いよいよ来月に迫ってきた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。16の国と地域が野球世界一を争う大会だが、韓国で開催される1次ラウンドA組に野球界では聞きなれない国がエントリーされている。イスラエルがそれだ。これまで主要な国際大会の出場歴はないに等しいが、メジャー経験者が多数ロースターに加わり、1次ラウンド突破も不可能ではないと言われている。
イスラエルの主要民族であり、全世界に1400万人超いると言われているユダヤ人。現在このうち過半数がイスラエルに、半数弱がアメリカに居住していることから、ユダヤ系アメリカ人がイスラエル代表に参加するため、今大会の「大穴」と目されているのだ。その中でひとりだけイスラエル生まれの選手としてロースター登録されているのが、38歳のシャロモ・リペッツだ。
イスラエル第1の都市テルアビブ生まれの彼は10歳の時に母国で野球をはじめ、兵役の後、留学したカリフォリニア大学サンディエゴ校で主戦投手に成長。卒業後はニューヨークで働きながらセミプロリーグでプレーしたところ、誘いを受けて2007年の1シーズンだけプロのマウンドに立った。
その彼がプレーしたのは母国のプロリーグだった。
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