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 判決後、裁判員を務めた50代の会社員男性が記者会見した。男性は「前例がないような事件で、量刑を決めるのがすごく難しかった。被害者への行為を反省し、更生してほしいという思いを込めた」と述べた。

 23日の公判では、意見を述べた冨田さんに、被告が「じゃあ殺せよ」と怒声を上げた。「反省の色がない。被害者は夢を奪われ、被告に憤りを感じた」。ひるまず陳述を続けた冨田さんの姿に「同じ空間にいたくないはず。泣いていて結構ショックだったと思うが、本当に勇気がある」と感じたという。