラス邪教徒さん!」

「僕らの手榴弾」
●きっかけ

「手榴弾って、固まった敵を一掃できて便利だよな」
「ああ、俺もそう思う。だけど、もう一工夫欲しくないか」
「どういう意味?」
「つまり、単純に爆発するだけじゃなくて、少し違った効果がある物も役に立つんじゃないか?」
「ふ〜ん、つまり爆発以外で敵にダメージを与えられるようなものか。面白いかもな」
「そうだろう。どうだ、明日までにお互いに何か考えてこないか」
「ああ、一晩じっくり考えてみるよ」

●初日

「おはよう。どうだ、何か思いついたか。俺は一つ思いついたんで早速試作品を作ってみた」
「気が早いな。でも実は俺も思いついたのを試しに作っちゃったんだ」
「あ、お前もか。まあ良いや、まずは俺のを見てくれ、投げるぞ、それ」

’ボワン!、ボーボーボー’

「どうだ。投げると爆発する代わりに燃え上がるんだ。名づけて焼夷手榴弾だ」
「なるほど、面白いな。じゃあ俺のはどうだ、良く見てろよ、投げるぞ、それ」

’ピカーン!’

「どうだ、強烈な光で敵の目を眩まして行動不能にする、閃光手榴弾だ」
「うー、うー、目が痛い」
「あ、ごめん。まともに見たら危ないんだった。先に注意しとくべきだった」
「痛ててて、ふざけんなよ!、お前。注意するどころか、’良く見てろよ’って言っただろう、俺に恨みでもあるのか!」
「悪かったよ。ごめん、ごめん。.....でも俺、’良く見てろよ’なんて言ったかなあ」
「言ったよ!、7行前のセリフを読み返してみろ」
「あ、本当だ、言ってたわ。深く考えないで言っちゃった、許せ」
「ふう、ようやく見えるようになってきた。まったく、もう」
「本当に悪かったよ。でもお互いになかなか役に立ちそうな手榴弾が出来たな」
「ああ、使い方さえ間違えなきゃな。そうだ、明日も又、同じようなテーマで作ってみないか」
「何だそれは」
「つまり、俺が焼夷手榴弾系、お前が閃光手榴弾系で、さらに違うのを作るんだよ」
「なるほど、面白そうだな。よしやってみよう」

●二日目

「おはよう。お前なんか思いついた?」
「駄目だ、ろくなのが思いつかなかった」
「俺もだ。手ぶらじゃなんだし、とりあえず一個作ってみた。もっとも燃え上がるんじゃなくて、音がするタイプなんだけど。いいか、投げるぞ、それ」

’これはこれは大尉殿、相変わらず凛々しいですな。それに頭脳明晰で、いや、羨ましい、へへへ。こら!、そこの軍曹!、何をぼさっとしてるんだ、さっさと持ち場に戻らんか、この役立たずが!’

「何これ?」
「少尉手榴弾。何も思いつかないのでやけくそで作ってみた」
「あ、駄洒落か。そうか、それにしても嫌な少尉だな」
「いやらしいセリフ考えるのに少し苦労した」
「ふ〜ん、そうか。お前もか」
「何?、もしかしてお前も」
「ああ、明け方近くに眠くなったんで、もうどうでも良くなって作ってみた。いいか、投げるぞ、それ」

’これは教頭先生、相変わらず素敵なお召し物ですな。それにしても先生は本当に評判が良い、校長に昇進するのも時間の問題ですな。こら!、そこのガキ共、何を騒いでるんだ、さっさと席につけ。お前らは大人しく勉強だけしてりゃ良いんだよ!’

「これは何?」
「先公手榴弾」
「ああ、なるほどね。お前も駄洒落か。こいつもなかなか嫌味な先公だな」
「ところで、これって敵にダメージ与えられるのかな」
「う〜ん、相手によっては多少精神的ダメージが、って所かな。どうしよう、もう少し考えてみる?」
「そうだな。このままじゃ悔しいし、明日までにもう一回考えてみよう」

●三日目
「おはよ駄目だ。どんどんひどくなってきた」
「’お早う’と’駄目だ’がくっ付いてる、本当にダメダメなんだね。俺も相当考えたけど、もう限界だ」
「そうか。とりあえず俺のを見てくれ。それ」

’バシャ’

「黒い液体が飛び散ったけど、あれは何?」
「醤油手榴弾」
「.....焼夷手榴弾とほぼ関係なくなっちゃたね」
「勘弁してくれよ。もうレベルの低い駄洒落しか思い浮かばなかったんだよ」
「まあ、俺のも大して変わらないから気にするな。いくぞ、それ」

’ズブズブズブズブ’

「.....そのまま地面に潜っちゃったけど。あれは?」
「潜行手榴弾。当然ながら敵にはダメージ無し」
「何のために作ってるのか、分からなくなってきたね」
「他にも’チーン’て音がして、細長い煙が上がるだけの線香手榴弾って言うのも考えたんだけど」
「.....なあ、もう止めようか。お互いに痛すぎる」
「ああ、世に出すのは初日に作ったやつだけにしておこう」

※ところで、この二人は誰?。ご存知の方はご一報下さい。

「ルーキー邪教徒 裏切り者を始末せよ 前編」
「さて、皆さ〜ん。宿題のない夏休みは満喫できましたね。じゃあ適当にダラダラと訓練を再開しま〜す」



’グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、.....ゲホ、ゲホ’



’グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、.....ゲホ、ゲホ’



’グゥオふんワン同じ血ブィー’「あ、ちょっと待って下さい、向こうの方でサラザール様が何かしてます」



「え〜っと、何してるんですかね。あ、手を振ってるみたいですね。よし、皆さん、せっかくですから手を振り返しましょう、せーの、ハイ!、あ、サラザール様も更に夢中で手を振ってますよ、喜んでるみたいですね、良かったです。あれ?、こっちに向ってダッシュして来た.....、.....、.....、さすがに遅いなあ、なかなかここまでたどり着きませんね。皆さん、疲れたら手を振るの止めて休んでて良いですよ、.....、.....、あ、やっと着いた」
「ハアハアハアハア、こ、こ、こら、貴様ら!、ひ、人が呼んでるのにな、な、何で来ないんだ!。ハアハアハア」
「あ、あれ手招きだったんですか。小さくて良く見えませんでした」
「ハアハア、お、お前らにとってはたかだか300m位の距離だけど、俺にとっては1.5km位になるんだぞ、ハアハア」
「まあまあ、良いじゃありませんか。あんたが小さいのがいけないんです」
「フウ、え〜と、それは俺のセリフだ!。あわわ、違った、余計なお世話だ!」
「で遠路はるばる何しに?」
「遠路はるばるはお前らのせいだろうが!。良く聞け、緊急任務を与える、直ちに孤島に出発しろ」
「みんなー、遠足だー!」
「良く聞けってば!」

「よし全員乗り込んだな。では出航する」
「ところで緊急任務って何ですか」
「ああ、これは一石二鳥の作戦だ。まず、孤島のガナードの一名が錯乱して暴れだしたんだ。とっても手が付けられん。その鎮圧が第一の目的だ」
「早い話が暴れてるおやじを取り押さえりゃ良いんですね」
「酔っ払いを大人しくさせるみたいな言い方しない!」
「分かりました。で、第二の目的は?」
「言わずと知れたそいつだ。そこの四足!、そいつに帰ってもらう」
「え〜、それは嫌です。せっかく本人も少し馴染んで来たのに。さっきの訓練だって、ちゃんと’同じ血’って言えてましたよ」
「だからだ。これ以上お前らに馴染ませるとサドラー様にばれたら又しかられる。廊下に立たされるかもしれん。だから早めにもう一度入れ替わってもらう」
「つまんないの。良いじゃないですか、しかられたって、立たされたって、辛いのはあんただけなんですから」
「.....もはや返すコメントが見つからないが、これは命令だ」

「よし、ついたぞ。全員降りろ。そして村長さんを待たせてあるから、U-3と入れ替えるんだ」
「あ、村長邪教徒さ〜ん、お元気でしたか。日に焼けてますます怖い顔になってますね。ところで知ってました?、ハゲって地肌が黒くなると多少は目立たなく.....」
「能書きはいいから早く入れ替われ!、.....そうそう.....いいから抱き合わなくて!、気持ち悪いから!」
「村長邪教徒さん、お帰りなさい。さて、オリジナルメンバーもそろった事だし、取り押さえるオヤジの話でも聞きましょうか」
「ヘビと子犬が増えてるけど、まあ良いや。じゃあさっそくだが、この先の孤島で最初の施設、そこでオヤジ、じゃなかったガナードが暴れている。そいつを取り押さえてくれ」
「よし、みんな〜、訓練の成果を見せる時です。いざ出陣だ、ダッシュだ、オー!」



ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ
ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ



「よし、みんな〜、退却だ、オー!」
「待てコラ。任務を遂行しろ」
「無理です。あれは危険過ぎます」
「そんな事は分かっている。だから遠路はるばるお前達が派遣されたんじゃないか」
「我々はそんなに期待されているんですか」
「いや、むしろ真逆だな。共倒れで戦力を失う訳にはいかないけど、お前達の場合は共倒れならラッキー位に思われている。だがな、お前達は私の配下だ、だから良く分かっている。普通じゃやらない事、じゃなくて出来ない事をお前達はしでかし、いや、成し遂げて来た。だからひょっとして何とか出来るかもしれん。さあ、お前達のお馬鹿パワーを見せつけてやれ!、たまには俺以外に」
「分かりました。そこまで認めてもらっているならば、やりましょう。みんなも良いな、オー!」
「あ、全体的には悪口なのにその気になった。さすがにやるな、よし、期待してるぞ」

「タイガーマイク」
ノーマルまでレオンを強力にサポートして来たマイク、しかし慣れと言うのは時にとんでもない過ちに繋がる物です。そう、レオンのサポートにすっかり慣れてしまい、肝心のプロモードの時に実は酔っ払って来てやがったのです、あのアンポンタンは。

’バラバラバラバラ’

「やっと来たか」
「あの何て言うんですひゅかね。景色がグルグル回ってまひて、まっしゅぐ飛べなかったんれす」
「どうしたんだ、機体にどこか故障でも?」
「え〜っと、今は計器の数が3倍に増えてまひゅが大丈夫れす、時々元の数に戻りまひゅから。あ、お約束のセリフだけはちゃんと言っときまひゅね。’遅くなってすまん、援護する’」
「あ、はい。よろしく」

’バラバラバラバラ’

「さて、まずあの給水塔みたいなやつを倒せば良いんでひゅね」

’バラバラバラバラ、キュイーーーーーン’

「危ないぞ、何をしている」

’キュイーーーーーン、ドカーン、ズシーン’

「.....凄い事したな。.....本当は、’凄いので来たな’ってセリフなんだけど」
「あ、ちょっと勢いが良すぎまひたか」
「大丈夫だったか。フラフラしてるけどショックでヘリの調子がおかしくなってないか?」
「調子がおかしいって、何を言ってるんでひゅか。このマイク様は絶好調れふ、あーあ、バイオハザード緊急事態♪、ラスボス向ってゲームオーバー♪とくらあ。あ、いけねセリフセリフ、’俺はマイク、よろしくな’」
「いや、一回名乗ったよ、’マイク様’って。大丈夫かよ、今から突撃だ、頼むぜ」

’バラバラバラバラ’

「う〜、調子に乗って飲みすぎまひたかね。あれ、あのヒラヒラの前髪野郎はどこに行ったんでひょうか。あ、あんな所にいまひた。あのガントリングを先に壊してやらないといけないんでひゅね、それ」

’バラバラバラバラ、キュイーーーーーン’

「あ、通り過ぎちゃいまひた。戻らなきゃ」

’バラバラバラバラ、キュイーーーーーン’

「.....また通り過ぎちゃいまひた。加減が出来なくなってきまひたよ、戻らなきゃ」

’ガガガガガガガガガ’

「わ、撃っちゃった。ビックリひまひた。誰かに当たりまひたかね、まあ良いでしゅ。さて、今度は少し慎重に戻りまひょうか」

’バラバラバラバラバラバラバラバラ’

「よひ、あそこのガントリングを」

’ガガガガガガガガ、ドカーン’

「オーイエー、どうれすマイク様の腕前は。あら、鬼太郎モドキの前髪野郎はどこに?、あ、もうとっくにあんな所に、早過ぎまひゅよ、待ってくらはい」

’バラバラバラバラ、キュイーーーーーン’

「.....まずい、眠くなってきまひた。.....あそこまであと15秒位かかりまひゅね、ちょっとだけ、ちょっとだけ目を瞑ってみまひょう、宙に浮いてるから安全れふ.....」

’キュイーーーーーン・・・・・・’

「ハッ!、ここは、どこれひゅか。辺りが真っ暗で下は.....海!。大変ら、孤島は何処に逃げた、あ、あんな後ろの方に小さくポツンとありまひた。マイク、戻りま〜ひゅ」

’キュイーーーーーン・・・・・・’

「.....敵が全滅してすっかり静かになってまひゅね。まずいれす、まるで任務を放棄したみたいになりまひた.....まあ、その通りれしゅが。さてと、ズラ疑惑の前髪野郎は?、あ、いた。チクショウ、生きてやがりましたか、報告されたら事れす、ここは」

’邪魔れふ、どきなしゃい、ガガガガガガガガ、ドカーン’

「オーイエー、この調子でガントリングだけでも壊しておきまひょう。あ、生え際が無い前髪野郎が何か言ってまひゅね。うるさいれふよ、そういう奴には」

’ガガガガガガガガ、ガガガガガガガガ’

「ふふふ、尻にかすらせてやりまひた。あ、飛び跳ねて怒ってまひゅ。生意気な、よし今度は尻にまともに、あ、砦の先に逃げまひたね、待ちなひゃい」

’キュイーーーーーン・・・・・・’

「あ、あんな所にいた。ふふふ、回りを大勢に囲まれてまひゅね。君達でかした、後はマイク様に任せて、’伏せなひゃい’」

’ガガガガガガガガ、ガガガガガガガガ’

「あ、回りに全部当たっひゃいました。あいつ、しぶといれひゅね」
「帰ったら一杯やるか.....何か間違った事を言っている気がする」
「’良いバーを知ってまひゅよ’。今日はそこから来たんれふ、ふふふ、さあ、今度は良く狙っ....」

’バシューン、ドーン、キューーーーン、ドッカーン’

「マーーーイク!。サドラー、お前だけは許さん.....という気になれん、何故だ?」



「ブハー、ここはどこれひゅか。回りがしょっぱい水だらけれふ、さては前髪野郎の陰謀.....」

「ルーキー邪教徒 裏切り者を始末せよ 中編」
前編の粗筋:サラザールがハアハア、お船に乗って、抱き合うな気持ち悪い、任務がトーヤマサン。さあ、思い出しましたね。

ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

「さて、あの危険物にどうやって立ち向かう?」
「そうですねえ。改めて見るとやっぱり危険過ぎますね、....いっそ、無かった事にして帰りたい位です、.....物は相談ですがそうしませんか?」
「そうはいかん、お前らは普通の働き場所がないんだから、こういう時に頑張ってもらわないとな」
「そうですか、そこまで褒められたら仕方ありません、じゃあ何か考えましょう。あれ?、コロ邪教徒さん、どうしました。立ち向かってみたいんですか?」
「珍しいな、ふだんはごはんの事以外に関心の無い奴なのに、どうした」
「あ、どうやら、せがれのポチ邪教徒に良い所を見せたいようですね。ポチ邪教徒も’父ちゃんがんばれ、ワン’って顔して見てますし」
「じゃあ試しに行かせてみるか、よし行って来い」





ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

「あ、見て下さい、敵の銃撃を華麗なサイドステップで交わしてます」
「本当だ、凄いな」
「やりますね、ヒラリヒラリとお見事です。あ、得意気にポチ邪教徒の方を振り返った、危ないですよ、目を離すと」

ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ
ギャン!

「あ、尻に当たった.....ギャンギャン言いながらこっちに引き返して来てますね」
「.....帰ってきた。尻をペロペロ舐めてるな」
「コロ邪教徒さん、大丈夫ですか?。ポチ邪教徒さんったら、そんな軽蔑の眼差しで見ちゃ可哀そうでしょう。今回はしくじりましたが、こう見えてもあなたのお父さんは実は凄いんですよ、なんせこの体でエルヒ邪教徒さんと同じ位食べるし、それから同じ位の量のウンコを.....」
「適当なフォローしてないで次を考えろ!」

「じゃあ、どうしようかなあ。皆で行った方が良いのかな。あれ、今度はチェン邪教徒さん、どうしたんですか。チェーンソーのエンジンかけてやる気満々じゃないですか。あなたも一人で行きたいんですか」
「こいつ、普段のチャラけた空気が全然ないぞ。不気味な雰囲気を醸し出してるな」
「なるほど、どうやらチェーンソー妹に振られて、怖い物知らずになったようです」
「失恋が人間を大きくするって本当なんだな.....こいつ人間だったっけ?」
「え〜と、多分そうです」





ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ
ブィーン、ブィーン、ブンブンブンブン
ワッハハハハハ・・・・・

「あ、どうしたんでしょう。撃つの止めましたよ、あの産業廃棄物」
「危険物!。でもどうしたんだろう、遠くから撃てば楽勝なのに。さては、あの不気味な雰囲気に気圧されたか」
「良く分かりませんが、チャンスです。この隙にどんどん近づいて、よし、そこまで近寄ればもうこっちの物です。ふふふ、’接近戦ではチェーンソーの方が早い、覚えておくんだな’」
「お前、口調が変になってるぞ」
「’久しぶりねレオン’、とくらあ、さあ、行けー!」
「何か変な物でも取り付いたのか?」

ブィーン、ブィーン、ブンブンブンブン
ウガー!、ゴキン!

「あ、ガントリングで殴り飛ばされた」
「’エイダ、あのうわさは本’....ハッ!、しまった〜、その手があったか」
「ようやく正気に戻ったか。でチェン邪教徒、殴り倒されちゃったけど、お、でもよろよろ立ち上がったぞ。どうする気だ」
「チェーンソーをじーと見つめて、あ、エンジンを切って地面に置いた。何をするつもりですかチェン邪教徒さん」
「そして敵の前に座ったぞ、あ〜、土下座してる、土下座してる。みっともない位ペコペコ謝ってる」
「.....どうやら許してもらったみたいですね」
「ヘコヘコしながら戻ってきやがった。何だよ、怖い物知らずじゃなかったのかよ」
「どうやら殴り倒されて我に返ったみたいです」
「根性無しが!、だから振られるんだ!」

ブィーン、ブィーン、ブンブンブンブン

「エンジンかけるな!」

「エイダの紙飛行機」
●普通のエイダの紙飛行機

「「気付いていると思うけど、ゴミ処理場の廃棄口からなら、ここを抜けられるかもね。」


●面倒見の良いエイダの紙飛行機

「気付いていると思うけど、ゴミ処理場の廃棄口からなら、ここを抜けられるかもね。それから気付いてないかもしれないから教えておくわ。トイレは突き当たりを右よ」


●エイダの紙飛行機色々

その1
「あ、エイダの紙飛行機だ」
「気付いていると思うけど、あなたが助けにきた娘、実は男よ」
「まじ?」

その2
「あ、エイダの紙飛行機だ」
「気付いていると思うけど、あなた、ズボンのチャックが開いてるわ」
「いやん」

その3
「あ、エイダの紙飛行機だ」
「気付いていると思うけど、あなた、バッタの匂いがするわ」
「.......。」

その4
「あ、エイダの紙飛行機だ」
「気付いていると思うけど、あなたの後ろで今まで殺したガナード達が血まみれでにらんでるわよ」
「うわあー!」

その5
「あ、エイダの紙飛行機だ」
「受信料滞納のお知らせ」
「副業?」

その6
「あ、エイダの紙飛行機だ」
「はずれ」
「.....あたりだったら何が貰えたんだろう」

その7
「あ、エイダの紙飛行機だ」
「気付いていないと思っているでしょう。でも女は鋭いのよ。あなたの視線がパンツにのみ集中している事くらい、その娘も分かっているわ」
「パ、パパには言いつけないでね」

スペシャルコスチュームの時の胸の谷間も捨てがたいです。

「ルーキー邪教徒 裏切り者を始末せよ 中の下編」
ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

「それにしても絶好調ですね、あの台風男は。中心気圧920ミリヘクトパスカルって感じですね」
「.....何を言ってるのか良く分からんが、何が言いたいのかは良く分かる」
「そしてゆっくりと北上して、明日には大島・三宅島地方が暴風圏で強風波浪注意報って感じです」
「.....それは何が言いたいのかも良く分からん」
「勢いで言ってみただけです。ところでやっぱり残りのメンバーは全員で行きたいと思うんですが」
「それは良いけど大丈夫か。何人で行ってもガントリングで一掃されそうな気がするんだが」
「ちょっと待って下さいね、そこは皆で作戦を練りますから。皆さ〜ん、作戦会議です、集まって下さ〜い」

’ゴニョゴニョゴニョ・・・・・あれがそうなって・・・・・ゴニョゴニョ、よし!。じゃあ、・・・・・フケチ、ゴニョゴニョ・・・・・小鬼、ゴニョゴニョ・・・・・いや、それより悪魔の寸足らず?、ゴニョゴニョ・・・・・スンタ君、ゴニョゴニョ・・・・・あ、じゃあ、ゴニョゴニョ’

「まだか、早くしろ」
「あ、お待たせしております。作戦は決まりました」
「ずいぶん時間がかかったな、やっぱり難しかったのか」
「いえ、作戦は1分で決まりました。聞こえませんでした?、途中で’よし!’って言ったじゃないですか」
「あれで終わりだったのか。じゃあ、その後は何を喋ってたんだ?」
「フケチビに代わる呼び方を皆で考えてました」
「何でこのタイミングでそんな余裕かましてるんだよ!」
「今、’邪悪なる一寸法師’って言うのと、’猟奇テディベア’って言う二つに候補を絞ったんですが、他にご希望はありますか」
「ない!。作戦が決まったんならとっとと始めろ!」

「皆さ〜ん、では邪悪なる一寸法師がうるさいので作戦を始めま〜す」
「希望はないが、それも認めてない!」
「じゃあ、猟奇テディベアがうるさいから始めま〜す。まず、的の小さいちびっ子軍団の皆さん、作戦通り、皆さんにはおとりになってもらいます」
「ちょっと可愛い気がするから猟奇テディベアは今だけ許そう。ところで的の小さいちびっ子軍団の皆さんって?」
「カラス邪教徒さん、ヘビ邪教徒さん、それから新加入のポチ邪教徒さんです」
「ああ、なるほど。命中させるのが難しそうだな」
「はい、彼らにおとりになってもらって、それから的の大きいエルヒ邪教徒さんと村長邪教徒さんの出番です」
「この二人は確かに的が大きいな。特にエルヒ邪教徒なんて目を瞑ってても当たりそうだ」
「ですから、おとりが必要なんですよ。さあ、行け、ちびっ子諸君!」

バサバサバサッ、カーカー
ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

「さすがにそう簡単には当たりませんね」

ハフハフハフハフ、ワンワン
ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

「これも的が小さい上に父ちゃんゆずりのサイドステップがあるので大丈夫でしょう」

ニョロニョロ、.....ヘッ、.....ヘッ、.....ヘビヘビ!
ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

「.....ヘビさんの鳴き声初めて聞きました。ふふふ、そして、これはまず命中しないのは幾多のプレーヤーが体験済み。一度逃がしちゃったらナイフですらなかなか当たらなくてイライラ、挙句の果てにやけを起こして至近距離で銃で撃ってもなかなか当たらないんですから」

ヘヘヘヘヘヘ、へーヘヘヘヘヘ
ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

「.....一人多いのは何故でしょうか。あ、猟奇テディベアだ。そんな所で何してるんですか?」
「ヘヘヘヘヘヘ、へーへへ・・・うわ、うわ、危ない。助けてくれ、’行け、ちびっ子諸君!’って聞いて気がついたらここにいたんだ」
「自覚があるのに認めないとああいう目に遭うんだな、気をつけよう。よし、私もまずは体の中にいるのはペットじゃなくて、寄生体だって事を認めて.....」
「早く助けろ!」 その日の真夜中、エルヒ邪教徒:
「ウオーーーーン?」(俺はいつまで岩のフリをしてれば良いんだ?)

「涙のラモン君」
●その1

ヒャハハハハハ、へーヘヘヘヘヘヘ

「やっと気がついてくれましたか」
「誰だ!」
「私はラモン・サラザール。このすばらしき城の八代目の主にして、偉大なるパワーを教祖サドラー様より授かりし者です」



「大人しく金銭交渉の人質になりなさい。もっとも大統領の娘だけで結構ですが、スコット君はお金になりません。死んでも大丈夫です」
「あいつらみたいになるのは絶対にイヤ!」
「そうだな、治療法を探そう」



へーヘヘヘヘヘヘ、バタン

「チクショウ!、グスン、ヒック、す、す、好き勝手言いやがって!。何が’あいつらみたいになるのは絶対にイヤ!’だ。わ、わ、悪かったな、この姿は素のまんまだー、ヒック、プ、プラーガの影響で縮んだ訳じゃなーい!、グスングスン、それを奴ら.....何だよ、慰めるつもりか右腕と左腕、ヒック、ふ、ふざけんなよ、’あいつら’って言っただろうあの二人、’あいつら’って事はお前らも入ってるんだぞ、グスン。何?、俺達は姿がほとんど見えなかったから関係ないはずだって?、う〜ん、そうかも.....いや、違う!、’あいつら’にはお前らも入ってるんだー!、姿が見えなくてもきっとコウロギ臭い匂いとか何かをを感じて、ヒック、絶対に俺だけじゃないはずだー!」


●その2

「その庭は私でも迷うほどです。あなたには到底抜けられないでしょう」



「なんだよ、それほど複雑でもないじゃないか。あいつ脅しのつもりで言ったのかなあ。そうだよな、いくら何でも自分の城の中庭で迷う奴なんているはずが.....」

’ピンポンパンポーン’

「な、何だ、何の音だ」

’グスン、ヒック’
’あ、あっちで待ってってね、僕’

「これは.....どこかにスピーカーがあるのか」

’業務連絡です。赤服邪教徒様、赤服邪教徒様、中庭で迷子になって泣いていた20才のラモン・サラザール君を保護しております。至急迷子センターまでおこし下さい。ピンポンバンポーン’

「あ、本当に迷うんだ」




’.....グスン、ウエ、ヒック’

「飛び道具」
パチパチパチパチパチ

「よくたどり着けましたね、スコット君」
「またお前か」
「彼女は聖なる洗礼を受けて、我らの仲間となるのです」





「お前のやっている事はのテロだ」
「流行り言葉でくくれて安心しましたか。君には別の洗礼を用意しておきました」

フッ、ヒュン ザクッ
(レオンがナイフを投げる、何かに突き刺さる音)

ア、アハ、アハ、アハハハア
(自分の手にナイフが刺さっているのを泣き笑いの表情で見つめる、フケ.....サラザール)

ザッ、ヒュン シュー
(左腕がレオン目掛けて投げ返す)

フン、ビタン!
(レオン鮮やかにかわす)

「.....今、目の前を不思議な物体が通過していった気がする。それに音も変だった」

ズルズルズルズル、ドテン。

「あ、ナイフじゃなくて小さい本人が飛んで来てた。ドアに叩きつけられて潰れた蛙みたいになってる。一体どういう間違いを.....あ、ふふふ、左腕君、ずいぶんうろたえている様だね。そりゃそうだろうな、よりによって自分の主人を武器代わりに投げちゃったんだから、きっと後が怖いぞ。オロオロしちゃってどうして良いのか分からないようだな、どうするんだ.....ふ〜ん、一人でエレベーターの乗って逃げようとして.....やっぱり思い直して降りてきて.....助けに行こうかと思ったけど、はい、怒られるのは嫌なんですね、こいつの行動分かりやすいな。さてどうする、あ.....パニックになってソーラン節を踊りだした、これは予想外だった。敵ながら少し気の毒になってきたな、おい落ち着けよ、そこで踊って何になるんだよ、あ、我に返ったようだ、いや、訂正、返ってない、あのさあ、俺に土下座されても困るんだけど.....踊られても困るんだけど.....いや、ご一緒に、じゃなくて」

「最初の村ではタイトルが踊る」
名前:へ初心者
このゲームを最近始めましたが、最初の村もクリアできません。皆さんはどうされているのでしょうか。

名前:鎧レオン 
最初の村で一番楽なのは、塔の2Fに登って時間切れまで待機している事です。村人は上がって来ませんし、火炎瓶が飛んできますが、火炎瓶で体力が0になる事はありません。

名前:無限ナイフ
いや、あそこは敵を倒しても大丈夫ですよ。やり方ですが、ショットガンを取った後、向かいの民家の奥に陣取って、敵が扉を開けたらショットガンで、・・・チェーンソーを倒せばお宝も入手できますし、こちらの方がお得です。

名前:鎧レオン 
→あそこは敵を倒しても大丈夫ですよ。
私は弾薬を節約する意味でも、塔の上で待機が良いと思いますが。

名前:無限ナイフ
→塔の上で待機が良い
このような、やり方はサバイバルアクションホラーという、このゲームの趣旨に反していると私は思います。

名前:鎧レオン
→ゲームの趣旨に反している
ゲームの趣旨に反しているとは思いません。馬鹿みたいに敵を倒すだけじゃなくって、頭を使っているだけです。

名前:無限ナイフ
馬鹿みたいとは何ですか。少し失礼だと思いませんか。

名前:鎧レオン
最初に趣旨に反しているとか批判したのはあなたですよね。頭を使って何が悪いんですか。

名前:無限ナイフ
待機なんて、そんな姑息な手を使って何が面白いんですか。じゃあ言わせてもらうけど、待ってる間、何してるんだ。ボーっとアホ面して画面見てるだけか。

名前:鎧レオン
戦わないで生き残るのも戦術なんだよ。そんな事も分からないのか。さてはお前、頭悪いな。しょっちゅう弾が足りなくなって困っているだろう。

名前:無限ナイフ
そ、そんな事ないぞ。むしろ余った弾を売ってるくらいだ。この前だってハンドガンの弾が余ったから3発売ったぞ、ファイナルチャプターで。お前こそ臆病者だろう。1の時は最初のシーンで泣いたんじゃないか。

名前:鎧レオン
な、何でそんな事知ってる、じゃなかった分かるんだ。証拠でもあるのか、このゲームおたくが。

名前:無限ナイフ
ゲームおたくとは何だ、上等じゃねえか、かかってこい。

名前:鎧レオン
よし、やってやろうじゃねえか。表に出ろ!


名前:へ初心者
お二人ともケンカはやめましょう。私が変な質問したせいです。申し訳有りませんでした。.....でも参考までにお聞きしたいんですが、’かかってこい’とか’表に出ろ’、とか、この後、どうするつもりなんですかね?

名前:無限ナイフ
うるさいぞ、大体、へ初心者って何だお前は。邪魔だ、余計な口出しするな。

名前:鎧レオン
そうだ、そうだ。へは引っ込んでろ。これは俺達の問題だ。

名前:無限ナイフ
大体、最初の村ごときで質問なんかしてるんじゃねえ。俺なんかこの方法にたどり着くまでどれだけ苦労した事か。

名前:鎧レオン
おー、その通りだ。さんざんどつかれて苦労して、やっと鐘が鳴って村人が引き上げていった後で、’はい、お疲れ様。では今から本編が始まりま〜す’みたいにゲームタイトルが出てきた時のショックをお前も味わえ!

名前:へ初心者
ありがとうございました。皆さんのおかげで無事最初の村をクリアする事ができました。落ち着いてやったら案外簡単でしたよ、あそこ。

名前:無限ナイフ
・・・・・・。

名前:鎧レオン
・・・・・・、どうなってる・・・?。

「かくし芸」
「ウーエルカム」バサ!

バサバサバサバサ! バサッ!

「.....なぜか懐からハトが飛び立って行った。何だその’拍手は?’、みたいな目は、.....じゃあ次は耳をでっかくして見せてくれ、そしたら拍手してやる」

「お得意様」
「ストレンジャー、ストレンジャー」
「.....もういい加減に覚えてくれよ。ファイナルチャプターだぞ、何回会ったと思ってるんだ」
「ノー イナフ キャッシュ!、ストレンジャー!」
「足りてるだろ、逆ギレするな!」

「不正行為が発覚だ」
「カムバック エニイタイム」
「よし、ようやくアタッシュケースLLが手に入ったぞ。これでロケランも余裕だー!。.....しかし、いつもアタッシュケースの新しいのを手に入れた後、何か釈然としない気がするんだが何故だろう.....いや、違います、縦に持つとか横に持つとか、そういう話じゃなくて.....あー、分かったー!!!。さてはチクショウ、野朗、今から行って勝負してやる!」



「ウーエルカム」
「ウーエルカム、じゃねえ。こら、なんでいつも新しいアタッシュケース買うと、古いのがいつの間にか無くなってるんだよ!。だってそうだろ、元々無料なら分かるけど、てめえ、俺にアタッシュケースMもアタッシュケースLも金取って売りつけたよな。なのになんで1PTSも払わないで勝手に持って行くんだ!。金払え。アタッシュケースSの分も忘れるな!」
「・・・ノー イナフ キャッシュ!、ストレンジャー!」
「だから逆ギレするなってば!」

「ルーキー邪教徒 裏切り者を始末せよ 後編だ!」
前編・中編・中の下編の粗筋:サラザールがハアハア、任務がトーヤマサン、コロはエルヒと同じ大量のンコ、中心気圧920ミリヘクトパスカルで猟奇テディベアが早く助けろ!、はい、完璧に思い出しましたね。

ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

バサバサバサッ、カーカー
ハフハフハフハフ、ワンワン
ニョロニョロ、.....ヘッ、.....ヘッ、.....ヘビヘビ!
ヘヘヘヘヘヘ、へーヘヘヘヘヘ、「早く助けろってば!」

リヘナ邪教徒の心の声:

(どうしようかなあ、ここは考え所だぞ・・・おとりは多い方が良いんだよなあ、的の大きい二人が危ないし。よし!、この際、聞こえないふりをしよう!!、そうだ、そうしよう!!!。どう考えても猟奇テディベアより二人の方が大切だし。・・・さてテディベアといえば、アメリカ大統領ルーズベルトが、クマ狩りの時に子熊を逃がしてやったというエピソードを元に作られて、大統領のニックネーム、’テディ’からこの名前が付けられたんだ、じゃあ、あいつならサラザールベアになるのかなあ、変なの、そんな皿だか猿だか熊だか分からない名前。大体子熊の方があいつより大きいし、あいつはむしろ逃がしてもらう側、え〜ん、え〜ん、子熊さん、このご恩は一生忘れませ〜ん、なんて・・・)

「ハアハア、下らない事を言ってないで早く助けろ!」
「あら、私、声出してました?。どの辺りから?」
「ハアハア、聞こえないふりをしよう!という決意表明から子熊に泣いてお礼を言う所まで!。ずーっとでかい声で」
「あ、そうでしたか。失敗、失敗、ばれちゃいましたか私の博識ぶり、困ったなあ」
「聞かれて困るところが違う!」
「まあ良いや、さて、予定通りこの後は大きい二人の出番です」
「・・・助ける気は無いのね」

「さて、ちびっ子諸君と皿猿熊さん、そのままおとりになって、作戦通り少しづつこっちにおびき寄せて下さい。村長邪教徒さんが待ち伏せしてますから」
「俺は作戦知らないんだけど、村長邪教徒はどこにいるんだ?。それと妄想の中での呼び方に変わってるんだけど」
「村長邪教徒さんはあそこの大きな岩陰です」
「ふ〜ん、隠れるのにちょうど良さそうな岩だな。じゃあその手前辺りまでおびき寄せりゃ良いんだな」
「・・・それにしても、よく弾を避けながら普通に会話できますね」
「ああ、だんだん慣れてきた、おっと危ない」
「さすが妖怪、皿猿熊」

ワッハハハハハ、トーヤマサン!、ガガガガガガガガ

「さてそろそろです、村長邪教徒さん、ハイ!、と言ったら出て下さいね、じゃあ、カウントダウンいきますよ、サン、ニー、イチ・・・キュウ、ロク、ナナ、ヨン・・・」
「何だそれは?」
「カウントダウンのタイミングが早過ぎたので誤魔化しています・・・ロク、ジュウニ、あ、ハイ!」
「あ、軽くコケながら出てきた。・・・でも、さすがに凄いぞ、至近距離から素早くガントリングを鷲掴みに」
「力が拮抗してますね。あ、村長邪教徒さん、何をするんですか」
「なんと!、片手で自分の頭巾を脱いで、恥部、じゃなかった弱点、でもなかった頭をむき出しに」
「あれ?、台風男が大人しくなりましたよ、そして村長邪教徒さん、慈愛に満ちた目であの台風男を見つめてますね。あ、今度は台風男のベレー帽を取った」
「・・・見事な満月が2つ並んだな」
「あ、台風男が泣き出しました、雨台風になってます。そして村長邪教徒さんが優しくその肩を抱いて、どうやら頭の事でもからかわれたのが原因だったようですね」
「ふ〜ん、’俺もそうだ、くじけるな’、っていう励ましに心を開いたのか。美しいなあ、見た目は見苦しいけど」
「ワハハハ、’ハゲまし’なんて面白い事を言ってくれて」
「お前にサービスした訳じゃない!、大体、あの三人の友情を見てお前は何も感じないのか、ん?、何故三人?」
「変ですねえ、あ、いつの間にかゆうすりいさんも交じってました」
「・・・あいつ、まだ持ち場に帰ってなかったのか。友情は美しいけど見た目はますます見苦しく。よし、全員良くやった、帰るぞ、これ以上仲間が増殖しないうちに」



「ふう、やっと古城に戻ってこれた。ところでエルヒ邪教徒はどこにいるんだ、作戦の時から姿が見えないんだけど」
「あーー!、忘れてました。今から迎えにいっても良いですか、あ、もう遅いから船が出せませんか。しかたない、明日迎えに行こうっと」



その日の真夜中、エルヒ邪教徒:
「ウオーーーーン?」
「ウオーーーーン?」 →「ウオーーーーン?」(俺はいつまで岩のフリをしてれば良いんだ?)

「悪夢の始まり」
つり橋から最初の民家に向ってエージェントは歩を進める、それが悪夢の始まり。そして、その様子を壁の隙間から見ていた民家の男は素早く何かの準備を始めた。そして、




「この娘の事、何か知らないか」

俺は男に向って写真を見せながら尋ねる。

「アーダコーダ!、ナンダカンダ!」

男には英語が通じないらしい。強い語気で何か言い返された、俺は歓迎されていないようだ。

「お邪魔なようだな、出て行くよ」

そして、




●普通の始まり

その時、男が突然襲い掛かってきた。俺は間一髪で身をかわしながら、素早く銃を抜く。オノを持った男がジリジリ迫って来たが、凶器にひるむようじゃエージェントは勤まらない。俺は冷静に狙いを定めると男の額に一発撃ち込んだ。


●普通じゃない始まり その1

その時、男が突然襲い掛かってきた。俺は間一髪で身をかわしながら、素早く銃を抜く。男は右手に鋭く尖った物を持っていた。まさか、あれは!。そう言えば男の顔にもなんとなく見覚えがあった。俺の想像の正しさを裏付けるように、男は左手には白い物を持っていた。おれの大嫌いなあの臭いが鼻をつく、や、やめてくれー!。俺は半狂乱になって男に向って引き金を引く。3発目で男は倒れたが俺はマガジンが空になるまで撃ち続けた。動かなくなった男に恐る恐る近寄って、右手に持った物を確認する。やはり、

’注射器だったか。ちくしょう、任務前に必ず打つ規則になっている注射をばっくれたら、こんな所まで追いかけて来やがったか、この医者。注射器と脱脂綿を持ってジリジリ迫られた時は、おしっこチビるかと思ったぜ。だがそうは行くか、俺は注射が大嫌いなんだー!’


●普通じゃない始まり その2

その時、男が突然襲い掛かってきた。俺は間一髪で身をかわしながら、素早く銃を抜く。男は右手に白い物を持っていた、まさか、あれは!。だが、それは俺の想像通りの物だったようだ。男が大きく振りかぶってそれを投げようとした瞬間、俺は冷静に狙いを定めると男の額に一発撃ち込んだ。動かなくなった男に近寄って、右手に持った物を確認する、やはり、

’卵(白)だった。ふざけんなー!、何だよ卵って、お前らじゃあるまいし真面目にやれ!。卵ごときで、もったいぶってジリジリ迫って来やがって・・・いや、冷静に考えてみると、危なかったのかもしれない。だって初任務で「最初の敵から受けた攻撃は卵、被弾部位はおでこ」なんて報告書に書いたら同僚に馬鹿にされる事、必至。いや、もしかして、上司にふざけてると思われてクビにされたかも。かわせて良かった〜。’

●普通じゃない始まり その3

その時、男が突然襲い掛かってきた。俺は間一髪で身をかわしながら、素早く銃を抜く。男は右手に不思議な物体を持っていた。・・・あれは何だ?。だが考えている暇はなかった。男が大きく振りかぶってそれを投げつける。俺はもう一度、体を捻ってそいつをかわすと男の額に一発撃ち込んだ。動かなくなった男に近寄って完全に死んでいる事を確認すると、俺は後ろを振り返る。そこには壁に激突した・・・

’「へへへへへ、さ、さすがれふね、ケネディ君。は、鼻血でひゃべりにくい・・・」、こいつが誰かは知らない、だが、生かしておくと後々うっとおしい事になるような気がして、俺はそのチビの額にもマガジンが空になるまで撃ち込んでから先に進んだ。で、誰だったんだ、あいつ?、村人に遠慮も手加減もなしで投げられてたけど。そしてあそこまでしても、やっぱりあいつとは後で会いそうな予感がする、そう、あそこに見える城の辺りで’

「変は盲目」 前編
なんだこいつは、気持ち悪いな。

動かないのかな、こいつ。ちょっと怖いな。そーと近づいてみよう。

・・・うわあー!!!、アワワッ、アワワワワ・・・

ハアハア、あービックリした。何だよ、こいつ。突然あんな物騒な爪伸ばしてこっちに向かってきやがった。驚きすぎてちょっとチビっちゃった。さて、どうしようかなあ、あの奥のスイッチに用があるんだけど、こいつ危なすぎるなあ、諦めて帰ろうかなあ。おや、へんな所で爪をブンブン振り回してやがるぞ、あ、さてはこいつ、視力が弱いのか、なーんだ、脅かしやがって、だったらダッシュで奥のスイッチを

・・・うわあー!!!、アワワッ、アワワワワ・・・

ハアハア、こっちに突進してきやがった、またチビっちゃった。なんだよ、見えてるのか?。いや、違うな、そうか、多分音に反応してるんだな。じゃあ、試しに音がしないようにそ〜と歩いたら・・・よし、来ないぞ、俺の推理は正しかった。これなら行けるぞ、ワハハ。ぷっ、あんなところでウロウロしてる、馬鹿め、ワハハ、ワッハッハッハッハ!!!

・・・うわあー!!!、アワワッ、アワワワワ・・・

ハアハア、調子に乗ってつい大声で高笑いしてしまった、気をつけねば。よし、そーとそーと歩いて・・・良いぞ俺、その調子だ。あ、野郎、じわじわこっちに向かって来た、徐々に距離が近づいて、まずい、動かない方が良いかもしれん、じっとしてよう・・・あ、このままだとぶつかる恐れが・・・ちょっと位置をずれないと、わ!、爪伸びた、やっぱり動かない方が・・・、・・・、痛って〜、足踏まれた〜。けど、そのまま向こうに通り過ぎたぞ、よしさっさとあっちに行け・・・なんで、突然振り返るんだよ、動いてないだろ俺は。あ、またこっちに引き返して来やがった。まずい、今度は完全に正面衝突コース、でも動いちゃいけない、動いちゃいけないけど・・・

・・・うわあー!!!、アワワッ、アワワワワ・・・

ハアハア、危なかった〜、真正面から向かって来やがって、とっさに避けなきゃ危うくマウスツーマウス、うわあー!!!うわ、うわ、うわ、しまった、居場所がばれてた。危ない、危ない、危ないからやめて、お願い、落ち着けごめんなさい・・・ふう、良かった、奇跡的に当たらなかったぞ。そして完全にチビりきっちゃったから、もう漏らす心配はないな。さて、どうしよう、このままだとラチがあかないなあ。おや?、あそこに何かあるぞ、何だ?、そーと近づいてみよう・・・これは鐘、何故こんな物がここに?。ははーん、分かった、これを使えば何とかなるんだな。よし、え〜っと、何か叩く物は、いいや、このハンドガンの尻で、せーの、’カーン’

・・・うわあー!!!、アワワッ、アワワワワ・・・

ハアハア、怖かった〜。鐘の音に反応して凄い勢いで突進して来た。考えてみれば当たり前かあ、音に反応する相手に鐘なんか鳴らしたら。って事は罠かよあの鐘は。ふ〜ん、単純だけど案外引っかかりやすい罠だよな、そこの鐘があったら叩きたくなるのが人情。あ、あいつ壁に爪が刺さって動けなくなっている、チャーンス♪。ふふふ、よくも散々脅かしてくれたな、バーカ、バーカ、この隙に攻撃してやるぞ。お、背中に何か塊みたいな物が出てるじゃないか、よしあそこに向かってハンドガンを・・・ところで本当に良いのかなあ、あそこ攻撃して。まるで’弱点です、ここをどうぞ’って書いてあるみたいに目立ってるんだけど、さっきみたいに罠だったらどうしよう。攻撃したらあそこがいきなり爆発したり、あそこから手が生えてきたり、あそこからちいさいあいつがゾロゾロ出てきたりして。どうしようかなあ・・・

「変は盲目」 後編
どうしようかなあ・・・、えーい、考えても仕方ない、’ドキューン’

・・・うわあー!!!・・・大丈夫かな・・・チラッ

お、お、やったぞ、苦しんでる、やったぞ、俺は賭けに勝ったんだ。よーし、それならハンドガンじゃもったいない、ナイフでジワジワと。よくも股ぐらをビショビショにしてくれたな、’ザク’、ふふふ、苦しめ、’ザク’ふふふ、’ザク’ふふ・・・

・・・うわあー!!!、うわあー!!!、アワワワワ・・・

ごめんなさい、ごめんなさい、許してください、この通り謝りますから。あ、おなかを上に向けて服従のポーズしたら空振りしてあっちに行っちゃった。あービックリした、突然爪が抜けると思わなかった。調子に乗りすぎた。さて、どうした物か、もう一つ鐘が残ってるけど、あれは罠だし。う〜ん、どうやらこのポーズなら攻撃が当たらないみたいだな。仕方ない、少し情けないがこのポーズのままで、あのスイッチの所まで

’ズル、ズルズル、ズルズルズルズル〜’

ふふふ、キョロキョロしてやがる、俺はここだよ〜ん。・・・このポーズで勝ち誇るのもマヌケだけど。よし、無事スイッチの所までたどり着いたぞ。はて、この後どうしよう、このままじゃスイッチまではとても手が届きそうにない。でも、立ち上がるのは怖いし、仕方がない、試しに足で

’よいしょ、フン、フン、フン’

つ、つらい。足攣りそう。あ、でももう少し、フン、フン、あ、ア・・・

’アシュリー!!!、何で来たんだ、上で待ってろって言っただろ!。え?、良いんだよ気にするなこのポーズの事は。大人には色々事情って物があるんだよ!。あ、しまった、大声出しちゃった。うわー!、来た来た来た、ゲボッ、痛て痛て、踏んでる踏んでる、ゲボ、痛て、お願い、お腹の上で暴れないで、痛て痛て痛て’

「帰ってきたビジネスマンさどらー」
「旦那、こいつはお勧めですよ。U-3って言うんですけど」
「本名が言えない訳でもあるのか?。ひょっとして18歳未満か、こいつ」
「いえ、本当の名前がU-3なんです」
「そうか、それは良かった。未成年にしては気の毒な頭だと思った」
「3種類の生き物を合わせたからU-3って言うんですよ。人間と爬虫類と、え〜と、あと一つ何だったけ、思い出せない、あ、思い出しました、ハサミです。ハサミを組み合わせました」
「ハサミですって、あっさりと。生き物ならともかく、文房具なんか組み合わせるの有り?、それは無理だろう」
「ふふふ、我が教団に不可能はありません。ハサミでもホッチキスでも、我が教団の力によって強力なバイオウエポンと化す事が出来るのです・・・プッ」
「最後のは何だ!」
「失礼しました、旦那。我ながら無茶言い過ぎて、辛抱たまらなくなくなりました。正直に言いますと、ハサミに似たアリジゴクみたいな虫です」
「整理すると、虫がアリジゴクみたいな奴と、爬虫類は多分カメレオンみたいな奴、それと人類が村長さん、この3つを組み合わせた訳か」
「よく誤解されますが、こいつは村長さんと関係ありません。そもそも村長さんを人類に入れるかどうかも微妙ですが」
「村長さんと関係ないの?。似てるけど」
「はい。それで幾多のプレーヤーが騙されました。『貴様を倒すために地獄の淵から蘇ったぞ、より強靭な肉体を手に入れてな、ワハハハ』みたいな長ゼリフが入るのかと思って余裕こいてたら、いきなり攻撃されたりして」
「プレーヤーって何の話?」
「あ、もとい、エージェントです」
「何の事だかさっぱり分からん、まあ、良いや。それでどんな特徴が」
「まず左手がムチです」
「ふ〜ん、こいつは頭だけじゃなくて左手もか。右手はそこそこ賢いのか」
「いや、左手が馬鹿って意味じゃなくて、武器の方のムチです。それと頭の方はそれほどムチではありません」
「むしろハゲです」
「旦那、勝手にセリフ足さないで下さい。合ってますけど」
「手がムチで攻撃出来るって事か。それって普通の手にムチを持って攻撃しても良いんじゃないか、ムチじゃなくて飛び道具でも良いし」
「あ、そんな、根も葉も無い事言っちゃって。つまんないでしょう、普通の手じゃ」
「つまりお前の所は面白くする為にわざわざ弱くしてるのか」
「いや、そういう訳じゃ。はて?、じゃあ何のためだろう・・・う〜ん旦那、多分それ正解です。他に理由が思い浮かびません」
「あ、あっさり認めやがった、皮肉で言ったのに。じゃあ他に何か面白い点は?」
「いや、あんまり露骨に言われると。え〜と、次の特徴ですが、背中からハサミを出せます」
「それは面白い!、ワハハハ」
「旦那、止めましょうよ」
「ああ、自分でもちと辛い。真面目にやろう。ところで、ハサミって、それならうちの近所の床屋も普通に出してるぞ」
「そんな小さい奴じゃなくて、巨大なハサミを背中から出すんです。大体旦那の近所の床屋は背中からは出さないでしょう、ハサミ」
「・・・いや、よくよく思い出してみると背中から出してた。何でだろう?」
「それは面白い!、ワハハハ」
「真似するな!」
「失礼しました。しかし旦那の近所にも珍しい人がいますね、他にも面白い人はいないんですか」
「いや、その話題を膨らませなくても良いから。それでその巨大なハサミで攻撃できる訳か」
「はい。しかも地中からです」
「ほう、地中から攻撃できるなんて、無敵じゃないか。敵の攻撃は届かないんだろう?」
「はい、地中にいれば無敵です。ただし」
「あ、やっぱり’ただし’が」
「自分の攻撃を交わされるとノコノコ地上に出ちゃうんですよね。そして反撃を食らってます」
「何でわざわざ、地中にいれば安全じゃないか」
「当たらないと不安になるんでしょうね。’あれ?、本当にこの辺だっけ’とか’全然見当外れの所だったら恥ずかしいな’とか’実はとっくに敵が逃げちゃってて、上に誰もいなかったら間抜けだな’とか思うんじゃないですかね」
「本当に?」
「じゃあ、本人に聞いてみましょうか・・・旦那分かりました」
「どうした」
「もし、とっくに敵が逃げちゃってて、誰もいなかったら・・・」
「あ、やっぱり。間抜けなのが嫌なのか」
「いえ、誰もいなかったら寂しいんだそうです」
「あ、そうなの。ふ〜ん、案外寂しがりやなのか。イマイチしっくり来ないなあ、こいつも止めておこう」
「あ、例によって駄目ですか。じゃあ、次に行きましょうか。え?、何だって?・・・そうか、旦那に伝えておくよ」
「どうした?」
「’良かったらまた来いよ’と言ってます」
「え?、あ、ああ。いずれ又な」

「特別企画 アシュリーのあり得ない事について語る小劇場」
※この作品はアシュリーのセリフ及び行動に対して、心の中で入れていたツッコミをまとめた物です。という事でセリフは本物のGonのセリフですが、はたしてこれは小劇場呼んで良い物か。スレの中に小さいスレを作ってしまったような気もする。それと記憶で書いたのでセリフはやや適当です。さあ、どのシーンのセリフか考えてみよう。

●「レオン、あの荷車を撃って!」
・・・なんでそんな事知ってる?。実は敵の一味か、お前は。

●ガシャン、「キャ!、ウーン、ウーン」
・・・罠踏むな。しかも前後から敵が来ているこの非常時に。

●「キャ!」
俺と敵の間でしゃがむなー!。邪魔だ、どけー!。

●「キャ!」
俺と樽の間でしゃがむなー!。邪魔だ、どけー!。あ、殺しちゃった。

●ズドーン・・・ドカーン、「キャー」
・・・あ、ごめん。門のそばで待たせたまま大砲撃っちゃった。あ、ゲームオーバー・・・。

●「サンプルを落とした。探してくる」、「ルイス、私も一緒に行くわ」
・・・お前が行って何になる。大人しくしてろ。

●「あいつらみたいになるの嫌」
大きい方の事?、小さい方の事?。大きい方は殆ど中身が見えなかったはず。小さい方みたいになるのが嫌って言うのは分かるけど、いくらプラーガの影響でも縮んだりはしないと思う。

●ゴホ、ゴホ、「大丈夫か」、「ほっといて!」・・・「キャー、助けてレオン」
敵地で突然ダッシュするな!、危ないだろ、このアホ娘!

●「当たったらどうするのよ」
当たったらゲームオーバー♪。一回当てちゃったから知ってるの、ハンドガンでトライしてみたから。

●「レオン、私、わがままばっかりで」
いいからアイテム早くよこせ。イエローハーブがあっただろう。

●「私に任せて」
・・・大領領令嬢がなんでトラクターの運転方法なんか知ってるんだ・・・しかも上手いし。

●「私に任せて」
・・・ところで、’見ぃとってみーリオン’って聞こえるんですが、この英語のセリフ。

「寄生体三体話」
●寄生体その1

ブシュー!

「うわ、何こいつ。気持ち悪い」

ヒュン、ヒュン、ヒュン

「いったい何食ったら、こんな不気味な物が首から出るようになるんだ?。多分腐った物とか平気で食べてるから、こんな変な物が体内に湧くんだな、きっと。物騒な物ヒュンヒュン振り回してるし、早く倒しちゃおう」

パン

シャー!、ヨロヨロ





パン

シャー!、ヨロヨロ




パン

シャー!、ヨロ・・・

「こら!、どうしてよろよろしながら、じわじわこっちに近づいて来るんだよ!。お前わざとやってるだろ、卑怯者!」

ヒュン

「うお、危ない。こうなったらショットガンで」

ズガーン!
キシャーッ!

「ふう、やっと片付いたか。しかし、この先あんなの出す奴がゾロゾロ出てくるのかよ、勘弁してくれよ。お、金を落としてた・・・5000PTSもある・・・この先あんなの出す奴がゾロゾロ出てくるのか、嬉しいな」

●寄生体その2

ズガーン!
ブシュー!

「うわ!、おい、お前、首から胃袋が出てきたぞ、大丈夫か?、って頭を吹き飛ばしといて俺が言うのもなんだけど」

フラ、フラ、フラ

「あ、何だ、例のやつの違うバージョンか。最初は分からなかったけど、これ確かプラーガって言う寄生体だったな。しかしこいつは一段と気持ち悪いね、まるで首から内蔵がはみ出してきたみたいに見える」

フラ、フラ、フラ・・・シャー
うおっ!、ズガーン


「ああ、ビックリした。突然大口開けやんの。喰われなくて良かった。それにしてもやっぱり内臓っぽいだけに食いしん坊キャラなのかね」


●寄生体その3

ドキューン!
ブシュー!

「今度のは完全に虫だな・・・よし、無視しよう・・・って訳には行かないか」

フラ、フラ、フラ、ブシュー

「うわ!、危ない。下らないシャレを言ってたら突然何か吐きやがった。ふざけんな、コラ!、人にゲロかける気か。あ、ちょっと服に付いたらそこが溶けてる。よくもやりやがったな!」

ドキューン!
キシャーー!、ピョン

「あ、本体が死んだらそこから分かれやがった、この薄情者め!、そういう奴は」

グシャ!!!


●『レオンの寄生体レポート』
「それにしても色々なタイプが出てきたな。さて、万が一俺がやられて後任の奴が来た時のために、今までのをレポートにまとめておくか」

その@:
最初に遭遇したのは、細長くて先っちょが矢印みたいになっているやつだった。こいつは何が楽しいのかひたすらクルクル回ってた。そして後に別のタイプ2体とも遭遇したので、分かりやすい見分け方をそれぞれ説明しておきたいと思う。まず、最初のタイプは第一印象を率直に述べると・・・何て言うんだろう・・・そう、寄生体というよりむしろ寄生虫、正直でかいサナダ虫が首から出たのかと思いました。

そのA:
2番目のタイプは、内臓っぽい物が飛び出してくる感じで、え〜と、強いて言うなら’首から脱腸ですか、お大事に’って感じだ。あ、それと生意気に大口を開けるから一応気をつけた方が良い。

そのB:3番目のタイプは完全に成熟した物だと思う。針金細工みたいな虫だ。何かこいつら成熟する程、弱そうに見えるんですが、あなたはどう思います?。あ、それと一応教えておきますが、一丁前に分離しやがるので、分離したら踏み潰してOKです。



ところで私、今、首がむず痒いんですが、何ででしょう?

「Old friend 前編」
「邪魔物を始末しろ」

城主の言葉を合図に部屋のドアの手前に鉄格子が落ちて来た。これでこの城内サロンからの退路は絶たれた訳だ。そして手には鉄球、棘の生えた盾、ボウガンを持ち、黒いローブに身を包んだ連中がじわじわ迫ってくる。こいつらも邪教徒とは言え僧侶のはず、聖職者には似つかわしくない武器だ。教団の論理で動いているこいつらには物騒な武器も聖なる道具のような感覚なのだろうか。そして他には三日月形で鈍い光を放つ大鎌。人間の首をかき切る事だけを目的にしたその武器が、俺にはこいつらに一番相応しいように感じられた。世俗との繋がりを絶ち、普通の人間としての生活を捨てた連中が、一撃で何もかも断ち切れそうな武器を振り回しているのは、まるで何かを象徴しているかのようだった。こいつらが何を断ち切って来たにせよ、俺の首は大人しく差し出すつもりはない。

アイエスタ!
ズドーン!、ズドーン!、パンパン!
マタロ!
パン!、スドーン!

怒号が飛び交い戦闘が始まった。ショットガンとハンドガンを切り替えながら容赦なく奴らを撃ち倒して行く。聖職者に鉛弾を、悪いジョークのようなフレーズが頭に浮かぶ。次々と倒れてゆく奴ら、敵を倒す事だけを目的とした訓練を積んだ俺には、この戦闘は七面鳥撃ちみたいな物だった。信念だけで戦闘力の差をカバーできるものか。ほとんどの敵が動かなくなり、お楽しみはそろそろ終わりか、と思った瞬間、

ブン!

突然後ろから空気を切り裂く音がした。とっさに身を屈めると頭の直ぐ上を何かが通り過ぎる。回転しながら飛んできた大鎌が後ろの壁に突き刺さるのをチラッと確認して、俺は身を低くしたまま、ハンドガンでそれを投げてきた邪教徒の額に穴を開けた。残りの敵は、確か向こうの柱の陰にボーガンを持った敵が一人だけのはず。その時だった、突然背中に冷たい物を感じた。

背中に感じた物、それは負の体温とでも呼んだらいいのか。誰かが自分の背中にピッタリ食っ付いた時に感じる温もりが正の体温だとしたら、これはまさに逆の感覚だった。まるで背中に何かが触れていて、その部分から体温が奪われている様な。異様な感覚に素早く振り返ると、このサロンから次の場所に進むためのドア−−今は鉄格子が降りていて開ける事が出来ないが−−、そのドアのある広い空間の隅に一人の邪教徒が立っていた。黒いローブに覆われて顔は見えないが、手には大鎌。俺は狙いを付けるより早くハンドガンの引き金を引いたが、奴の後ろの壁に穴が開いただけだった。外したようだ。次の一発を。今度は冷静に。見落としたのか。何故武器を構えない。立っているだけだ。門番みたいに。多くの思考が一瞬にして頭をよぎる、その時

ズド!

足元に後ろから飛んできたボーガンの矢が突き刺さる。大鎌を持った邪教徒にぶち込んでやるつもりで引き金に力を込めていたが、俺は反射的に振り向いた。あと0.1秒あったら一発の弾丸が大鎌の邪教徒を目掛けて銃口から放たれていただろう。代わりにその弾は、柱から身を乗り出してボーガンを構えていた敵の上半身に向って飛んで行き、そいつを一回転させると床に叩きつけていた。さあ急げ、次は。俺は再度振り返る。ボーガンを撃ってきた奴の方を向いてから再度振り返るまで、おそらく2秒も掛かっていないはず。だが、大鎌の邪教徒は消えていた。どこかに隠れたのか、こんなに短い時間で?。いや、身を隠せるような場所など無い。じゃあ、いったい奴はどこへ・・・。

何か腑に落ちない気分のままだったが、見渡した所、辺りに敵はいないようだった。俺は城の中を先に進んだ。そしてその先でも大勢の邪教徒と戦ったが、戦闘中、敵の一団の中に突然煙の様に消えた、あの大鎌の邪教徒の気配を感じるような気がしていた。大鎌を持った敵は大勢いたが、その中の誰が奴なのかは特定は出来ず、敵を全滅させた後は奴の気配は消えてなくなる、だが、次の戦闘になると、相変わらず俺は背中に体温を奪われるような視線を時々感じていた。

やがて城での戦闘は全て終わった。己の歪んだ自意識をそのまま体現したような姿の城主を倒すと、俺は孤島に向かった。孤島での敵は良く訓練されており、城の邪教徒連中よりもずっと手強かった。どっちが死ぬかは半々、ここでの戦闘は俺に余裕は全く無く、ただ生き延びるために目の前の敵を夢中で倒し続けるだけだった。それでも生死を賭けた戦場で、残り少なくなった敵の気配を探っていると、時々どこかからあの冷えきった視線を感じる事があった。ここは邪教徒はいないはずなのに。

「Old friend 中編」
物語の大詰めも近いようだ。俺はかつて友と呼んだ男の死体から鍵代わりのオブジェを奪うと先に進んだ。そこは巨大な砦だった。備え付けの重火器が獲物を引き裂く時を待ち切れないかのように、低い唸りをあげている。良かろう、全員相手をしてやる。俺はたった今、友だった男を物言わぬ屍にして来たんだ。お前らも友と呼んでやるよ、死体になってからな。

ズキューン!
テコヒ!
ガガガガガガ!
ズーン、ギャー!
ドキューン、チューン、ドキューン!

熾烈な戦闘が始まった。もう何人殺しただろう、とにかく動く物があれば引き金を引き、動く物の気配がすれば手榴弾を投げ込んだ。回りには敵しかいない。動く物は全て敵の可能性があり、そしてその中で生きている物は全て敵だった。やがて動く物はいなくなり、辺りは無口な友人達が大勢横たわっていた。砦は煙が立ちこめ、鉄錆の様な血の臭いで満ちている。どうやら俺が生き延びたようだ。ようやく理解し合えた友人達に別れを告げて、立ち去ろうと砦の出口に向かって歩き出したとき、出口の脇に立つ奴の姿を見つけた。

反射的に引き金を引かなかったのは、奴が全く動いていなかったからだ。最初に見た時と同じ黒いローブを着て、半月形の大鎌を右手に持って立っているだけ。顔はローブの陰になってやはり良く見えない、

「貴様は誰だ!」

奴は何も答えない。

「答えろ!。貴様は敵なのか」

奴は何も答えない、そして微動だにしない。二人の間を風が通り過ぎ、血と硝煙の臭いが鼻に付く。

「おい、何故俺に付きまとうんだ」

俺はこの時少し安心していたのかもしれない。今まで実体の無いまま付きまとわれる気配だけを感じていた奴が、とうとう姿を現したのだから。正直、最初に奴を見た時の事を幻覚をだったんじゃないかと思い始め、その後の気配はストレスから来る精神的な物なのか、と自分の正気を疑い出した所だった。奴が敵にせよ、あるいは俺の知らない味方にせよ、事実を全てはっきり出来るのは良い事・・・突然奴の左手がゆっくりと動いた。武器を取り出したり危害を加えようという動きではない。ただ、出口の方を指差しただけだった。そうして奴は消えた。いや、消えたと言うよりむしろ消滅した、という感じだった。何の痕跡も残さず、そこから突然に居なくなったのだ。あり得ない、俺はやっぱりおかしくなって来たのか。しばらくその場に佇んだ後、俺はゆっくりと砦の出口に向って歩き出した。

「ふん、お前の正体が何であれ、言われるまでもなく先に進むさ。任務のため、そして自分が生き延びるためだからな」





バシューン・・・ズガーン!

最後の化け物に姿を変えた教団の長は、ロケットランチャーの爆風でバラバラになった。よし、ミッションコンプリート、いや、違う、安心して良いのはあの娘を無事本国に送り届けてからだ。サンプルを持って島から脱出しようと行動を起こした俺の頭に、女が銃を突きつけた。

「悪いけど、それはいただくわ」

交渉の余地はないようだ。代わりにジェットスキーの鍵を投げて、女は去って行く。置き土産は島を吹き飛ばす起爆装置のスイッチ。最後に女はヘリの中から俺に一瞥をくれたが、その視線が例の大鎌を持った邪教徒の物に何故か似ていた気がした。まあ良い、俺の任務の最優先事項は娘を救い出す事だからな。ジェットスキーのエンジンをかけて娘を後に乗せる、夢中で飛ばすと後方から島が吹き飛ぶ振動を感じた。

「Old friend 後編」
「ところで、あの女の人は誰なの。良いでしょ、教えてよ」
「俺の心の中にある過去の幻影かもな」
「え?、何それ、分からないわ。ちゃんと教えて」
「おっかない女だよ。あれは女の形をした死神みたいな物だ」
「ふ〜ん、でもレオンはああいう人が好みなんでしょう。そうなんでしょう」

娘は俺の後ろで軽口を叩き続けている。俺は概ね任務を果たせた事で満足していたし、近くの他の島まで2時間位は掛かりそうだ、退屈しのぎに好きに喋らせておくのも良いかもしれない。その後も娘は話題を変えて喋り続けた、学校の事、友達の事、帰ったら真っ先に何を食べたいか等、夢中になり過ぎて、俺の背中に抱きついた手が時々緩む。

「おい、気をつけろよ、危ないぞ、しっかり摑まってろ」

娘が体に回した手に力を込めると、俺の背中に温かい物が伝わって来るのが感じられた。この任務を無事に果せた事が嬉しいのは、多分、これが初めての任務だったからじゃないと思う。そのうちお喋りに厭きたのか、娘は徐々に口数が少なくなり、やがて完全に沈黙してしまった。そのまま5分位進んだ頃だろうか、突然手の力が緩んで、

ドボーン

娘が海に落ちた。何をやってるんだ、ようやく黙ったかと思ったら今度は居眠りでもしたのか。俺はジェットスキーをターンさせて娘が浮かんでいる所に近寄って行く、波間に浮かぶ娘の顔色が心なしか青白く見えた。

「どうしたんだ。しっかり摑まってろって言っただろう」
「ちょっと頭がボーっとしただけよ。それより早く引き上げてよ」
「疲れたんだな、無理もないか。さあ、手を伸ばせ」

手を伸ばしかけた娘の動きがふいに止まった。驚いたように目を見開いたまま動かない。どうした、と声を掛けようと口を開いたその時、娘の首が突然膨らみ始めた。手を差し出しかけたまま、俺は娘から目を離せずに凍りつく。やがてバシュッという音と共に娘の首が破裂し、首の付け根から細長い触手の様な物が幾つも飛び出してきた。それらはウネウネと不自然な角度で垂れ下がったような頭の回りで蠢いているが、娘の瞳にはもはや何も映ってはいまい。不気味な触手は身を左右にくねらせていたが、やがて動かなくなると娘の体と一緒にゆっくり海に沈んで行った。治療が遅かったのか、それとも完全に除去しきれずに何かを残したままにしてしまったのか。いずれにしてもそいつらは死にかけていたクセに、最後に何かを残したかったらしい。俺は見えなくなるまで沈んでいく娘だった物体を見つめていた。娘の姿が見えなくなっても、しばらくは海面に泡が浮いて来ていたが、やがてそれも無くなり、海面は元の静かな表情に戻った。海面から顔を上げると見渡す限りの海原で、俺は生まれてから初めて味わうような孤独感を感じた。

どれ程の時間、そこにいたんだろう。俺は一人でジェットスキーを再度走らせ始めた。目的の島まであと30分程度、その間に今回の任務の顛末について考えてみる。結局、俺は誰も救えなかった。敵に向かって言うセリフじゃないが、敵の奴らも犬死だ。大勢死んで残ったのは血まみれの俺の手だけ。やがて誰かが俺の背中に張り付いて俺の体に手を回す。その行動はそいつの前にしばらくそこに居た娘のようだったが、俺の背中からは娘の時と違いむしろ温もりが奪われて行く。ああ、分かったよ。俺と一緒にいれば商売繁盛間違いなしって事だろう、俺に関わった奴は誰も生き残れないに違いないからな。頭の上にそいつが持っている三日月形の武器の刃先がチラッと見えたが、それは俺を殺す為の武器じゃない事はもう分かっていた。いくら時代が変わっても死神の武器は変わらないんだな、そんな事をぼんやり考えていると、突然ある事に気がついた。誰も生き残れない?、いや、あの女が生き残ってたな。すると案外娘に俺が言った言葉は真実なのかも知れない、「女の形をした死神、エイダ・ウォン」。もしかすると俺自身が死神なのかもしれない。やがてかすんだ視界の先に、ぼんやりと目的の島の輪郭が歪んで見えて来た。死神が涙を流すものなのかは、俺にも分からない。

 「ルーキー邪教徒 謎の儀式 前編」
「サラザール様、折り入ってご相談が」
「はい、却下!」
「まだ何にも言ってませんが」
「お前の折り入ったご相談は、気が付けばいつも込み入ったご相談になってて、最終的にはシッチャカメッチャカになるに決まってるから駄目!」
「我々、実は大切な事を忘れていました」
「駄目だってば、その先は言うな!」
「我々は邪教徒なのに、気が付けばお祈りの儀式に未だ参加した事がありません、ですから・・・」
「たまには人の話を聞けーーー!、聞けーー!、聞けー!。ハアハア、怒りのあまり自力でエコーかけちゃった。で、何だって、お祈りの儀式に出たいのか。またまた余計な事に気が付きやがって」
「駄目ですかあ」
「お前らがお祈りの儀式ねえ・・・よし、今度村の中央で炎の回りをグルグル回りながら、自分の耳たぶを引っ張って踊り狂う儀式があるから、そこに参加させてやる」
「本当ですか♪、やったあ」
「冗談だ!、馬鹿野郎」
「な〜んだ、ウソですか。楽しいそうな集いだと思ったのに、今度本当にやりましょうよ」
「村人達はそこまで壊れてない!、少しはおかしいけど。大体、村人が皆で耳たぶを引っ張りながら踊り狂ってるなんて、そんな馬鹿丸出しの所を敵に見られたらどうするんだ。教団の正気を疑われるぞ」
「そんな事ないです。何なら我々が流行らせますけど」
「あ、その目は本気だな。頼むから止めろ、ちくしょう、えらい事言っちゃったよ。分かった、明日、普通のお祈りの儀式に連れてってやるから、耳たぶ踊りの件は忘れろ」


「サラザール様、折り入ってお早うございます」
「そこは折り入らなくてもいい。全員揃ったか、じゃあ村の教会にいくぞ」
「皆さーん、昨日説明した通り、お祈りの儀式に行きますよ〜。サラザール様にちゃんと付いて行きましょうね。あ、目標が小さいから見失わないように気を・・・」
「うるさいよ、黙って付いて来い。行くぞ・・・。後ろがやけに静かだな、かえって嫌な予感がするぞ、チラ・・・」
「フンフンフン♪」
「おい・・・、何してる」
「何って、見ての通りですが」
「何で全員耳たぶを引っ張って踊り狂いながら付いてきてるんだ!。耳たぶ踊りの件は忘れろって言っただろう」
「いや、昨日、皆の所に戻ってサラザール様との会話を全部教えてあげたら、全員この儀式がすっかり気に入りまして」
「だからそんな儀式は無いんだってば。よしんばあったとしても、お前らはそれすら出来ないメンバーが多過ぎるじゃないか。まず、チェン邪教徒は耳が出てないから代わりに袋を引っ張って、顔の形がひし形になってるし、カラス邪教徒は羽でも折れたんですか?、みたいな無理なポーズになってる、そしてコロ邪教徒とポチ邪教徒は・・・前足が届かないから後ろ足で耳たぶを・・・引っ張ると言うより押さえながら前足だけで歩いてやがる・・・器用だな。あ、前足がブルブル震えてきた、辛いんじゃないか」
「大丈夫ですよ、我々も邪教徒の一員ですから、この程度の試練は」
「邪教徒にそんな変な試練は必要ない!。そして何より一番不気味なのは・・・お前だ!。お前、耳たぶ無いだろ、だからって顔の横の皮膚を引っ張るな!。気持ち悪い」
「気持ち悪いとかあんたにだけは言われたくありません」
「俺が言わなきゃ誰が言う!、もう一度言うぞ、気持ち悪いんだよ、顔の横の皮膚を1mも伸ばすなーーー!。ハアハア、あれ?、そう言えば一番無理そうなヘビ邪教徒はどうした?」
「それが、今朝書置きを残していなくなっていました。’どう頑張っても自分には無理なので邪教徒の資格がありません、辞めて田舎に帰ります。お世話になりました’って。ヘビ邪教徒さん、耳たぶも手もありませんからね」
「はっきり言っとくけど邪教徒の資格に’耳たぶを引っ張って踊り狂える事’なんて入ってない。大体、手も無いのにどうやって書置きを。あ、さてはお前、ヘビ邪教徒も逃がしちゃったんじゃないか」
「そんな事はありません。今日の儀式が終わったらちゃんと田舎に行って連れ戻してきますよ」
「とか何とか言って、又、そこらで似たようなの捕まえてくる気じゃないのか」
「フンフンフン♪」
「あ、踊って誤魔化しやがった、だから顔の横に皮膚を伸ばすなってば!・・・広げるな!、エリマキトカゲかお前は!!!」

「特典武器の入手方法 疑問編」
名前:タケシ
こんにちは。質問なんですが、エイダ・ザ・スパイをクリアしたのに、本編でシカゴタイプライターを売っていません。何か間違ってますか。

名前:偽りの不知火 
タケシさん、こんにちは。本編でシカゴタイプライターを購入するには、エイダ・ザ・スパイではなく、アナザーオーダーの方をクリアする必要があります。

名前:タケシ
あ、そうだったんですか。じゃあエイダ・ザ・スパイはクリアしなくて良かったんですね。せっかくクリアしたのに、損しました。

名前:偽りの不知火  
いいえ、損はしてませんよ。エイダ・ザ・スパイをクリアすると、アナザーオーダーの方でシカゴタイプライターを購入できるようになります。

名前:タケシ
あ、そうですか。と言う事はつまり、本編でシカゴタイプライターを購入するには、まずエイダ・ザ・スパイをクリアして、それからアナザーオーダーでシカゴタイプライターを購入してクリアすれば良いんですね。分かりました。

名前:偽りの不知火
いいえ、そうではなくてアナザーオーダーはクリアするだけで大丈夫です。

名前:タケシ
え〜と、ちょっと分からなくなってきました。と言う事は本編でシカゴタイプライターを購入するためには、エイダ・ザ・スパイでシカゴタイプライターを購入して、それからアナザーオーダーをクリアすれば良いんでしょうか。僕はエイダ・ザ・スパイでは武器商人を見つけられなかったので、シカゴタイプライターは購入しなかったんですが、武器商人は何処にいますか?。

名前:偽りの不知火
何でそうなるんですか、私のレスを落ち着いて良く読んで下さい。それにエイダ・ザ・スパイには武器商人はいませんよ。

名前:タケシ
え?、でも、まずエイダ・ザ・スパイでシカゴタイプライターを購入しないと駄目なんですよね。あ、それとも購入するんじゃなくて、どこかに落ちてるんでしょうか?

名前:偽りの不知火
話が無意味に複雑になってきています、落ち着いて。前にも書きましたが私のレスをちゃんと読んで下さい。私は’まずエイダ・ザ・スパイでシカゴタイプライターを購入しないと駄目’なんて言っていませんよ。

名前:ウソツキのGon
エイダ・ザ・スパイではシカゴは購入はできないが、3体目のガントリング軍曹が落とす。

名前:タケシ
ウソツキのGonさんありがとうございます!。どうやら見落としていたようです。さっそくエイダ・ザ・スパイをやり直してみます。

名前:偽りの不知火
ウソツキのGonさん、話をややっこしくしないで下さい!。タケシさん、それはガセです。

名前:偽りの不知火
タケシさん、反応がない・・・3体目のガントリング軍曹目掛けて邁進中らしい。

名前:ドロップおばはん。
偽りの不知火さん、初めまして。ところで私も聞きたい事があるのですが、マーセではどうしたらシカゴタイプライターが手に入るんでしょうか。確か全キャラクターで6万点以上と聞いた事がありますが、他にも条件はありますか。

名前:偽りの不知火
ドロップおばはん。さん、マーセではシカゴタイプライターは入手できません。

名前:ドロップおばはん。
え?、でも全キャラクターで6万点以上という話を聞いた事があるんですが?

名前:鎧レオン
ドロップおばはん。さん、それは全キャラクターだけでなく、全キャラクターで全ステージ6万点以上ですよ。

名前:ドロップおばはん。
そうだったんですね、鎧レオンさん、ありがとうございます。

名前:偽りの不知火
鎧レオンさん、適当に答えないで下さい!。ドロップおばはん。さん、違います、全キャラクターで全ステージ6万点以上は本編でハンドキャノンを出すための条件です。そしてそれはマーセの中で使える訳ではありません。

名前:ドロップおばはん。
あ、そうなんですね、分かりました。じゃあマーセの中でハンドキャノンを使えるようになる条件は何でしょうか?

名前:タケシ
エイダ・ザ・スパイをやり直してみたんですが、3体目のガントリング軍曹はシカゴタイプライターをどうしても落としませんでした。後でここを読み返して見たら、これガセだったんですね。じゃあ本当は誰が落とすんでしょうか。

名前:偽りの不知火
・・・もはや誰に何を答えて良いのか分からなくなってまいりました。整理したいので少し時間を下さい。

「特典武器の入手方法 解決編」
名前:無限ナイフ
こんにちは。最近マチルダを使っていますが、弾がいつも足りなくなります。PARを使えば弾数無制限に改造出来ると聞いたような気がするんですが、偽りの不知火さんは特典武器に詳しいようですが方法をご存知ですか?

名前:偽りの不知火
あ、又、新しい質問が出てきた。そんな事まで知りません!。そもそも無限ナイフさんはむやみに撃ちまくるだけじゃなくて、少し工夫した方が良いのでは。

名前:偽りのGon
偽りの不知火さん、こんにちわ。ところで特典武器と言えば最近思ったんですが、P.R.L.412って案外使えますよね。特に閃光手榴弾代わりになるところが素晴らしい。

名前:偽りの不知火
偽りのGonさん、そうかも知れませんが、今、別の方への回答をまとめるのに忙しいので一人で閃光手榴弾でも集めて遊んでて下さい。後で相手をしてあげますから。

名前:へ初心者
偽りの不知火さん、こんにちは。友達からマイアミタイプライターという隠し武器があると聞いたんですが、入手方法が分かりません。ご存知ですか。

名前:偽りの不知火
何で俺にばっかり。それもガセだ!、へは引っ込んでろ!

名前:偽りの不知火
え〜、待たせしました、ドロップおばはん。さんとタケシさんへの回答を整理しました。まず、ドロップおばはん。さん、マーセの中では特典武器は使えません。ただし全キャラクターで全ステージ6万点以上出すと、本編でハンドキャノンを入手できます。それからタケシさん、とりあえずエイダ・ザ・スパイの事は忘れてちゃって下さい、もう「エイダ・ザ・スパイって何?、美味しいのそれ?」って位完璧に。そして「アナザーオーダークリア後に本編でシカゴタイプライターを購入」、これだけを覚えておいて下さい。良いですね、「アナザーオーダークリア後に本編でシカゴタイプライターを購入」、略すと「アナクリシカゴ」です、分かりましたか?。じゃあ忘れないように三回繰り返して、「アナクリシカゴ」、「アナクリシカゴ」、「アナクリシカゴ」、はい、覚えましたね。では、頑張って下さい。

名前:ドロップおばはん。
偽りの不知火さん、ご親切に回答ありがとうございました。でもマーセは少しやってみたら敵が多くて怖いので、結局やらない事にしました。

名前:偽りの不知火
あ、そうですか・・・まあ、良いですけど。

名前:タケシ
偽りの不知火さん。アドバイスありがとうございます。言われた通りエイダ・ザ・スパイの事は忘れる事にしまして、それはもう、タイトル画面のオプションで、’エイダ・ザ・スパイ’って出てきた時に「何これ、バグ?」ってビックリする位に完璧に忘れました。そして、シカゴタイプライターは本編で無事入手する事が出来ました。ありがとうございました。ところで、新たな質問なんですが、普通のシカゴタイプライターは入手出来たんですが、アナクリシカゴの方が入手できません。それは何処にあるんでしょうか?

名前:偽りの不知火
・・・誰か代わりに答えて。





名前:ウソツキのGon
アナクリシカゴは村で最初にガナードに襲われる民家の裏の、アナをクリ貫いた所に隠されて・・・

名前:偽りの不知火
うるさいよ!。何、もっともらしいウソついてんだ!!!

「ルーキー邪教徒 謎の儀式 中編」
※前編の粗筋:耳たぶ踊り。他に書く事がありません。

「さあ、着いたぞ、ここが村の教会だ」
「へえ、立派な建物ですねえ、ここが今日の我々の遊び場ですか」
「遊び場っておもいっきり言うな!。じゃあ中に入るぞ・・・いい加減に耳たぶからは手を離させろ!」
「皆さ〜ん、耳たぶ踊りは終わりです。順番に中に入って下さ〜い。あ、エルヒ邪教徒さんには狭すぎますね、ここ。どうしようかな、仕方ない、ドアを開けて置きますから足の先だけ突っ込んどいて下さい、それで入った事にしましょう。あ、コロ邪教徒さん、足の先を舐めちゃ駄目です。エルヒ邪教徒さん、くすぐったがって足の先が震えてますよ」
「馬鹿同士で戯れてないでさっさと入れ!」
「ハイハイ、あら、ここ大勢人が集まってますね。この人達誰ですか」
「ハイは一回!。こいつらは村の信者達だ」
「そうなんですか。全員顔色が悪いから病院の待合室かと思いました」
「お前が言うな。お前なんか顔色が悪いと言うより完全に死人みたいだろうが。あ、ほら、ワーワー言うから皆、何事かと思ってこっちを見てるぞ、えへん ’あー、村人達よ、良く聞け。今日は村での儀式に参加させるべく、古城から邪教徒を数名連れて来た。'」
「あ、全員ひざまずいて我々に礼をし始めましたよ。これは気分良いなあ、こら、そこのヒゲオヤジ、頭が高い!、こら、そこのハゲオヤジ、頭が眩しい!」
「何を威張ってるんだ!、あー、村人達よ、こいつらは確かに邪教徒だが、そんなに偉くないし、そもそも邪教徒としてはかなり変り種だから、そんなに気を使わなくても良いぞ。ペコペコしなくて良いって言ってるのに止めないなあ、仕方ない、今、一人一人ローブを取って中身を見せてやる」

「まず最初の四足のこいつとその隣の小さいのは、はい!、実はただの犬です・・・だから犬だってば、良いよ犬相手にそんなにペコペコしなくて。やっぱりどうしてもペコペコしちゃうか。村人達は邪教徒には絶対服従って教え込まれているからなあ。ん?、なんだか数が違う、え〜と大きいのと小さいのと、その隣には・・・あ、そこの左ニ列の人達、あなた達がペコペコしてるの迷い込んだ普通の犬です、シッシッ、どこから入り込んだんだ、まったく」
「ワハハハハ、馬鹿ですねえ、こいつら。犬と邪教徒の区別も付かないんですかね」
「こいつらがローブ脱いだら普通見分けはつかん!」

「そして次はローブだけ置いてある訳じゃありませんよ。こいつはジャーン、はい、カラスです、最近はヘビカラスですけど、今日はカラスです・・・だからカラスだってば、お前ら人として恥ずかしくないのか、カラスにペコペコするな!」
「カラス邪教徒さん、すっかり邪教徒としての風格が身に付い・・・あ、久しぶりに飛んでっちゃった」
「いつまで頭を下げてるんだ、中身はいなくなったぞ・・・おい、やめろってばお前らが今頭を下げてるのはローブだぞ・・・お前ら人として恥ずかしくないのか、衣類にペコペコするな!」

「次のこいつはチェーンソー持ってるから、ローブを取らなくても想像付くと思うが念のため、いくぞ、ジャーン!、はい、皆さん良くご存知のあの人です・・・良く知ってるはずなのに、どうしてそんなにざわついてるんだ?」
「サラザール様、ローブの下の袋まで取れちゃって素顔が丸見えです」
「え!、あわわわ、こら見るな!。被せ直したから今のなし、今のなし、はい、皆さん忘れて下さい、今のは幻です、蜃気楼です、オーロラです、どうしても忘れられない方は申し出て下さい、頭を潰しますから。はい、完璧に忘れましたね」
「今のなしって、思いっきり見えちゃいましたけど」
「お前も忘れろ!、今起こった事をすぐ忘れるのはお前の得意技だろうが!。こいつは正体不明のキャラなんだから、こんな所で遊んでて素顔を晒しちゃいました、何て言ったらサドラー様に怒られる」
「いいえ、今のインパクトは忘れるの無理です」
「あ、そうなの。そんなにインパクトがある顔してたのか。俺は慌ててたから良く見てないんだけど、どんな顔だったんだ。ちょっとだけ教えろ」
「ふふふ、知りたいですか。そうですね、二重まぶたでまつ毛が長かった、とだけ教えておきましょう」
「気になる、見てみたい。・・・もう一回やっちゃおうかな」

「ルーキー邪教徒 謎の儀式 後編」
「それからこの背の高い人も皆さんに大変馴染みのある方です。こいつは・・・こいつは・・・、こ、こ、こら、何故逃げる、ローブを取らせろ」
「そうですよ、大人しくして下さい。この小さい人をあなたの頭の高さまで持ち上げている私の身にもなって。一人じゃ届かないんですから」
「余計な事を言ってないでちゃんと支えてろ。こら、村長邪教徒、逃げるな」
「あ、村長邪教徒って言ったら皆がざわめき始めました」
「あ、そうか。こいつ、村の職場を放棄してうちに来たんだっけ。え〜、皆さん、今のも何でもないです。この人はただの背が異常に高くて頭が見事に禿げてる人です。訳あって見事な頭はお見せ出来ないのが残念ですが」
「まだざわざわしてますね、やっぱりこれだけ大きいと正体がばれるんじゃないですかね」
「何でもないってば、そんなに珍しくないでしょう、この位の背の高さ。何で大きいだけで皆さんは中身が村長さんだと思うんですか。あ、やっぱり’ここまで大きい人はうちの村長さん以外にはあり得ない’って雰囲気になってますね、だからどうしてそう決めつけるんですか。もしかしたらK-1のチェホンマン選手かもしれないじゃないですか。とにかくこの中身は村長さんじゃありませんから信用して下さい。どうしても信用できない方は申し出て下さい、頭を潰しますから」
「もう面倒臭いから、全員頭を潰しませんか。エージェントの仕業って事にして」
「そんなゴリラみたいなエージェントはいない!」

「そして最後に、その、なんだ、あそこに見えてるのがエルヒガンテの足です」
「あ、又、皆ざわざわと。そう言えばエルヒ邪教徒さん、村から古城への右のルートに配置されるはずだったのを連れて来ちゃったんですよね。やっぱり正体がばれるのまずいかも知れません」
「よし、・・・全員の頭を潰そう」





「ハアハア、結局儀式どころじゃなくなったじゃないか!」
「そんな事言っても仕方ないでしょう。あんたがその小さい口でペラペラ余計な事喋るからいけないんです」
「なんだと!、いや、もめてる場合じゃないぞ。結局全員頭を潰しちゃったけど、我々の仕業ってサドラー様にばれないかな。一応’エージェント参上!’って書いた紙を置いてきたけど」
「あ、さすがです。それなら我々のアリバイは完璧ですし、まあ、そのうち村人達も寄生体でも生えてきて復活するんじゃないですか」
「適当な事言うな!、元をただせばお前が儀式に参加したいなんて、余計な事言い出すからだ。いい加減にしろ、この’できそこない’が!」
「・・・サラザール様、今何ておっしゃいました?」
「あ、いけね、これは禁句だった。カッとなってつい言っちゃった」
「’できそこない’・・・ですか。’できそこない’・・・遠い昔に聞いた事があるような気がする」
「あ、やっぱりトラウマになってるのかな。なあ、言い過ぎた、悪かったよ。だからそのセリフの事は忘れろ」
「’できそこない’か・・・’できそこない’・・・美味そうですね」
「この’できそこないーーー’!!!。お前の頭も潰してやる!」

※親切な注釈:’できそこない’が何故禁句なのかは、「バイオ オリジナル小説」の過去作品「リヘナラ邪教徒 誕生秘話」をお読み下さい。もし過去作品のありかが分からない方がいましたら、このサイトのトップページの右上の辺りです。そしてこの作品をスレの方じゃなくて「バイオ オリジナル小説」で読んでいる方は大丈夫だと思いますが、それでも’できそこない’が何故禁句か分からない場合は、ちゃんと順番に読んでいないからです、順番に読んでも分からない場合は諦めて次の作品に進んで下さい。

「カプコン開発部へのリクエスト 前編」
名前:偽りのカプコン開発部
皆さん、こんにちは。偽りのカプコン開発部です。この度、バイオハザード5の開発にあたり皆様のご意見をお聞かせいただきたいと思います。特にバイオハザード4は、これまでのシリーズとシステムが大幅に変わっており、賛否両論の声があろうかと思いますので、バイオ4からどう変更して欲しいのか、その辺りを中心にお願いします。

名前:タケシ
やっぱりバイオハザードと言えばゾンビ。あんな変なヒゲオヤジやら不気味なオバサンじゃなくて、バイオ5ではゾンビを出して欲しいです。

名前:偽りのカプコン開発部
タケシさん、貴重なご意見ありがとうございます。キャラクターデザイン担当者が聞いたら傷つきそうな言い方ですが、参考にさせていただきます。

名前:偽りの意図
最後のジェットスキーのような嫌がらせはもう入れないで下さいね。

名前:偽りのカプコン開発部
偽りの意図さん、難しかったですか、あそこ。嫌がらせのつもりではないんですが、バイオ4より前のシリーズでは、ラスボスを倒した後はただひたすら急いで走るだけ、というのがパターンだったので、少し捻ってみたんですが。偽りの意図さんのようなドン臭い、もとい、アクションが苦手な方もいらっしゃるんですね、貴重なご意見ありがとうございました。参考にさせていただきます。

名前:偽りの不知火
マインスロアーの限定仕様にはホーミング機能を付けないで欲しいんですが。当たった敵がこっちに突進して来て爆発に巻き込まれます。

名前:偽りのカプコン開発部
偽りの不知火さん、貴重なご意見ありがとうございます。正直に言いましょう、あれは実は嫌がらせです。マインスロアーの売値を安く設定し過ぎてくやしいので、後からその機能を付けてみました。だって手榴弾の買値が一発2000PTSなのに、マインスロアーの売値は元々6発入りで9800PTSですよ、良いじゃありませんか、その位。

名前:へ初心者
アマチュアモードでも僕には難し過ぎます。アマチュアモードより易しい’モモちゃんモード’を作って欲しいんですが。

名前:偽りのカプコン開発部
へ初心者さん、貴重なご意見ありがとうございます。ところでモモちゃんって誰ですか。まあ、おっしゃっている事はなんとなく分かりますので、前向きに検討させていただきます。

名前:偽りのGon
是非聞いて欲しいお願いがあります。バイオ5では閃光手榴弾の設置数を大幅に増やして下さい。なんならアイテム全部、閃光手榴弾でも構いません。

名前:偽りのカプコン開発部
偽りのGonさん、珍妙なご意見ありがとうございます。おっしゃっている事の意味は分かるんですが、意図がさっぱり分かりませんので、後ろ向きに検討させていただきます。

名前:フォースエッジ
ナイフクリアが出来るようにして欲しい

名前:偽りのカプコン開発部
確かにバイオハザード4は、ナイフだけではクリアできないシステムになっておりますが、これには理由があるのです。当開発部としましては、難易度には絶対の自信を持って作っているにも関わらず、ナイフクリアとかされるとムカつ・・・残念なのです。毎回毎回、今作こそ無理だろうと思っていると、重度のゲームオタ・・・熱心なプレーヤーの方にナイフクリアされてしまうため、バイオ4こそ絶対ナイフクリアはさせないぞ、と大人げなく少々むきになってしまいました。おかげ様ですっきりしましたので、バイオ5ではナイフだけでもクリア出来るシステムにしたいと思います。その代わり、初期ハンドガンだけではクリア出来ないようなシステムしたいとも思っていますが。

「カプコン開発部へのリクエスト 後編」
コマンドーさん、心配しなくてもロケランは出てきます。

名前:無限ナイフ
マチルダはもういいです。

名前:偽りのカプコン開発部
あ、やっぱり。素直に反省します。

名前:ドロップおばはん。
敵は怖いので、出さないで下さい。

名前:偽りのカプコン開発部
無茶言わないで下さい。

名前:鎧レオン
私にはプロモードでも易し過ぎます。バイオ5ではもっと難しいレオンマストダイモードを作って下さい。

名前:偽りのカプコン開発部
若干違うゲームと混じっているようですが、参考にさせていただきます。ところで鎧レオンさん、プロモードでも易し過ぎるって本当に?。

名前:ウソツキのGon
じゃあ、バイオ5ではレオンがデビルトリガーを引けるようにしてくれ。

名前:偽りのカプコン開発部
完全に違うゲームと混じっていますので、聞かなかった事にします。

名前:本物のGon
妄想小劇場が作りやすいように、フケチビのようないじりやすいキャラを最低一人は入れてください。

名前:偽りのカプコン開発部
フケチビって誰でしょうか。あと、妄想小劇場って何?

名前:本物のGon
失礼しました。ラモン・サラザールの事です。妄想小劇場の詳しい説明は長くなるので割愛しますが、一言で言えばキャラクターデザイン担当者が泣き出すような代物です。

名前:偽りのカプコン開発部
ああ、フケチビってラモン・サラザールの事ですか・・・それで十分です、キャラクターデザイン担当者が気の毒なので妄想小劇場については詳しく聞かない事にします。ところでラモン・サラザールはバイオ4で完全に倒されていますし、シリーズに何度も出すようなキャラでは無いので、残念ですがそれは難しいと思います。



名前:本物のGon
じゃあ、さどらーでも良いです。あ、あと、アナクリシカゴを出して下さい。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

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