【福岡】‘ペダル踏み違い’暴走タクシー運転手起訴

02/28 19:32 更新

2016年12月、福岡市の病院にタクシーが突っ込み10人が死傷した事故で、運転手の男が起訴されました。検察は男が直前にアクセルを踏み込み、時速86キロで突入したとしています。起訴状によりますと、福岡市のタクシー運転手松岡龍生被告(64)は2016年12月、ブレーキとアクセルの踏み間違えに気付かずタクシーを暴走させ、福岡市の原三信病院の付近にいた入院患者ら3人をはね死亡させました。さらに車を病院に突入させラウンジにいた7人に重軽傷を負わせたとして過失運転致死傷の罪に問われています。検察は鑑定留置の結果、直前の心身に目立った異常は見つからず、「刑事責任能力を問える」と判断しました。松岡被告は警察の調べに一貫して「ブレーキを踏んだが止まらなかった」と供述していますが、走行状況を記録する装置を解析した結果、事故直前の時速がおよそ86キロだったことが判明。検察は、パニックになりアクセルを踏み込んだと断定しました。