とある若者と雑談をしていたら、彼(Aさん)がひどい借金に追われていることがわかりました……。
えげつねぇ……。
Aさんが苦しんでいるのは、いわゆる「リボ払い」という悪魔。
クレジットカード会社の陰謀。
よっぽどリテラシーがないかぎりは、手を染めてはいけないアレです。
どういうことかというと……これ、彼が送ってくれたリアルな画面です。
……わかりますか?
彼は毎月「3万円」をリボ払いで返済しています。合計の元金は「137万円」。
だいぶ借りてますが、その理由は後述。
で、なんと、3万円の返済のうち「15,806円」が「手数料」なんです。
う、ま、まじですか。うへぇ。
返済額の半分以上が手数料って……。
どう見ても、ぜんぜん元金が減らないじゃないですか……。業者の良心を疑うレベル……。
ちなみに彼は50万円のキャッシング枠も使っています。こっちもえぐい……。
2万円の返済のうち、6,766円が利息。なんちゅー……。
彼は毎月5万円返しているのに、2万円以上が利息・手数料に消えているわけですね。
もうめちゃくちゃ。未来ある若者の人生が、こんなもので制限されているとか信じがたい。
これが合法なんだから、そりゃあカード会社はリボ払いをおすすめするよなぁ……。
これほんと自己責任?
ん?
「そんなのマネーリテラシーのないやつの自己責任だ!」みたいな声が、はてな村の貧乏人から聞こえてきますね……ゆんゆん。
借金の理由ですが……。
彼は、借金を背負った当時「うつ病」で、しかも「ギャンブル依存」の症状に苦しんでいたそうです。
このパターン、実はかなり多いと思われます。読者のみなさんの周りにもいらっしゃるかも……。
若者が過労やストレスでうつ病になり、それがきっかけでギャンブル依存になって、借金を背負う……というパターンは、ほんとうに自己責任なんでしょうかね?
ぼくは社会の責任だと思いますよ。何その「一度落ちたらソッコー地獄行き」みたいなトラップ。クソゲーじゃん。こんな状況、自己責任のひとことで放置してちゃダメですよ。
「任意整理」がありえる道っぽい。
150万なら、まぁなんとか返せる範囲ではありますが、頑張ってうつ病になってしまっては元も子もないわけで……。
こういう場合は「任意整理」という道があるみたいですね。ぼくも、Aさんと話して初めて知りました。
「任意整理」はざっくりいえば、「専門家を雇い、クレジットカード会社に対して利息の減額交渉をしてもらう」という感じのアプローチです。
元本がチャラになることはありませんが、交渉がうまくいけば「利息の支払い」はカットできるそうで。
Aさんのようなパターンだと、一気に返済が進むことになりますね。
専門家のサイトからも引用。
Q4.利息が18%ですが任意整理するメリットはありますか?
A4.あります。
まず減額が可能であるのは、利息を約15~20%以上取っている業者に限られます。
具体的には大手消費者金融や信販会社のキャッシングがこれにあたります。
では、法定金利内の業者を対象に「任意整理」は意味をなさないのでしょうか?
答えはNOです。「任意整理」のメリットの1つとして将来利息のカットがあげられます。
実はこの将来利息のカットが「任意整理」の最大のメリットであると考えられています。
例えば15%の利息で100万円の借り入れている場合、1年間に支払わなければいけない利息は
単純に計算すると、15万円にもなるのです。これを全てカットすることができるのですから、
やはり「任意整理」をする価値はあるのです。
「任意整理」にかかるコストは、専門家への「着手金」「基本報酬」。それぞれ数万〜10万という感じが相場みたいですね。
借り入れしている金額にもよりますが、基本的には利息カットの効果が、支払うコストを上回ります。
Aさんのような場合は、将来利息がカットされるインパクトはハンパないですからねぇ。他人事ではありますが、なんとか若いうちに返済完了してほしい。
Aさんとはキープインタッチな関係なので、また詳しく話を聞いてみます。彼に記事を書いてもらうのもいいですね。乞うご期待です。
お金に対する向かい方については、ココらへんにまとめてます。よほどリテラシーがないかいぎり、借金はやめておきましょう。
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「借金はないけど、銀行にお金が眠っている」みたいな人はこちらをどうぞ。攻めのマネーリテラシーも重要ですよ!
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