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球磨の森ほうふつ「かわせみ やませみ」公開

除幕して報道陣に公開された新観光列車「かわせみ やませみ」=北九州市小倉北区で2017年2月27日午後1時53分、和田大典撮影

JR九州 熊本-人吉間で3月4日から運行

 JR九州は27日、熊本県の熊本-人吉間で3月4日から運行を始める新しい観光列車「かわせみ やませみ」の車両(2両編成)を北九州市の車両工場で報道陣に公開した。内装に地元の木材などを多く使ったのが特徴。昨年4月に発生した熊本地震後に走る観光列車だけに青柳俊彦社長は「復興の象徴として走ってもらいたい」と力を込めた。

 豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手がけた水戸岡鋭治氏がデザインした。1号車の外観は沿線の球磨川をイメージした青色にし、2号車は緑色で熊本・球磨地方の森を表現した。車内のカウンターやテーブルは地元の木材協会から提供を受けたヒノキを使い、乗客が自然の香りやぬくもりも楽しめるように仕上げた。また、地元名産の本格焼酎「球磨焼酎」が味わえるバーを設け、特産品を詰め込んだ弁当も販売する。

 列車の内装や乗客のもてなしについては、昨年5月から地元住民らと話し合いを重ねて準備した。地元の魅力をアピールするようにした。

 JR九州の観光列車は11本目。列車名は沿線に生息する野鳥にちなんだ。車両は既存の気動車を約2億3000万円かけて全面改装した。定員は約70人で熊本-人吉間を1日3往復する。料金は片道3270円。【神崎修一】

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