「台湾が大好き、いつか台湾の会社に就職し台湾に住みたい!」という台湾が好きな方は多いと思います。
私も妻(当時彼女)が台湾人だったので同じことを思っていました。
昨年(2016年)に前職の会社で海外駐在員として台湾で働く機会があり、そこでの経験から独立という決断に踏み出せましたが、台湾の就職・転職事情は日本とは比較にならないほど厳しいです。
今回は、台湾企業に就職・転職したい方向けにリアルな台湾の仕事事情と私がそこで得られた経験をお伝えします。
- 台湾の経済状況は良くない
- 台湾人の平均月収・年収
- 台湾企業では残業代・交通費が出る企業は少ない
- 台湾企業の就労時間・残業は多い
- 台湾企業では就労年数と給料は関係ない
- 日経企業への現地就職もおすすめできない
- 会社員としてはお金持ちになれない
- 台湾企業の就職・転職をお勧めしたい人
- 海外駐在員の求人が見つかる転職サイト
台湾の経済状況は良くない
前職で台湾で働いている日本人・台湾人に会う機会が多くあり、会うたびにみな口を揃えて台湾の経済状況は悪いと話していました。
そんな状況だからこそ今台湾の若者は海外に出る人が多いですし、その主な行き先の1つが私たちの国、日本です。
台湾人の平均月収・年収
出典:台湾の通貨(台湾ドル・台湾元・NT$) [台湾] All About
台湾人の平均月収ってご存知ですか?
30歳で約10万円です。
ボーナス含めても良くて年収160万円前後です。
日本だと30代の平均年収は約400万円なので、それと比較しても半分以下です。
めちゃめちゃ少ないですよね。
私の台湾の友人でかなり給料が高い人でも月20万円です。
ここで「台湾の物価水準は日本の半分だから問題ないのでは?」と考える人が多いですが、そんなことはありません。
たしかに安いものは安いですが、高いものは高いです。
特に日本食や海外から輸入品は非常の高く、1.2〜1.3倍はします。
日本と同等の生活水準で生活しようとすると家賃以外は日本より高くなります。
なので月10万円で暮らすことはできますが、非常に不自由な生活をしなくてはいけません。
フルコミッション型の営業職であればもう少し高いですが、それでも月収20万になるのは稀です。
台湾企業では残業代・交通費が出る企業は少ない
台湾企業では残業代・交通費が出る企業は少ないです。
特に交通費は、ほとんどの会社で出ることはありません。
また台湾で知名度が高い企業は別ですが、中小企業では無法地帯なので、福利厚生など期待しないほうが良いです。
台湾企業の就労時間・残業は多い
日本と比べて場合ですが、台湾企業の休日数は少ないです。
平均値ですが日本の休日数は119日で台湾は114日です。
また日本にあるようなゴールデンウィークなどの長期の連休は旧正月(日本の正月)の連休以外なく有給付与は日本の半分以下(初年度5日)です。
実際に働くと想像以上に休日は少なく感じました。
また台湾企業は残業が多ことでも有名で、私の台湾人の友人の中でも夜10時まで働く人は多くいました。
どれだけ長い時間を働いて月収10万円です。
あたなは耐えれれますか?
台湾企業では就労年数と給料は関係ない
日本企業だと年功序列・終身雇用が徐々に薄れているからといえ、長く働けば給料は増えていきます。
しかし台湾企業では増えることはほとんどありません。
増えても数千円程度。
その証拠して台湾人の40代・50代の平均月収は13万円です。
日経企業への現地就職もおすすめできない
台湾にある日経企業への就職も選択しとして出てきますが、それもおすすめできません。
そもそも台湾に進出している日経企業は安い給料で人を雇えるのをメリットに感じて台湾に進出しています。
たしかに現地採用であれば20万円前後の条件で雇われる可能性がありますが、日本語を話せる台湾人が多い今、わざわざ給料が高い日本人を雇うメリットはほとんどありません。
また日経企業は本社に依存している会社も多く、社風が日本の環境と変わりません。
台湾にいるにもかかわらず日本と同じ環境で働いても日本人の私たちにとっては学ぶことが少ないので、そういう面からも日経企業の現地採用はおすすめできないです。
会社員としてはお金持ちになれない
出典:http://www.vsi.jp/establish/kigyou_ninzu/
私は海外駐在員としてですが、台湾で働いてみて実感しましたことが「会社員としてはお金持ちになれない」。
しかし私にとってこれに気づき・実感できたことは台湾で働いた最大のメリットでした。
台湾の貧富の差をグラフに表した場合M字になると言われていますが、中間層がいない分貧困層が多いのに反してものすごく裕福な人もたくさんいます。
ここで私が定義するものすごく裕福とは年収数千万円〜以上です。
誕生日に車をもらったとか今まで飛行機でエコノミークラスに乗ったことがないというレベルの人も多くいます。
裕福になる人は決まっていて、起業家・個人事業主・株や不動産の投資家です。
台湾で裕福になるにはこの選択肢しかありません。
なので台湾は実は起業家や個人事業主が日本より多いです。
正直日本でもこのレベルに裕福になるには会社員でいる限りほぼ不可能ですが、日本の場合良くも悪くも安定しています。
私も「人生このままでよいのかな」と悩みつつも、その安定さに甘んじていた人の一人です。
その状況に直面していなければ、私も独立の道へ進むことはなかったと思います。
台湾企業の就職・転職をお勧めしたい人
台湾企業の就職・転職おすすめしたい人は、台湾で働くことをステップアップ(レベルの高い企業への転職・独立・起業)の過程と考えられる人です。
ただ台湾が好き・中国語が話せるからといって安易に台湾企業への就職・転職をすることはただ辛いことを体験するだけなのでおすすめできません。
また会社員として台湾で働くなら海外駐在員が最も良い選択肢です。
理由は、日本の企業水準で給料がもらえるからです。
海外駐在員の求人が見つかる転職サイト
台湾で海外駐在員として働くことが最も良い選択肢と先ほどお伝えしましたが、海外駐在員として台湾で働く求人はかなり少ないのが現実です。
しかし海外求人が多いJACであれば、海外駐在員として台湾で働ける求人(年収600万円〜)があるので、台湾で海外駐在員として働きたいと考えている人は必ず登録(無料)しておきましょう!
また大手のリクナビや
マイナビでも時々台湾に関わる求人があるので登録しておくと良いかもしれません。
【台湾就労ビザ取得条件】
台湾で就労ビザを取得するためには日本での職務経歴が関係してきます。
よくチェックしておきましょう!
海外駐在員もしくは現地で企業に採用された場合、基本的にはビザは会社が手配してくれますよ。