まあ、この辺の話
当初はよくあるネットの厄介な人なんだろうぐらいに思って、酷いやつが居たものだぐらいで調べていたのだけど、だんだん胸が苦しくなってきた。件の人物は過去に幾つかのコミュニティにちょっかい出しては飽きたり、拒絶されていたみたいなんですよ。fj時代の揉め事もあったらしいですが、さすがにそれは調べ切れなかった。
件の人物、色々やっているけどコードも書けないし、文章に関してもお金になるレベルでは無いようなのですよ。それでもOSSになんとか関与したかったんだろうなと、90年代ぐらいからそういう層は一定数居て、初心者向けのTipsページやら翻訳程度ならと始めるのだけど、三日坊主で飽きちゃう。しかし、時代が経て機械翻訳がそれなりのクオリティになったことで、本人は認めていないが片っ端から機械翻訳の結果を使うという方法を取ったのであろう数だけはこなせるようになってしまった。その結果、本人としてはこんなにもアウトプットがあるのに日本のコミュニティが全然認めてくれない!と今回の騒動になったのだろう。
英語のMLでほとんど日本人同士とはいえ、やりとりしているし英語ができるじゃないかと思ったら、件の人の書く英語はよく読むと無茶苦茶なんですよね。私も英語は相当できない方なので、どうしても英文を書く必要が有るときは機械翻訳を使うけど、出てきた英文を自分で改めて読んで合ってるかなと見直してから使っている。しかし件の人物の英文は明らかにおかしい、中学生で習うレベルの英語からみてもおかしい。それを訂正もせずに使っているだけみたい。
過去の騒動も含めて本人の能力に原因を求めざるを得ないものばかりで、同情できないのだけど、Wikipediaのやたらと赤裸々な自己紹介やCodezineの略歴を見ていたら他人事とは思えなくなってきた。私もこの業界で俸給をなんとか得られているが、実は英語もコードもサッパリである。ご覧の通り、日本語も怪しい。年齢も結構近い。私にも増田にこうしてポストする程度の承認欲求はあるし、件の人物のような行動に出るかはほんの僅かの差でしかなかったんじゃないかと。