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【大リーグ】

マエケン、OP戦初登板2イニング1失点 「感触そこそこ良かった」

2017年3月1日 紙面から

2イニング1失点も焦りなし(社英夫撮影)=グレンデールで

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 【グレンデール(米アリゾナ州)秋野未知】大リーグは2月27日、各地でオープン戦が行われ、ドジャースの前田健太投手(28)は当地のロッキーズ戦で今春のオープン戦初登板。先発で2イニングを投げ、ソロアーチを含む2安打1失点、1三振2四球で敗戦投手となった。右脚と腰を痛めているマーリンズのイチロー外野手(43)は、室内の打撃練習などで別メニュー調整した。カブスの川崎宗則内野手(35)は、ホワイトソックス戦の5回から遊撃の守備で途中出場。2打数1安打、1得点1盗塁をマークした。

 満点の「投げ初め」とはいかずとも、焦りはなかった。メジャー2年目のオープン戦初登板となった前田はいきなりストレートの四球を与え、併殺に仕留めた後の2死から、真ん中低めのツーシームを新鋭パターソンに中堅へ運ばれ、先制を許した。2回も左翼線二塁打の後に四球で歩かせるなど、結局2イニングを31球で2安打1失点で黒星が付いた。

 それでも、背番号18は意に介さなかった。「感触はそこそこ良かった。ストライクをどんどん投げていこうと思っていたので、ホームランは気にしていない」。昨春は先発ローテを張れる力を誇示しなければならなかったが、今季は主戦としての地位が確立されている立場だ。

 「緊張はしない。オープン戦はあんまり緊張しないんで、それが良くない(笑)。自分のリズムで自分のやりたいように進めていけるのは、今年の方がいい。去年はまだルーティンもなかったし、そういう意味では今年は確立されている分、スムーズに入れる」

 首脳陣にもいら立ちはなかった。ロバーツ監督が「彼本来のシャープさはなかったが、それは想定内。これからつくっていけばいい」と話せば、ハニーカット投手コーチも「健康に投げられたのが良かった。現段階では、けがなく健康に投げていくことの方が大事だ」。結果よりも、仕上げへのプロセスをじっくりと煮詰めていく。

 

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