NHKがだらしなさすぎるから僕の方で「アニメ100年」を語る必要を感じてきた。
もうしょうがないから今年は徹底的にやろう。


今回は井上大輔。
僕が最も尊敬するアニソン作曲家。
渡辺岳夫は?坂田晃一は?久石譲は?田中公平は?と思われるかも知れないが、迷わず彼だ。
音源上げたくてもまた著作権が邪魔するので知らないバンドによるカバーで。そこそこ上手い。

80年代に夥しい数の名曲を書いた彼だが、アニソンになると実は主題歌だと「哀戦士」と「めぐりあい」くらいしかない。
これは富野監督が井上さんと大学の同級生だから個人的に頼んだんだとか。

身に覚えあるけど、こういう繋がりがあると名曲が生まれるよね。
「井荻麟」も本当尊敬する作詞家です。


しかしこの二曲、素晴らしすぎる。
まさに時代を背負っている。

アニメが「人間」を描いていた頃の、業と性のたっぷり詰まったメロディ。
そして歌詞がやはりいい。

僕の仕事のベースにもなっている楽曲たちです。


他界されたのが本当悔やまれる。
天才ゆえの夭折なのか・・・。
命削って書いてたんだねぇ。


今のアニソンはもっと、真剣に書くべきだと思うよ。どれとは言わないが。
自分も肝に銘じたい。偉大なる先人が天国で失望しないように。