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【ゴルフ】

石川遼、37位フィニッシュも手応え ショットは好調

2017年2月28日 紙面から

最終ラウンド、3番でバーディーパットを沈める石川遼=PGAナショナルで(共同)

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◇ホンダ・クラシック<最終日>

 ▽26日、米フロリダ州パームビーチガーデンズ、PGAナショナル(7140ヤード、パー70)▽晴れ、25度、北北東6メートル▽賞金総額640万ドル、優勝115万2000ドル▽70選手

 【パームビーチガーデンズ(米フロリダ州)レイ・デイビス】32位で出た石川遼(25)=カシオ=は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72と崩れ、通算1アンダーの37位だった。71で回ったリッキー・ファウラー(米国)が通算12アンダーで首位を守り、一昨年以来となるツアー4勝目を挙げた。

 石川はショット自体は好調だったが、数少ないミスが217ヤードの5番パー3の第1打で出たのが痛かった。アイアンでのショットで、打った瞬間にクラブから手を離し、ボールはグリーン左手前の池へ。当初は池に落ちたのか分からず、5分間探したが、ギャラリーからの「土手に当たってはねて池に落ちた」との目撃談から、あきらめて打ち直した。このホールをダブルボギーにし、その後取り返すことができなかった。

 17ポイントを加算して合計131ポイント、ポイントランクは111位から104位に上がったが、調子が上向いていた試合だっただけに、シード権獲得の目安である400ポイントに向けもう少し上積みしたかったところ。次週は出場権がなく、次戦はバルスパー選手権(3月9日開幕)となる。「開催コースは今までうまくプレーできなかった印象があるが、今はできるんじゃないかなという感触がある」と話した。

◆「必死」逃げ切りファウラーV

 人気抜群のファウラーが逃げ切った。2位と4打差の首位でスタートし、前半でダブルボギーをたたくなど苦しんだが、勝負どころのグリーン上でさえを見せた。「パターが救ってくれた。タフな一日だった。必死で戦った」と安堵(あんど)の表情。昨年は2月のフェニックス・オープンで松山英樹との4ホールにわたるプレーオフで敗れた。その後は目立った活躍がなく、前週終了時点で世界ランクを14位まで落としていた。次週の世界選手権シリーズ・メキシコ選手権やマスターズ(4月6日開幕)など大きな試合が続くのを前に、実力者が息を吹き返した。

 

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