戦車を送る
日常生活で戦車を見ることは普通ない。
戦争をしている国、内戦状態にある地域でなければ…。日本だったら自衛隊の訓練を見学に行けば見られるのかもしれない。みなさんは行ったことがあるのだろうか。私は兵器の趣味がないし、戦車については全く知識も興味もない。
みんなホッとしたでしょ、私が「戦車萌え~」なんて言わなくて。
戦車は威圧的で地響きがして、時代錯誤的な匂いがする。できれば見ないですませたい代物だ。
ところがそんなわけにはいかないのだ。ヨーロッパの報道ではよくお目にかかる。TVや新聞などの写真で。あの大きな代物を運んでいかなければならないのだから。
ほら、象やキリンを運ぶのを想像してみて。大きなトラックや貨車や船が必要でしょう。目立たずに移動させることは不可能だ。
戦車もこっそり内緒で、というわけにはいかない。ヨーロッパでは国から国へ長距離を移動するわけで、鉄道関係者はもちろん、線路の近隣い住む人にだってすぐにわかることだ。
イギリスから大陸へは英仏海峡のトンネルを使う。
下に写真を貼り付けたが、ドイツの報道記事を補足も加え、簡単に紹介する。
Bundeswehr verlegt Panzer nach Litauen - SPIEGEL ONLINE
(戦車の名称などよくわからないので、ウィキペディアのまま)
先週2月21日付の「シュピーゲル」の記事によると、
ドイツ軍の戦車、”マルダー歩兵戦闘車”20台(マルダー歩兵戦闘車 - Wikipedia)と
6台の”レオパルト2”(レオパルト2 - Wikipedia)をリトアニアに進駐させる。
これはNATO(北大西洋条約機構)が昨年決定した作戦の一環で、冷戦終結以来、最大規模になるという。
2014年のロシアによるクリミア半島編入以降、ウクライナでの戦闘が収束せず、NATOとロシアの関係は最悪。緊張緩和の努力も報いられなかった。そればかりか、NATOや同盟国政府機関、ウクライナ政府などがサイバー攻撃にあい、ロシア発の偽情報に脅威を感じているとのこと。
NATOがいう「東の脇腹」すなわち、バルト三国(ラドビア、リトアニア、エストニア)それとポーランド、この4か国に一つずつの大隊を置くのだという。こうした国々は、ロシアの軍事的圧力に警戒心を募らせている。人員は合わせて4千人規模と言われている。
「新しい冷戦状態に突入」(メドベージェフ首相のことば)のなか、ドイツはロシア国境から100kmの場所に戦車などを配備し、450人の兵士を送る、と記事。(写真3枚)
この作戦にはオランダ、ベルギー、ノルウェー、ルクセンブルグの兵士たちも参加するそうだ。
(*間違っているところがあったら教えてください)
*おことわり
↓下の画像が出ないというコメを頂いたのですが、私や家族のPCでは問題なくでるのです。様子をお知らせください。
ぷうちゃん&とらちゃんの蜜月は終わり?
日経の記事によると、あんなにトランプ様様だったロシアでは、もうその名前は聞かれなくなったという。トランプ大統領がフリン大統領補佐官を解雇したこと、また、ウクライナにクリミアを返還するようロシアに望むと発言したことがきっかけらしい。
写真の男性、ニュースキャスターのドミトリー・キセリョフ氏は、ロシアのプロパガンダを広報し、ヘイトスピーチなどで幾度も名前があがっている人だが、自身の看板番組でも全くトランプの名前を出さなくなったという。
キセリョフ氏は以前、「アメリカを放射能の灰にしてしまえる」発言をした人物だ。
戦車のある風景
ちょっと古い写真を引っ張り出してきた。
これは1977年の夏、現在のチェコ共和国の首都プラハに滞在していたときのもの。
広場に飾ってある戦車の横で、星形に花を植える人たち。
戦車は時々散歩もしていた。夕刻遠くから恐ろしい音が聞こえ、チェコ人の友人に「あれは何」と聞くと、「戦車が散歩してるのさ」とあっさり。
毎日ではないようだが、本当にびっくりした。
おまけ
怖い話のあとは笑いが必要なので、いつものように
Only In RussiaさんのTwitterから。
ロシアの真実その3
①エルティシ川が凍ると・・・
エルティシ川はオビ川の主要な支流のひとつ。長さは4,248km。(ウィキペディア)
②ロシア式入浴 工事現場にて
③ごくフツーの道路風景
④いつでも新鮮な魚が食べられます
⑤これが正しいロシア式自撮り(=セルフィー)
*まだお読みでなかったらこちら
ロシアの真実 第一弾