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【ドラニュース】

北の大地で即席“ゲレーロ塾”

2017年3月1日 紙面から

遠藤(左)に打撃指導するゲレーロ=札幌ドームで(小沢徹撮影)

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 中日は28日、日本ハムとのオープン戦(1日、2日)に向け札幌ドームで練習した。その終わり際に、日本デビューから実戦5試合で打率6割超と打撃絶好調の新外国人アレックス・ゲレーロ内野手(30)が遠藤一星内野手(27)からアドバイスを求められた。ゲレーロは他の選手からの相談を歓迎。今後も若手などへのアドバイスを惜しまず「ゲレーロ塾」を開く姿勢を示した。

 若竜よ、大志を抱け−。隣接する羊ケ丘展望台に銅像が立つクラーク博士のように、札幌ドームで「ゲレーロ塾」が開講した。生徒第1号は、研究熱心な遠藤だ。この日の練習の終わり際、ゲレーロと桂川通訳をつかまえると、アドバイスを求めた。

 「ゲレーロを見ていると、どの球種にもどのコースにも対応している。何を意識して打席に入っているのか、マエストロ(巨匠)に聞きました」。そう説明した遠藤。ゲレーロは身ぶり手ぶりをまじえながら重心やフォロースルーの角度など、遠藤の求めに応じて具体的な技術論を惜しげもなく伝授。遠藤は「そこまで自分の考えと大きな違いはなかったけど、パワーがあるのにすごく細かいところまで考えているんだな」と感心しきりだった。

 約10分間の個人講義。これはゲレーロにとっても大歓迎の出来事だった。「一番弟子? ハハハ」と笑うと「技術的なことは人それぞれなので、参考になるかわからないけどね」と謙遜。そのうえで他の選手からアドバイスを求められることには「それは問題ない。できることは何でもしたい」と、入塾を歓迎した。さらに「自分が悪いときは誰かに言ってもらっていいし、チームとして高め合えればいい」と発言。幕末の松下村塾のように、活発な意見交換できる場となるのが理想だ。

 

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