前回に続いて、今回もGoogleの画像編集アプリ「Snapseed」を取り上げるのである。
今回のお題はこれ。逆光で撮っちゃったポートレート。
パッと見て、逆光なので顔が暗くなっている。あと、ちょっと上から撮ってるのでスタイルが良さそうに見えない。ついでに、いろいろと細かく撮った人に文句言いたいところがある(撮ったのは自分なんだけど……)。
前回やった基本的な機能はさらっと、そうじゃない機能はもうちょっとじっくりと、という方針で行きます。
何はともあれ、顔が暗いのはいかんともしがたい。そこで「画像調整」ツールで調整をかける。
写真全体の明るさを上げて、シャドウ部やハイライトは微調整。ちょっと彩度を上げて色味を増し、ちょっと青白いと思ったので色温度を+にして少し赤みを出してみる。
画像の調整が済んだら、次は「顔」フィルターを使う。最近のバージョンアップで追加されたフィルターである。
こいつを使うと、アプリが顔を自動的に見つけてくれる。「顔を強調する」「肌を滑らかにする」(いわゆる「美肌系」の調整)と「目をくっきりさせる」のパラメーターを調整するだけでOKだ。
写真は2本指のピンチ操作で拡大・縮小できる。顔を拡大してフィルターのかかり具合をチェックしながら調節すると良いだろう。
また、細かく調整する方法のほかにプリセットを使った調整もできる。画面下部のカードアイコンをタップすると、プリセットパターンが出てくるので、気に入ったものを選ぶと良し。
イマドキの、特にアジア系スマートフォンのカメラアプリと比べると「盛り方が甘い」、というか「全然盛ってくれない」と感じるかもしれないが(目をデカくしたり顔を細くしたりしてくれないし)、その辺は開発している国の事情によるところが大きいのだろう。
Snapseedは米国が本拠地のGoogleのアプリ。アジア系とはビューティー系のニーズがきっと異なるのだ。
それはまあいいとして、いよいよ仕上げにかかる。前回のケーキの写真修正でも大活躍した「グロー」フィルターの出番である。柔らかくキレイに仕上げたいときに良いのだ。
今回は、プリセットの2番が良い感じだったので、これをそのまま使うことにしよう。
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