和歌山県御坊市立給食センターで調理した給食が原因で児童ら800人超が発症した集団食中毒で、県は1日、先月25日の「磯あえ」からノロウイルスが検出されたと発表した。ホウレンソウやちくわ、モヤシ、刻みのりで作ったおかずだった。同市教委は休園・休校していた市立の幼稚園や小中学校など15園・校の授業を2日に再開するが、給食再開のめどは立っていない。
同市教委によると、磯あえが提供された翌日夜から症状を訴える園児や児童・生徒、教職員が続出。同31日現在、全体の3割以上となる計804人が発症した。全員が回復するか、快方に向かっている。【倉沢仁志】