田沢は上々のマ軍デビュー　１イニング無失点２奪三振

　マーリンズの田沢が移籍後初のオープン戦登板。カージナルス戦の３番手として登板し、１イニング無失点。上々の新天地デビューを飾った。

　「新しいチームなので、いつもと違った緊張があった」と素直な思いも吐露したが、最速９４マイル（約１５１キロ）の直球と低めへ制球されたスプリットを武器に２奪三振。２月下旬とは思えない仕上がりの早さを見せ「真っすぐでもスプリットでも空振りが取れて良かった」と納得顔を浮かべた。ただ、四球を一つ与えて球数は２１球。「インコースをうまく投げられなくてフォアボールがあった。もう少し自分有利のカウントでいけたら」と反省の弁も忘れなかった。

　マ軍の手厚い救援陣の中でも、勝ちパターンでの登板が予想される右腕は「これから少しずつ（捕手や首脳陣と）コミュニケーションを取りながらやっていきたい」。マッティングリー監督も「７、８、９回と試合終盤で投げる投手たちは、うちのチームの強みになるだろうね」と高い期待を寄せた。　（ジュピター穐村賢）