ずっと観てなかった短編映画、デビッド・グリーンスパン『ビーン・ケーキ(おはぎ)』を観る。2001年のカンヌで短編パルム・ドールを獲った作品。
何が特徴かと言えば、13歳時(12歳かも)の神田沙也加が出てるんですな。

因みに「波多野沙也加」名義で出てます。当時の戸籍はそうだったのかな?

年端も行かぬ少年少女の「恋の芽生え」をアートとして描くというのは特に珍しいことではないのだが、1933年の日本という設定で、しかもかなり小津や篠田正浩あたりを意識した日本的な撮り方で成功している。モノクロの画面の緊張感の中に明滅するイノセンス。
取り分け神田沙也加の妖艶とも言える魅力が十分に引き出ている。匂うように美しい。
声優とかもいいけど、普通にもっと実写やればいいのに・・・。