28日午後9時35分ごろ、兵庫県三木市吉川町有安の中国自動車道上り線で、軽トラックと大型トラックが衝突し、軽トラックを運転していた三木市の無職、森上源一さん(90)が胸などを強く打ち、約4時間半後に死亡した。県警高速隊は軽トラックが西に逆走し、正面衝突したとみて原因を調べている。大型トラックの運転手(55)にけがはなかった。
高速隊によると、片側2車線のうち追い越し車線で事故が起きた。直前に現場の東約3・3キロの上り線で「軽トラックが停止している」と110番通報があり、「軽トラックが逆走している」という通報も2件あった。大型トラックの運転手は「前から軽トラックが走ってきて避けられなかった」と話しているという。
軽トラック内に通行券があり、森上さんは約30分前に現場から東約1.3キロの吉川インターチェンジから進入し、Uターンしたらしい。【井上卓也】