埼玉県三芳町の事務用品通販大手「アスクル」の物流倉庫で起きた火災で、埼玉県は28日、同日午後5時に鎮火したと発表した。16日の発生から12日余り、ほぼ消し止めたとされる22日朝からも6日余り経っての鎮火となった。
入間東部地区消防組合によると、鉄骨3階建て倉庫の延べ床面積約7万平方メートルの6割を超す約4万5千平方メートルが焼けた。同組合などによると、16日午前9時15分ごろ、倉庫1階の北西側角付近から出火。使用済みの段ボールを置いておく場所で、普段火の気はないという。当時、倉庫内で400~500人が勤務しており、男性従業員2人が煙を吸って病院に運ばれた。
倉庫に窓や出入り口が少なく、消火活動が難航。19日未明には3階にあったスプレー缶に引火したとみられる爆発があり、20日午後にも破裂音がするなどして、消火に時間がかかった。
朝日新聞社
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