日教組の第66回教育研究全国集会が3日、新潟市で始まった。3日間の日程で全国から延べ約1万人の教員らが参加。文部科学省が改訂作業を進める次期学習指導要領を先取りした実践や、防災、減災教育など幅広い課題に関する約670本のリポートが発表される。
全体集会であいさつした岡島真砂樹委員長代理は東京電力福島第1原発事故を受け自主避難している子供へのいじめ問題などに触れ、「学力向上を追い求めるあまり、『個人の尊厳』や『人格の完成』といった教育で最も大切にすべきものが忘れられているように思う」と指摘した。〔共同〕