上のツイートが結構な数リツイートされているのは、たぶんじゃなくても、RT先の漫画に共感しているのではなくて、「ヤマカンがいいねしてるのほんと草」に反応しているのだと思う。

僕はあの漫画を、「あそこまでメチャクチャに茶化してくれたらもうなんも言えねぇ」と苦笑しながらいいねを押したのだが、たぶんここにたむろするのは、「ヤマカンが自分に味方してくれていると思ってるんだ!」と、その勘違いを嗤いたいのだと思う。

いや、そこまで解釈・分析できていないような気がする。「ヤマカン」と「草」という、単語単位で脊髄反射して、「ヤマカンをバカにできる!」と、飛びついた、「動物化」された人間も結構いるだろう。
とにかく、ヤマカンをバカにできればなんでもいいのだ。

こういった、「人をバカにするアドバンテージ」を求めるという風潮は、実は古くからある。
2ちゃんでは今でもこのノリが残っているはずだ。


しかし同様に、もうとっくに古い価値観だとも言える。
震災を経て、AKBなどが「ガチ」感を売りにブレイクし始めてから、アイドル界を中心に、流れが変わった。
「しっくりくる生きかた」もそうだったが、今はどれだけみっともなくても前を見て生きる人間に共感する時代だ。

そもそも「真剣に考え、行動する人達を小バカにする」という風潮は、オウム事件の反動から生まれたものだ。
ウィンドウズ95の時代の話だ。
そりゃもう、カビていて当然だ。

またしても「ゴミクズの世代」、何もできなかった4~50代の、垂れ流した糞尿のような醜い価値観がこびりついているのだ。


僕は決して「w」という記号を使わない。そこにはそういった時代遅れのカビた心性がこびりついているからだ。
草生やして喜ぶ前に、そろそろ自分のみっともない加齢臭を嗅ぎ取った方がいいんじゃないかな?オジサンオバサン達。