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【プロ野球】

松井裕は追試あと2戦 まずはきょう雪辱登板

2017年2月28日 紙面から

キャッチボールする松井裕=木の花ドームで(黒田淳一撮影)

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 仏の顔も三度まで!? 守護神候補で侍ジャパン最年少の松井裕樹投手(21)が27日、権藤投手コーチから猛烈に尻をたたかれた。25日ソフトバンク戦では8回に登場したが、先頭への四球からピンチを招き1安打、1失点。1イニングで28球もかかり、1次テストは追試となった。

 「1度ダメなら2度、2度目のダメなら3度投げればいい。3度投げてダメなら…それで終わり!」。権藤投手コーチが突きつけた追試は、あと2試合。台湾プロ選抜との2試合、阪神、オリックスとの強化試合の計4試合で2度は登板させ、WBC公認球の適性を含めじっくり見極めていく方針だ。

 権藤投手コーチは「球がほとんど高かった。一番危ない高さ。キューバあたりにはやられるぞ」とダメ出し。それでも「良くなかったからこそすぐ投げないと。28日は、この前投げなかった投手がみんな投げるが、松井裕はまた投げる」とすぐに雪辱の機会を与えた。現段階で守護神は松井裕を含め、秋吉ら日替わりで臨む可能性が高い。

 松井裕は一昨年プレミア12の準決勝韓国戦で、9回無死満塁に登板し押し出し四球。準決勝敗退の一因にもなっており「悔しい思いしかなかった。借りを返したい」と抑えにこだわりを持つ。そのためには、なんとしても追試で結果を残し、クローザーの地位を射止めたい。(竹村和佳子)

  

 

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