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食洗機(NP-60SS6)の修理

食洗機(NP-60SS6)の修理

今回は、バイクやキャンプに全く関係のない家電修理のお話。

風呂場で修理を待つ食洗機NP-60SS6
この系統の食洗機には、持病があるのだ。

使用し始めてから4~5年すると、排水異常系の問題が生じる事が多いようだ。
我が家の食洗機も、職場の仲間たちからケコーン祝いで貰ってから11年目に突入しているが、
持病部分以外は至って元気であり、まだまだ現役を退く感じではない。

それもこれも、みなネット上に持病部の修理情報を上げてくれる方々のおかげであり、それを参考にしてこられたからなのだ。

今回は、自分も似たような内容にはなるが、参考写真をアップしていこうと思う。
前回修理してから久々に調子が悪くなったので、患部の確認を行うことにした。

本製品は、動作状況を「洗い」、「すすぎ」、「乾燥」のランプでどの工程か教えてくれる。

今までのトラブルは、「洗い」中に排水ホースからダラダラ水が流れてしまい、給水を繰り返しながら工程を進もうとするが、
水位センサーに引っかかり、エラーで止まるパターンだったと記憶している。

今回は、「すすぎ」で勢いよく排水した状態から復帰しないようだ。一応エラーで止まってくれた様だが、
再現確認をした際には、えらく水をジャーじゃか排水しまくっていて、エラーで止まる前に自分で止めたくなる程だった。
夜間にタイマーで運転開始してから、自動停止に至るまで...けっこういってんな、こりゃ。

さっそく、ひっくり返す。
その時、パリパリ、サラサラ音が鳴るが、フロントパネル周辺の錆びた鉄どもが落ちていく音なので気にしない。
食洗機をひっくり返すの図1 食洗機をひっくり返すの図2
前方の細ら長いカバーから外していく。2本のねじでとまっていたと思う。
隠れていた部分にあるねじと、後方のステンのパネルと側面でとまっているねじ、その他底面のねじを外す。
底面の金属のプレートを止めているねじだけは、外さないでOK。
ねじの種類はここまでで4種類あった気がするので、覚えておくように。

カバーを外そうとすると、給排水口に引っかかるところがでてくるが、目で確認しながら取り外す。
食洗機をひっくり返すの図3ポンプレス
底面のカバーを外した図。
ちなみに今回の修理対象となるポンプを取り外している状態。ゴムホースが3本出ているところね。

食洗機のポンプユニット(ANP8C-4490)
これが、組みついている状態。
1つ上の写真を参考に周りと繋がっている部品を外していく。
ちなみにポンプユニットごとの交換であれば、品番:ANP8C-4490で手配可能だ。 税別1万円するけどね。

ポンプユニット内の修理歴のある弁
だいたいの排水関係の故障は、ポンプユニット内のこの弁に原因がある。
なお、この状態はネット上の情報を基に以前修理したもの。

今回の故障は、このゴムが作動時の熱水で膨潤し、ポンプユニットの流路内の壁面に干渉しているものと推測した。

弁の正面 ゴムをカットした弁を嵌めたポンプユニット
干渉する恐れのある範囲をハサミでカットし、ポンプユニットに戻した。
ついでにポンプ内の汚れを簡単に掃除しておく。

実は、もう1つ故障が見つかっている。
下段の右側ノズルが回転していないことがあるのだ。作動中に一時停止ボタンを押して手で回してあげると再び動き始めるが、
またそのうちに止まってしまう。
食洗機のノズル 食洗機の右ノズル干渉部
ポンプ修理のついでに調べてみると、どうやら2枚目の写真の位置で壁面に干渉している事が分かってきた。
回転ノズルの軸が痩せてきたのか、変形で壁が出てきたのかは分からないが、原因なんてどーでもよい。
壁をナイフで削るのだ。 当たるから削る...それだけのことでありんす。

ガリガリガリガリッ。 かんせー。
暫くは、これで様子を見よう。

<追記>
この2ヵ所の修理から、2週間が経った。
毎日稼働しているが、今のところ問題なく良い仕事をしてくれている。

よって、現役続行!!
まだまだ働いてもらうぜー。

<さらに追記>
現在、2017年の2月12日。
毎日使っているが、あれから一度も故障していない。

4月になったら、1年経つな。
この修理方法で問題なしとして判断していいだろう。

<またまた追記>
2017年の2月25日
掃除と一緒にセパレータと小物入れを交換!
詳細はこちら
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