特救隊、出動5000件=発足41年で2600人救助―海保
海上保安庁の特殊救難隊(特救隊)の出動件数が、発足41年で5000件に達したことが24日、関係者への取材で分かった。特救隊は過酷な海難現場に出動するスペシャリスト集団で、救助した人数は計2600人に上るが、殉職者は1人も出ていない。
関係者によると、19日午後、千葉県の九十九里浜沖で、台船を引く作業船が転覆しているのが見つかった。船につかまっていた甲板員の男性を特救隊員がヘリで救助し、翌20日も行方不明になった船員を捜索。この出動により、救助人数が計2600人、出動件数が計5000件に達した。