二月二十六日の日曜日は、ちょっと観ておきたい催し物が上野方面で開催されていたので、午後からウォーキングがてらブラブラと出かけておりました。『国立西洋美術館』でも、二月二十八日から新しい企画展が始まる模様、『上野恩賜公園』はいつ訪れても退屈知らずですね(笑)。
で、この日は二月にもかかわらずポカポカ日和、噴水の周りはたくさんの人で賑わっておりました。木陰でお弁当を広げている人もチラホラ、もう春が訪れたかのような光景です。……お弁当といえば、そろそろ午後二時近く、お腹も空いてきましたね(汗)。そこで、昼食を摂ろうといったん谷中方面まで足を伸ばすことにしましたが、しばらく中華が続いていたので和食など……。
あっ、ちょうどいいタイミングでお蕎麦屋さんを発見、屋号は『そば処 慶喜』だそうです。そういえばここからすぐのところに徳川慶喜のお墓がありましたっけ……。
住所は台東区谷中六丁目三番地八号、いちおういつもの地図も貼っておきますね!!!
では、店頭に貼られているお品書きをチェック、『なべ焼うどん』九百五十円が気になるところ……。これはおそらく冬季限定の季節メニューだと思うので、今のうちに食べておかないと、何となく後悔しそうですね(笑)!!!
さっそく店内に入ってみると、カウンター席とテーブル席を合わせて十三席ほどのこじんまりとした感じで、ほぼ満席でした。でも、ちょうどお食事を終えた方がいたのですぐに座れてラッキー(嬉)。で、開口一番『なべ焼うどん』を注文しました。改めて卓上のメニュー表を見ると、案の定『なべ焼うどん』は「季節品」ですね……。
そして、待つこと十分足らずでコチラが配膳されてきました!!!
鍋は直接火にかけているようで、麺つゆがグラグラと煮え立っております。具は大ぶりの海老天・椎茸・筍・お麩・ほうれん草・卵焼・蒲鉾・平たく切られた長葱、その上には生卵が落とされています。
ここに、別皿で供された刻み葱を載せて、いただきましょう……。
うーん、かなりの熱さで湯気がなかなか切れません。
まずは小さな器に移して、冷ましながらうどんを……おっ、ちょっと甘めのお醤油味が搦んで、うどんはツルツルモッチモチで柔らかめ、とても懐かしいなべ焼うどんの味ですね。筍と椎茸は甘めに煮てあり、これもなべ焼にピッタリの味付けで美味。麺つゆを吸った熱々のお麩もたまりません!!!
そして、半分ほど平らげたところで生卵の黄身を崩し溶き、うどんに搦めます。すると、また違った美味しさのうどんが堪能できますね。最後に、衣に充分に麺つゆが沁みた海老天で〆ましょう。衣の柔らかな食感とプリプリの歯応え、やっぱりどうしてもイチバンの好物を取っておいてしまいます。本当は、日本酒を飲みながらなべ焼の具をつまみに……というのが通なのでしょうが、残念ながら日曜日は休肝日なのでやめておきました(汗)。
それでは、お腹も落ち着いたところで、目的の催し物を鑑賞しに『上野恩賜公園』まで戻りましょう。実は、本日の目的は『上野東照宮』の『ぼたん苑』の冬牡丹鑑賞の最終日が二月二十六日だったもので、慌てて出かけた次第でした……。
でも、ちょっと多量に写真を撮ってしまったので、『ぼたん苑』の中の様子は後日整理してからアップしようと思います(大汗)……。