長崎県のニュース
表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。
- 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
- 登録したい都道府県を地図から選択します。
- 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。
※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。
J2長崎 臨時株主総会で説明
Jリーグ参入以降最大の赤字を計上する見通しのJ2、V・ファーレン長崎は1日、臨時の株主総会を開き、今後、まとまった収入が入らない状況が続けば、債務超過に陥ってJ3に降格させられるおそれがあるなどと株主に説明しました。
V・ファーレン長崎は、スポンサー収入の低迷などで昨シーズンの決算がJリーグ参入以降最大のおよそ1億2000万円の赤字を計上する見通しです。
V・ファーレンは1日、長崎市で臨時の株主総会を開き、問題の経緯や今後の方向性を株主に説明しました。
それによりますと特定の企業向けに株式を発行する方法で資金を調達する方針を固めたものの、発行先はまだ見つかっていないということです。
また、選手やスタッフの給料や融資などで負債が膨らみ、クラブの資産は、2月1日の時点でおよそ3000万円になったということです。
今後、まとまった収入が入らなければ4月の資金繰りのめどが立たないということで、仮に債務超過に陥れば、Jリーグの規約でJ3に降格させられると説明したということです。
株主総会に出席した大手通販会社「ジャパネットたかた」の創業者タカ田明さんは「誰に責任があるかをどうこう言っても仕方がない。
しっかり反省して、みんなで乗り越えることが大事だ。選手たちも頑張っている」と話していました。
一方、大村市の運輸会社の社長は、「経営陣が直接説明せず弁護士からの話が多かったのが不愉快だった」と批判したうえで、「V・ファーレンを再建するには、経営陣に任せずに株主やスポンサーが集まって、対応を検討する必要があるのではないか」と話していました。
一方、辞任届を出している池ノ上俊一社長の人事は来月の株主総会で議題にあがる見通しだということです。
V・ファーレンの荒木健治会長は、「非常に厳しい状況だ。県内外の企業にVファーレンが価値あるクラブと認めてもらえるよう努力したい」と話していました。
03月01日 21時21分