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春告げる河津桜 志摩・大慈寺で見頃

見頃を迎えている「てんれい桜」=志摩市大王町波切の大慈寺で

写真

 志摩市大王町波切の大慈寺で、「てんれい桜」として親しまれている早咲きの河津桜が見頃を迎えている。三月上旬まで楽しめる。

 二十五年ほど前に先代の住職秀森典嶺(ひでもりてんれい)さんが河津桜の枝を譲り受け、挿し木をして育てた。現在では境内に約二十本あり、最初に挿し木した桜は幅十メートルほどに枝を張っている。

 今年は例年より十日ほど早い二月十日ごろに開花。濃いピンク色の花を咲かせた河津桜の周りを野鳥のメジロが飛び回り、花の蜜を吸っている。四日市市貝家町から訪れた矢田武士さん(83)は「普通の桜より濃いピンク色がきれい。いい写真が撮れた」と喜んだ。

 三月五日には花見を楽しむ「観桜会」を開く。午後一時から二胡(にこ)のコンサート、同二時からは地元愛好家による民謡も披露される。一杯三百円の茶席もある。(問)大慈寺=0599(72)0089

 (安永陽祐)

 

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