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 日本将棋連盟(佐藤康光会長)の臨時総会が27日、東京都渋谷区の将棋会館などで行われ、青野照市専務理事(64)ら3人の理事の解任が決まった。将棋ソフトによる不正の疑いが晴れた三浦弘行九段(43)を出場停止処分にした一連の対応を問題視した一部の棋士が、理事5人の辞任を要求していた。

 連盟は公益社団法人。この日、将棋会館には、会員である棋士、女流棋士が集まった。5人の信任をそれぞれ問う形で投票を行った結果、青野専務理事、中川大輔常務理事(48)、片上大輔常務理事(35)の解任が決まった。出席者は、委任状を出した64人を含めて216人だった。

 この問題を巡っては、今月6日、会長の谷川浩司九段(54)と常務理事の島朗(しまあきら)九段(54)が辞任している。