ポケモンGOしながら運転でひき逃げ 懲役3年6か月の判決

ポケモンGOしながら運転でひき逃げ 懲役3年6か月の判決
k10010891971_201702271828_201702271829.mp4
去年、福島県相馬市で、「ポケモンGO」をしながら車を運転して男性をはねて死亡させ、走り去った罪に問われた男に対し、福島地方裁判所は「衝突寸前まで男性に気付かなかった注意義務違反は著しい」などとして、懲役3年6か月の判決を言い渡しました。
福島県新地町に住んでいた解体工、山内隼人被告(38)は、去年11月、福島県相馬市で「ポケモンGO」をしながら車を運転し、市内の会社員、清水祐介さん(33)をはねて死亡させたうえ、走り去ったなどとして、過失運転致死傷とひき逃げの罪に問われました。

27日の判決で福島地方裁判所の宮田祥次裁判官は、「ポケモンGOに気を取られ、衝突寸前まで男性に気付かなかった注意義務違反は著しく、自己中心的な考えでその場から逃げた刑事責任も軽くない」として、検察の懲役5年の求刑に対し懲役3年6か月の判決を言い渡しました。

亡くなった清水さんの親族によりますと、清水さんは事故の際、一緒にいてけがをした女性と、ことし7月に結婚する予定だったということです。
判決のあと、清水さんの母親は「息子は結婚式を控え、これから幸せな生活を送るはずでした。被告のことは一生許しません」と話していました。