1.電車で吊革つかんだら、隣の女性に眉をしかめられた
「先日電車に乗っている時につり革に捕まったら、隣の女性い眉をしかめられた。」
と、同僚が落ち込んでたので、力になろうと思い、ワキガや体臭を治す方法を色々調べてみました。
確かに通勤中の電車のつり革は、女性にとって災難の場になりやすいですよねー。
男性のワキが、ちょうど女性の顔の高さにくるので・・
もし、自分のワキが臭っていた場合、確実に、周囲に気づかれちゃいますよね。
それで、まずは、ワキの臭いの原因について調べてみました。
ワキが特に、汗をかくと臭うので、何かあるんだろーなと思い調べてみたところ、他の体の部位と比べてやっぱり違いがありました。
2.脇汗の臭いがきつい理由
汗は肌にある汗腺という部分から分泌されています。
「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」という2 種類があるそうです。
多くの汗は「エクリン汗腺」から分泌されているのですが、ワキの下や陰部には「アポクリン汗腺」が集中してるとのこと。
この「アポクリン汗腺」からの汗が曲者なんだそうです。
アポクリン汗腺から出た汗には、粘りがあって、雑菌と結びつきやすいそうです。
なので、イヤな臭いが発生しやすいんですね。
なので、脇の一番の臭い対策としては、「ニオイが出る前にワキ汗を早目に拭き取ること」になるんだそうです。
でも、額の汗と違って、電車の中でワキ汗を拭うという行動は、周囲を不快にさせてしまうし、恥ずかしいですよね。
なので、それ以外の臭い防止策がないか調べてみました。
3.ワキの臭いをローコストで簡単に消す方法
とても簡単で効果的なワキガ対策です。
脇の臭い以外にも、体の他の部位の体臭でも効果があるのでオススメです。
それは、「クエン酸を溶かしたお風呂に入ること」
これで、簡単にワキの臭いを消すことができるそうです。
実際に、私の同僚も、この方法でかなり臭いが改善されました。
1人暮らしサイズの風呂桶に、8分目くらいまで湯を張ったとして、溶かすクエン酸の量は、1/4カップ(50cc)くらいだそうです。
3.1.クエン酸、知ってますか?
クエン酸で鍋を磨くとピカピカになるとかで、掃除好きの人はご存じかも知れません。
あのクエン酸を混ぜたお風呂に入るとワキ臭を消す効果を得られるとのこと。
理由は、クエン酸には殺菌効果があるから。
なので、クエン酸を溶かしたお風呂に入ると、体臭の元となる雑菌の繁殖が抑えられるとのこと。
結果として、脇などから臭いが発生しなくなるというワケです。
この方法は、結構な量を消費するので、購入を考えてるならドラッグストアや、ホームセンターがおすすめです。イオンは高め。
ファミリーサイズで購入しておけば、暫くは買い足す必要はないかと。
3.2.クエン酸が無いなら砂糖が入ってない酢でもOK。
クエン酸が無ければ、お酢でも大丈夫です。
同様に、雑菌の繁殖を抑えて、体臭を軽減させる効果があるそうです。
少量なので、身体に酸っぱい臭いが付くこともないですよ。
お風呂に入れるお酢の量は、だいたい10cc前後。
ペットボトルのキャップ1杯=7.5ccです。
なので、1.5杯ぐらい入れればOKです。
面倒なら、2杯でも問題ありません。
3.3.クエン酸風呂の効果が得られるまで
取り敢えず1週間入ってみて下さいとのことです。
体から臭いが出にくくなっていると思います。
私の同僚も、だいたい1週間ぐらいで効果が出てました。
実は、私も最近ワキの臭いが気になってたので、クエン酸風呂に入るようしたところ
ワキが劇的に臭わなくなりました。
ローコストで簡単にできるので、本当にオススメです。
4.ワキガを真剣に考える
4.1.ワキガ体質の定義
脇汗がすごい。脇がとても臭う。なのでワキガ。
という訳ではないそうです。
ワキガ体質は、アポクリン汗腺が多い人が対象になるとのこと。
これは、遺伝的要素が大きく、清潔にしてても臭いを発するので、非常にやっかいなんだとか。
ちなみに、ワキガ体質かどうかは、簡単にチェックできます。
ワキガチェック
- 両親のどちらかがワキガ体質である
- 耳垢が湿っぽい
- 白い服の脇下が黄色くなってる
- 何も付けてないのにワキ毛に白い粉状のものが付着する
4.2.ワキガには塗るタイプのデオドラント製品が正解
清潔にしても脇の臭いが発生してしまう場合は、デオドラント製品でニオイを防止するのが簡単で楽です。
スプレータイプより、スティック状の塗るタイプが、個人的にはお勧めです。
理由は、肌への付着力が強いので、長く効果が続くと言われてるからです。
あと、ワキ毛を短く切ることで、脇下に熱がこもりにくくなります。
これによって、細菌の繁殖を抑制できるとのこと。
結果として、臭いの発生量が減るそうです。
もし、脇毛をカットするなら、トリマーを使うと簡単で直ぐカットできます。
ハサミは難しくて危ないので、オススメしません。
4.3.食べ物で、汗の臭い成分を減らすことは可能らしい
汗を「臭いにくい汗」に変えることができるそうです。
汗には、乳酸が含まれています。
皮膚に住んでる常在菌がこの乳酸を分解すると「ジアセチル」ができます。
このジアセチルが体臭の原因なんだそうです。
臭いにくい汗にするには、汗に含まれる乳酸を可能な限り減らすことが一番とのこと。
スポーツ経験者ならご存知かと思いますが、この乳酸は、疲れによって量が多くなります。
なので、基本の対策は疲労を溜めないようにすることですが、毎日夜遅くまで働くサラリーマンにとって、「疲労溜めるな!」はハードルが高いですよね。
なので、食べ物を改善することにします。
ここでもクエン酸が大切になってきます。
前述ではお風呂にクエン酸を混ぜることを話しました。
あれは、身体の外側からのアプローチです。
今度は身体の内側へのアプローチになるそうです。
クエン酸を摂取することで、体内の乳酸の発生量を抑える効果を得ることができるそうです。
クエン酸そのものを購入して、水などに溶かして飲んでも良いそうですが、一番簡単なのは、梅干しとのこと。
梅干しにはクエン酸が豊富なのは、TVCMなんかで言われてるのでご存知かと思います。
それで、梅干は1日に1、2個食べれば、クエン酸摂取は十分とのこと。
それ以上は塩分オーバーになるので注意なんだそうです。
梅干しを食べる時間帯ですが、昼食や夕方ごろに食べると効果的だという実験結果があるそうです。
理由は、午後から夜にかけてが、疲労も皮脂も溜まりやすく、乳酸がたくさん発生して、ニオイが発生してくる時間帯なんだそう。
なので、消化のタイミングを考慮して、梅干しは昼食や夕方に食べておくのがベストだそうです。
梅干しは、コンビニのお菓子コーナーに持ち運びに便利な袋タイプで売られてますよね。
1袋、鞄に入れておくと重宝しますよ。
口臭対策にもなりますしね。おすすめです。
5.臭いの元は、汗ではない!?
夏で気温が高くなったり、スポーツをすると沢山の汗をかきます。
汗をかく理由は、ご存知の通りです。
人間は一定の体温から大きく変動すると、体が危険な状態になります。
その状態が長く続けば死につながってしまうそう。
汗は、蒸発する際に気化熱を奪うことで体温を一定に保つ働きをしてくれます。
汗をかくというのは生きていくために必要な生理現象ですよね。
よく「汗くさい」といいますが、本来、汗は無臭です。知ってましたか?
なのでスポーツでたくさんの汗を流したからといって、悪臭が発生するとは限らないんだそう。
でも、ワキの下や股、頭など汗をかきやすい部分に、臭いが発生しているのは知っての通りです。周知の事実です。
では、なぜ、無臭のはずなのに臭ってしまうのか。
一般的な日常生活を送っている場合、1日の全発汗量は1リットル~1.5リットルにも及ぶそうです。
それは、一日分の尿量と同じくらいの量です。
そんなに沢山の汗をかいている感覚はないかも知れません。
尿と違い、少しずつ排泄されているため、この多さに気づきにくいそうです。
そして、気づかずに時間が経つと、その汗は肌にいる常在菌に分解されるそうです。
そして、菌に分解されるときに発生する臭いが体臭の原因です。
汗が臭いを発しているわけではなく、肌にいる菌との組み合わせにより、体臭が発生するというワケです。
6.スメハラ対策についても考えてみる
「パワハラ」「セクハラ」「マタハラ」
有名どころの3ハラスメントに加えて、最近でてきたのが「スメハラ」です。
スメハラ=スメルハラスメントの略で、ニオイによって他人に不快感を与えることを指すそうです。
どういう時に、スメハラ!って感じると思いますか?
通勤のパスや電車、会社のエレベーターで、前に立った人から不快なニオイを感じたら「スメハラ!」ってなるそうです。
6.1.人間の五感の中で、特に敏感なのが嗅覚
人間の嗅覚が一番敏感な理由は、食物の状態を判断するために発達したことが原因なんだそうです。
目の前の食物は食べることが出来るかどうか、いち早く危険を察知するために発達したそうです。
そして、男性と女性とでは女性の方が、嗅覚については、更に敏感です。
スメハラって男同士の会話の中では余り聞かないですよね。
それは、男性には気にならないレベルのニオイでも、女性にとっては耐え難いニオイだったりするからです。
女性は、妊娠という他人の命を体内で育てる機能を持つため、危険なものをいち早く察知する必要がありますよね。
なので、男性よりもニオイに敏感なんだそうです。割と有名な話みたいですね。
6.2.スメハラが原因で、人間関係に悪影響が・・!
それで、悪臭を発しているせいで、人間関係が上手く築けなくなることが実際あります。
例えば、悪臭を発している人へ、業務報告しなければいけない時。
ニオイから逃げられない状況は、悲しきと同時に怒りすら沸いてきませんか?
敏感な人は、その臭いで頭がクラクラしたり、目がチカチカするそうです。
つまり、相手の体臭に対して、身の危険を感じているわけです。
なので、できるだけ早く話を切り上げ、ニオイから解放されたいと思います。
その人から離れたいと思います。
思いませんか?私は思います。
仕事の効率アップという面で、ニオイはどの程度重要と考えるか?
というアンケート調査を実施したところ、
98.6%の女性が「影響あり」と回答したそうです。
悪臭のために、仕事に集中できなくなっている事が明確になったわけです。
近代、働く女性が増えました。
自分自身のためにも、男なら35歳過ぎたらできるだけ早く、ニオイ対策に取り組むべきだと個人手金は思います。
6.3.スメハラ対策は、香水を使えば良いというわけではない
香水を使えば、スメハラ対策は万事OKというわけではないです。
「もしかしたらニオイを発しているかも」という不安を解消するために、香水や強い柔軟剤の香りを使って、悪臭を隠せばよいと考える人がいます。
これはNGです。
例えば、デパートの化粧品売り場の前を通り過ぎるとき、あの化粧の臭いに苦痛を感じたことないですか?
特に自分が望んでない香りの場合、どんなに良い香りと言われてても、強い臭いというのは、一定のレベルを超えると不快になりますよね。
よく香水を付けすぎてる人がいます。
あれは、香水の使い方を知らない人です。
欧米では、強すぎる香りはマナー違反とされます。
体臭対策に香水を使うのなら、体臭を打ち消して何も香りがしない状態を作るというイメージで使うと良いですよ。
6.4.臭いの原因を調べて、発生量を減らすことが重要
正しく身体を洗えば、汗臭くならないそうです。
子供の頃、身体は毎日ゴシゴシ洗えと教わりました。
でも実は間違いなんだそうです。
ゴシゴシ洗いは、肌を傷つけて皮膚上の善玉菌まで洗い流してしまう事が分かってきてます。
良い菌はニオイの原因となる悪い菌の繁殖を防ぐ役割があるので、流してしまうと、悪玉菌が増えて悪臭が発生しやすくなってしまうそうです。
洗わないと臭いが発生し、ゴシゴシ洗っても臭いが発生する。。。
じゃあ、どうすればいいのかと言うと、答えは「やさしく洗う」が正解です。
体には、皮脂が多い部分と少ない部分があるとのこと。
皮脂が多い部分は細菌のエサとなるため、ニオイが発生しやすくなるそうです。
度脂の多い部分は、胸、背中、肘関節の裏側、ヒザ関節の裏側。
それと、ワキの下、おヘソ周り、股です。
これらの部位は、石けんをよく泡立て、柔らか目のナイロンタオルで優しく洗うと良いそうです。
これ以外の部位は皮脂が少ないので、臭いは発生しにくいですが、乾燥しやすく、肌が傷つきやすい部分とのこと。
なので、ナイロンタオルなどは使わずに、手で洗うと良いそうですよ。
特に、冬場の乾燥がひどい時期、肌がガサガサするなら、石けんの使用頻度を減らし、お湯で流すだけでも良いそうです。