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店員のSMAP愛、共感呼ぶ タワーレコード大高店「聖地」

 昨年末に解散した人気アイドルグループ「SMAP」。ファンたちの「聖地」が、名古屋市緑区南大高二にある。音楽ソフト店「タワーレコード大高店」だ。聖地誕生の理由は、店舗スタッフの「SMAP愛」。売り場の様子やSMAPへの思いを記したツイッターの投稿が話題となり、海外からもファンが集う。

 SMAPの売り場を担当する黒田三紗子さん(27)は六歳の時からファン。「生活の一部、人生の一部です」と話すほどだ。

 売り場は二〇一五年から拡充。当初はアルバム紹介のカードを書くぐらいだったが、毎月、メンバーの誕生日などを祝う「応援週間」を設けてパネルを置いたり、ファンに頼んで描いてもらったイラストを展示したりと、次第に規模が大きくなっていった。

 意識したのは「ファンの方が見たら、うれしいと思うことを必ず入れる」こと。「メンバーカラーで装飾したり、香取慎吾君がよく描くキャラクターを使ったり。ポップに書くコメントもファン目線のコメントです」と笑う。

 売り場の写真とともに、黒田さんがつづるツイート内容がファンの共感を呼び、「聖地」と称されるようになった。「ここに来るとホッとする。SMAPが愛されていることが分かる」と国内はもちろん、台湾や米国から足を運ぶファンがいる。「SMAPを見たくなると、ここに来ます」と言う人も。

 現在は、ファンから提供されたスタンプや、コメントを自由に書けるノートとボードも置く。黒田さんとファンの思いが詰まった場所。黒田さんは「一緒につくり上げている感じが、すごくある。一人じゃ、ここまでできなかった」と感謝した。

 「ファンはみんな、まだ諦めていません。三月も応援週間を設けて、コーナーをつくる予定です」と意気込む。解散から約二カ月。ファンの愛は止まることを知らない。

 (目黒広菜)

 

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