オランド仏大統領の演説中に警官が誤射、2人負傷
- 2017年03月1日
フランス西部のビロニョンで28日、フランソワ・オランド仏大統領が高速鉄道の開通式で演説していた際に警察の狙撃手が誤って発砲し、2人が負傷した。
オランド大統領がいた仮設テントから約100メートル離れた建物の屋根の上で、狙撃手が位置を変えた際に誤射が起きたという。
銃弾はテントの布を貫き、飲み物を準備していたスタッフらに当たった。一人のウエイターの腿を貫通した後、もう一人のふくらはぎに入った。2人の命に別条はないという。
オランド大統領は演説をしばらく中断したが、報道によると、会場内でパニックは起きなかった。
演説を止めたオランド大統領は、「深刻なことでないと良いのですが。そうではなさそうですね」と語った。
式典後にオランド大統領は負傷者を見舞った。
地元報道によると、狙撃手の銃の安全装置が外されていたことから、意図しない発射が起きたという。
(英語記事 French police sniper shoots two in error at Hollande speech)