自身が経営する法律事務所のブログでブリル氏は、近ごろトランプ氏が発した大統領令は、プライバシー保護の対象を米国市民に限定することを謳っているが、EUと米国間の重要な取り決めであるプライバシーシールドには影響を及ぼさないと論じた。
ドナルド・トランプ大統領がアメリカとヨーロッパの間の重要データの共有に関する協定を危機に晒している可能性がある。これはインターネットの大手企業が海外と取引する場合に大きな影響をもたらすかもしれない。
中国がVPN市場の規制強化に乗り出したのは今回が初めてではない。2015年にも同様の規制強化が発表されたが、成果は限られていた。しかし、今回の発表では正式な行政措置が定められていることから、政府はより本腰で取り組んでいるとみられる。
優秀なハッカーやセキュリティの専門家を軍に呼び込むのは容易ではない。ハッキング大会では、民間のハッカーチームが軍の専従チームに圧勝するのが常だ。
NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)では、毎年「セキュリティ十大ニュース」を発表していますが、昨年末の12月26日に、2016年の「セキュリティ十大ニュース」を発表しました。
昨年も猛威を振るったウイルス付きメールですが、今年も1月中旬より、さまざまなメールの拡散が始まっているようです。警視庁犯罪抑止対策本部や一般財団法人日本サイバー犯罪対策センターが、あらためて注意を呼びかけています。
北里大学東病院は1月30日、患者の個人情報が記録されたUSBメモリを紛失したと発表した。
リサーチャーとして日々動向をウォッチし、情報を提供している辻伸弘氏と、「サイバーミステリ小説」というカテゴリを切り開いた一田和樹氏。そんな両氏の二度目の対談が実現した。昨今のサイバーセキュリティ動向と、背後にある世界をどのようにとらえているのだろうか。
それから地下鉄構内のエクセルシオールカフェに入る。まずいコーヒーを注文し、口をつけないまま、PCを操作する。ここでは、Metro Free Wi-Fi という公衆無線LANを利用してインターネットに接続できる。
社長は財務とグルになって、秘密の口座に金をため込んでいる。たまたまそのことを知ったオレは、盗めるんじゃないかと思うようになった。もちろん犯罪だ。しかし、盗んでも社長は表沙汰にできない。なにしろ、隠し口座なんだから。
インターネットは巨大な昏い海だ。悪意も善意もまとまりのなく漂っている。だが、混沌の中にひとたびファネル(漏斗)が生まれれば、そこに悪意が集積され濃縮され、そして思いもよらない形でリアルを浸食しはじめる。
そして数日後、私は総合エンタテイメント企業エリカの顧客データベースへの侵入に、まんまと成功した。バカなエリカの連中に一泡吹かせてやる。私は、日本最初のハクティビストだ。
まばらな通勤客が奇異なものを見るような表情で、オレと沢田に、ちらちら目を向けてくる。沢田の風体はバブリーな雰囲気がぷんぷんしてるし、オレは『探偵物語』の松田優作からサングラスをとったような出で立ちだ。
世の中のことは大概は気の持ちようだ。オレは今の生活に満足している。老後の蓄えがなくても、萌え萌えの彼女がいなくても、これでいいのだ。突然の電話で目が覚めた。携帯電話に表示されている名前は、オレのエージェントのひとりだ。