遅くなりましたが、先日無事にイベントを終えることができました。
東京に住んでいた頃は、2006年~2010年の間にいろんな場所でイベントを開催していましたが、山梨の実家に帰ってきて、いつか山梨でもイベントができたらいいな~とボンヤリ思いながらも、気づいたら5年の日々が過ぎていました。
そんなある日、友達に誘われて、地元の公園の大きな野外ステージで行われた音楽イベントに行き、山梨の自然の中で久々にたくさんの音楽に触れて、そうだ、以前はもっとワクワクしていたよなー、どうしようもなく楽しかったんだよなーってことを思い出し、よし、もう一度、今度は山梨でも開催しようと思って、去年の3月27日に第一回目を開催できました。
そこから約一年後、また同じ場所で、今回はダンデライオン(中西ヒロキ&中込伸行)さんと、Andare(去年は国吉亜耶子and西川真吾Duoとして)さんと、タテタカコさんにご出演いただき、遠くは千葉や東京や静岡などからも、たくさんの方にいらしていただき、素晴らしい時間をご一緒させていただきました。ありがとうございました。
一番目、ダンデライオンの中西ヒロキさんを知ったのはわりと最近で、去年の9月甲府に井上ヤスオバーガーさんのライブを観に行ったとき、お店に着いたら一番目の中西さんの最後の一曲くらいの時で、一曲しか聴いてないのだけど、すごく素敵な声がとても気になって、すごい人が山梨にいるんだなーと思ってました。その10日後ぐらいにまた別のライブを観に行ったら、対バンに偶然中西さんがいて、今度は全部ゆっくり聴けて、やっぱり素敵な美声だ~~!と感動して、CDを買ってその場でオファーをさせていただきました。
最初はソロの予定でしたが、同じバンドのメンバーでキーボード&パーカッションの中込伸行さんもご一緒に出演していただくことに!
中込さんのキーボードやパーカッションが、中西さんの繊細な声と世界観をぐっと鮮やかに広げていて、ほんとうに心地よい響きが溢れた素晴らしいステージでした。
あと、これは以前のライブでも聞いた時に、良いこと言うなあ・・・とずっと思っていたのですが、「音楽は人で人は心で心は生活」という言葉には、その時も何度も何度も心の中で頷いていたのでした。そう、私も道に迷いすぎて「これをやりたい」と思うものを見つけるまでにものすごく時間がかかったけど、基本的に人ができることがだいたいできない自分だけど、私は私のやり方で、今まで挫折してきた諸々のことを抱えた私ができることがある気がしていて、そんな自分を信じてやっていこうと思っているところに、深く響く言葉でした。そんな中西さんの曲がやっぱり好きです。ありがとうございました。
二番目のAndare(アンデア)は、去年は国吉亜耶子and西川真吾Duoという名前で出演していただきました。新しい名前になったのは、去年の8月で、その時から、ギター二本とベースが入った五人編成だったり、それ以外にもいろんな編成で活動されています。
初めて五人編成を観たとき、同じ曲も物凄い迫力でかっこよくて、私はどっちも大好きで、今回もバンドで・・・とも思ったのだけれど、すごくすごくすごくすごく考えて、今回は二人が合うかなあ・・・・と思って二人編成でお願いしました。
初めて国吉亜耶子and西川真吾Duoのステージを見てからもう10年が経ちますが、ずっと真摯で真面目でブレない軸が大好きです。自分のここ10年という時間は、本当にいろんなことがあって、住む場所や一緒にいる人も自分の考え方も何もかも大きく変わり続けていった時間なんだけれど、そこにいつも二人の曲があって、年を追うごとに響く言葉や当時分からなかった歌の意味がなんとなく分かった気になったりしています。誰のどんな時にも寄り添える歌、そんな音楽な気がしています。是非山梨の人に是非聴いて欲しいとずっと思っていて夢が叶って、二度目もあって、とても嬉しかったです。ありがとうございました。これからも続いていったらとても嬉しいです。
三番目のタテタカコさんは、映画『誰も知らない』の主題歌「宝石」を聴いた時から大好きだったけれど、お話することもずっとできずに、オファーもできずに、でも去年、もうここにお願いするのはタテタカコさんしか考えられないと思って、ものすごく勇気を出して意を決してお願いしたら、快くご承諾いただき、そして引き続き今年もご出演いただけてとても嬉しかったです。
新しいアルバム『業』もそうだけど、タテさんの曲には、自然の中で自分が解放されていくような伸びやかさがあって、やさしい曲も激しい曲も、聴いていて心が癒されていきます。桜座に、ただ眩しくて神々しい不思議な光が差しているような、ずっと心が浮遊しているような気分になるステージでした。そんな中でも、タテさんのやさしい人柄の溢れるMCも大好きで、楽しくて、ただただ安らぎを覚える幸せな時間でした。ありがとうございました。
終演後に、私が一番好きな曲『誕生日』という曲についてずっと聞きたかったことが聞けて、ますますこの曲が好きになって、これからもこの曲をはじめ、タテさんの曲をいつも自然の中で聴いていられる日常にとても幸せを感じています。
桜座というステージと客席と最高の音と今回の三組と、本当に素晴らしすぎる時間で、でもやっぱりそういう奇跡みたいなものはそこにその時間しか存在しなくて、私は実は今、25日の映像を見ながら聴きながら書いているけれど、この映像ももちろん素晴らしいのだけれど、でも記録はただひたすらに記録であり、あそこに息づいていた空気はあの日あの瞬間にしか生まれない、やっぱりただひたすらに一瞬の奇跡なのだと思いました。
私はやっぱりその瞬間に一人でも多くの人に立ち会ってもらえるように、もっとすべきことがあったしできることがあったなあと思っています。
自分が好きな人に出演していただいて、その人たちを見ていただきたくて、ここに人を呼んでいるので、人前で喋るのが全然得意ではないけれど、自分で直接イベントの中で来てくださった方にお礼が言いたいし、好きな人をちゃんと紹介したくて(ちゃんと喋れてないけど・・・)なんとか喋っています。
それをもっと真剣にやりたくて今の仕事を辞めることにしました。
去年イベントをやって、たくさんの人に協力してもらってイベントにも来ていただいてこの一年間、その縁をちゃんと大切にし続けていたかなあ、学んだことをおろそかにしていなかったかなあと、振り返って、去年から続いている縁も、今回生まれた繋がりも、ずっと大事にして大事にしてちゃんと大事にする一年にしたいと思っています。
だから一年後どうなるのかっていうのは分からないけど、方向は絶対間違ってないなと思っています。
奇跡の瞬間に、より一人でも多くの人に立ち会ってもらえるように、自分の信用を培っていきたいなと思っています。
今回もたくさんの方々にご協力いただきました。
この日この場所を選んで来て下さったお客様!!そして、ダンデライオン中西ヒロキさん・中込伸行さん、Andare国吉亜耶子さん・西川真吾さん、タテタカコさん、山本さん、飯野さん、村松さん、池谷さん、小泉さん、あんりさん、龍野さん、桜座スタッフの皆さん、応援して下さった皆様、家族、本当にありがとうございました!!これからも宜しくお願いいたします。
ナカヤママリコ
~当日配った私のフライヤー~