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【スポーツ】

[ラグビー]サンウルブズ、FB江見で立ち直る

2017年3月1日 紙面から

キングズ戦に向けた練習で切れのいい走りを見せる江見(中)=江東区の辰巳グラウンドで(大友信彦撮影)

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 ラグビーの世界最高峰リーグ、スーパーラグビーに参戦するサンウルブズは28日、東京都江東区の辰巳グラウンドで練習を行い、1日未明の飛行機で第2戦のキングズ戦(4日)が行われるシンガポールへ出発した。サンウルブズはキングズ戦の後、南アフリカで2試合、再びシンガポールで1試合を行い、26日に帰国する。

 シンデレラボーイがピンチを救う。サンウルブズは28日、シンガポールと南アフリカを巡りながら4試合を戦う長期遠征のメンバー29人を発表した。初戦のハリケーンズ戦を欠場したSH田中史朗は復帰したが、FBリアン・フィルヨーン、SO田村熙(ひかる)らが負傷等で遠征メンバーから外れた。特にフィルヨーンは昨年は全15試合に出場した精神的支柱。サンウルブズはジェイミー・ジェリー・タウランギ(サニックス)を補充で招集したがまだ合流できず。シンガポールへの移動を控えたこの日の練習では、昨季のトップリーグ・トライ王のWTB江見翔太(サントリー)がFBに入り、果敢な突進を繰り返した。

 「高校から大学まではFBでしたがサントリーではずっとWTB。久しぶりだけど、バックスリーの仕事はそんなに変わらない。求められているのはボールを持って前に出ることですし」と江見。父の仕事でインドネシアのジャカルタに生まれ、5歳で日本へ。学習院で中高時代を送った異色のアスリートが、サンウルブズを最後尾から勝利に導く! (大友信彦)

 

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