去年だったか、後輩の監督から「『ライブアライブ』の楽器って、許可取ったんですか?」とLINEで質問が来た。
どうも仕事でその辺引っかかったらしい。
「いや、取ってないと思う。もちろんメーカー名は隠したけど、あの頃はそういうのに寛容だったから」
確かにほんの10年前までは、寛容だった。
『らき☆すた』の時は、過剰とも言えるパロディに加え、可能な限り「本物」を出そう!ということで、許可取りにプロデューサーが東奔西走してくださった。
怒られた場合もあったらしたい。
でも、みんな楽しんでたじゃん、そう言うの。
『WUG』の場合は振り付けから衣装から、全部オリジナルで起こした。趣旨的にパロディ要素を挟めないからね。
聖地巡礼の要素も込めたから、店から何から、ほぼ全部許可済み。
トレパクねぇ。
僕らが若いころは、写真のトレス自体が邪道だったんだよね。
自分が撮った写真でも、まんま写すなと。
でもトレスに関しては、僕も結構加担している気がする。
写真レイアウトを当たり前にしちゃったからね。
それにしても著作権著作権と、ヒステリックだねぇ。
君らの人生に著作権ってそこまで関係あるの?著作権に命でも救われたの?って人が、うるさい。
事後承諾だっていいじゃん。JASRACの件にしても、みんな己の「オリジナリティ」を過信しすぎだよ。